MR(麻しん・風しん混合)の定期予防接種・行政措置接種
麻しんが流行しています(府内で麻しん患者が増えています)
2026年の国内・府内麻しん患者数は、「感染症対策について」をご確認ください。
海外旅行を予定している人は、渡航前に母子健康手帳などを確認し、これまでの麻しん(はしか)に対する予防接種歴や罹患歴をご確認ください。罹患歴がなく、過去に定期予防接種を受けた記録がない場合には渡航前に予防接種を受けましょう。
麻しん・風しんについて
疾病
麻しん
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
麻しんに感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎、脳炎、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などの合併症を発症することもあります。2歳未満で麻しんにかかるとSSPEの発症のリスクとなります。また、死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
風しん
風しんウイルスの感染経路は飛沫感染や接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、ウイルス排出は発しん出現の前後1週間でみられ発症前から感染力があります。症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発(脳炎や血小板減少性紫斑病など)まで幅広く、入院加療を要することもあります。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠12週までにかかった場合85%、妊娠13~16週の場合は50%などとされています)
予防について
麻しんは空気感染するため、手洗いやマスクのみでは十分な予防はできません。
麻しんと風しんを予防するためには、MRワクチンが有効です。MRワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。また、2回接種によって、体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することが知られています。さらに、周囲の方へ感染を広げてしまうリスクも下げることができます。
定期予防接種
定期予防接種は、予防接種法に基づき実施する予防接種です。富田林市では、公費(無料)で受けられます。
こどもの予防接種は「A類疾病」に位置付けられ、対象者全員が受けるべき予防接種です。定期接種(A類疾病)の対象となっている病気は、皆さんが予防接種を受け免疫を持っているからこそ、感染者が少なく、感染が起こったとしても流行しない状態になっています。
接種回数及びスケジュールについて
MR1期:1歳の間に1回(1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日)
MR2期:小学校入学前の1年間(年長児)に1回
定期接種予防接種期間の延長について
(令和7年3月11日付け厚生労働省通知より)
MRワクチンの供給不足により接種を希望する人が接種できない状況が続いており、厚生労働省より下記の人を対象に接種期間を2年間延長する経過措置を設ける方針が示されました。
- 対象者
MR1期:令和6年度内に2歳に達する、または達した人(令和4年4月2日〜令和5年4月1日生まれの人)で、MRワクチンの供給不足により接種ができなかった人
MR2期:令和6年度における対象者(平成30年4月2日〜平成31年4月1日生まれの人)で、MRワクチンの供給不足により接種ができなかった人 - 経過措置の期間
令和7年4月1日〜令和9年3月31日
※接種が済んでない人はすみやかに接種をしましょう。
定期予防接種を受けるまでの流れ
「こどもの予防接種」をご確認ください。
行政措置接種
定期予防接種を受ける機会を逃した人について
富田林市では、麻しん風しん(MR)ワクチンの定期予防接種を受ける機会を逃した人を対象に費用助成を実施しています。
麻しん風しん(MR)ワクチンの定期予防接種を受ける機会を逃した人で、以下の対象者に該当する人は保健センターへ事前申請していただくことで、無料で予防接種(行政措置接種)を受けることができます。
- 対象者
MR1期:2歳〜就学前
MR2期:小学1年生〜小学6年生 - 予防接種を受けるまでの流れ
保健センターに事前に問い合わせをしていただき、保健センターに母子健康手帳をご持参の上、申請をしてください。
予防接種の副反応について
予防接種により軽い副反応がみられることがあります。また極めてまれですが重い副反応が報告されています。
- 軽い副反応:発熱、発疹、接種部位の局所反応(発赤、腫脹、硬結など)、じんましん、リンパ節の腫脹、関節痛などがあります。これらの症状は特別な治療を必要とせず、普通は数日で自然に軽快します。
- まれな重い副反応:アナフィラキシー(強いアレルギー反応)、ショック、免疫性血小板減少症、急性散在性脳脊髄炎、脳炎・脳症、けいれんなどがあります。できるだけ早く医療機関を受診してください。
健康被害が発生した場合
予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療(通常入院を要する程度)が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には、下記表に基づく給付を受けることができます。健康被害の程度等に応じて、定められた金額が支給されます。ただし、その健康被害が予防接種によって引き起こされたものなのか、別の原因によるものなのか、その因果関係を様々な専門家からなる国の審査会(定期接種)もしくは、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会(行政措置接種)にて審議し、予防接種によるものと認定された場合に給付を受けることができます。給付申請の必要が生じた場合には、富田林市立保健センターにご相談ください。
| 接種の種類 | 補償先 |
|---|---|
| 定期予防接種 | 予防接種健康被害救済制度(国) |
| 行政措置接種 | 全国市長会予防接種事故賠償補償保険、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 PMDA(医薬品副作用被害救済制度)<外部リンク> |
関連リンク集
「MRワクチン(厚生労働省)<外部リンク>」
「麻しん(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」
「風しん(JIHS(国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」







