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令和4年度 校長室より

印刷用ページを表示する掲載日:2023年3月24日更新
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校長日記

令和5年 3月

3月24日(金曜日)

 今日は令和4年度の修了式。それぞれの学年の代表の子に「修了証」を渡し、全員に対し「進級を認めます」と宣言しました。

 そのあとの私の講話。昨晩、さんざん考えた末、結局、大谷選手のような名言は当然出てこず、この子たちにすれば少し懐かしい話をしました。それぞれの学年の入学式で私がした祝辞の話。入学式ですから、当然、こんな中学生になって欲しいという私の願いが込められています。それが実現しつつあるか、ここで自らを振り返ってもらいました。

 2年生の入学式は『ビジネスのヒントを授けよう』の話。小学1年生の男の子がお小遣いを値上げしてもらおうとお父さんに交渉したところ、お父さんから『ビジネスのヒントを授けよう』と持ち掛けられて、自分でお金を稼ぐ方法を考えました。彼が考えた「ビジネス」は家の中でカフェを経営すること。お年玉の残りとお父さん銀行からの借金でコーヒー豆を買い、コーヒー一杯の値段を決めて家族相手にカフェをしたそうです。この話にあるように、何でもしてもらおう与えてもらおうではなく、自分で考え、自分で行動を起こしていく人になって欲しい。そんな力を3年間でつけて欲しいという話でした。さらに、私から「学校生活を楽しくする3つのヒント」を授けました。「思いやり」「感謝」「自分を好きになる」の3つでした。

 1年生の入学式の時にした話は、東京で1日限定でオープンした『注文に時間がかかる喫茶店』。店員さんは、滑らかな発音が苦手な「吃音」というハンデを持っている4人の若者たち。コミュニケーションに自信がなくて引っ込みがちになりがちな人たちに自信を持ってもらおうと、自らも吃音でつらい思いをした30歳の女性の方が企画したイベントでした。約2時間で30人程度のお客さんが来られたそうですが、お客さんも、積極的に店員さんに話しかけてくれ、店員さんたちは会話を楽しむことができました。そんな話を引き合いに、「自分らしさを大切にしてほしい。そして自分らしく頑張ろうとしている仲間を応援してほしい。二中がそんな学校になればいいなあ」という祝辞でした。

 どうですか、保護者の方も思い出してもらえましたか?  もう1年前、2年前なんですね。この1年、2年で、子どもたちは大きく成長しています。自分のわがままを優先するのではなく、まわりのために完全に自分を犠牲にしてしまうのではなく、集団や社会の中で生きる自分はどうあるべきかという視点で物事を考えられるようになっています。このまま素直に成長してくれることを心より願っています。

 修了式の後、1年生が体育館に残って、自分たちが制作したホリゾントをバックに記念写真。とても素敵な笑顔です。
1年学年写真

 さて、今日をもちまして、令和4年度の「校長日記」も終了となります。学校の様子、子どもたちの様子をしっかりお伝えすることができましたでしょうか。自分の個人的な感情や感想もずいぶん入ってしまったようにも思いますが、まあそこはあくまでも「日記」ということでお許しください。
 毎日毎日お読みいただき、本当にありがとうございました。春休み、お子様が安全で健全な生活が送れるよう名願っています。

 

3月23日(木曜日)

 久しぶりのまとまった雨の日。「3月としては観測史上最多の雨量かも」と聞いていてビビっていましたが、そうでもなくて良かったです。

 今日の4時間目は、1・2年生とも最後の学年集会。私は見ることができませんでしたが、代議員から今学期や1年間の振り返り、各クラスのがんばった大賞の発表、各委員会からの報告、カテガクノートの表彰等、生徒中心で集会が行われたようです。いつもながらですが、振り返りの中で、目立たないけどコツコツ頑張った子にスポットを当てようとする雰囲気はとてもいいことですね。きっと、いろいろなドラマのあった1年だったと思いますが、来年度は、いよいよ2年生は最高学年に、1年生は中堅学年になっていきます。さらなる成長に期待しています。

 さて、廊下や階段に貼られている、2年生美術作品の「名言」は、この3年間、私の支えとなってきたことは、この校長日記でも何度も紹介してきたところですが、「名言」と言えば、スポーツの世界は時にすごい名言を生んでいきます。「青春って、とても密なので…」は、夏の甲子園大会で優勝した仙台育英の須江監督の言葉。私は、その言葉が大好きです。そして、今、WBCの決勝戦を前に大谷選手がチームを鼓舞した言葉が話題になっています。
「憧れるのはやめましょう」
 私は、この言葉を聞いて、すごい言葉だと思いました。試合後のインタビューでその真意をこう答えています。「野球をやっている人なら誰もが知っている選手が1番から9番までいる。もちろんベンチの選手もそう。何も考えないと『あ、〇〇だ!』とリスペクトの気持ちで受け身になってしまうので、そこだけ、負けないんだという気持ちを持っていきたいなと思っていた」。

 「憧れてしまっては越えられない。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあ、行こう!」と、選手たちを鼓舞したわけですが、その言葉の裏に実は相手への最大限の憧れとリスペクトを感じさせるものがあるところがすごいですよね。そんな素晴らしい相手に絶対勝つという強い意気込みが、あの勝利に結びついたんだと思います。なんでこんなにかっこいいの?
 今年の流行語大賞は「憧れるのはやめましょう」で決まりです!  はい決定!

 さて、明日は修了式。ということは、私の講話があるわけで…何を話そうか、今からゆっくり考えます。大谷選手のような名言が言えたらなあ。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月22日(水曜日)

 昨晩からWBCの話題一色。私は昨日は金岡競技場で競技会があって、たまたまトイレを使用しようと金岡体育館に入ったところで、たくさんの人だかりができていたので何事かと思って見たところ、みんなでテレビを観戦していました。さながらパブリックビューイングみたいでした。最初に見た時は3-0で負けていて、次に見た時はまさに9回裏の攻撃でした。そしてあのサヨナラ劇。見ていた人が一斉に「よっしゃー」だの拍手だのハイタッチだの、えらい騒ぎになっていました。まあすごいことだとは思いますが、私はあまり盛り上がりすぎると逆に冷めてしまうところがあって、さすがに朝になるとテレビは見ないようにしました。ひねくれ者です。

 今朝、学校に来ると、素晴らしい青空のもと、吹奏楽部が「二中坊やの住みか」広場で練習をしていました。聞けば、今日の昼休みに「マンスリーコンサート」をするということで、その練習だそうです。流れてきた曲が、美空ひばりの「川の流れのように」…なんで???  昭和な歌ですが、でもこの曲って演歌やJポップなどのジャンルを超越した名曲だと思いませんか。「知らず知らず歩いてきた 細く長いこの道 振り返ればはるか遠く 故郷が見える でこぼこ道や曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生・・・」、えっ? 私へのメッセージソングですか?  朝からとてもおだやか気持ちになれました。お天気も良かったし、桜もちらほら咲いてるし、最高の朝です。
朝1朝

 そして、昼休みの「マンスリーコンサート」では、吹奏楽部の演奏に合わせて本校教員が気持ちよさそうに「川の流れのように」を熱唱。思わず、マイクを横取りしたくなりましたが、そこは理性をもって自重しました。窓からは多くの生徒がその様子を眺めていました。吹奏楽部の皆さん。ありがとうございました。
コンサート1窓

 午後には、2年生が学校の校舎や運動場を使った「大かくれんぼ大会」。ベストを着た「ハンター」たちが次々に隠れていた人たちを見つけ「捕獲」していきました。たまたま、私は段ボールを捨てに、ちょっと奥まったところにある「段ボール置き場」に行くと、コンテナの横にじっと息をひそめて隠れている子がいたのでびっくり。でも、学校って、隠れる場所がありそうでないんですよね。すぐに見つかる人が多かったようです。たまには、こういうイベントも楽しいものです。
かくれんぼ1かくれんぼ2

 さあ、明日は令和4年度最後の授業日。恒例の学年集会で、しっかり1年間の振り返りやまとめをしてくれることでしょう。明日も良い日になりますように。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月20日(月曜日)

 春らしい陽気が続いています。土曜日に新入生の物品購入が行われているときに、東館前の桜が数輪、開花していることに気づきました。二中の「開花宣言」です。まだ3月の18日です。報道によると、大阪では令和3年と並ぶ史上最速だそうですが、令和3年と言えば今の2年生が入学してきた年です。あの年は入学式の時には桜がほとんど散っていましたね。今年の入学式もそんな感じになりそうです。
 さて、いよいよ令和4年度のラストウィークに入りました。今週の金曜日には修了式です。何度も同じことを言いますが、時の流れは早いです。各クラスで、最後の締めに入ることでしょう。クラスとしての残された時間を楽しんで欲しいものです。

 さて、私は先週の金曜日は所用で一日中大阪市内にいました。久しぶりに電車に乗って大阪市内に出たわけですが、電車内はもちろんのこと、街を歩いている人を見てもまだほぼマスクをされています。13日に「個人の判断で」になったものの、なかなかマスクは外せないようで、そういう私も普段は外すようにはしていますが、やはり人と会話をするときには慌ててつけています。4月からは学校内もマスクはいらないという通知が出されていますが、どうなんでしょうか。私は子どもたちにはもう必要ないと思っていますが、こればかりは強制するものではないし、難しいですね。大人が外さない限り、子どもたちは外さないでしょう。やっぱり3年は長かった…。

 子どもたちの満面の笑み。それは私たちの願いです。毎日毎日笑って生活できるほど、世の中甘いものではありませんが、大人はともかくとして、子どもたちには笑顔で毎日を送って欲しいと思っています。とはいえ、家では厳しく叱ることもあります。昨晩も、あることで中2の長女を叱りつけて泣かせてしまいました。まあ、そういう日もあります。

 ということで、今日の「名言」は「笑顔特集」。子どもたちも思い切り笑いたいのです
名言1名言2名言3

 最後に、とてもうれしい「名言」を見つけました。
 それがこれ。
名言4

 今日は会議のために生徒は午前中で下校しています。よろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月16日(木曜日)

 今日の5,6時間目、1年生は職業講話&体験学習会ということで、9つのコースに分かれて講師の先生から、その仕事の話を聞いたり体験をさせてもらったりしました。コロナ禍の中ではなかなかこのような機会が持つことも難しかったのですが、ようやくこういった機会が持てるようにまでなりました。

 コースは、美容師コース・メイクコース・ネイルコース・声優コース・トリマーコース・自動車整備コース・ダブルタッチインストラクターコース・看護師コース・ヨガインストラクターコースの9つ。自分の興味のあるコースを2つ受講します。短い時間ではありますが、子どもたちはとても楽しそう。初めての体験に興味津々でした。では、その一部を写真で紹介します。

