ハート池プロジェクト
ハート池プロジェクト
1学期に飼育していたオタマジャクシが1匹、なかなかカエルになりませんでした。
そのオタマジャクシは、夏休みが終わって2学期になってもカエルになりません。その様子を見て子どもたちは・・・
「きっと、お家(飼育ケース)が狭いから、カエルになれないんだ!!」
「もっと大きな家をつくろうよ!」
「池みたいに大きな家にしてあげよう!!」
そんな子どもたちのオタマジャクシへの思いから始まったハート池づくりの様子を紹介します・・・
★ハート池の取組が毎日新聞社のホームページに掲載されています★
毎日新聞社 ≪生態園をつくろう≫<外部リンク>
オタマジャクシのために!!
オタマジャクシのために池をつくろう!ということで、スコップを持って友達と池掘りを始めました。
暑いけれどがんばろう!!と掘っています。
その後、クラスのみんなで、どんな形の池にするのか話し合いをしました。
すると、一人の子が「テレビで池を作っているところを見たことがある!!新宿にハート池っていうのを作っていた!!」と言い始めました。
そうです、あの番組です!!(わからない方は、『新宿 ハート池』で検索してみてくださいね!)
見ていたんですね・・・
『ハート池』という可愛い響きに子どもたちは、「ハートの形の池にしたい!!」「喜志幼稚園にもハート池をつくろうよ!!」と、
みんなの意見が一致して、ハート型の池を作ることに決まりました。
工事中の看板を立てています(^^)/
ハート池をつくろう!!
ハート型の池をつくるということに決まり、みんなで一生懸命穴を掘っています。少しずつ大きくなってきました。
ハートの形になってきたよ
水を入れてみよう!友達と協力して水を運んでいます
水を入れたよ!!ハートの形の池ができた!!
ここは深いな・・・
「ここは深いな・・・」「こっちは浅い!!」
スコップの先を池の中に入れて、深いところと浅いところを感じています。
「どうして深いってわかるの???」という問いかけに、「スコップの頭が見えないってことは、深いってことやねん。」「ほら、こっちはちょっと見えるやろ?これは、浅いってこと!!」
遊びながら、いろいろなことを考えていますよ(^_-)-☆
プールみたいな色にならないよ!!
池の水を見ながら友達と話しています。「どうして、コーヒーみたいな色になるの??」「プールみたいな色にしたいのに」
「これじゃあ、オタマジャクシを入れても見えないよ!!」
さあ、どうすればプールのように透明な水が溜まるのでしょうか・・・
あれ??池の水がなくなっちゃう???
出来上がったハート池に水を入れたものの、すぐに水がなくなってしまいます。
1学期に泥遊びをたくさんしていた子どもは、「水を入れても乾くねんで」「きっと、チョコレートみたいにパリパリになるよ」と、経験したことから予想をしていました。
それを聞いて、「これではオタマジャクシを入れることはできない!」「どうすれば、水がなくならないの??」
「蓋をしたらいいと思う!」・・・と考えを出し合います。
「ラップをつかったら??」
「それいいやん。ラップを使ってみよう!!」
池の水がなくならないように、どのようにラップを使うのかな???
池の底にラップを敷き詰める方法ばかりを考えていた先生たちでしたが、なんと!!子どもたちは…
池に水を溜め、その上からラップをかけ始めました。
家でラップを使うときは、お皿の上にかけますもんね・・・
子どもの発想のおもしろさに先生たちはびっくり!!
意味ないで!太陽があたってるもん
ハート池にラップをした子どもたちでしたが、しばらくして見に行くと、やっぱり水がなくなっています。
「意味ないで。太陽があたってるもん」と一人の男の子がつぶやきました。どうやら、ラップは透明で光を通すので意味がないと思っていたようです。
またまた、失敗です・・・
その時、通りかかった5歳児が、「砂が水を吸い込むこともあるねんで・・・」と教えてくれました。
砂が水を吸い込む???
砂が水を吸い込む???まだよくわかっていない4歳児に、5歳児は「だって、砂場で遊んでいても水がなくなるやん。それは、砂が水を吸い込んでるねん」と教えてくれました。
さすが、5歳児!!今までの経験から、水は地面からなくなっているということを教えてくれました。
これをヒントに、地面から水がなくならないようにするにはどうすればいいのかを考えることにしました。
「下にビニール袋を敷いたらいいかも・・・」「やってみよう!!」ということで、ビニール袋を敷いて、水を入れてみました。
下を確認して、水漏れなし!!
