第39回平和を考える戦争展にご来場いただき、ありがとうございました!
本市では毎年、戦争や核兵器のない平和な未来を願い「平和を考える戦争展」を開催しています。
今年は、8月11日(祝)から13日(日曜日)までの日程で開催をいたしました。
ご来場をいただいた皆さま、誠にありがとうございました!!
概要
- 日程 令和5年8月11日(祝日)〜13日(日曜日)
- 場所 富田林市市民会館(レインボーホール)
日程 | 中ホール | 大会議室 |
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8月11日(祝日) |
9時00分〜17時00分
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8月12日(土曜日) |
10時15分〜16時00分
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8月13日(日曜日) |
※詳しくは、下記、及びチラシをご覧ください。
中ホール
平和を考える戦争展
企画展示
中国残留邦人の歴史と今も残る影響〜知ってください帰国者のこと〜
「中国残留邦人」とは戦前に中国大陸に渡り、現地で終戦を迎え、戦後の混乱の中でさまざまな理由から家族と別れて中国に残って暮らすこととなった方々を言います。長年筆舌に尽くしがたい日々を過ごしましたが、その後日中両国の働きかけもあり、帰国ができるようになりました。しかし、日本に戻った後も、言葉の習得に苦労し、就労も思うようにいかなかったことが多々あったように「中国残留邦人」の困難は「帰国してから」とも言われています。このような「中国残留邦人」の歩みや苦難をパネル・映像で紹介します。
なぜ戦争が起こるのか〜SDGsの視点から考える〜
日本は、戦後 78年もの間、戦争を経験していません。しかし、世界の各地では今もさまざまな事由から、戦争が続いています。鉱物資源の利益の奪い合いに伴う紛争の問題や、子どもが戦争・紛争に徴用されている状況、戦争によって発生する自然界や人間の生活への損害といった、戦争が引き起こすさまざまな影響についてSDGsの視点から見つめ、今後平和な世界に向けて私たちに何が出来るのか考えます。
定例展示
大阪大空襲・戦時下の富田林
戦時下の大阪における空襲、そして本市における暮らしぶりや戦跡を現物やパネルを通して紹介し、戦争の悲惨さや、生命・平和の尊さを伝えます。富田林の15年戦争年表や、市民の皆さまからお借りした戦時下の生活用品や遺品などの現物を、当時の背景を鮮明に感じられるように解説付きで展示します。
ヒロシマ・ナガサキ
原爆による被爆現物資料には、その威力の恐ろしさや、平和の尊さを無言で訴えかける力があります。長崎原爆資料館様より被災資料をお借りし、原爆被害の実相、そして現在の世界の核兵器の保有状況などについて、写真や図表、模型などを用いて分かりやすく展示します。
いまこそ平和を考えよう〜ウクライナのために私たちができること〜
G7広島サミットで訪日したウクライナ・ゼレンスキー大統領と各国首脳が原爆資料館を訪れ、訪問帳に記載された内容や、ウクライナ情勢に関する解説パネルなどを展示し、「いまこそ平和を考える」と題し、私たちができることを考える展示とします。また、ウクライナ支援に関する市の取組について紹介します。
小・中学生作品展示
非核平和ポスター展〜市内小学生が描きました〜
市内小学生の児童が描いた、核兵器や戦争の恐ろしさ、平和の尊さを訴えるポスターを展示します。
市被ばく体験絵本事業の紹介〜市内中学生が描きました〜
本市在住の被爆された方々の思いを受け継ぎ、後世に語り継ぐことを目的に、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを中学生が聞き取り、その光景を1冊の絵本として描く「市被ばく体験絵本事業」について紹介します。
ワークショップ・参加型コーナー
折り鶴コーナー〜広島に平和への願いを届けよう〜
平和への願いを込めた折り鶴を折るコーナーです。折り鶴は平和の願いとともに、翌年の広島平和記念式典に、富田林市民の代表(親子)により届けられます。
メッセージキャンバス
メッセージキャンパスに、来場者の皆さんの平和への願いを書くことで、皆さんの思いがこもった一つの作品を作ります。メッセージキャンバスは、翌年の戦争展の子ども企画「ピースアクセサリーづくり」に活用します。
ピースアクセサリーづくり
