田中家は、江戸後期に当地に移ったと伝えられています。
幕末・明治期には財産家のひとつ(明治44年[大阪府河内和泉資産家一覧])に数えられる名家で、
平成16年に旧所有者より富田林市に公共的な活用を目的に寄付されたものです。
主屋・乾蔵・巽蔵など主要な部分は明治25年に建築されたものです。
他に複数の付属屋が建ち並び、邸宅風の近代和風住宅としての特徴がありました。
しかし、痛みが著しかったため、主屋・乾蔵を中心に整備を行い、明治期民家の特色を留めた歴史的建築遺構として保存伝承しました。そして、平成25年には国登録有形文化財に指定されています。
広く市民の文化的活動の場として利用しています。
また、見学のみであれば、利用者がいなければ無料でできます。
アクセス 近鉄長野線富田林駅より徒歩約5分