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さまざまな人権問題~持っていませんか?「思い込み」や「決めつけ」を~

印刷用ページを表示する掲載日:2018年3月5日更新
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みんなで考えてみよう!

お茶くみは女性の仕事」「女の画像

上のイラストを見て、何かおかしいと感じませんか。

「お茶くみは女性の仕事」「女性だから当たり前だ」と思い込んだり、決めつけたりしていませんか。

社会の中では、今でもまだ根強く「男は仕事、女は家庭」というような性別による固定的な役割分担意識が見受けられます。

私たちは普段から知らず知らずのうちに、勝手な「思い込み」や「決めつけ」などの固定観念や、誤った認識や偏見を持ってしまうことで、さまざまな人権に関する問題が起きています。

女性の人権問題

女性というだけで家事やお茶くみをさせられたり、性別で役割分担を決めつけられることはあってはなりません。

また、性的な嫌がらせ(セクシュアル・ハラスメント)や配偶者・パートナーからの暴力、いわゆるDV(ドメスティック・バイオレンス)なども女性の人権に関する重大な問題の一つです。

子どもの人権問題

子どもの権利条約にあるように、子どもも大人と同様に基本的人権が保障されていますが、いじめや児童虐待、児童買春、親の育児放棄による乳幼児の衰弱死など子どもを取り巻く環境は深刻な状況にあります。

障がい者の人権問題

障がいのある人が、施設整備が不十分であるなどの理由で活動を制限され、社会への参加がしにくくなっています。

また、障がいのある人に対する理解が不十分で、車椅子の人や盲導犬を同伴した人が入店を拒否されたり、アパートへの入居を拒否されるなどの問題も起きています。

同和問題

同和問題は、日本社会の歴史的過程で形づけられた身分差別による日本固有の人権問題です。誤った理解から偏見や差別意識が生じて差別発言や差別落書き等の問題が起きています。また、結婚を妨げられたり、就職で不公平に扱われたりする事案もあとを絶ちません。

外国人の人権問題

特定の人種や民族・宗教などの少数者に対する差別的言動(ヘイトスピーチ)や、外国人であることを理由に就職で不当な扱いを受けたり、お店やマンション、アパートへの入店・入居を拒否されたりするなどの問題が起きています。

LGBTなど性的マイノリティの人権問題

同性愛者や性的指向に関する少数派(マイノリティ)の人々への社会的な動きや理解が広まってきていますが、いまだに根強い偏見があり、理解のない人々から誹謗中傷を受けるなどの人権問題が発生しています。

その他の人権問題

ヒト免疫不全ウィルス(HIV)感染者やハンセン病回復者への人権侵害、インターネットによる人権侵害、震災問題、パワハラ、マタハラ問題などがあります。

「思い込み」や「決めつけ」はどこから?

人権に関する問題は私たちの身近なところに存在しています。例えば、ある調査によると、LGBTを自認する人は13人に1人といわれており、これは左利きやAB型の人とほぼ同じ割合です。しかし、多くの人は「自分の周りにはLGBTはいない」など「自分には関係ないこと」と思ってはいないでしょうか。

私たちは、あるものに対して一度「思い込み」や「決めつけ」を持ってしまうと、どうしてもそのイメージ通りに近づけようとし、なおかつそれを正当化してしまいがちです。

つまり、インターネット上の根拠のない情報や人からのうわさ話であったり、自分が直接体験して感じたことであったとしても、その感覚や印象を普遍化してしまうと偏った見方に陥ってしまいます。まずは、自分の考えや感覚が「思い込み」や「決めつけ」ではないか、一歩踏み下がって客観的に捉えることが重要です。

違いを認め、思いやりを持つ心を

人権とは、誰もが生まれながらに持っている、人間が人間らしく生きていくための権利です。また、私たちは性別や国籍、髪や肌の色、生まれ育った環境や文化的背景も異なり、考え方や趣味・趣向などもさまざまで、個性を持った一人の個人として尊厳されるべき存在です。

自分だけでなく他者にも権利があるように、相手の立場に立って考えることが必要で、そのような視点を持つことで相手の気持ちや思いを理解することができるのではないでしょうか。

皆さんもこの機会に人権について考え、家族や友人などと話し合ってみましょう。

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