【美容師コース】
美容

【メイクコース】
メイク

【ネイルコース】
ネイルコース

【声優コース】
声優コース

【トリマーコース】
トリマーコース

【自動車整備コース】
自動車整備コース

【ダブルタッチインストラクターコース】
ダブルタッチコース

【看護師コース】
看護師コース

【ヨガインストラクターコース】
ヨガコース

 生徒はもちろんですが、先生も一緒に体験させてもらって楽しんでいました。1年のときから、このような経験ができるということはとっても大事なことで、もしかしたら今日の経験が将来の職業につながる人も出てくるかもしれません。
 人間、「出会い」や「体験」がとても大事であることを改めて感じています。自分の人生がそれによって決まると言っても言い過ぎではありません。この3年間、そんな大切なものをコロナにより奪われてきました。コロナが終息しつつある今からでも遅くないので、子どもたちにたくさんの「出会い」と「体験」をさせていきたいと思っています。
 2年生の保護者の方は、ぜひ今日の様子を聞いてあげてください。そして、そこから出てくる夢のある言葉は絶対に否定しないでください。今は、親の思いとずれていてもいいんです。大事なことは「夢を持つこと」と「その夢の実現のプロセスを考えること」ですから。

 最後に久しぶりの「名言ボード」から。現2年生がまたまた素晴らしいメッセージを書いてくれています。
名言1名言2名言3名言4

 「子どもに夢を見させる環境を作ってやる」、これが大人の役割です。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月15日(水曜日)

 昨日の卒業式が、なんだか数日前のような錯覚を覚えます。おそらく学年の先生たちは改めて誰もいなくなった教室を見て、心の中にぽっかりと穴があいたような気分を感じていることでしょう。でも、どこかで気持ちを切り替えて、片付けや新年度の準備にあたっていきます。教師の仕事って、その繰り返しです。今回で39回目の卒業式を終えた私ですが、これまでいったい何人の生徒を送り出したことでしょう。深く関わった学年もあれば、そうでない学年もありますが、これだけたくさんの人間とつながれる仕事は、おそらく学校の先生以外にはないのかもしれません。
 そのうちの何人かとは、もちろん今もなおつながっています。同じ教員として、あるいは保護者として、あるいは学校がお世話になっている業者の担当者として…いつまでもそのつながりが続いていることに大きな喜びとご縁を感じます。
 時にはこんな出会いもあります。ケガをして救急車で搬送されることがあって、そのときの救急隊員が教え子だった。交通事故に巻き込まれて、来てくれた警察官が教え子だった。公園で子どもと遊んでいて、その子どもがぶつかってしまった人が教え子だった…なんてこともありました。不思議な縁を感じたことなんて山ほどあります。

 昨日の卒業式の祝辞の中でも、「『さようなら』ではなく、『またね』でお別れしましょう」と言いました。自分にとって必要な人なら、きっといつかまた会える、と思っています。先生と生徒の関係は3年間だけではないことを、長い教師生活の中で実感しています。これからも、一人でも多くの教え子たちとどこかで出会うご縁がありますことを、楽しみにしています。

 3年生の保護者の皆様、改めましてお子様のご卒業おめでとうございます。大切なお子様をお預かりして3年、至らない点やご心配をおかけする点等多々あったかと思いますが、何卒お許しください。3年間、毎日「校長日記」におつきあいいただき、ありがとうございました。お会いしたときに「毎日読んでますよ」と言っていただけたことが、とても励みになり、続けるモチベーションになりました。今日をもちまして、「更新メール」は停止させていただきます。もちろん、ホームページはいつでも見ることができますので、たまには覗いていただければ嬉しいです。ありがとうございました。

 さて、3年生がいなくなって、いよいよ73期生2年生が最高学年となりました。二中にとって新たなスタートの日の朝はまさに「快晴」です。桜のつぼみも膨らんできました。
青空1青空2

 入学式での大きな返事でスタートしたこの学年が、どんな新しいカラーで二中を彩ってくれるのか、とても楽しみにしています。さあ73期生の時代の始まりです。頑張ろう!73期生、そしてあとに続け74期生!

 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

3月14日(火曜日)

 本日、富田林市立第二中学校第72回卒業証書授与式を、4年ぶりに多数の来賓の方々のご臨席を賜り、無事に挙行することができましたことを、まずはご報告させていただきます。
 朝からこの上ない好天気。もともと、誰が「雨男」かは知りませんが、大事なイベント時にはいつも雨に見舞われていたこの学年でしたが、最後の最後は絶好の卒業式日和となりました。

 定刻通りの8時30分に式が始まりました。卒業証書授与では、一人ひとりがしっかりと私の目を見て、証書を誇らしげに受けとってくれました。マスク越しに素敵な笑顔を見せてくれた子も多く、あっという間に授与の時間が終了しました。
 そのあとは、校長祝辞。けっこう長くしゃべらせてもらったので、すべての内容は紹介できませんが、かいつまんで言うと…

 『この学年の入学式はまさに「厳戒態勢」。私の祝辞もあいさつ程度の短いものでしたが、その中で私はこんなことを言っていました。
 「みなさん、隣の子を見てください。感染予防の観点で座席の間隔を大きく離しています。この光景をぜひ心に刻んでおいてください。入学式、座席は離れていたけど、心は近くに、心をひとつにして立派に入学してきたことを卒業式の時に懐かしみましょう」

 それからの中学校生活はまさにコロナとの闘いであり、コロナとの共存が求められた3年間でした。この間、全国的に、修学旅行などの行事が中止になったり、部活動ですら活動ができない時期もありました。しかし、二中の皆さんは、「感謝の気持ち」「仲間を思いやる気持ち」を大切にし、家族の健康を気遣って毎日を大事に大事に過ごしてきました。そんな皆さんの健気な姿勢や思いが、先生や保護者の方の気持ちを動かし、できる限り行事を中止せずにやってきました。おかげで、みなさんの3年間の学校行事は、ことごとく「思い」のこもった素晴らしいものとなりました。だから、この学年は一般的に言われるような「かわいそうな学年」とは私は思っていません。

 私にとって、皆さんとの一番の思い出はやはり沖縄の修学旅行です。紆余曲折がありましたが、予定通り2泊3日の沖縄修学旅行を実施することができました。皆さんや72期生の先生たちと一緒に沖縄に来れて良かったと、心からそう思いました。
 
 これから先、どんな世の中になろうとも、「幸せ」な人生か、「不幸せ」な人生かを決めるのは、あなたの「心」しだいです。どんなに恵まれていても、心の持ち方ひとつで不幸せに感じるし、どんなに不遇な境遇にあっても心の持ち方ひとつで「幸せ」に感じる。だから、大事なのは素敵な「心」を育てること。

 卒業生の皆さん、いよいよお別れです。でも、「さようなら」ではなく「またね」でお別れしましょう。3年間、本当によく頑張りました。みんな、ありがとう。「またね」。』

 すぼらしい送辞に答辞。そして「卒業の歌」…本当に素敵な式でした。来ていただいた来賓の方も、みなさん、口々に「良かった~」と言ってくださいました。

 式後、お世話になった仲間や先生と記念写真。卒業式の凛とした態度と、式後の子どもらしいはしゃぎよう…このギャップがまたいいですね。
式後1式後2式後3式後4祝電1祝電2祝電3

 最後に、みんなが帰った後、学年の先生による記念写真。「みんな、ありがとう。進む道は違っても、みんなの心は近くに、心をひとつに、頑張れ~。
学年先生学年先生2学年先生3

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月13日(月曜日)

 今日は、昨日までとはうって変わって寒い一日となりました。予行で体育館にいると、足の震えが止まりませんでしたが、どうやら寒さだけではないようです。私が緊張しても始まらないのですが、毎回、卒業式には独特な緊張感があります。寒さによる震えが半分、緊張による震えが半分というところでしょうか。
 この土曜日、暖かな日差しのもと、加藤家は久しぶりに公園に遊びに行きました。岸和田にある蜻蛉池公園に数年ぶりに行きましたが、たまたまワンちゃんのイベントをやっていてうちのワンちゃんも大はしゃぎ。興奮しまくって、何でか私は何回もかまれました。しつけができていないのがバレバレ。長い時間いたわけではありませんが、なんか久しぶりにのんびりした時間を過ごせたような気分でした。

 今日の1,2時間目は卒業式の予行。本番通り流しながらも、所々で中断して修正を加えたりして、最後まで進みました。さすがに、前日練習。本気度が増してきました。堂々としてきました。とても素晴らしい厳かな卒業式となりそうです。
予行1予行2予行3

 そして、3時間目は、学年だけの「お別れ会」。3年間をスライドで振り返りながら、笑いあり、懐かしさありの素敵な時間を過ごしました。入学直後の写真を見ると、本当に大きくなったことを実感します。
 「お別れ会」の最後は、学年所属の先生たちからの最後のメッセージ。一人ずつ前に出て卒業生にメッセージを送っていました。もうすでに、涙で言葉にならない担任の先生も…。ちょっと早いんじゃないですか~、わかるけど…。コロナの影響で、未曽有の3年間だっただけに、思いもひとしおのことでしょう。最後は学年主任。彼が前に出た途端、代議員たちが前に出てきてサプライズのプレゼント。とてもうれしそうで、でも、とても寂しそうでした。子どもたちの温かい心に触れられて、私も嬉しかったです。
お別れ会1お別れ会2お別れ会3お別れ会4

 4時間目はいよいよ最後の学活です。掲示物もすべてなくなった教室で、クラスの仲間と担任が最後の時間を過ごしました。さすがに写真を撮りにいくのは控えました。そこは、私なんかが踏み込むことはできない領域のように感じたからです。みんな思い残すことなく、最後の時間を過ごせたのでしょうか。まあ、いくら時間があっても足りないとは思いますが。

 ここのところ、校長日記も卒業式の話題が中心となり、1・2年生の様子があまり発信できなくて申し訳ありません。卒業式の後は、1・2年生の様子をたくさんお伝えしますので、明日まではご容赦ください。

 あしたは、72期生にとって素敵な最後の一日となりますように心から願っています。3年生の保護者の皆様、明日の朝の中学校生活最後の送り出しをよろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月10日(金曜日)

 今日は、公立高校の一般入試。朝から、先生方がチェックポイントに散らばり、状況等をLINEでやり取りしていました。その数なんと72通。最後の一人が無事に会場に到着するまで、先生たちも緊張感を持って対応していました。無事に、全員が試験に臨むことができました。保護者の方におかれましても、朝早くからの送り出し、ご苦労様でした。あとは、結果を祈るばかりですね。今日は、受験生たちはいい顔をして帰ってきましたか?  先の話ですが、結果がわかり次第、お子様を通じてでけっこうですので学校まで連絡をお願いします。

 さて、今日の6時間目は、1年C組で道徳の研究授業を実施しました。インフルエンザの流行で、当初予定していた日から延期され今日となりましたが、規模を縮小し、学年の先生を中心に授業を見せてもらいました。
 今日の読み物資料は「裏庭のできごと」。道徳の定番のような読み物で、学校の裏庭でボール遊びをしていた時に窓ガラスを割ってしまって、それを正直に先生に言いに行くかで主人公が葛藤するという話。最終的には、自分の意志で職員室に向かうところで話が終わるわけですが、まあ現実的にはよくある話です。よくある話だからこそ、私なんかは意外と難しく感じる題材で、あまりにも現実的に起こりうるできごと、すでに経験しているできごとだけに、「本音」を出しにくいだろうなと感じるからです。