これで大丈夫!!
やったー!!できた!!コーヒーではなくてプールみたいな色になってる!!
オタマジャクシも入れました!
「オタマジャクシさん、おうちが広くなって嬉しそう(^^♪」と、子どもたちも嬉しそう…( *´艸`)
ハート池にカエルがやってきた!!
翌日、登園してきた子どもたち。ハート池の水がどうなっているのかが気になり、さっそく見に行きました。
「水がなくなっていない!!」
「あれ??カエルさんがハート池で泳いでいる!!!」
なんと、ハート池にカエルが遊びに来ていたのです!
ミラクルな出来事に子どもたちは大喜び!!
9匹しか入らないよ!!
カエルが遊びに来たことで、気持ちが膨らんだ子どもたち。
突然、「1,2,3,4…」と池を見ながら数を数え始めました。
そして、「これじゃあ、9匹しか入らない」「20匹くらい、入れたいのに…」「じゃあ、もっと大きいハート池を作って、つなげよう」
「そうや、新宿のハート池も大きいハートと小さいハートがつながっていたもんね」
「もっと大きいハート池を作ろう!!」
こうして、子どもたちのハート池プロジェクトはさらに大きなものへとなっていきました・・・
大きなハート池をつくろう!!
「もっと大きなハート池をつくろう!大きい組さんも手伝って!!」と4歳児。
「よーし!!みんなで力を合わせてハート池をつくろう!!」と、幼稚園のみんなで掘り始めました。
重い土も頑張って運んでいます!
大きなハートの形になってきたよ!!
幼稚園にお手伝いに来てくれたチームさんの力も借りて、ハートの形ができてきました。
形に添って一生懸命掘り進めています。
大きなハート池と小さなハート池、そして、その横には土の山が…
「二上山にしようよ!!」なんて声もあがっています。
『にじょうざん』って何???
掘った土を積んでいくうちに土の山ができてきました。
「そうや、ここに二上山を作ろうよ」と一人の子が言い始めましたよ(^^)/
ところが、二上山を知らない子もたくさんおり、「にじょうざんって何???」と不思議そうにつぶやきます。
幼稚園からは見えないのだけれど、少し道を出ると二上山が見えます。
そこで、地域巡りのコースに二上山も入れましたよ。
「あのオッパイの形の山が二上山???」
そうです!オッパイのような形をしているのが二上山です!!
「オッパイの山!!」と嬉しそうに友達と話しています。
二上山を知った瞬間です( *´艸`)
固くなってきた、どうしよう・・・
その後も毎日少しずつ穴掘りをしていた子どもたちですが、次第に地面は固くなり、大きな石や粘土質の土がでてきて、とても固くなってきました。
「そうや!!雨が降った後は土が柔らかくなっているから、水をかけて濡らせば柔らかくなって掘りやすくなるかも・・・」と、バケツで水を運び、土を湿らせて掘っていくことにしました。
ハート池からハート石がでてきたよ!!
土の中からは、いろいろな物がでてきましたよ。大きな石や小さい石、土の色も変わってきました・・・
そして、「ハート型の石見つけた!!!ハート池からハート石がでてきた!」と大喜びの子どもたち( *´艸`)
毎日、発見の連続です・・・
深さ何センチ???
どのくらいの深さになったのかを測ってみることにしました。幼稚園にあるメジャーで測ると40cm!
何センチくらいまで掘れば池ができるのかな・・・
地域の造園業者の方に来てもらって、教えていただきました。
「60~70センチくらいは、掘ったほうがいいよ!」「今、40やから・・・まだまだやん(-_-;)」
穴の深さを測るスケールを貸してくださり、測り方も教えていただきました・・・
もっと深くなるまで頑張るぞ!!
小さいハート池と大きいハート池をつなごうよ!!
「小さいハート池と大きいハート池をつなごうよ」「テレビでも二つの池がトンネルでつながっていたから・・・」
と、二つの池をつなぐことにしましたよ
「トンネルみたいにしたいねんけど、どうすればいいの?」
と、造園業者の方に尋ねる子どもたち。
「まずは道を作って、そこに塩ビパイプを入れて上から土をかぶせるといいよ」と教えてくださり、ちょうどいい大きさに切った塩ビパイプを譲ってくれました。
子どもたちのために、ありがとうございました・・・
固くて掘れないよ!!手伝ってほしいな
毎日、一生懸命に掘っていた子どもたちですが、とうとう、子どもたちだけでは掘り進めることが難しいところまで来てしまいました。
そこで、おうちの方に協力依頼をすることにしました。
子どもたちの思いを知って、快く手伝ってくださいました(^^)/
小学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんも手伝ってくれましたよ!!
