廿山南古墳出土遺物
廿山南古墳出土状況写真
廿山南古墳は、6世紀前半に造られた円墳と考えられ、発掘調査によって鉄製品や玉類、土器などの副葬品が出土しました。
これらの副葬品は埋葬当時の状態をほぼ保ったまま見つかっており、当時の葬送儀礼の過程を垣間見ることができます。
中でも特筆すべきは重層ガラス玉で、詳細な科学分析により西方アジアからもたらされたことが分かっており、極めて貴重なものです。
これら一括資料は古墳時代の南河内を考えるうえで重要な位置を占めるとともに、当時の対外交流を物語る資料的価値の極めて高いものです。