 人間、誰しも二面性をもっています。悪い心と良心です。そのふたつの心が戦って、良心が勝てば主人公のように言いに行くだろうし、「ばれへんやん」と悪い心が勝てば黙っているという行動に出るでしょう。ただ、子どもたちに、「良心が勝て!」「正直に言いに行くべきである」と指導してしまえば、それは「道徳」ではなく「生徒指導」になってしまいます。「今の自分ならどうやろう」、そうやって自分を見つめることが道徳の時間では大事になってきます。
 子どもたちは、きっと主人公と自分を重ね合わせながら、自分を見つめたことでしょう。1年C組の皆さん、ありがとうございました。
道徳

 さあ、来週の火曜日はいよいよ卒業式です。月曜日には予行が行われ、そのあと3年生は学年だけの「お別れ会」に臨みます。おそらく、素敵な音楽を流しながら3年間をスライドショーで振り返っていくような時間もあることでしょう。入学式の様子が懐かしくもあり恥ずかしくもあり…3年間のできごとが走馬灯のように思い出されるはずです。「泣き笑い」ですね。素敵な時間です。
 そして、昼からは在校生や先生たちで心を込めて卒業式の準備にあたります。準備にあたってくれる生徒の皆さん、よろしくお願いします。天気予報では準備の日のお天気がちょっと心配?  でも本番の日は大丈夫そうです。私も、祝辞を書き終えました。あとはレンタルのモーニングが届くのを待つのみ…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月9日(木曜日)

 「3年生を送る会」の興奮も冷めやまぬ(私だけ)なか、今日の1,2時間目も卒業式の練習。昨日より、さらに動きがスムーズになり、落ち着きも出てきました。歌にも力がこもってきています。と同時に、子どもたちはだんだんしんみりしてきました。みんなすごく穏やかな表情になってきています。

 思い起こせば、この子たちは小学校のときにはろくに卒業式の練習もできませんでした。3月上旬から休校になって、おそらく入学式もほとんどぶっつけ本番のような状況だったことでしょう。お世話になった教室をみんなで掃除する…というようなこともできなかったはずです。友達と別れを惜しむ時間も雰囲気もないまま、急かされるように小学校を旅立ちました。でも、あれから3年がたち、ようやくじっくりと卒業式の練習ができるまでになりました。小学校のときの分まで、この時間を味わってほしいなあと思うし、残された仲間や先生との時間も大切にしてほしいですね。
歌練習1歌練習2歌練習3

 明日はいよいよ公立高校の一般入試。朝早くから、それぞれの受験先に赴いて中学校生活最後のチャレンジに挑みます。怖いのは「油断」。私立高校の入試を経験して、「ああ、試験ってこんなもんか」と錯覚し、つい油断が出て大きなミスをしてしまうことがあります。周りの人に「緊張してる」ことを悟られたくなくて、ついつい馬鹿なことをして強がって見せようとする。つまらないかっこつけで、強がって見せる必要なんて全然ないのに。緊張していいんです。人間というのは、大きな舞台では適度な緊張感が必要です。過度な緊張感は必要ありませんが、最後まで緊張感はもって試験に臨んで欲しいです。

 明日は再び保護者の方にとっては「長い一日」になることでしょう。何をしていても、子どものことが気になるものです。保護者の方が焦るあまり、朝から子どもを叱ることのないようにしてあげてください。そして、子どもはきっと元気な顔で帰宅することでしょう。前にも言いましたが、子どもは「できなかった」と言います。「難しかった」「絶対落ちた~」と言います。でも、その言葉を真に受けなくても大丈夫です。ただ、万が一の準備だけは始めておいてください。大事なのは「大人の余裕」です。親の余裕の姿が、子どもを一番安心させます。

 今日の最後は、校内に貼られている卒業生へのメッセージ特集。最初の写真は錦郡幼稚園の園児から、2枚目は若草学級内に貼られていた先生手作りの掲示物、そして最後の2枚は在校生からのメッセージです。
メッセージ1メッセージ2メッセージ3メッセージ4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月8日(水曜日)

 今日も良く晴れた暖かい日です。桜のつぼみもいよいよ目立ってきました。

 昨日の放課後、2年生のキャリア学習「インターン」の代表班によるZOOM交流会がありました。これは教育と探求社のプログラム「インターン」に取り組んでいる中高校生が、お互いの学びを交流し合うというもので、本校では「カルビー」に「インターン」した1つの班が本校2年生を代表して交流会に参加しました。さすがにZOOM会議は慣れていないので、普段元気な子どもたちもかなり緊張していたようです。手を振る表情も、かなり硬いっ! これからはこういう会議も増えていくんだろうけど、慣れないと難しいですね。

 ただ、自分たちの取組みの発表の番になると、普段通りしっかりと発表してくれました。他校の生徒からは、「プレゼンのスライドがとてもうまくまとめられている」とほめてもらっていました。
ズーム会議1ズーム会議2

 後半は「働く」ということについて、「先輩社員」の話を聞いたり、お互いの意見を交流し合っていました。「先輩社員」の話は、私も気づかされることがたくさんあって、やっぱり「楽しむ」ということが人生にとってとても大切であることを改めて感じました。正直、私は幸いにして「仕事」は楽しませてもらっています。これまでの教員生活をトータルで振り返ったときに、もちろん大変なことも多かったし、若い時には眠れぬ夜も多かったけど、トータル的に見た場合、やっぱり「とても楽しかった」と思っています。常に「楽しい」「楽しい」と思いながら働いていたわけじゃないけど、子どもたちの成長にたずさわれる仕事は本当に「やりがい」があり、その「やりがい」や「成果」を感じた時に「楽しい」と思えるのだと思います。そこのとこは、子どもたちにも勘違いをしないで欲しいなあ。そんな、常にずっと「楽しい」と笑っていられる仕事なんていうものはなく、安易に「楽しくないから辞める」「働くってもっと楽しいと思っていた」ということにはならないでくださいね。

 本校の一人の生徒は、「働くとは?」の問いかけに、フリップを掲げこう答えていました。
フリップ

 とても素晴らしい意見だと思います。「じゃあ私はチャレンジしているか?」と自分に問いかけた時に、歳をとるにつれ「守り」に入っている自分がいます。私はこの子の意見のおかげで目が覚めました。やっぱり結果を恐れることなく「チャレンジ」し続けていこうと思います。「先輩社員」は、「人間、心配事の94%は実際には起きない」って言われていました。これってすごく勇気になります。あれこれやる前から心配するよりも、思い切ってチャレンジしてみる、行動を起こしてみる、それが大事なんですね。
 ということで、私によっても有意義な交流会でした。参加してくれた代表班の皆さん、本当にご苦労様でした。

 そして、今日の午後は、「3年生を送る会」。本校の卒業式は、在校生においては生徒会執行部など一部の生徒のみの参加となりますので、これが卒業生と在校生が一同にそろう最後のイベントとなります。在校生はこれまでお世話になった感謝の気持ちを込め、そして卒業生もかわいい後輩たちや先生方に感謝の気持ちを込め、お互いの感謝の気持ちが混じりあうとても素晴らしい時間でした。「感謝の気持ち」って、目に見えるものではないけど、体育館の空間に「ありがとう」の文字が飛び交っているのが、私には見えました。ニコニコ動画の見すぎでしょうか。それにしても、吹奏楽部の演奏も、2年生が作ったステンドグラスも、1年生が作ったホリゾントも、学年ごと・部活動ごとに制作した動画も、そして3年生の合唱も…、どれも見事です。どれも感動ものです。すごすぎて言葉になりません。これが二中の「3年生を送る会」なんですね。すごかったあ。これが二中の伝統です。これが二中の誇りです。
送る会1送る会2送る会3送る会4送る会5送る会6

 これで、3年生も気持ちを新たに、最後の儀式に臨めることでしょう。生徒の皆さん、そしてそれを指導・支援されたきた先生方、本当にありがとうございました。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月7日(火曜日)

 今日もいいお天気です。さすがに今朝からごついハーフコートは家に置いてきました。体が少し軽くなった気分。

 いよいよ今日から卒業式の練習に私も参加させてもらっています。呼名・返事から、証書の受け取り、座席に戻るまでの一連の流れをしましたが、今日の時点ではおどおどしている姿が見られましたが、この子たちのことですから本番はびしっと決めることでしょう。
 学年主任から、最後に少し話をしてくださいと言われ、「ちょっとだけよ」と言いながら話をしました。ただ、ここで思っていることを言ってしまうと、本番の卒業式にしゃべることがなくなってしまうので、ほどほどのしようと思っていたのに、やっぱりしゃべりだすといろんな思いがこみ上げてきて、ついつい余計なことまでしゃべってしまいました。基本、教師はしゃべりだすと止まらないので、10分しゃべって欲しい時は、「5分でお願いします」がちょうどです。教師のあるあるです。

 入学式のときは、とにかく時間の短縮短縮で、私の祝辞もあいさつ程度のものとなり、トータルにしても30分もかからない、あわただしい式だったように記憶しています。あれから3年…ここにきてようやくコロナも収まり、それほど話題にすらならなくなりました。せめて今年度の卒業式ぐらいは、のんびりとした時間が流れてもいいのかなと思っています。スピード感、テンポやリズムを大事にし、無駄な「間延び」が嫌いな私ですが、今回に限っては「間延びもいいかな」って…。1分でも1秒でも長く、体育館に「とどめてあげたい」、というか「とどめておきたいなあ」とすら思うほどです。

 私の話のあと、「卒業の歌」の練習をしていました。なかなか感動的な歌です。それを学年の先生たちはいったいどんな思いで見守っていたのでしょう。学年や担任を外れてしまうと、そこんとこがちょっとうらやましくなったりします。いいものです。最後の写真は学年主任です。心なしか、卒業していく生徒たちを前に、さみしそう。
卒業練習1歌練習1歌練習2歌練習3

 明日は4年ぶりに、全体が集まっての3年生を送る会。放課後は在校生が椅子並べなどの準備をしてくれました。ホリゾントやステンドグラスも準備されましたが、ネタバレ厳禁で、写真撮影は控えました。私も二中に来て、初めて「3年生を送る会」を見せてもらいます。実は、大阪市内への出張が一件入っていましたが、ここは学校行事優先で出張は欠席させていただきました。明日の本番を楽しみにしています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月6日(月曜日)

