旧金剛バスに替わる新しい公共交通について(令和6年2月掲載)
旧金剛バスに替わる新しい公共交通について
令和5年12月21日から、旧金剛バスに替わる新しい公共交通「4市町村コミバス」が運行しています。
4市町村コミバスは、本市と太子町、河南町および千早赤阪村の4市町村が、旧金剛バスの一部路線を引き継ぎ、主要な路線を近鉄バスおよび南海バスが、それらを補完する路線などを自家用有償旅客運送などによるバスが、それぞれ運行しています。
旧金剛バスが事業を廃止した背景
旧金剛バスでは、慢性的に乗務員不足が発生していました。また、近年の新型コロナの影響で離職者が急増したことで、令和4年から段階的に便数の削減が行われました。令和6年4月からの時間外労働の上限規制、いわゆる「2024年問題」により、これ以上、通勤・通学需要に応えることができないことが見込まれたことが事業廃止の原因でありました。乗務員不足の問題は、旧金剛バスだけでなく全国のバス業界全体に関わる問題となっています。
バス会社は積極的に乗務員を募集しています
本市を運行する近鉄バスおよび南海バスも乗務員不足が課題となっており、常時、バス乗務員を募集しています。また、大型2種免許をお持ちでない人でも、採用後の免許取得や、取得費用の補助などを実施しています。また、現在では女性乗務員も活躍されており、異業種からの転職希望者も含めて、幅広く採用をされています。
これからも便利な公共交通を実現するために
バス乗務員を確保するために、バス乗務員としての魅力を知ってもらうことはもちろんですが、何よりも、路線バス沿線にお住まいの人をはじめ、多くの人に日ごろから路線バスを利用していただくことが重要です。そうすることで、皆さんにバスの魅力を感じていただき、ひいては乗務員雇用につながることが期待されます。
これからも大切な交通インフラを守るためにも、通勤・通学方法の一つとして、また、週末のレジャーや買い物などに、公共交通のご利用をお願いします。