公共交通を乗って守ろう!~公共交通のメリットを知って利用しよう~
市内には、電車や路線バス、タクシーなどの公共交通機関が運行しています。通勤・通学や買い物などで利用する私たちにとって、日々の生活に欠かせない交通手段です。しかし、これらの公共交通、特に路線バスが「走っているのは当たり前」という状況ではなくなってきています。
人口減少や自動車の普及に伴い、路線バスの利用が減少しています。利用者の減少により、バス路線の一部が廃止するなど、利用者へのサービスの低下が引き起こされています。この状態が続くと、さらにバス路線がなくなる可能性があります。
公共交通を維持するためには、私たちで公共交通を支えていくことが大切です。公共交通のメリットを知って、公共交通に乗ってみませんか。
公共交通を利用するとこんなメリットがあります!
将来の公共交通を守る一員になれます。
公共交通の衰退により、一番困るのは、自家用車や運転免許を持っていない子どもや高齢者などであり、おでかけしたい時にどこにも行けない状態になるかもしれません。また、現在、クルマを利用している人は、いずれ免許を返納しようと思ってもいつまでも返納できないことも考えられます。私たち一人一人が将来の自分、さらに次の世代を考えて、日頃から公共交通を利用することで、将来の交通手段を守っていきませんか。
公共交通は環境にやさしい乗り物です。
一度に多くの人が乗車できる公共交通は、クルマよりも二酸化炭素の排出量が少ないことが国土交通省の調査で明らかとなっています。公共交通を利用することで、環境への配慮の第一歩になります。
公共交通は健康的な乗り物です。
健康寿命を延ばすためには、運動が大切です。毎日少しずつでも運動するだけで、健康につながります。公共交通を利用すると駅やバス停まで歩いたり、乗り換え時に階段を昇り降りしたりするなど、自然と歩数が増えます。普段クルマを利用していて運動不足と感じる方は、まずはよく行く場所への交通手段を公共交通に変えてみてはいかがでしょうか。
- 日常生活における歩数の現状と歩数の増加に向けた目標
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現状 (平成22年国民健康・ 栄養調査) |
目標 (平成34年度) |
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20歳~64歳男性 |
7,841歩 |
9,000歩 |
20歳~64歳女性 |
6,883歩 |
8,500歩 |
65歳以上男性 |
5,628歩 |
7,000歩 |
65歳以上女性 |
4,585歩 |
6,000歩 |
【出典:厚生労働省 健康日本21(第二次)の推進に関する参考資料】
公共交通の利用は家計にやさしい。
クルマを維持するためには、車両の購入費用の他に、ガソリン代や車検、保険料など様々な費用がかかります。一方で、公共交通は必要な費用は主に運賃のみの経済的にやさしい乗り物です。
交通事故の加害者にはなりません。
クルマの運転中に交通事故が起きた時、その運転手は加害者になる場合があります。一方で、公共交通は交通事業者の運転手が運転しているため、交通事故の加害者になることはありません。
終わりに
このように公共交通には多くのメリットがあります。たまには路線バスなどの公共交通で買い物に出かけてみるなど、公共交通を上手に利用して、私たちで支え守っていきましょう。