 今週からは、この時期にすれば「10年に一度」の高温の日が続くそうで、一気に春がやってきたようです。桜の開花予想時期も発表され、大阪は3月21日となっていました。東京に至っては3月18日ということで、まさに歴史的な早さです。「絶対、入学式の時には散ってるやん」という感じ。確か、今の2年生が入学してきた2年前もそうでしたね。最近の感じからすると、もう入学式で、満開の桜の下での記念写真という光景は見られなくなってくるのかもしれませんね。それもちょっと寂しい話ですが…。

 さて、3年生にしたら来週の火曜日に卒業式が行われますので、ほぼ今週が「最後の一週間」となります。10日には公立高校の入試が行われるので、授業らしい授業が行われるのはあと2日程度というところでしょうか。しかも、卒業式の練習も入ってきますので、なんかあっという間に一週間が過ぎていくことでしょう。今日も体育の授業を見学すると、心なしか残された時間を楽しむかのように、楽しそうにサッカーやソフトバレーボールで体を動かしていました。多くの生徒は10日に公立高校の入試に臨むため、心のどこかに不安を抱えているだろうけど、お天気の影響もあってか、笑顔あふれるのどかな光景です。
 「なぜ、このような幸せな気持ちに早く気づけなかったのだろう」…この時期の生徒がよく感じる気持ちです。別れや終わりが近づくと思うと、人間って「良い思い出」として残そうとする本能があるのかして、友達や時間、お世話になった先生などを愛おしく感じたりします。たわいもないことで喧嘩したり、いがみ合ったりしたこともあったことでしょう。ついつい悪口を言ってしまったり、文句を言ってしまったり…。つい担任に反抗的な言動をしてしまうことだってあります。そんな自分がなんか馬鹿らしく思えてきて、すごくピュアな気持ちというか、心が洗われた状態というか、そんな気分になるんです。3年生の担任をしていた時、この時期のそんな生徒たちの表情がとても好きで、おそらく今の3年生の担任も、そんな気分をい味わっているに違いありません。

 考えれば、人間って後悔の連続です。「あの時にこうしておけばよかった」なんて山ほどあります。でも、後悔があるから、今度は頑張ろうとする。人間は、死ぬまで何度でもやり直すことができます。だから神様は、私たちにあえて失敗や後悔を与えているんだと思います。「次は頑張れ!」と。今、3年生が感じているこの素敵な時間は、きっと神様からのプレゼント。残されたこの時間を大切に…。

 今日は「学校からの連絡・方針等」のページにて、学校教育自己診断の結果について報告させていただいています。ぜひ、ご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月3日(金曜日)

 昨日は校長日記をお休みさせていただきました。朝からバタバタしていて、午後からは大阪市内に出張で、校長日記が更新できませんでした。

 私は見ることができなかったのですが、昨日の6時間目、1年生がキャリア教育に一環で「ハローワーク河内長野」からゲストティーチャーをお招きしての講演会を実施しました。まだ中学1年生ですが、少しずつ将来のことや進路のことについても考えさせるようにしていきたいです。将来の生活や将来の自分をイメージできたとき、逆算して、今、何をしなければいけないのかが見えてきます。これからもたくさんの社会人をお招きして、いろんな話を聞かせていこうと予定しています。以下に1年のキャリア学習のプログラムと昨日の講演会の様子を写真で紹介しますので、1年生の保護者の方はこれを参考に、ぜひ子どもたちからいろんな話を聞いてあげてください。

目的: 出会い ~仕事・自分の未来・社会~

(1)どんな仕事があるのか、働くことに興味をもつ。
(2)今の自分と向き合い、夢(目標、将来)について考える機会をつくり、卒業後の進路につなげていく。
(3)人との出会い(思いを聞き、感じ)を通し、自分や社会の新たな部分を見つけ、進路(夢)へつなげていく。
(4)様々な職業について知り、自分の思いや特性を生かした職業を意識させる。

~1年生 キャリア学習の流れ~

  • 冬休みの宿題   ★お仕事調べ(インタビューも)
  • 2/2(木曜日) ★読み物+今後のキャリア学習の流れ
  • 13(月曜日)   ★冬休みの「お仕事調べ」の発表
  • 24(金曜日)   ★ダイヤモンドランキング
  • 27(月曜日)   ★適性検査
  • 3/2(木曜日) ★河内長野ハローワークの方からの講演
  • 16(木曜日)  ★職業体験&講話 ※さまざまな職種の方々からお話しいただきます。
  • 17(金曜日)   ★体験&講話を終えて(お礼の手紙&振り返り) 

講演1講演2講演3講演4講演5講演6

 さて、今日はひな祭りです。3月中旬ごろに、毎年、富田林の「じないまち」でひな人形が飾られますが、行かれたことはありますか。私は「じないまち」を歩くのが好きで、昔にタイムスリップしたような懐かしさを感じることができ、特に「雛めぐり」のイベントは毎年見に行っていました。民家や商店など至るところにかわいらしいひな人形が飾られ、私はいつも「えび芋コロッケ」を食べ歩きしながら見て回ります。最近は、おしゃれなカフェもできているのでなかなかいい雰囲気ですよ。例年、第2土曜・日曜に開催されますので、まだ行かれたことがない方は是非一度訪れてみてください。
 私事ですが、3月3日、ひな祭りの日は長女の誕生日。今日は帰ってからバースディ祝いをしてあげないと…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

3月1日(水曜日)

 今日もいいお天気でした。予想最高気温は17度ということで4月上旬並みの暖かさ。もう、ごついコートは必要ないかなあ…と思いつつも、やっぱりコートを着ていました。

 今日の3年生の家庭科の授業は「消費者教育」および「金融教育」といいうことで、第一生命保険会社様より8名の講師の方に来ていただいて、各クラス2コマずつ、ライフサイクルゲームならびに講義の出前授業をしていただきました。
 これまで中学校では、このような教育、とりわけ「金融教育」はほとんど行われてこなくて、私自身も受けたことがありません。その影響か、日本人は収入のほとんどを預貯金にまわし、資産運用の割合が非常に低いというのを聞いたことがあります。一方、外国を見てみると、外国人は収入の多くを資産運用に使っています。これが日本の経済が低迷している原因のひとつともいわれています。そういう私も、資産運用と言えば「リスクが高い」と考えてしまい、手を出すのに躊躇してきました。「低リスク低リターン」の生き方を選択してきた私の人生において、資産運用や投資信託などは縁のないものだと思ってきました。今回、初めてこのような授業を見学させてもらえるということで、私自身も非常に楽しみにしていました。

 1コマ目の「ライフサイクルゲーム」は、我々が小さい時によくやった「人生ゲーム」の現代版のようなもので、さいころを転がし出た目だけコマを進めます。「iDeCo」とか「投資信託」とか「株」とか「保険」といった言葉がゲームの中でよく使われています。最終的に定年退職を迎える時に資産がどうなっているかを3~4人で競うゲームで、とても盛り上がっていました。担任の先生もゲームに加わり、生徒以上に?真剣にやっていました。生徒たちがやったのは「ヤング版」ですが、その裏は「シニア版」になっていて、定年後の人生を考えるような内容になっていました。ひとマスひとマスの内容を読んでいると、なんだか現実のこれからの自分を見ているようで、面白そうというよりも、ちょっとリアルすぎて怖かったです。定年後の人間が4人集まって、このゲームをしたら、楽しむというよりも、なんかちょっと深刻になっていきそうです。
 終わってみれば、借金しか残っていない子もいれば、6000万円の資産を貯めた子もいました。これは、金融教育の導入としてはとてもいいゲームです。
ゲーム1ゲーム2ゲーム3ゲーム4

 そして、2コマ目は「消費者被害や人生のリスク」についての講義。悪徳商法がいろいろ紹介され、生徒も真剣に聞いていました。ただ、内容的にはまだちょっと難しかったかな? 私も長い人生の中で、幸い「悪徳商法」には引っ掛からなかったとは思っている(たぶん)ものの、勝手に注文もしていない商品が送られてきたり、「絶対に儲かる」というおいしい話に気持ちが揺れたり…と、危ないことは何度も経験しました。私のように人が良いと、ついついだまされやすいので、みなさんも気をつけて欲しいものです。「やばい」「おかしい」と思ったときには、自分一人で解決しようとせず、「消費生活センター」など専門家に頼ることが大事ですよ。最近の悪徳商法や詐欺は本当に手口が巧妙になっていますから…。
講義

 最後に、3年C組の黒板に書いてあった最後の10日間のスケジュールです。いよいよカウントダウンが始まりました。なぜかドキドキしてきました。
カウントダウン

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和5年 2月

2月28日(火曜日)

 「春が来た!」という感じの暖かな一日でした。ぽかぽか陽気で気持ちが良い一日です。
朝、下足室に土があがっていたので掃除していると、たくさんの生徒から「ありがとうございます」の言葉をいただきました。かつてなら、そんなうれしい言葉を言ってくれる生徒を「1人目」「2人目」…と数えるほどでしたが、もう数えきれないほどの生徒が言ってくれていることに改めて気づきました。子どもたちの成長に、うれしく感じた朝でした。

 冬から一気に春へ…桜の開花が待ち遠しい季節が近づいてきましたが、今、どこの学校の桜の木も、「カミキリムシ」の被害により、倒木の恐れがあるということでその多くが伐採されています。学校の入学式と言えば、「桜の木の下で記念写真」というのが定番ですが、その光景が見られなくなりそうなのです。そこで、市の計らいにより、各校に5本の桜の木が植樹されることになりました。もちろん最初は小さな木ですが、今の子どもたちが親となって、そのお子さんが入学式を迎えるころには、見事な花を咲かせてくれることでしょう。楽しみですね。

 さて、今日は2月の最終日。生徒たちは相変わらず穏やかな毎日を過ごしています。3年生は、私立高校等を受験した生徒は無事に全員が合格し、公立高校の受験者は3月10日の入試日に向けてラストスパートといったところでしょうか。以前は卒業式のあとに公立の入試がありましたが、今は入試が終わってからの卒業式。多少、結果が気になりながらも、入試を終えてほっとした気持ちで卒業式を迎えることになります。
 そういう意味では、卒業式の後の「解放感」がちょっと心配ですね、という話を生活指導や3年生の先生方ともしています。羽目を外しすぎて、調子に乗って、その行為をSNSにアップして、トラブルや問題に発展する…というようなことにならないか心配しています。今の子どもたちは、何でも動画や写真に取り、面白いと思えばすぐにSNSにアップします。しかし、そのような行為が、一生を棒に振ることにつながるとは夢にも思っていません。今、問題となっている、「迷惑動画」がまさにそうです。新たに回転寿司店で流れてくるお寿司にアルコール消毒をスプレーしている過去の動画が出回り、その子の名前も学校名もさらされています。店側は、民事と刑事訴訟の両面で対応を考えているとのことですが、そうなってしまえば取り返しのつかないことになります。他人が映っている写真や動画を勝手にアップして、肖像権で訴えられるということも十分あり得ます。保護者の方にすれば「うちの子に限って…」と思われがちですが、多人数で調子に乗ってしまえば、正しい判断ができなくなるものです。我が娘も例外ではありません。くれぐれもそういう行為のないように、ご家庭でも注意してあげてください。「先手必勝」で、「転ばぬ先の杖」で、「備えあれば憂いなし」で、「濡れぬ先の傘」です。

 最後にどうでもいい話ですが。最近ちょっと疲れた表情をしているかして、昨日からスマホが顔認証をしてくれなくなりました。「うそやろ~」と思いながら、仕方がないので指認証で開こうと思ったら、指先がザラザラに荒れていて指認証もしてくれません。何度も何度もやったものだから、結局最初からパスワード設定をやり直さなければいけない羽目に…。もう最悪です。顔も指も、もう自分ではなくなっている?  自分を取り戻さなくては!

