消防の任務は、予防・警防などあらゆる方法を用いて、国民の生命、身体及び財産を火災から守るとともに、様々な災害に対して事前に対処し、ひとたび災害が発生すれば被害の拡大防止を図るほか、災害や病気による傷病者を適切に医療機関へ搬送することです。
近年、激甚化・大規模化する自然災害等に迅速、的確に対応するため、より高度で専門的な消防救急活動が必要となるなど、さらなる消防力の強化が求められています。
本市は、これまでも近隣自治体と連携し、広域的な消防体制の充実強化を図ってきました。
〇 太子町・河南町・千早赤阪村との経過
年 月 |
内 容 |
昭和49年4月 |
太子町及び千早赤阪村の救急業務を受託し救急委託業務を開始 |
平成12年4月 |
太子町及び千早赤阪村の消防事務を受託し消防事務委託業務を開始 |
平成26年10月 |
河南町の消防事務を受託し消防事務委託業務を開始 |
本市は、消防体制のさらなる強化と住民サービスの向上を図るため、3消防本部(柏原羽曳野藤井寺消防組合、富田林市、河内長野市)の消防広域化を目指して柏原市・羽曳野市・藤井寺市・河内長野市・太子町・河南町・千早赤阪村及び柏原羽曳野藤井寺消防組合とともに「大阪南消防広域化協議会」を設立しました。
将来にわたり地域住民の皆さまの安全安心をより一層確保できるよう、強固な消防体制を確立するために協議を進めていきます。
本市を含む「大阪南消防広域化協議会」の構成8市町村は、5月12日に協議会を設立するなど、広域化に対する高い気運が認められることから、「市町村の消防の広域化に関する基本指針(平成18年消防庁告示第33号)」により、次のとおり大阪府知事から「消防広域化重点地域」に指定されました。
富田林市、河内長野市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千早赤阪村
令和4年7月11日
消防広域化に伴い必要となる消防防災施設等の整備費用や臨時経費に係る国の財政措置が重点的に受けられるとともに、国及び大阪府から、消防広域化に関する情報提供や様々な指導・助言など、広域化が着実に進むよう積極的な支援が受けられます。