くすのきくん: 今回は、富田林市議会の定例会の主な流れを説明するよ。
まず議会を開く1週間前に市長が「招集(しょうしゅう)の通知」をします。
つつじさん: 「招集」っていうのは?
くすのきくん: 「この日に富田林の議場に集まってください」って議員に求めるんだ。3時間目で勉強したとおり、議員の半数が出席しないと議会は開くことができないんだよ。
つつじさん: 話し合いをする人たちが半数いないと会議にならないもんね。
くすのきくん: 同時にその議会で話し合われる議案書(ぎあんしょ)も配られて、議員は事前に下調べをして開会に備えるんだ。
つつじさん: ちゃんと予習をしておくってわけね。
くすのきくん: そういうこと。つつじちゃんも学校の勉強で予習をするでしょ?
つつじさん: えーっと…、えへへ。 それから1週間後にいよいよ議会が開かれるのね。1日目はどんなことをするの?
くすのきくん: 最初に議長が開会を告げて、定例会が始まるよ。議会は決められた一定の活動期間中に本会議や委員会を開いて審査などをするので、1日目にその活動期間(会期(かいき))を決めるんだ。
つつじさん: うん。期間を決めて活動するっていうのは3時間目で勉強したわ。
くすのきくん: 1日目の主な内容は、「議案上程(ぎあんじょうてい)」が行われるんだ。これは議案を本会議で提案することで、提出議案の内容と理由について市長や部長から説明を受けるんだ。
つじさん: 2日目は?
くすのきくん: 2日目と3日目には「一般質問(いっぱんしつもん)」というのが行われるんだ。これは、議員が富田林の市政全般(しせいぜんぱん)にわたって、「こんな問題が全国で起こっていますが、富田林ではどのような対応を取っていますか」とか「富田林の行政(ぎょうせい)でここが問題点ですけど、どのように考えていますか」など事業の状況や市の考え方などについて質問をします。
つつじさん: じゃ、議員さんはいつでも富田林市の情報にアンテナを張っていなきゃいけないね。
くすのきくん: そういうこと。いつでも行政が適切に執行されているかチェックしているんだよ。
次回は4日目からの説明をするね。