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月27日(月曜日)

 今日は朝から久しぶりに雲ひとつない「青空」が広がっています。1枚目の写真は朝7時40分の空、2枚目の写真は午後1時の空、そして3枚目は生徒が下校した午後3時20分の空。これだけ長い時間にわたって雲が見えない日も珍しいほどです。今日は気温も高めで、とても過ごしやすい一日でした。週末が真冬の寒さだったので、余計に太陽が暖かく感じます。
朝の青空昼の青空下校時の青空

 さて、いよいよ今週は2月のラストウィーク。そして水曜日からは弥生3月が始まります。最近、一週間がとても早く感じるようになりました。昨日の夕方、テレビをつけると『笑点』をやってました。「えーっ、もう1週間たったの?」という感じです。『笑点』や『サザエさん』を見た時の、この感覚、おそらく皆さんにも共感してもらえると思います。
 冬から春へ…。別れ、そして出会い…。新生活のスタート。なんだか、ワクワク・ドキドキの季節が近づいてきて、急にソワソワし始めてきました。

 私は、学校だよりに、PTA広報に、卒業式に…と、いろんな通信類の原稿書きも忙しくなり始めています。同時期に多くの原稿を抱えると、どうしても同じような内容になってしまいます。なんとかお許し願いたい。

 共通して述べているのは、「新型コロナウイルス感染症」や「マスク」のこと。
 3月13日より、「マスク着用は個人の判断」となりますが、果たしてどうなるのでしょうか。よくよく考えれば、日を設定してそんな行動を政府が決めるというのも変な話。もともと、政府が「マスクを着用するように」と言えば、すべての人がそれを正しいこととして行動し、その状態を終わらせるのも政府が「もう外してもいいよ、あとは各自で判断しなさい」と大号令…。なぜそんなことになるのかと言えば、まわりの目や誹謗中傷が極端に怖いものになっているから。「だから政府が決めてよ」…という、結局のところ、自分の体のことより、「まわりから浮かないようにしたい」という、極端なリスク回避志向に過ぎないのです。

 振り返れば、コロナ前に学習指導要領が改定され、そこにはこんなことが謳(うた)われていました。
「自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力を育てる」…
 笑ってはいけないんですが、つい笑ってしまいます。あまりにも現実のコロナ禍の社会とかけ離れすぎて…。皮肉にも、コロナの流行は、日本ではそういう能力を育てるのは難しいということを改めて証明してしまいました。ただ、そのような能力がこれからの時代に必要なのは間違いありません。ならば、主体的に判断し、行動したことに対して、もっと寛容な国になっていかないと…、と私は思います。何をするにしても「政府が決めてよ!」というのは、ある意味とても怖いことにつながるのではないでしょうか。

 3月13日、人々はどのような行動に出るのでしょうか。大人は、きっと「ちょっと様子を見て…」となるに違いありません。子どもたちに対して、普段は「まわりを見て行動するな」と指導していながら、結局「まわりを見て決めなさい」と言っているようなもので、この矛盾にとても違和感を抱いています。子どもたちに、とても難しい選択を迫っているということを理解しながら、子どもたちの様子を見守っていきたいです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月24日(金曜日)

 朝から冷たい雨が降り続いています。今日は1,2年生は学年末テストの最終日。今年度最後のテストが終わり、とりあえずはほっとしていることでしょう。でも、ほっとしすぎて明日、明後日の休みにはじけすぎないでね。

 さて、一昨日の水曜日に、デイジー図書完成の発表会がありました。この活動を1年以上にわたって取り組んできた学芸委員を代表して3名の生徒たちが、富田林小学校4年生児童と市内小中学校の図書司書の先生方を前に、自分たちが作ったデイジー図書『おしりたんてい』を披露してくれました。
 児童のなかには、本の字が読みにくかったり歪んで見えたりする子がいるということを初めて知った子も多く、デイジー図書を興味深く見てくれていました。
 発表した3人はとても緊張していましたが、大役を無事にこなし、終わった後はさすがにほっとした表情でした。児童が次々にお礼を言いに来てくれ、とてもうれしそうでした。制作した本は一冊でしたが、このボランティア活動に携わった生徒たちは、きっと自分たちも人のお役に立てるんだ、困っている子を助けることができるんだ、人を笑顔にすることができるんだ、ということを学んだと思います。こういう経験は何ものにも代えることのできない素晴らしい財産になることでしょう。
 この機会を与えてくださった、大阪教育大学と富田林市教育委員会に心より感謝いたします。そして最後に、大阪教育大学よりこの活動に携わった生徒それぞれに感謝状をいただきました。ありがとうございました。全校生徒や保護者の方の前で発表できる機会があれば良いですね。
 では、発表の様子や表彰の様子を紹介します。
発表1発表2発表8発表3発表4発表5発表6発表7

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月21日(火曜日)

 とても肌寒い一日。最高気温は7度という予想。この時期を乗り越えれば、だんだん暖かくなる…そう自分を奮い立たせて、ワンちゃんの散歩に出る朝でした。

 今日から1,2年生は学年末テスト。3年生も授業は午前までで、午後からは進路懇談。公立高校の特別選抜入試は今日2日目で、実技試験。本校からは2名が受験しています。得意の実技、思い切り、走り、跳び、投げろ!

 まわりでは、すっかり「コロナ」の感染を聞かなくなり、猛威をふるったインフルエンザもようやく落ち着いてきたようです。卒業式や年度末を前に、平常に戻ってきて本当に良かった。とにかく「コロナ」流行の初期で「厳戒態勢」の下で入学式を行った3年生ですので、せめて卒業式ぐらい、これまで通りの華やかな式典にしてあげたいですからね。
 でも、もう2月も下旬。あっという間に1年も終わりそうです。この時期になると、よく「総括」が行われますが、私の今年度のテーマは「青空」でした。二中という富士山がきれいに映えるような「青空」になりたいとスタートしましたが、どうだったのか…。イメージ先行で「達成状況」のわかりにくいテーマだけに判断は難しいけど、それなりに意識した一年ではありました。

 先日、生徒や保護者の方に協力していただいた「学校教育自己診断」の結果を見せていただきました。本当に高い評価をしていただき、感謝しています。特に、生徒からは「あいさつ」「掃除」、保護者の方からは「情報発信」の面で特に高い評価をいただいていますが、それらはまさに私自身が今年度意識してきたことであり、それが高い評価につながったことは、素直にうれしく思います。これからも、このアンケート結果に真摯に向き合い、学校運営に役立てていきます。なお、「学校教育自己診断」の結果につきましては、校内でしっかり分析したのち、その分析結果と一緒に配布させていただく予定ですので、もうしばらくお待ちください。

 さて、本校では大阪教育大学・富田林市教育委員会と協力して、小学生が楽しめる図書室の本をデイジー化するボランティア活動に取り組んできました。その活動を小学生に発表する機会が設けられ、中学生の参加の打診がありました。その活動に携わってきた本校生徒に確認を行い、希望生徒は明日の午後、富田林小学校の4年生を前に発表を行います。対象者の保護者の方には、本日、案内のプリントを配布していますので、ご確認ください。

 なお、明日は私自身がほぼ丸一日、出張等で校内にはいませんので、残念ですが「校長日記」をお届けできません。寂しく思っていただければ幸いです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月20日(月曜日)

 今日2月20日、3年ぶりに全校生徒が体育館に集まっての生徒集会が行われました。私が3年前にこの二中に来て、全校生徒が体育館に一堂に集まるのはこれが初めてのことです。集会はずっとリモートで行われていて、少しリモート集会にも慣れてきたところではありますが、やはり全員が集まっての集会の良さを改めて感じました。「整列します、前に倣え! 静かに座ってください」・・・集会はこうでなくっちゃ…、なんてことを言うと、また「昭和」と言われそうですが…。今後は、全体集会かリモート集会かは、その時その時の内容や体育館内の気温等により適切な方を選択してやっていく予定です。

 今日は「生徒集会」なので、進行はすべて生徒会執行部。まずは「がんばるぞうノート」の表彰
表彰

 次に3年生学年代表と後期専門委員会からの活動報告
活動報告

 そして3年生から在校生へのカレンダーのプレゼントの紹介カレンダー

 とテンポよく続き、最後は、いよいよ2年生有志による「肝高の詩」の踊りの披露。その力強く、かっこいい踊りに吸い込まれてしました。途中、一瞬、曲が止まりヒヤッとしましたが、生徒たちは冷静に対応して、事なきを得ました。踊り終わった生徒たちの、誇らしげでほっとした表情は何とも言えません。受験、そして卒業を控える3年生にとっても、勇気を与えてもらったに違いありません。2年生有志の皆さん、本当に素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。
おどり1おどり2踊り3踊り4

 さて、今日は大阪府公立高校の特別選抜入試。体育科や美術科・音楽科など一部の専門学科は、一般入試に先駆けて実施されます。本校からも挑戦している生徒がいます。緊張しているだろうけど、頑張って欲しいです。応援しています。下の写真は沖縄修学旅行のバスガイドさんからいただいた名刺大のカード。久しぶりに取り出して眺めていたら何か「お守り」のように思えたので、アップします。(沖縄の言葉で、「命どう宝」は「命こそ宝」、「にふえーでーびる」は「ありがとうございました」)
お守り1

 ところで、3月13日より「マスク着用」は本人の判断に任せるという国の方針が出されましたが、ある新聞社の世論調査によると約60%の人が「このままマスクを着用する」と答えたそうです。おそらく中学生に同様のアンケートをしたらもっと高い数字になるような気がします。この3年間の「マスク生活」は年齢が下がれば下がるほど影響が大きいようです。多くの人がマスクを外せるようになるのは、「ゴールデンウィーク」くらいになるのではないでしょうか。校内では大丈夫だと思いますが、校外でマスクを外していたら「マスクしろと怒られた」ということがないように、世間の方にも理解していただきたいですね。

 本日、3年生には、令和5年度の「富田林市奨学金のお知らせ」を配布しており、「3年生」のページにもアップしています。必ずご確認ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月17日(金曜日)

 今日は久しぶりにいいお天気のようです。天気がいいと、朝の挨拶の声も心なしか大きく感じます。昨日、校長日記で紹介した3人組からは、「校長日記、読みました~」と元気な声。ありがとう~。