そして、未就園児のお友達も手伝ってくれました!
『子どもたちのために!!』という みんな気持ちが嬉しかったです・・・
大阪大谷大学の先生と学生さんが手伝いに来てくれました!!
最強のお助けマンがやってきました。
大阪大谷大学の先生と学生さんが、ボランティアで来てくれました。
環境教育の先生とゼミの学生さんです。1学期に実習に来てくれたお兄ちゃん先生との再会に、子どもたちも大喜びでした(^^♪
「土粘土がでてきたよ!」と子どもたちに見せてくれています
最後に何センチまで掘れたのかを測ってみましたよ!「やった~60cm!!」
「あと、10cm掘ります!!」と、
子どもたちが保育室に入った後も、学生さんが掘ってくれました(#^^#)
本当にありがとうございました・・・
突然のアクシデント・・・
いろいろな人の力を借りて、ようやく目標の70cmまで掘ることができ、あとは、シートを敷いて水を入れれば完成!というところまできていた12月。
今まで掘り進めていた場所に池をつくることができなくなってしまい、穴を埋めて、別の場所に移転させなければいけなくなってしまいました。
2学期の間、毎日、少しずつ掘ってきて、ようやくここまできた!というところでの悲しい現実に子どもたちも先生たちもがっかりです・・・
ハート池の工事をするので、スコップを出してください!
3学期の始業式の翌日、「ハート池の工事を始めるので、スコップが入っている倉庫のカギを開けてください!!」と言いに来た子どもたち。
きっと、冬休みの間も『幼稚園にハート池をつくる!!』という思いを忘れてはいなかったのでしょう。
2回目の穴掘りということで、スコップ扱いがとても上手になりました。大人用の大きなスコップも上手に使えるようになっていてビックリです。
ミミズ発見!!
再び子どもたちのハート池づくりが始まりました。今回の場所はもともと花壇があった場所なので、たくさんの幼虫やミミズが出てきました。
はじめは驚いて声をあげていた子どもも「ミミズのウンチって栄養があるねんで!」という5歳児のつぶやきを聞いて、穴から出てきたミミズを優しく花壇に移動させ、「幼虫は花の根っこを食べてしまうから・・・」と園庭の隅へ移動させながらの作業です。
「草がでてきた!匂いがする!!ミントかな???」
「大きなハート石を見つけたよ!!」
「前の時とは色が違う土粘土が出てきた!」「大きな石をみつけたよ。今日一番の大物(大きい石)発見!!」
前回とは、また違った発見をしながら、少しずつ掘り進めて行きました・・・
「今度は土が柔らかいなぁ・・・」と言いながら掘り進めていた子どもたちも、再び、大きな石と粘土層に突入!
「固すぎて掘れない!!また、お家の人や大学生のお兄ちゃんたちに手伝ってもらいたいな・・・」子どもたちの力だけでは難しいところまで来てしまいました・・・
子どもたちのために!!
お手伝いをしてくれる保護者の方を募集し、大谷大学の先生にも連絡をとりました。子どもたちのこれまでの思いを知ってくださっているので、快く協力してくださいました。
みんな思いはひとつ・・・「子どもたちのために・・・」です
保護者の方も手伝ってくれました。朝、子どもたちを送った後、掘ってくださっています。
「仕事が休みなので・・・」と、お父さんも手伝ってくれました。
未就園児のお友達も・・・
スコップの使い方が上手になりました(^^♪
みなさんのおかげで、池もずいぶん大きくなってきました(^_-)-☆
大谷大学の学生さんと先生が来てくれました!
2学期に手伝いに来てくれた大学の先生と学生さんが、再び手伝いに来てくれました。
次の作業に必要なサラ砂も一緒につくってくれました!
出てきた土粘土を使って、型抜きでハートを作って遊びました(^^♪
深さ何センチまで掘れたかな???
池の水が漏れないように、土を固めよう!!
大阪大谷大学の先生から、「池の水が漏れないようにするためには、しっかりと土を踏み固めるといいよ」と教えてもらった子どもたち。
一生懸命足で踏んで固めています(^^)/
池の壁は踏むことが出来ないので、木槌を使ってトントンと固めます・・・
大きな池も、小さな池もトントントントン固めています。
ハート池に雨水が溜まったよ!!
