興正寺は正式には「興隆法正寺」と言い、当時は本願寺の一家衆で京都の山科にありましたが、
天文元年(1523)に焼失の後大阪にあった天満別院を本寺とし、当寺を興正寺別院としました。
平成23~24年に建物調査を行い、本堂は寛永15年(1638)に再建されたもので、大阪府内最古の
浄土真宗寺院本堂であること、山門は桃山~江戸初期のものと推定できる等が確認されました。
境内全体の建物が良く残っており、富田林寺内町の歴史的景観に欠くことのできない存在で貴重であるとして
平成26年9月に国の重要文化財に指定されました。
アクセス 近鉄長野線 富田林駅から徒歩3分。