多様な性・家族のあり方に関する絵本の読み聞かせ
多様な性・家族のあり方に関する絵本の読み聞かせ ※随時、幼稚園等からの開催希望を受付しています
LGBTQ当事者は、幼少期の頃から自身の性のあり方に違和感を覚えながら生育することが多く、保護者も子どもの状況を理解できないケースも多く存在しています。
このようなことから、幼少期のお子さま(主に幼稚園児)に、絵本の読み聞かせやレインボーフラッグづくりを通じて、「自分らしく生きることの大切さ」や「相手を尊重することの大切さ」を第一に、多様な性・家族のあり方を伝えています。また保護者には、LGBTQの基礎知識や、家族や身の回りの人が当事者であった場合の向き合い方をお伝えしています。
対象者 | 市内幼稚園・つどいの広場に通う、お子さま(3〜5歳児)とその保護者 |
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実施年度・場所 |
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大阪大谷大学との連携
令和5年度より、大阪大谷大学 教育学部幼児教育専攻との連携を開始しました。学生や子どもが自分らしさやお互いの個性を尊重できる大人になることで、すべての人が自分らしく、安心して暮らすことができる社会づくりにつながることを期待しています。
- 大阪大谷大学(富田林市との連携活動のページ)<外部リンク>
感想・反応など
対象者 | 感想・反応など |
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子ども | 「男の子がピンクが好きなのはおかしい」「女の子がヒーローごっこをするのはおかしい」と言っていた子どもが、「自分も友達も、それぞれ好きなものを好きでいていいんだ」と言うようになった。読み聞かせを通して、自分らしく生きることの大切さやお互いを尊重する気持ちが、子どもたちの中で広がったように感じられた。 |
保護者 | 無意識に「男の子だから」「女の子だから」という固定観念に縛られて子どもと接している部分があったが、もっと子どもの「自分らしさ」を尊重してあげたいと思った。 |
先生 | 多様な人や家族がいるなかで、子どもが自分らしく、お互いを尊重しながら育っていってほしいと思った。 |
おすすめの絵本
お子さまに、自分らしく生きることの大切さや多様な性・家族のあり方を伝えるにあたり、おすすめの絵本を紹介します。これらの絵本は、富田林市立図書館で借りることができます(令和5年7月現在)。
幼児向け
絵本 | 絵本の紹介 |
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1.タンタンタンゴはパパふたり |
オスペンギンのロイとシロはいつも仲良し。ある日、他のカップルのマネをして、卵に似た形の石を一生懸命あたためていました。そんな様子を見て、他のカップルが育てられなかった卵をそっとふたりの巣に置いた飼育員。その卵を一生懸命あたためるふたり。赤ちゃんは無事に生まれてくるのでしょうか。あたたかい気持ちになれる作品です。 |
2.ピンクがすきってきめないで |
女の子はピンクが好きでないとダメ?「女の子らしく」「男の子らしく」っていうけど、その「らしく」ってどういうこと?黒が好きで、昆虫や化石、クレーンが大好きな、ある女の子の心の声を描いた作品です。 |
小学生向け
絵本 | 絵本の紹介 |
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1.みんな えがおになれますように |
小学生のういさんによる、多様性、LGBTQ+についての絵本。ういさんが、オードリー・タンさん、さとうさん、杉山文野さん、ロバート キャンベルさんにきいたこと、考えたこと、たくさんの人につたえたいと思ったことをまとめた作品です。 |