クビアカツヤカミキリにご注意ください!
クビアカツヤカミキリは平成30年1月15日に特定外来生物に指定されました。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」について
成虫は、体長25mm~50mm程の全体に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤色をしています。5月から8月ごろに、サクラやモモ、ウメなどの樹木に産卵します。ふ化した幼虫は樹木の内部を食い荒らし、2年から3年かけて成長し成虫になります。
幼虫が入り込んだ樹木からは、フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が排出され、食害が進むと、樹木を衰弱させ、枯死や落枝、倒木等の発生が懸念されています。
クビアカツヤカミキリを見つけたときは
公園や街路樹などでクビアカツヤカミキリの成虫を発見した場合、ほかの地域への分散を防ぐため、できるだけその場で捕殺していただきますようお願いします。
また、ご家庭の庭木などでフラスを見つけたり、幼虫が入り込んだと思われる穴があったときは、幼虫が潜んでいる食入孔のフラスを長い針金等でかき出してから、千枚通しや針金で中の幼虫を刺殺するか、市販されている薬剤(ロビンフッドやキンチョールE、ベニカカミキリムシエアゾールなど)のノズルが付いている殺虫剤で幼虫に直接届くように噴射してください。(フラスをきれいにかき出さないと、薬剤が幼虫まで届かないため、殺虫できません。)
また、成虫を見つけた場合は、捕まえて虫かごに入れて飼ったり、保管することはせず、その場で踏みつぶしたり、殺虫剤をかけて殺虫してください。
詳しいクビアカツヤカミキリの防除方法については、クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書(改訂版)(地方独立行政法人 大阪府環境農林水産総合研究所) [PDFファイル/3.63MB]をご参照ください。
参考資料
クビアカツヤカミキリの被害からサクラ・モモ・ウメを守るために [大阪府] [PDFファイル/880KB]
[外来生物法に関すること]
環境省近畿地方環境事務所 電話:06-4792-0706
(環境省 日本の外来種対策)<外部リンク>