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富田林市の伝統工芸品

印刷用ページを表示する掲載日:2022年2月25日更新
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富田林伝統工芸品の画像

大阪金剛簾

大阪金剛簾

日本の簾の起源は飛鳥、奈良時代とされ、平安時代の宮中等の間仕切りや装飾に使用された御翠簾(おみす)が、現在の御座敷簾の原型と言われています。

大阪金剛簾の元となる簾づくりは、江戸時代の明暦年間に富田林の新堂村で竹籠づくりから始まり、簾づくりも行われるようになったと伝わっています。金剛山麓や富田林で良質の竹に恵まれた事が原因であり、天然の素材を生かした優雅で格調高い簾は、日本的な風流さを備えています。

1960年頃に簾産業は全盛期を迎え、1985年に大阪府知事から「大阪の伝統工芸品」の指定を受け、1994年には大阪府知事許可「大阪簾工業協同組合」を設立、1996年に通商産業大臣(現:経済産業大臣)より「大阪金剛簾」の名称で「伝統的工芸品」の認定を受け、本市の伝統産業として継承されています。

現在では、伝統的な簾の製作のほか、近代的なデザインを取り入れたインテリア用品も製作し、特産品として生産を続けています。

製造工程

材料としては、最も水分の少ない10月~1月頃に伐採した真竹を用います。

(1) 竹の節とり

各用途に合わせて切断した竹の節を鉋(かんな)で取ります。

1.竹の節どり

(2) 竹の表皮とり

皮剥き包丁で上皮を剥ぎます。

2.竹の表皮とり

(3) 荒割り1

竹割包丁で丸竹を幅8分に荒割りします。

3.荒割り1

(4) 荒割り2

更に幅4分に割ります。

4.荒割り2

(5) へぎ(皮身分け)

幅4分に荒割したものを上皮と身に二分します。

5.へぎ(皮身分け)

(6) ひご作り

幅4分の上皮を各簾に合わせて選別し、カッター機にかけます。

細くなったひごを艶だし機にかけ艶を出します。

6.ひご作り

(7) 編み上げ

ひごを編機にかけ1本ずつ竹の自然の節のくの字型に模様を描きながら編みます。

7.編み上げ

(8) つめ切り

織り上げた簾の両端を切り揃えます。

8.つめ切り

(9) 錦の裁断

錦を裁断します。裁断した錦は、縁(へり)として使用します。

9.錦の裁断

(10) 縁付け

編み上がった簾の端や中央に、縁を手縫いで縫い付けます。

10.縁つけ

(11) 仕上げ

金具や各種房などの装飾品を取り付けて完成させます。

11.仕上げ

すだれ博物館

すだれの歴史等を知ることができる博物館が開館しました。

詳細は、下記のページをご確認ください。

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