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寺内町全域が重要伝統的建造物群保存地区に追加選定されました

印刷用ページを表示する掲載日:2018年9月27日更新
<外部リンク>

文化財名  

富田林市富田林伝統的建造物群保存地区 

所在地

大阪府富田林市富田林町及び本町の各一部

面積  

約12.9ヘクタール(内 拡大 約1.9ヘクタール)

選定基準  

(一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの

説明

富田林市は、大阪府の南東部、南河内地域に位置し、市域中央には石川が流れています。富田林は、永禄年間の初めに真宗興正派興正寺別院を核とする寺内町が、石川左岸の河岸段丘上に建設されたことが始まりと言われています。江戸時代には多様な職種が集まる在郷町として栄え、江戸後期には木綿商や酒造業が発達して近江や紀伊、江戸等に販路を広げました。明治以降も郡役所や町役場が置かれるなど南河内の中核でしたが、昭和期の市街地拡大に伴い周辺駅の付近に商業施設や公共施設が移ると、住宅地としての性格を強めて今日に至っています。

富田林市富田林伝統的建造物群保存地区は、平成9年10月に旧寺内町のうち西側の一部を除く約11.0ヘクタールがすでに重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。今回追加選定されるのは、既選定保存地区の西側に続く約1.9ヘクタールの範囲です。富田林市では平成25年8月にこの範囲内の都市計画道路が廃止になったことに伴い、既選定保存地区と拡大予定地区の調査を実施しました。平成30年3月に調査結果をふまえて伝統的建造物群保存地区として地区決定を行ったことにより、重要伝統的建造物群保存地区は東西約470メートル、南北約400メートル、面積約12.9ヘクタールとなり、旧寺内町の全域を含むこととなりました。

追加選定後の保存地区は、寺内町の骨格を引き継ぐとされる東西7町・南北6筋の町割り全体を良好に残し、周囲には地形の特徴を伝える土居跡や石垣を見せています。規則的に区画された街区には背割水路が随所に残り、寺内町の成立と発展を伝える興正寺別院(本堂ほか5棟が平成26年に重要文化財指定)、妙慶寺、浄谷寺の3寺院が江戸時代の寺観を表しています。また江戸時代前期の建築と見られる旧杉山家住宅(主屋が昭和58年に重要文化財指定)をはじめとする重厚な商家から昭和中期の町家主屋や長屋まで、様々な伝統的な家屋が軒を連ね、時代の特徴を示す近代の建築等が所々で町並み景観に変化を与えています。

以上のように富田林市富田林伝統的建造物群保存地区は、中世末期に形成された寺内町の骨格を引き継ぎながら、江戸時代には在郷町として、近代には南河内の中核都市として発展した歴史的市街地です。重厚な造りの商家をはじめ、江戸時代から昭和中期までの各時代の特徴を成す町家や寺院等が一体となり、寺内町を起源とする特色ある歴史的風致を良好に伝えています。また都市計画道路の廃止に伴い、旧寺内町全域が保存地区になったことから、選定基準(一)伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なものとして、平成30年8月17日付けで追加選定されました。

追加選定区域の町並み(富田林市教育委員会提供)

追加選定区域の町並み

既選定保存地区の町並み(富田林市教育委員会提供)

既選定保存地区の町並み

富田林市富田林伝統的建造物群保存地区の範囲

 

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