 今日の放課後、2年生の「肝高の詩」チームは、月曜日の生徒集会での発表に向けて、踊る位置など最終確認を行いました。修学旅行に向け、1年生のときから取り組んできたこの「肝高の詩」。とにかくめちゃくちゃかっこいいんです。本番は衣装も来ますので、よりかっこよく見えることでしょう。昼食時には、校内放送で代表者による「肝高の詩」の紹介があり、昼休みにも体育館で打ち合わせと衣装合わせを行っていました。衣装は、本番まで秘密。月曜日、体育館に沖縄の魂が宿ります。とても楽しみにしています。

 昼休みは、いいお天気の下、芝生広場「二中坊やの住みか」で3年の学年主任と代議員による作戦会議? 何を企んでいるやら…。えっ? ただの定例の学年議会? 教室がカウンセリングで使っていて場所がなかっただけ? そうですか。よほどの秘密と見ました。
3年代議員

 さて、年度末になり、いよいよ忙しくなってきました。日々、忙しい毎日を送っていると、ふと自分を見失ってしまうことがあります。バタバタバタバタしていて、毎日がベルトコンベアのようにただただ流れていく。たまには、リフレッシュしなければと思いつつも、なかなかそんな時間もとれない。とりたてて「趣味」と呼べるようなものもない。そんなとき、みなさんは、どうされているのでしょうか。
 「どうすれば、気分転換がうまく図れるんだろう」…結局、答えは出ないまま、この年になってしまいました。まあせいぜいスーパー銭湯に行くぐらい。そんな中で、「!」と思うことを見つけました。おそらく、みなさんにしてみれば「今さら?」ということだと思いますが、聞いてください。

 私は、昔から、いい腕時計やらいいスーツやらブランドバッグやら高い自動車やら…、そういうものには全く興味がありませんでした。むしろ、安い時計も高級時計も、時間がわかれば一緒やん!的な発想をしていました。スーツも同じ、バッグも同じ、まあ自動車で言えば装備が全然違うのでそれなりに価値は感じますが、私の場合は普通に動けばいいかなと。だから、「高級〇〇」は、どうしてももったいなく感じてしまうのです。
 でも最近は、なんとなく、いいモノや高いモノを手にした時の、何とも言えないワクワク感や身の引き締まりってあるのかなって感じることがあります。先日、惜しげもなくお金を使う人のお話を聞いてみると、高いものを買えば、結果的にそれ以上の「何か」が返ってくると言っていました。その人にしてみれば、「お金を使う」=「自分への投資」なのでしょう。
 高級品は買ったことがない人間なので、実際のところはわかりませんが、そんな私でも、新しいモノを手にしたとき、たとえば車を乗り換えたとか、新しいジャージを買ったとか、新しくパソコンを買ったとか、それだけでもしばらくはワクワクして、心の半分以上はそのことに奪われます。そういう意味では、何かちょっといいモノや新しいモノを買ったりすることが、いい「気分転換」になるのかなと思い始めました。さすがに「高級〇〇」と呼ばれるモノは、一生手にすることはないと思いますが、やはり高ければ高いだけの「付加価値」があるということは、最近この歳になってようやくわかるようになった気がします。お金がある程度自由に使えていた若い時に気づけよ、という話ですが…。ちょっと疲れてきたな、ちょっとストレスがたまってきたなと思ったら、それを忘れさせてくれる何か新しいモノ、しかもちょっといいモノを買うというのも、悪くないかな?  新しいモノを手にすることによって、さらに新しい何かが生み出される気がします。

 ということで、今、私の一番したいことは自分のための買い物!

 でも………

 欲しいものが、な~んにも思いつかない…。

 今日も最後までたわ言におつき合いいただき、ありがとうございました。

 

2月16日(木曜日)

 どんよりした冬の曇り空。そろそろ「雲ひとつない青空」が恋しくなってきました。
 昨日もお知らせした通り、今日から1年全クラスと2年A組のみ「7時間授業」ということになります。午前4時間、午後3時間の45分授業で、昼休みや終礼の時間を短縮して、下校時間は普段と変わらないように時間調整しています。その分、それ以外の生徒の下校はいつもより早くなります(2時55分下校)。ご理解ください。

 さて、昨日の夜、今年度3回目の学校協議会があり、協議員さんからさまざまな評価や地域での生徒の様子を聞かせていただきました。協議会委員長さんは、毎日、小学生の登校の「見守り隊」として川西駅前の交差点に立ってくださっていますが、この協議会のたびに「3人組の女の子たちが毎日元気に挨拶してくれて、こちらまで元気になる」とほめてくださいます。その子たちも、もう3年生。「春からその挨拶が聞けなくなると思うと寂しくなるね」としみじみ語られていました。なんか、私もその言葉で、改めて「卒業式」が近いことを思い知らされました。
 でも、毎回そんな素敵なお話を聞かせてもらい、全校集会でも披露し、ほめたことがあるものの、今まで「その3人って、誰なんだろう?」と深く考えたことはありませんでした。これまでは「二中生」ということだけで満足していて、特段「誰やろう」と思ったことはなかったのですが、卒業式を目前にして、そこまで言ってもらえるその3人はいったい誰だったのかが急に知りたくなりました。今朝、協議会にも出席した生徒指導の先生と通用門に立っていてその話題になり、しばらくすると「あの3人組だと思います」と教えてくれました。やってきたのは3年女子3人組。言われてみれば、いつもその3人で仲良く登校しています。私にもいつも元気良く挨拶を返してくれる、Kさん、Kさん、Nさんの3人組です。「この子たちなら地域の方にも元気に挨拶するやろな」と納得し、とてもうれしい気分になりました。ありがとう。
 ということで、今日の昼休み、その3人を校長室に緊急招集。特製の賞状を渡し、思いっきり思いっきり褒めました。
3人組

 ところで、先日、富田林市から「富田林観光ガイド」というものが発行され、その見本が学校にも届きました。実は、以前、読売新聞にも紹介されたことがあって、私もちょっと興味を持っていました。というのも、これまでにも富田林では観光マップやガイドはいくつか発行されていましたが、今回のそれは富田林市在住の大学生など若者たちが「若者の視点」で作成したということで、いわゆる「インスタ映え」するような場所や、おいしいグルメの場所・観光地などが若者向けに紹介されています。これまでの「観光マップ」とは一味違うものになっており、読んでいてとても面白く、私の感性にもピッタリ。ということで、私は若者!
 下にPDFを貼りつけておきますので、ぜひ一度見てください。市の公共施設に行けば無料でもらえます。「中学生の視点」で、こういうガイドブックを作っても面白いかも…。
富田林観光ガイド [PDFファイル/10.12MB]

観光ガイド1観光ガイド2観光ガイド3観光ガイド4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月15日(水曜日)

 今朝は、久しぶりに手が痛くなるような寒さでした。今日が寒さの底らしく、これからはしだいに暖かくなっていくことでしょう。今年もやっぱり「冬タイヤ」は必要ありませんでした。「来年は絶対に履かんとこ」・・・毎年言ってることですが…。
 今日の金剛山です。かなり雪が降っているようです。
金剛山

 今日の朝、担任の先生が教室に行く前に、2年生の各教室に行って久しぶりに大声で「おはようございます」と叫んでみました。以前は、大きな声で返ってきていました。子どもたちの「心の元気さ」のバロメーターになっているので、今の状態を知りたくて様子を探ってみました。すると・・・各クラスとも、やっぱり元気な声が返ってきました。以前と変わっていませんでした。寒くなってきて、欠席者も増えて、ちょっと元気がないように見受けたけど、まずは大丈夫そうです。

 ただ、最近の子どもたちのセリフの中で気になっているのが、「めんどくさい」という言葉。「~するのがめんどくさい」「学校へ行くのがめんどくさい」…少し前まではあまり聞かなかった言葉ですが、最近ちょくちょく耳にします。かつて、子どもたちの間で「だるい」という言葉がまん延したことがあって、何を言うても「だるい」「だる~」。私はその言葉、大っ嫌いでしたが、何かそれに似た雰囲気を感じます。もしかしたら、子どもたちの会話やSNSのなかで、「めんどくさ」という言葉のやり取りが増えているのかもしれません。子どもはそういうムードにとても流されやすいので、「だるい」や「めんどくさ」が流行ってくると、何をするにも、だるく、めんどくさくなってくるものです。そうやって、頑張ることから逃げていかなければいいのになあと心配しています。おうちではどうでしょう。「めんどくさい」をよく言っていませんか?  言葉の持つ影響力は大きいので、そこは敏感に観察してください。自分の発する言葉が、自分の心を作っていきますから…。あえてポジティブな言葉を発するように心がけて欲しいものです。

 3時間目、1年A組の教室にお邪魔すると…社会科の歴史の授業でした。内容は「平氏の政治」。平清盛が登場していました。「驕(おご)れる平氏は久しからず」…。調子に乗っていたら、いつかは痛い目に合うよ~。歴史は私たちにいろんな教訓を残してくれています。生徒たちは楽しそうに授業を受けていました。二中の子は、本当に楽しそうに授業を受けてくれます。見学しているこちらまで笑顔になります。
社会

 さて、インフルエンザにより3日間、学年や学級を閉鎖した1年全クラスと2年A組は、明日から3日間、「7時間授業」を実施します。時間の調整等で終了時間は3時50分と、いつもと特に変わりませんのでお知りおきください。なお、「7時間目」のない3年生と2年B・C組は2時55分に6時間目が終わり、すぐに下校となります。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月14日(火曜日)

 今日は肌寒い日でした。時折、小雪が舞っていましたね。金剛山の頂上付近はどうやらかなり雪が降っているようです。今日になって、3年生の欠席が目立ってきました。私立の入試が終わって、ほっとしたのかな? 気をつけてくださいね。
 突然ですが、今、お子様の様子はどうですか?

 明るく、楽しく、元気に生活を送っているようですか? 