雨が降った日のことです。登園してきた子どもたちは、ハート池をみてビックリ!!
水が溜まっていたのです(^^)/
「見て!!ハート池に水が溜まってる!!」「トントンって固めたから、水がなくならないんや!!」「みんなで頑張ってトントンしたからやな」と、大喜びの子どもたち。
「ハートの形になった!!」
「水に顔がうつっているよ」
毎日新聞にハート池のことが掲載されました!!
毎日新聞社の『生態園をつくろう』に応募し、対象校に選ばれました(^^)/
幼稚園は初めての選出ということです。
2020年4月~10月の取り組みについて、毎日新聞社のホームページで紹介されることなっています(*^^*)
喜志新聞第1号発行!!
毎日新聞に喜志幼稚園のことが掲載された同じ日。
偶然にも子どもたちが「ハート池のことをもっとみんなに知らせたい!!」「新聞をつくったら、みんなが知ってくれるかも」
と、『きししんぶん』を書き始めましたよ!
字を覚えたばかりの子どもたちが、一生懸命に書きました!
「はあといけが まもなくできます みにきてね」
「はあといけが めえます(見えます)」何とも言えず、かわいい表現ですね( *´艸`)
と写真入りで紹介してくれています。
『まもなく』という言葉を知っていたことに先生たちはビックリ!!そして、それを新聞に載せたことで、みんなが『間もなく』という言葉の意味を知るきっかけとなりました。
誰かに伝えたい!知らせたい!という思いが子どもたちの言葉や文字への関心を高めています。
幼児期の教育として大切にしたいことは、日常生活の中で幼児自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすることです。この感覚は、小学校以降における学習で生きた基盤となるのです。
ハートの形の水たまり発見!!
ハート池周辺ではミラクルな出来事が次々と起こります・・・
先日の雨で、なんと!偶然!!ハート型の水たまりができたのです!!
これには、子どもたちも先生たちも大興奮!!
そして、さっそく喜志新聞第2号が発行されました(^^♪
友達と一緒に『あいうえお表』を確認しながら書いていますよ。
新聞だけでは足りず・・・
ハート池のことをたくさんの人に知ってもらいたい子どもたち。新聞を発行するだけではなく、テレビごっこをして遊び始めました(^^)/
「ニュースの時間です。」「ハート池に水がたまりました。まもなく、ハート池ができます。」「ハート池からの中継でした」
知っている限りの言葉をつかって、ハート池の状態を知らせています。
段ボールでテレビを作り、手にはマイクを持っています。
ハート池の前で中継です。「・・・・・以上、ハート池から中継でした」
本物さながらの言葉に驚きです!よく見ているのですね・・・
未就園児も見に来てくれました。未就園児のお友達も真剣に聞いています( *´艸`)
幼稚園に遊びに来てもらおうよ!!
もっといろいろな人に幼稚園のハート池を見に来てほしい!!と考えた子どもたち。
「そうや!!地図をかいて貼れば幼稚園の場所がわかるかも!!」
喜志駅から幼稚園までの地図を手作りしていました(^^♪
幼稚園内に貼っているところが子どもらしくて可愛いですね( *´艸`)
またまた大学生と先生がお手伝いをしてくれました!!
雨水が溜まって喜んでいた子どもたちですが、まだまだ出来上がりではありません。
そこで、一度水を掻き出し、もう一度、大阪大谷大学の先生と学生さんにお手伝いに来ていただきました。
地域の人からいただいた田んぼの土を細かくしています。
学生さんも一緒に木槌でトントンしています
子どもたちが保育室に戻った後、学生さんと先生たちで防水シートを池の下に敷き、その上からビニールを敷きました(^^♪
大小のハート池をつなぐトンネル部分です。地域の造園業者さんからもらった塩ビパイプをセットしました。
ビニールの端に土をかぶせてしっかりと踏み固めてくれました!!
よーし!!水を入れるぞ!!!
大学生がシートを敷いてくれた翌日、さっそく、池に水を入れることにしました。
500mlのペットボトルで一生懸命に入れています。
水道と池を何度も往復する子どもたち・・・
いったい、いつになったら水が満タンになるのでしょうね・・・
少し溜まってきたよ!!
池に水を溜めたいのだけれど、こんな時に限ってなかなか雨も降りません。
ペットボトルを使って水を入れ始めて二日。
少し、水が溜まってきました!!
ここまで溜めるのに、何度水道と池を往復したことでしょう・・・
子どもの力ってすごいですね!!
