第36回平和を考える戦争展!
富田林市では、毎年、戦争や核兵器のない平和な未来を願い、すばるホールにおきまして「平和を考える戦争展」を開催しています。
今年も8月7日(金曜日)から9日(日曜日)までの3日間で開催しました。
コロナ禍の中、多くの方のご来場ありがとうございました。
News
3階展示室にて展示をしておりました「市内小学生が平和を願って折った「折り鶴」」は、広島平和記念公園内の「原爆の子の像」へ捧げます。
3階展示室
企画展1「戦後七十五年 まちの記録・人の記憶」
時代の移り変わりとともに、人々の中から薄れゆく戦争の記憶とその事実。戦後75年を迎える今、もう一度原点に立ち戻り、戦争がもたらした広島・長崎・大阪の“まちの記録”と“人の記録”を辿り、改めて戦争の悲惨さ・命の尊さを考えます。
遺骨の眠る似島
広島原爆投下直後に検疫所が野戦病院となり、約1万人とも言われる被災者が搬送された広島の沖合にある小さな島「似島」を取り上げ、原爆投下前後での役割の変化や実情、戦後も遺骨の発掘がされている実相を紹介します。
サダコの折り鶴
2歳の時に被爆し、10年後突然の白血病で倒れ、12歳の若さで亡くなった佐々木禎子さん。生前生きたいと願い折り鶴を折り続けた物語を通して、原爆の恐ろしさ・悲惨さを伝えます。
長崎原爆
原爆による唯一の被爆国という立場から、原爆被害を伝えるべく、長崎原爆資料館所蔵の写真パネルや実際に被爆した現物資料を中心に展示します。
15年戦争・大阪大空襲とバス住宅
満州事変から終戦までを中心に、日本が戦争へと歩んだ道のりと当時の世界情勢について解説します。
また、戦争末期に大型爆撃機B29による連日の爆撃で焼け野原となった大阪の様子と、大阪大空襲の際に空襲で焼け出された住民のために廃車バスを活用して作られた「バス住宅」の実相を伝えます。
戦時下の富田林、市民の遺品・戦時品
市民のみなさんから寄せられた戦時品や遺品の展示と戦時中に多くの学童疎開を受け入れていた戦時下の富田林の様子を見ていきます。
企画展2「生きて、繋いで、被爆三世の家族写真」
自身も被爆三世である堂畝紘子さんが撮影した被爆家族の写真を通じて、被爆二世・三世までの命のつながりや平和の大切さを伝えます。
堂畝さんご本人がご来場いただきました☆彡
その他の展示
- 市内小学生が平和を願って折った「折り鶴」
- みんなで作るピースメッセージキャンパス
4階銀河の間
平和記念講演会 8日(土曜日)14時~
戦後75年。戦争を知らない人が大半占めるようになった今、戦争の悲惨さや恐怖を語り継ぎ、命の尊さを考えてもらうために、市内在住の戦争体験者による講演会を実施します。
命からがらに逃げた空襲の経験や当時の暮らしぶりなど、貴重な戦争体験談をお話しいただきます。
【戦争体験者】
- 櫻井 義夫さん 「子どもから見た戦時下の富田林」
- 髙田 潤一さん 「戦争が生活にもたらしたもの~京都 舞鶴での体験~」
- 楠山 精彦さん 「永遠に忘れ得ぬ空爆と焼滅した市街地での実体験」
- 植村 哲 さん 「戦中戦後の暮らしと食糧事情」
銀河の間 イベントスケジュール
8日(土曜日)
10時30分~
映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(アニメ)
14時00分~
平和記念講演会 市内在住の戦争体験者により戦争体験談
9日(日曜日)
10時10分~
平和ビデオ上映会「消えさらぬ傷あと 火の海・大阪」
11時00分~
人形劇(人形劇団Zooっと)「どうぞのいす」「てんぐのはうちわ」
13時00分~
マジッククラブ スマイルによるマジックショー
14時00分~
スバルファイブ ヒーローショー&ビンゴ大会
15時00分~
映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(アニメ)
新型コロナウイルス感染症予防対策について
戦争展の実施にあたっては、充分に感染症予防策を講じた上、国が示す新しい生活様式の実践例や感染拡大防止ガイドラインに注意しながら開催いたします。
入場者の制限
「3密」を避けるため、入場制限を行う場合があります。
入場者名簿の記載のお願い
感染者が発生した場合に、感染者と接触した可能性を特定するため、来場時にお名前(ご家族やグループでご来場の時は代表の方お一人)・連絡先・人数の記載をお願いします。
なお、個人情報につきましては、必要のある場合のみ使用いたします。
咳エチケット等にご協力ください
会場内ではマスクの着用など咳エチケットにご協力ください
また、体調がすぐれない場合は、ご来場をご遠慮ください。
その他
室内のドアを定期的に開け換気します
展示品やショーケース、机・椅子等の備品など人が触れる可能性がある場所の定期的な消毒を行います。
運営側の取り組みとして、スタッフのマスク着用、手洗い、手指消毒、うがいの励行、当日の検温と健康チェックを実施します。
上記以外にも、会場にて改めて対応をお願いする場合があります。
来場者のみなさまには、ご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご協力のほど、お願い申し上げます。