富田林市の南東部に位置する龍泉寺には、高さ40cmほどの木造聖徳太子立像があります。
これは聖徳太子が2歳の時に東へ手を合わし、「南無仏」と唱えた姿を模した像といわれています。
この像の中には数枚の紙片が納入されており、その内容から興国7年(1346年)につくられたと考えられます。
ふっくらとした子供らしい身体つきをしながらも、その強い眼差しには聖徳太子の利発さが表れています。
現在一般公開はされておりません。
(像内納入品)
・紙本版画如意輪観音像(1枚)
・紙本墨画阿弥陀、地蔵二尊像(1枚)
・紙本聖徳太子印仏(1枚)
・護符(1枚)
・文書断片(1片)
昭和51年に府指定の有形文化財へ指定されました。
アクセス 近鉄長野線滝谷不動駅から徒歩約40分