あっ!!ハート池が凍っちゃった!!
今年は暖冬で、水が凍ることも少なかったのですが、ハート池に水を溜め始めて二日後の朝、ハート池が凍っていました!!
園庭のほかの場所は凍っていなかったのですが、何故かハート池だけが凍っています。
「これじゃあ、オタマジャクシも凍ってしまう」と、心配する声も・・・
そうや!バケツ使ったほうがいっぱい入れることができる!!
水を入れ始めて10日が過ぎたころ。ようやく、気づきました!!
500mlのペットボトルでは少ししか溜まらないということに!!
「バケツを使えばいいやん!!」
バケツは重いから・・・一輪車も使い始めました(^^)/
バケツに水を入れる方法は、水道から直接ではなくて、何故か樋を使って・・・
そして、バケツから池へも、何故か樋を使います( *´艸`)
かえって時間がかかっていますが、それでもいいんです。
考えを出し合いながら進める子どもたちを見守る担任。こちらも忍耐です・・・
大人がアイデアを出すのは簡単です。でも、それでは子どもたちの力にはなりません。時間がかかっても遠回りをしても、じっと見守り、子どもたちのアイデアを尊重し、その方法を試してみます。認められることで、子どもたちは、さらに考えようとします。思考力の芽生えですね・・・
あそこにホースがあるけど・・・
園外保育から帰ってきて、ハート池の様子を見ていた子どもたち。いつもと景色が違って見えたのでしょうか???
「あれ?あそこにホースがあるやん」「水道からホースをつないで水を入れたら早く入るのと違う????」
とうとう気づいてしまいました(-_-;)ホースの存在に!!
長く伸ばして・・・
あれ?!届かない!!!もうちょっとのところで届かない!!!
困る子どもたち。喜ぶ先生たち( *´艸`)
さあ、子どもたちがどんなことを考えるのか楽しみ楽しみ・・・
そうや!!いいこと考えた!!!
そうつぶやくと、樋を持ってきた子どもたち。どうやら、ホースから池までの届かない部分は樋を使う方法を思いついたようです(^_-)-☆
水道からバケツ、バケツから池に水を入れる時の行動は無駄ではありませんでした。
あの活動があったからこそ、思いついたことですね(^^♪
やった~!池まで届いた!!よし、水を出してみよう!!
あれあれ・・・横から全部こぼれてしまうよ!!失敗失敗!
そうか、樋の重ね方だ・・・
う~ん。樋の上を流れるようになったけれど、あと少しのところで止まってしまうよ・・・
池まで水が届かないよ。どうしよう・・・
その様子を見ていた5歳児が「坂にしないと流れないよ」と教えてくれました!
坂???
そうか、こういうことか!!!
バケツをひっくり返してその上に樋を置いてみました。
池に近づくほど小さなものを台にしています。
やったー!!流れた!!池まで届いた!!!
これなら、池も満タンにできるね!
みんなで考えた方法で、池の水も満タンになりました(^_-)-☆
先生たちで最後の仕上げ
3月に入って、新型コロナウィルス感染症の影響で幼稚園に来ることができない日が続いていました。
子どもたちと一緒にしたかった最後の仕上げは大阪大谷大学の先生と幼稚園の先生たちで行いました。
黒く見えていたビニールに土をかぶせる作業です・・・
ビニールのままでは、土が滑り落ちるので、残っていた防水シートを池の淵に垂らし、上からベントナイトをかけます。
その上から土をのせて、手で丁寧に押さえていきます。
「次に子どもたちが幼稚園に来たとき、きっと驚くだろうね・・・」「子どもたちと一緒にしたかったよね・・・」
そんなことを話しながら作業をすすめていました(^^)/
幼稚園に生えている草花を土のところに植えていきました。緑が増えるといいな・・・
完成!!
クローバー、ミカン、レモンを植えました!
安全確認日で登園してきた子どもたちと一緒に、クローバーの種、ミカン・レモンの苗を植えました!
ハート型にクローバーが生えるといいな・・・
ミカンができたらミカン狩りしよう!!
なんだか楽しそう( *´艸`)
みんなで苦労して作ったハート池!
記念写真も撮りました
ハート池プロジェクトはここでおしまい・・・
この続きは、こちらをご覧ください ☞臨時休園中の幼稚園の様子
★ハート池の取組が毎日新聞社のホームページに掲載されます★
毎日新聞社 ≪生態園をつくろう≫<外部リンク>