昨年の戦争展で来場者の皆さんにより作られた「メッセージキャンバス」をアップサイクルし、平和への願いが込められたピースアクセサリーを作ります。
戦争を考えるクイズラリー
会場全体を使用し、お子さま向けの「戦争を考えるクイズラリー」を開催します。クイズに参加して景品をプレゼントします(数には限りがあります)。
大会議室
スケジュール
日程 | 時間 | 内容 |
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8月12日 (土曜日) |
10時15分〜10時35分 | ヒーローショー(超新星☆スバルファイブ) |
10時35分〜10時55分 | マジックショー(マジッククラブ スマイル) | |
11時00分〜12時50分 | 映画上映「SING シング」 | |
14時00分〜16時00分 |
平和記念講演会「中国残留邦人等の体験と労苦を伝える戦後世代の語り部」 |
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8月13日 (日曜日) |
10時15分〜11時00分 | 人形劇(人形劇団 Zooっと) |
11時15分〜13時05分 |
映画上映「SING シング ネクストステージ」 |
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14時00分〜16時00分 |
平和記念講演会「現代の紛争と、解決に導くために私たちが出来ること」 |
平和記念講演会
戦後78年。戦争を知らない人が大半を占めるようになった今、戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さを考えてもらうため、今年は企画展示にちなんだ講演を、講師をお招きして実施します。
〜中国残留邦人等の体験と労苦を伝える戦後世代の語り部〜
8月12日(土曜日)午後2時~4時
1「戦争はどのように人の人生を変えるのかー中国残留邦人山﨑幹子の経験からー」
講師 山崎 哲さん
敗戦時15歳だった少女は生きるために中国人家庭に入りました。その後別れた家族と会うことは二度とありませんでした。38年後家族とともに帰国。孫である語り部が祖母の残留婦人としての人生に辿り着いたのは成人してからでした。それは初めて知る家族の歴史でもありました。祖母の体験がその家族にもたらしたものは?
2「ある中国残留邦人とその家族について」
講師 神山 英子さん
1945年の敗戦時、8歳だった女の子は親を亡くし兄弟姉妹もばらばらとなって中国残留孤児となりました。40年たってやっと帰国した日本は新たな苦労の始まりでした。支援者としてこの女性に出会った語り部が、彼女とその家族の半生に寄り添いながら見聞きしてきたことをお伝えします。
←実際の聞き取りの様子
※手話通訳および要約筆記も実施します。
現代の紛争と、解決に導くために私たちが出来ること
8月13日(日曜日)午後2時~4時
講師 西谷 文和さん(フリージャーナリスト)
1960年京都市生まれ。立命館大学中退、大阪市立大学経済学部卒業。吹田市役所勤務を経て、2004年末からフリージャーナリスト。主にイラク、アフガニスタン、シリア、南スーダンなど中東・アフリカ地域を取材し、テレビや新聞で現地情報を伝えている。今年2月にタリバン後のアフガニスタンを取材。14年3月にウクライナのマイダン革命を取材。テレビ朝日系列「報道ステーション」、朝日放送「キャスト」、ラジオ関西「ばんばんのラジオでショー」など出演多数。2019年5月から「路上のラジオ」をネット配信。著書に「自公の罪、維新の毒」「戦争はウソから始まる」(日本機関紙出版センター)「テロとの戦いを疑え〜紛争地からの最新情報」「西谷流地球の歩き方 上・下」(かもがわ出版)などがある。
※手話通訳および要約筆記も実施します。
夏休み子どもイベント
家族と一緒に楽しめる「夏休み子どもイベント」を開催しますので、ぜひ遊びにお越しください。
ヒーローショー
富田林市を中心に地球を守る!「超新星☆スバルファイブ」によるヒーローショー
マジックショー
目の前で起こる不思議な現象にビックリ!「マジッククラブスマイル」によるマジックショー
人形劇
「人形劇団Zooっと」による「おむすびころりん」「おしょうさんとこぼうず」の人形劇
映画上映
動物たちが暮らす世界を舞台に起こる物語を、お馴染みのヒットソングに乗せて描く、みんなで楽しめるミュージカルCGアニメ映画「SING シング」「SING シング ネクストステージ」