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いないのではなく、言えない・見えていない~性的マイノリティについて考える~

印刷用ページを表示する掲載日:2019年4月16日更新
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最近、テレビやインターネットで性的マイノリティ(少数者)に関するニュースを見聞きする機会が増えてきました。

2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、オリンピック憲章では社会的少数者への権利尊重や支援が掲げられていることから性的マイノリティについて考えてみます。

性の多様性

人は出生時に自分の意思に関係なく、身体的特徴などから男女どちらかの性別に決められます。

しかし、性のあり方は多様で、成長段階で心の性と体の性に違和感を覚える人も多くいます。例えば、生まれたときの身体的な特徴などによる性を「体の性(生物学的な性)」、自分が認識している性を「心の性(性自認)」、恋愛・性愛となる性を「好きになる性(性的指向)」、自分の髪形や格好などを表す性を「表現する性(性表現」としてさまざまな性のあり方が存在します。この組み合わせに「決まり」はなく、また、「変わる」こともあるのです。しかし、「体の性と心の性、表現する性が一致し(例:男性・女性であることに違和感を感じない人)、好きになる性が体の性と心の性、表現する性(例:男性が女性を好きになる人)と異なる」人を典型的な組み合わせであると決めつけ、この組み合わせと異なる人をLgbtに代表される性的マイノリティ(少数者)と呼んでいます。

LGBTとは

  • Lesbian(レズビアン)…女性を恋愛や性愛の対象とする女性
  • Gay(ゲイ)…男性を恋愛や性愛の対象とする男性
  • Bisexual(バイセクシュアル)…男女どちらも恋愛や性愛の対象とする人
  • Transgender(トランスジェンダー)…身体の性と心の性が一致せず、自分の性別に違和を持つ人

これら4つの性的マイノリティそれぞれの頭文字からLGBTと呼ばれています。

 

性的マイノリティがいないのではなく、言えない・見えていない

2015年に民間会社が行ったLgbtに関する調査によると、全体の約8%が性的マイノリティとされており、13人に1人の割合であると発表されました。これは、日本では、「AB型の人」や「左利き」の人の割合と同等であるとされています。今まで、AB型や左利きの人に出会ったことがあると思いますが、性的マイノリティの人に遭遇したことがないと思っている人は多いのではないでしょうか。それは、当事者と出会ったことがないのではなく、見えていないだけなのです。

社会ではいまだに性に関して固定的な考えや根強い偏見があり、存在意義さえも否定されることもあり、まだまだ理解をされているとは言えず、当事者が声を上げることができない状況にあります。

日本の現状

わが国の性的マイノリティの人が抱える課題として、同性カップルが住宅を借りるときに借りることを断られたり、病院においては家族のみ面会可能な場合においては、家族として認めてもらえず、面会を拒否される場合もあるのです。

民間企業によっては、福利厚生の対象を同性パートナーにも適用するなどの取り組みもあり、少しずつですが性的マイノリティに対する理解も広がりつつあります。しかし社会では、依然として性別は男性・女性の2つしかなく、異性愛が当たり前であるかのような慣習があり、性的マイノリティを異質なものとして排除しようとする傾向も見られます。

『Lgbt』から『Sogi』へ

国際的には、『Lgbt』ではなく※『Sogi(ソジ)』という言葉が使われています。『Sogi』とは「好きになる性(性的指向)」や「心の性(性自認)」の属性を示しています。Lgbtは、性的指向や性自認に関して特定のマイノリティに関する総称として用いられる言葉である一方、Sogiは異性愛を含めたすべての人が持っている属性を表す言葉なのです。

それは、性的指向や性自認のことで偏見や差別を受けることなく、Lgbtであってもなくても人はみな同じであり、人は一人ひとり違っていて当たり前という大前提のうえで、それぞれの性的指向や性自認を尊重し合うべきであるという考えなのです。

※「Sogi」とは「Sexual Orientation and Gender Identity」の頭文字を表したもの

今日からできること

人は周りに当事者がいないと、「自分とは関係ない」「自分のまわりにはいない」と思い込みがちです。しかし、実際にはカミングアウトをしていないだけで、すぐ近くに当事者がいるかもしれません。まずは、周囲に当事者がいることを意識して、過ごしてみることが大切ではないでしょうか。例えば、日常生活の中においても友達に「彼氏・彼女はいるの?」と聞くのではなく、「好きな人はいるの?」と聞くことで、誰もが悩むことなく答えることができます。また、普段よく使う「男らしさ・女らしさ」という言葉、男と女の二択に縛るのではなく「自分らしさ」と置き換えることで当事者を含めたすべての人を意識した言葉になるのです。

このように日常のありふれた言葉や行動の中にある無意識の偏見に気づき、それをなくす意識を持つことが、性的マイノリティを理解し、寄り添うことにつながると思います。

自分らしく生きることができる社会へ

当事者がカミングアウトをすることは非常に勇気のいることです。性の多様性を認め、カミングアウトをしてもしなくても、すべての人を一人の人間として尊重することで偏見や差別をなくし、ありのままの自分を表現できる社会を実現することが求められています。

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