 そうあって欲しいとは思いますが、現実的には子どもなりにさまざまな悩み、しんどさ、苦労を抱えて生活しているはずです。またまたうちの娘の話で申し訳ありませんが、小4の娘は、毎晩、寝ながらいろんな話をしてくれますが、小4の子でもいろいろなストレスを抱えています。それでも、楽しいことを見つけては、気を紛らせようとしている。ましてや、中学生にもなれば、その数倍のストレスを抱えているのではないでしょうか。

 上の子を見ていれば、そんなストレスを抱えたくないものだから、できるだけおとなしく、できるだけ何も求めず、できるだけ無理をせず…そんな生き方をしようとしているのがわかります。親として、すごく歯がゆいところはありますが、今のちょっとでも人と違っていれば「叩かれる」時代においては、無理はないのかなって思ってしまいます。親のひいき目かもしれませんが、もっといろんなことにチャレンジできる子のように思うのですが、無理をしようとは決してしません。本校の子どもたちを見ても、なんとなくそれを感じてしまう子はたくさんいます。チャレンジすることで傷つくをことを恐れているような…。

 子どもたちは、表面的には楽しそうに見えます。アンケートをとっても、大部分の子が「楽しい」と答えます。でも、本当にそうなんだろうか。額面通り受け取っていいものなんでしょうか。もしかしたら、心の中にある本音をできるだけ抑えよう抑えようとしてるんじゃないかなと心配になります。逆に言えば「しんどい」と、親や先生に訴えることができる子ほど、健全じゃないかなって思うことがあります。「しんどい」と口に出せることは、とても大事だと思います。

 中学生ぐらいになると、大人からしてみれば「小さな大人」という感覚で見てしまいます。ついつい、大人の尺度や物差しで中学生を見てしまうところがありますが、しょせん中学生はまだまだ未熟な「子ども」です。小さな心のコップに水が収まりきらず、いっぱいあふれ始めているようにも見えます。そんなときの対応法は子どもにはわかりません。そんな子どもの心の声に、心の叫びに、耳を傾けてあげたいものですね。

 さて、欠席者は減ってきたとはいえ、まだまだ体調が思わしくない生徒もいっぱいいます。学校を欠席・遅刻される場合もあるかと思いますが、その際には学校への電話連絡をしていただいているところです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

 なお、8時20分~30分は職員打ち合わせを行っており、担任や学年教師が十分にお話を聞けない可能性があります。誠に勝手なお願いではありますが、その時間帯は電話連絡を控えていただき、できれば8時20分までに連絡をいただければありがたいです。もちろん、緊急時における連絡は除きます。何卒、ご理解とご協力をお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月13日(月曜日)

 冷たい雨の月曜日です。土日はとても暖かく、春を感じましたが、今日は一転して寒い一日となりました。立春が過ぎて、これからは「三寒四温」が続きます。
 ところで、桜の開花予想に用いる「600度の法則」というのがあります。これは「その年の2月1日以降の最高気温を足していき、累積温度が600度を超えた日に桜が開花する」というもので、それなりに精度が高いと言われています。私たちにすれば、気温が高いのはありがたいですが、気温が高い日が続くと、その分「入学式の時には桜が散っていた」ということにもなりますので、「三寒四温」はうまくできた自然の原理だなとつくづく思います。でも確実に、桜に、開花に向けたスイッチが入ったのは間違いないでしょう。3年生にも、続々と合格の知らせが届いているようです。サクラサク! おめでとう。

 3年生は入試が終わり、「おかえりなさい」。1年生は学年閉鎖が明け、2年A組も多くの子が元気に登校し、「おかえりなさい」。少しずつ、平常が戻ってきました。でも、インフルエンザの流行が本校に一気に来ましたね。すさまじかったです。そんななか、3年生は受験日においてインフルエンザのり患者0、全員が無事に受験でき、本当に良かったです。かかってしまうと、とてもしんどいようなのでお気をつけください。

 ネットニュースを読んでいると、トルコ地震で162時間ぶりに男性が救出されたとか。140時間ぶりに赤ちゃんが、130時間ぶりに6歳の女の子が…と、奇跡的な話も届いています。人間の生命力もすごいです。
 現地では寒い中、たくさんの救助隊が頑張ってくれている一方で、犯罪も増加し、かなり治安が悪化しているとのことです。ウクライナでは、日本の企業が送った「使い捨てカイロ」が大変喜ばれているそうです。外国には「使い捨てカイロ」はないそうなので。そう考えれば、「桜の開花が…」などと言っている私たちの生活は本当に恵まれています。ありがたみや幸せをもっと感じないと…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月10日(金曜日)

 今日は、大阪私立高校等の入試。朝早くから、89名の生徒たちがそれぞれの受験校に向かいました。先生のチェックを受ける時間に少し遅れたりした子もいたようですが、全員無事に会場に到着し、試験に臨むことができました。心配されたお天気も小雨がぱらつく程度で、雪も降らず良かったです。

 兎にも角にも1日目が終わり、子どもたちはほっとしていることでしょう。まだ明日、面接や作文などがある子もいます。最後まで気を緩めず、頑張って欲しいです。

 「気を緩めず」といえば…私立の入試が終わると、完全に気が緩んでしまって、本来、公立高校が第一志望なのに勉強に集中できなくなる子もいるようです。「専願」で進路先が決定する子もいますので、ついついそういう子らをうらやましく思い、「遊べていいなあ」となって、最後まで気持ちが持たない子が出てきます。それまでせっかく第一志望をめざしてがんばってきたのに、公立入試の時に本来の力が発揮できなくなってしまっては元も子もありません。「併願」で私立高校を受験した子にとっては、ここはあくまでも「通過点」です。最後まで気持ちをしっかり持って、第一志望に合格できるよう頑張りましょう。

 ところで、今日、2年A組の3日間の「学級閉鎖」が明け、2年A組の生徒たちは4日ぶりの登校となりました。しかしながら、まだまだ体調が完全に戻っていない子も多く、結局ふたを開けてみれば今日もクラスの半数以上が欠席の状態でした。1クラスでこんなにたくさんの生徒がインフルエンザにり患したのは、長い教師生活でも初めてです。回復した子に聞いてみると「熱が41度出た」という子も…。かなり強烈なインフルエンザ・ウィルスのようですね。残念ながら、半数以上いない中では授業を行うこともままならず、給食のあと下校という判断をさせていただきました。来週は元の状態に戻って欲しいです。
 なお、2年A組、および現在「学年閉鎖」を実施している1年生の「補てん授業」につきましては、来週以降くわしくお知らせいたします。

 でも、私もこれまでインフルエンザによる学級閉鎖や学年閉鎖は何度も経験してきましたが、3日間の閉鎖でふつうは治まるものですが、コロナといいインフルエンザといい、これまでの私たちの「常識」が大きく覆っています。
 振り返れば、今の3年生は、本当にこれまでの「常識」が通用しない3年間を生きてきたわけです。でも、だからこそ、「真の強さ」や「感謝の気持ち」を持った学年だと思っています。この子たちが将来、この経験がどう生きてくるのか、とても楽しみです。私たちも、この3年間で本当にたくさんのことを学び、学校教育も大きく変わってきました。5年程度、前倒しで「改革」が進んだ感覚を持っています。その分、前例がないほどの忙しい3年間でした。
 一方で「誹謗中傷」や心ない発言、コロナを利用した詐欺事件やSNSの「不適切投稿」に「迷惑行為」など、「心の貧しさや未熟さ」というのも、はっきり表れた3年間でもありました。
 いずれにせよ、この3年間が、のちのち何かいい形で教訓として残っていけばいいですね。私たちも、日々勉強です。もうお腹いっぱいですけど…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月9日(木曜日)

 今日から1年生が「学年閉鎖」、2年生も欠席者が多く、3年生は緊張感満載…ということで、心なしか校内が静かなような気がします。来週には、すべての学年で、いつも通りのにぎやかな教室に戻ってくれたらいいですね。

 さて、明日はいよいよ大阪私立高校等の入試が行われます。3年生89名の生徒たちが、27校に分かれて最初の関門に挑みます。
 朝、気になったので3年生の様子を見に行きました。「緊張してるかな?」という思いですべての教室をのぞいたところ、私が思っている以上に緊張してたので驚きました。「めちゃくちゃ緊張してる~」「土曜日がやばい」…「えーっ!? そんなに?」と思うぐらい緊張していました。体がガチガチに硬直してて、おでこを指で押したらそのまま倒れてしまうのではないかという子もいました。自分のときもそうだったのかなあ。もう半世紀近く前のことなので忘れちゃいました。でも、緊張して当たり前だし、いいパフォーマンスを生むには適度な緊張感が必要であると言われています。そんななか、それぞれの担任の先生が、思いを込めた学級通信や黒板メッセージ、手作りお守りなどでエールを送っていました。担任としては、「大丈夫だから、がんばれ~」しかないですよね。当日は何もしてあげられないのが歯がゆくもあり、寂しくもあり…。
メッセージ1カイロ渡しB組B組お守りメッセージ2お守り

 気になるのは明日の朝のお天気。相変わらず、5時ごろから雪のマークがついています。8時ごろには雨に変わるようですが、降水確率は80~90%ということで、傘は必須のようです。雪や雨となると、数字以上に寒く感じます。緊張感があると、なおさら震えます。雪が降れば、交通機関にも影響が出るかもしれないので、念のため、朝は早い目に起きて余裕を持って家を出ましょう。ただ、学校の先生のチェックを受けるように言われている人は、必ず受けてください。今日は、目覚ましをこれでもかというぐらい準備して寝てください。

 保護者の皆様へ。明日は、実のところ本人以上に緊張するのが保護者の方です。何をしていても、「今頃は・・・」と、ずっと気になってしまうことでしょう。始まってしまえば、子どもは一気にスイッチが入るもので、保護者や先生の心配をよそに全力集中で試験に臨むはずです。帰ってきたら、普段通りに、「お帰り~、どうやった?」と聞いてあげてください。おそらく「できた」という子は少ないでしょう。悲しそうな顔をして、「できなかった」「時間が足りんかった」「難しかった」・・・と、まずは言います。でも、それは「頑張ってきたよ」の変換ワードなので、その言葉で保護者の方が動揺しないようにしてくださいね。入試なんですから、ふだんのテストより「できなくて」あたりまえ。「時間が足りない」ぐらいであたりまえ、「難しくて」あたりまえです。だから、「そうなん、みんなもそうやから大丈夫やって」と言って、普段通りに接してください。土曜日も試験のある子もいます。最後まで気をしっかりと持たせてください。大丈夫です!

