杉山家は、富田林寺内町の創建に関わった8人衆の一人で、貞享2年(1685)から酒造業を営み、
財を成し、河内酒造業の肝煎り役も務めました。
建物は、富田林寺内町で最も古い遺構(17世紀中期)で、寛永21年(1644)まで遡ることができ、
以後数回の増改築を経て城郭を思わせる豪壮なものに整い、質的にも優れた町家建築として昭和58年12月に
国の重要文化財に指定されました。
明治時代末、堺の与謝野晶子らと共に活躍した明星派歌人「石上露子」(本名:杉山孝)の生家でもあります。
アクセス 近鉄長野線 富田林駅から徒歩3分。