富田林市では、大阪狭山市・藤井寺市・羽曳野市と共同して、エジプトを相手国とした国際交流の取り組みを行っています。南河内に数多く残る古墳は、エジプトのピラミッドと同じく「巨大墳墓」であり、豊富な歴史遺産が今も残っているという共通点があります。
この事業では、特にこどもたちに「世界」や「未来社会」を感じてもらう取り組みを進めるため、内閣官房万博国際交流プログラムにエントリーし、国際交流を行っています。万博開催をきっかけとした新たな国際交流により、地域のこどもたちの育成、地域の魅力発信、経済的な交流を強化するとともに、万博が終わった後もレガシーとなる取り組みを促進します。
四天王寺大学の学生広報スタッフがツアーの様子の撮影と映像編集を行い、紹介動画を作成しました。
令和7年1月18日(土曜日)すばるホールにて、「南河内四市×エジプトフォーラム TALK&DANCE!」を開催しました。
歴史ある古墳とピラミッド、イスラム社会や新たなカルチャーとなったブレイキン、未来への想像を駆り立てる万博をテーマに、南河内地域とエジプトの魅力を感じていただくため、ゆかりのある特別ゲストが大集合しました。
イベント後には、大阪狭山市出身のブレイキンダンサーShigekix(シゲキックス/半井重幸)さんによる小学生を対象にしたブレイキンレッスンも開催されました。
日本サッカー協会会長 宮本恒靖さん(ビデオメッセージ)
富田林市出身で元サッカー日本代表の主将でもある宮本恒靖さんから「万博期間中は南河内にも世界中から多くの方が来られると思います。語学が苦手でもスポーツや文化的な活動などで乗り越えることは可能です。また、笑顔は万国共通であり、皆さんひとりひとりが広報大使だという気持ちで万博を楽しんでください。」とメッセージをいただきました。
「イスラム社会の魅力と不思議」と題して、イスラム教は世界の人口の4人に1人の割合でいること、厳しい決まりを守ること自体が目的ではないこと、アフリカでは親日の人が多くいることなどをお話しいただきました。
トークショーの前半で河合先生には、古代エジプト文明と南河内の古墳との共通点について、ピラミッドと応神天皇陵の大きさを比較しながらお話しいただきました。また、万博協会副会長でアフリカ出身のウスビ・サコ先生には、「エジプトも含め万博会場では160カ国を超える国々の文化に触れられる。そのイベントがすぐ皆さんの身近なところで行われる」と万博の魅力を語っていただきました。
トークショーの後半からは大阪狭山市ご出身でパリオリンピックにも出場されたシゲキックスさんにもご参加いただきました。世界の様々なバックグラウンドの人々が一箇所に集まるオリンピックという貴重な体験をされた話など「ダンス×世界×万博」をテーマにお話しいただきました。
イベントの最後には、シゲキックスさんによるブレイキンのステージと、富田林高校ダンス部の皆さんにお手伝いしていただき、午後からのブレイキンレッスン抽選会を行いました。
小学生30人を対象にしたシゲキックスさんによるブレイキンレッスンが行われ、みんな熱心に練習しました。
同じく令和7年1月18日に、エジプト人をお招きして地元の学生などと交流を行いました。富田林市では清流石川とともに発展してきた「富田林寺内町」、大阪狭山市では現存する日本最古のダム式ため池「狭山池」と「狭山池博物館」を巡りました。
初芝富田林中学校高等学校の学生が、地元の歴史や文化の魅力について英語でガイドを務めてくれました。
市立東小学校放課後児童会の児童がツアー参加者を歓迎し、レクリエーションを通じた交流や、狭山池博物館の見学を行いました。
また、この日のツアーの映像記録は、四天王寺大学の学生2名にお願いしました。