RSウイルスワクチンの定期接種が始まります
令和8年4月1日よりRSウイルスワクチン(アブリスボ)が定期予防接種になる予定です
定期予防接種対象者
妊娠28週から36週6日までの方
接種回数およびスケジュールについて
妊娠28週から36週6日までの間に1回接種
ただし、妊娠38週6日までに出産を予定している場合、その14日前までに接種を完了させることが望ましいとされています。また、14日前以降に接種を行う場合、上記について十分に説明を受け、同意した場合に接種することが可能です。
接種費用
無料(公費助成)の予定です。
実施医療機関
接種できる医療機関は未定です。決定次第ウェブページにて掲載いたします。
RSウイルス感染症について
RSウイルス感染症とは、RSウイルスに感染することによって起きる呼吸器の感染症です。2歳になるまでにほぼ100%の乳児が感染すると言われています。
感染すると、2〜8日の潜伏期間を経て、数日にわたり発熱や鼻汁、せきなど、かぜの症状が続きます。さらに呼吸器の炎症が進み、細気管支炎や肺炎を発症する場合があります。
小さなお子さん(新生児や乳幼児)が感染すると症状が重くなる可能性があります。
RSウイルスワクチン(アブリスボ)について
妊娠中にお母さんから赤ちゃんへ、胎盤を通じて抗体の一部が移行することを母子免疫といい、生後6カ月ごろまでの間、免疫が未発達な赤ちゃんを感染から守るといわれています。
小さなお子さん(新生児や乳幼児)では、ウイルスや細菌等の病原微生物に対する抵抗力(免疫)が未発達のため、様々な感染症にかかりやすい状態にあります。
妊娠中の方がアブリスボを接種すると、母体のRSウイルスに対する抗体の量が増えます。これが胎盤を通じて赤ちゃんに移行され、生後数カ月間、RSウイルス感染症から赤ちゃんを守ることが期待されます。
ワクチンの効果
| 生後90日時点 | 生後180日時点 | |
| RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 下気道感染症の予防 |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
| RSウイルス感染による 医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※)の予防 |
8割程度の予防効果 |
7割程度の予防効果 |
※医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4時間を超えるICUへの収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。
副反応と安全性について
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 10%以上 | 疼痛*(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | 紅斑*、腫脹* |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
*ワクチンを接種した部位の症状 添付文書より厚生労働省が作成
また、ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。
海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
接種に関して
ご提示いただくもの
・本人確認書類(マイナンバーカード等)
・母子健康手帳
接種前の注意事項
予防接種は体調の良い日に行うことが原則です。以下の状態の場合には予防接種を受けることができません。
・明らかな発熱(37.5℃以上)がある場合
・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合
・ワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある場合
・その他、医師が接種不適当であると判断した場合
また、以下の方は接種に際して留意する必要がありますので医師とご相談ください。
・妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
・血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
・百日咳菌の防御抗原を含むワクチンの同時接種を希望される方
RSウイルス感染症に関するQ&A
詳細は厚生労働省ウェブページ<外部リンク>にてご覧いただけます。







