近鉄汐ノ宮駅から北へしばらく進むと、道の東側が盛り上がった部分があります。
それが東高野街道錦織一里塚(大阪府指定文化財)です。
一里塚とは江戸時代、主要な街道沿いの一里ごとに道の両側に土を盛り、その上に榎や松を植えて路程の目印にしたものです。
錦織一里塚にも、かつては一本松がありました。
明治前期に作られた地図を見ると錦織一里塚の場所が楕円形で記され、中央に東高野街道が通っています。
また別の地図では、周囲が田地に対して一里塚の部分のみ畑地になっており、やはり中央に東高野街道が通っています。
現在、塚の西側は近鉄の線路ですが、鉄道が通るまでは一里塚の痕跡が残っていたのかもしれません。
言い伝えによると、かつてここには2軒の茶屋があったそうです。
アクセス 近鉄長野線滝谷不動駅より徒歩約15分(国道170号線を南の方向へ)