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感染症対策について(インフルエンザが流行しています)

印刷用ページを表示する掲載日:2025年12月5日更新
<外部リンク>

流行中の感染症について

流行中の感染症の詳細については、大阪府感染症情報センター<外部リンク>をご覧ください。

流行中の感染症について
感染症 内容
インフルエンザ

インフルエンザ啓発インフルエンザ流行状況

南河内 インフルエンザ流行状況(オレンジ 2025年、水色2024年)

 

【概要】

 インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳等の症状も見られます。特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方が感染すると、重症化するリスクが高まります。一方で、感染していても症状が出ない(不顕性感染)場合や、軽い症状が出るだけの場合もあります。​

【治療】

 抗インフルエンザ薬は、高齢者や免疫不全者、小児等の重症化リスクが高いと考えられる方に対して重症化予防効果があるとされているとともに、そのほかの方については内服による重症化予防効果は限定的とされています。抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~2日間短縮され、のどからのウイルス排出量も減少しますが、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。抗インフルエンザ薬の投与は、症状が出始めてからの時間や病状により異なり、また、すべての患者に対して必須ではないため、医師の判断に基づき使用してください。

詳細については、令和7年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A(厚生労働省)​<外部リンク>をご覧ください。

百日咳

大阪府内では2024年8月(31週)以降に増加傾向となり、2025年は16週に最多の週間報告数となって以降減少、横ばい傾向で推移しています。(グラフは大阪府感染症情報センターより)

 

大阪府内の百日咳症例の診断週別報告数

【概要】

 百日咳は、百日咳菌による急性の気道感染症です。潜伏期は通常5~10日で、かぜ様症状で始まり(カタル期)、短い咳が連続して出て、息を吸うタイミングで「ヒューヒュー」という音がする百日咳特有の咳が出始めます(痙咳(けいがい)期)。新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併することがあります。

【治療】

 マクロライド系抗菌薬が有効です。周囲へ感染を広げることを防ぐためにも、長引く咳の症状が見られた場合は、医療機関を受診するようにしましょう。

 

感染症の感染経路・症状について

感染経路について

 感染した人の咳やくしゃみなどにより、放出されたウイルスを吸入することで発症します。急性呼吸器感染症(※)の主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染、接触感染、エアロゾル感染等によるものです。
※急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎)または下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれます。

症状について

感染症別の症状
疾患名 症状
風邪 のどの痛み、鼻水、咳、発熱等
インフルエンザ

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感のどの痛み、鼻水、咳等の症状が比較的急速に現れる。高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方が感染すると、重症化のリスクが高い。一方で、感染していても症状が出ない(不顕性感染)場合や、軽い症状が出るだけの場合もある。​

新型コロナウイルス

発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等のかぜ様症状が約1週間持続する。発症者の多くは軽症だが、一部は呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈することもある。高齢者や基礎疾患のある方等が感染すると重症化のリスクが高い。後期高齢者等については、死亡例の多くを占めており、特に疾病負荷が高い傾向にある。一方で、感染していても症状が出ない(不顕性感染)場合や、軽い症状が出るだけの場合もある。​

 

 

感染症を予防するために

(1)正しい手洗い等

手指についた菌やウイルスを除去し、体内にウイルスを侵入させないことが効果的です。食事の前やトイレの後、帰宅時などに流れる水と石鹸で20秒から30秒かけて手を洗うことが大切です。インフルエンザウイルス・新型コロナウイルスにはアルコール製剤(エタノール濃度80%前後)による手指衛生も効果的です。

(2)適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、急性呼吸器感染症にかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

(3)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

(4)人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザなどの急性呼吸器感染症が流行してきたら、重症化するリスクの高い方や体調の悪い方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

(5)室内ではこまめに換気をする

季節を問わず、十分な換気が重要です。窓が2つある場合は対角線上にあるドアや窓を2か所開放し、効果的に換気をしましょう。

(6)ワクチン接種

予防接種が可能な感染症については、ワクチンを接種することも有効です。
詳細はおとなの予防接種についてをご覧ください。​

体調に不安があるときや発熱などの症状があるとき

(1)人混みへの外出を控える

人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。

(2)咳エチケットの徹底

咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう。
・咳やくしゃみが出ているときはできるだけ不織布製マスクをすること。
・とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けず、できるだけ1メートル以上離れること
・鼻水・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
普段から一人一人が咳エチケットを心がけることが大切です。​

(3)十分な休養

自宅で安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

(4)水分補給

水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。

(3)医療機関の受診を検討している場合

高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ、早めに医療機関を受診しましょう。まずは、お近くのクリニックなど地域の医療機関に事前に電話相談し、受診してください。お近くの医療機関がわからない場合には「救急安心センターおおさか」#7119、または、「市民向け病院案内ダイヤル」072(958)0119へ
受診に関して困ったとき 大阪府<外部リンク>

関連リンク集

感染症情報(厚生労働省)<外部リンク>

大阪府感染症対策情報​(大阪府)<外部リンク>

 

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