 明日は、3年職員は朝からチェック場所に立ちに行きます。学校にも早朝より待機している教師がいますので、何かありましたら学校までご連絡ください。

 今日も最後までお読みいただき。ありがとうございました。

 

2月8日(水曜日)

 比較的おだやかな天気の日が続いています。太陽が出ている時には日射しが気持ちぐらいです。ただ、今朝、スマホで天気予報を見ると、明後日の朝の通学時間帯に雪マークがついていました。正直、「どうせ大したことないだろう」と思っている自分がいます。そこが人間の心理の怖いところで、「正常性バイアス」というものです。でも、備えあれば患いなしですので、念のため朝は早く起きようとは思っていますが…。皆さんも油断せずお気をつけください。。

 さて、今、保護者の方々に学校自己診断アンケートをお願いしているところです。すでにスマホのGoogleフォームから多くの方にお答えいただいていますが、本日が締め切りとなっていますので、まだの方はよろしくお願いします。
 ほんの少し前までは、こういったアンケートはすべて紙媒体で行われていました。紙の場合は、なにぶん中学生のことですから保護者の方に渡していないことも多く、回収に時間がかかりました。また、それを集計し、統計表を作るのにもかなりの労力と時間を費やしたものでした。
 もし新型コロナウィルスの流行というものがなかったら、もしかしたら、今もなおそれが続いていたのかもしれません。結果として、コロナの流行は学校現場のみならず社会全体でもICTの活用を一気に進めました。回答・集計・グラフ化も一気にできるようになり、本当に便利になりました。
 そんな時代だけに、私のようにICTに疎(うと)い人間は置いていかれそうで怖いです。そう考えると、まだ中2の娘にはスマホは持たせていませんが、本当にそれでいいのかもわからなくなってきました。

 ところで、今日も続々と欠席の連絡が入り、途中で体調が悪くなって早退する子もいました。特に1年生では、学年全体にインフルエンザが広まる兆しがあり、欠席者の多いクラスでは授業にも支障が出てきましたので、市教委と相談の上、明日からの3日間(土曜まで)を「学年閉鎖」とさせていただくことを決めました。今日は、部活動なしで下校しています。3日間、いろいろご負担をおかけすることになりますが、よろしくお願いします。

1年学年閉鎖のお知らせ [PDFファイル/320KB]

 さらにもうひとつ、大切な連絡です。本校の通信運搬費の削減などを目的に、学校からご家庭への連絡用にスマートフォンを5台導入することになりました。見知らぬ番号からの電話に戸惑われてはいけないので、別紙を参照に5台分の番号を「第二中1」「第二中2」などと登録していただきたいと思います。くわしくは別紙をお読みください。お手間をとらせますが、よろしくお願いします。

学校連絡用のスマホの導入について [PDFファイル/350KB]

 今日は連絡中心の内容になってしまいました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月7日(火曜日)

 インフルエンザの広まりにより、昨日、急きょ帰宅させた2年A組の「学級閉鎖」が、今日から3日間にわたって実施されます。また、欠席者が増えつつあるクラスもあり、他のクラスも予断を許さない状況です。ご心配をおかけしますが、引き続き感染防止対策をよろしくお願いします。特に受験を土日に控える3年生は、気をつけてください。
 でも、いつも思うことですが、受験が近い3年生は、やはり気が張っているのか、風邪をひかないように細心の注意を払っているのか、欠席者は1,2年に比べ圧倒的に少ないです。コロナ禍以前は、この時期、毎年そんな感じでした。「気を張る」って大事なことなんですね。試験当日は、みんな万全の体調で臨んで欲しいものです。

 さて、今日は本来であれば「道徳授業研究」ということで、1年のひとクラスだけ残ってもらい、1年担当教師がする道徳の授業を教員全員で見て研修することになっていましたが、インフルエンザの流行により該当クラスにも欠席者が出始めているということもあり、道徳授業研は急きょ中止となりました。したがって、今日は5時間目が終われば全クラス一斉下校で部活動もありません。体調を崩し気味の子も増えているので、部活なしで5限で下校は、ちょうどいいかもしれません。ゆっくりと休養してください。そして、先生も…。

 私も、中2の娘が今夕、スキー合宿から帰ってくるので、自動車で迎えに行ってあげようと思っています。考えてなかったんだけど、雨も降りそうなので…。代替食事メニューなどアレルギー対応で先生方にも気を配っていただいたので、お礼も言いに行かないと。

 なくなる、なくなる、と言いつつ、いまだにスキー合宿が残っている娘の中学校。スキー合宿の残っている学校は、近辺では珍しいです。経験者も初心者も楽しめて、子どもたちはとても喜ぶし、楽しそうな笑顔を見ている教師の表情も緩みっぱなしですが、インフルエンザの流行るこの時期の宿泊行事はやっぱり難しかったです。不参加者も多くなるということで、富田林のすべての中学校はもうずいぶん前にスキー合宿をなくしました。でも、何か思いやこだわりがあるからこそ継続してやっていることだと思うので、親にすればありがたいものです。1学年8クラス・バス8台の「冬の大移動」は今どき珍しい光景です。今夜は楽しかった話とたくさんの洗濯物をいっぱい持って帰ってくれることでしょう。

 ということで、最近、生徒たちの様子があまり伝えられていないですね。私自身、時期的に、机の上での仕事に黙々と取り組むことが増えてきて、生徒たちの様子を十分に見ていないからでしょう。明日から、もうちょっと動きます。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月6日(月曜日)

 先週末より、近隣でも一気にインフルエンザが広まってきたようで、昨日、知り合いの子どもさんが発熱し、富田林病院の休日診療所に行ったところ「100人待ち」だったそうで、子どもたちであふれていたと言っていました。それを聞いた時点で、「明日の二中は大丈夫か?」と、気にはなっていました。
 案の定、朝から、インフルエンザや発熱による欠席連絡が相次ぎ、2年生の1クラスではインフルエンザや発熱による欠席者が10名以上を数え、市教委や学校医さんとも相談させてもらったうえで学級閉鎖をさせていただくことになりました。急な対応で、保護者の方にはご迷惑やご負担をかけてしまうことになりましたが、何卒ご理解いただきたく思います。

 うちにも中学生と小学生がいますが、体調を崩せば、やっぱり子どもだけで寝させるのは心配ですし、学級閉鎖等の子どもを一人家に置いておくのも違う意味で心配です。そういう急な事態の時には、保護者として「どうしようか」と思ってしまいます。休んだり、帰れるときはいいですけど、仕事をしていたら休めなかったり、帰れないときもあります。「それは昭和の考え方だ」とか、「それが当たり前にできるようになるのが『働き方改革』だ!」というのも理屈ではわかっています。決して「仕事優先」というわけではないんだけど、それでもどうすることもできないときってありませんか?

 先週前半も、娘2人とも体調を崩してしまい2人そろって学校を休んだ日がありました。でも、もう中2と小4だから大丈夫だろう…という、勝手な理屈で自分を納得させて出勤しました。単に、しんどい子どもを置いて出勤する自分を正当化しているだけです。
 でも、やっぱり気になって午後から帰らせてもらったら、症状が悪化していて、病院へ走りました。先週も書かせてもらった通りです。

 長くなりましたが、学校としても「学級閉鎖」等を判断するときは、非常に難しいものがあります。ましてや幼稚園や小学校なら、なおさらでしょう。
 今、体調を崩している子は早く良くなるといいですね。寝るしかないので、ゆっくり休んでください。ちょっと良くなったときに無理しないことです。そして、今は元気な子、決して油断せずに手洗い・うがい・睡眠をしっかり心がけましょう。さらに、学級閉鎖のクラスの生徒は、学校がないからと決して出歩いたりしないこと。「学級閉鎖」の意味を考え、体調をしっかりと整えてください。

 コロナがましになってきたと思ったら、一気にインフルエンザかあ。インフルエンザのウィルスがコロナウィルスより強くなってきたのかもしれませんね。知らんけど…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月3日(金曜日)

 今、回転ずし等の飲食店での「迷惑動画」が問題になっています。食品に対する安全性や、レーンを流れてくるお寿司を各自がとるというスタイルそのものを脅かす、許されない行為であり、各飲食店も今回ばかりはかなり強い姿勢で対応しようとしています。「もう回転ずしには行かない」という消費者の声もあり、株価は大きく下がり、かなり大きな損害が出ていますから当然でしょう。民事訴訟になると、損害賠償は何千万では済まずに億単位になるともいわれています。遊び半分で調子に乗った行為が、その子の人生を、いやその子の家族の人生をも台無しにしてしまうのです。

 SNSにあげるとかは別にしても、「調子に乗った行動」「その場のノリ」というのは、今の子どもたちにはよくあることです。本校生でも例外ではありません。面白そう、面白がられたい、スリルが楽しい・・・そういった理由で、迷惑行為や犯罪行為に至ってしまう。うまくやりとげたあとの「にやっ」としているであろう、その表情が、私は何よりも怖いです。

 そして取り返しのつかない事態になって、初めて事の大きさに気づいていきます。本人にすれば「軽い気持ち」なんだろうけど、そのことでどれだけたくさんの人の迷惑になるのか、そして、大切な家族をどん底に突き落としてしまうことになるのかが、「想像」ができないわけです。ただ、その場の「ノリ」だけ。どうしてもやりたかったことでもない。しなければいけないことでもない。ただの、ただの、ただの「悪ふざけ」。まさか、一生を棒に振ることになるとは夢にも思っていないでしょう。「ごめんなさい」で許されると思ったら大きな間違いです。

 私が思うに、今回の「加害者」も、これが初めての「迷惑行為」だったとは考えにくいです。やっぱり、以前から「小さな迷惑行為」をどこかで繰り返していたのかもしれません。しょうもないことをSNSにあげていたのかもしれません。にもかかわらず、残念ながら、止めてくれる人、注意してくれる人、教えてくれる人がいなかった。一緒になって面白がる仲間しかいなかった。いや、まともな考えを持つ人は、その人から離れていったのかもしれません。それが「加害者」にとって最大の不幸なことだと私は思うのです。その子は、遅かれ、早かれ、どこかで大きくつまづいていたことでしょう。
 仮に私が悪いことをしようとすれば、止める人がいます。注意してくれる人がいます。そこには自信があるわけで、なぜなら、そんな人たちに囲まれる人生を送ってきたと思うからです。

 子どもたちに言いたい。軽はずみな調子に乗った行動で、一度しかない人生が台無しになってしまいます。あなたが大事に思っている家族の人たちも苦しめることになります。よくよく考えて、行動することです。
 そして、保護者の方へ。「あんた、こんなアホなことする人間には絶対ならんといてね」。その一言で結構です。笑顔で言ってあげてください。子どもが今後、何か行動を起こすときに、必ずその言葉が、その時の保護者の方の顔が頭の中でよみがえり、その子を救う時がくるはずです。

 月曜日には全校集会があります。またリモートですが、生徒たちに訴えたいと思っています。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月2日(木曜日)

今日も穏やかなお天気です。昨日より暖かく感じます。

 一度、この校長日記でも、時間のある時に触れておきたいなあと思っていたことがあります。それは「部活動の地域移行」についてです。教育界においては戦後最大級の改革と言われながらも、一般的にはあまりよく知られていないことを、いろんな人とお話をしていて感じます。しかし、文部科学省・スポーツ庁は、遅くとも来年度から令和7年度末までを「改革推進期間」として、まずは休日の部活動の地域移行を、いずれは平日も含めて部活動を学校教育から切り離していく方針を固めています。
 その背景には、少子化の影響で、競技や活動に必要な人数が集まらないことで、多くの部活がこの間「廃部」もしくは「ゲームができない状況」に至っており、子どもや保護者のニーズに添えていないこと。部活動があったとしても、各校に専門的な指導者がいるわけではなく、子どもたちにとって満足のいく環境にあるとは言い難いこと。そして、勤務時間外(教員の勤務時間は4時50分まで)や土日の部活動のために教員の勤務時間が大幅に超過していることなどがあげられます。

(なお、以下については、あくまでも私個人の考えであり、学校の考えを示すものではありませんので、ご理解ください。)

 「部活動の地域移行」の背景は理解できますが、問題は、その受け皿となる「地域クラブ」があるのかどうかということです。今、学校で、バスケットボール部の子は土日はどこに行けばいいの? 野球部の子は? バレー部の子は? 吹奏楽部の子は??? 「地域に移行」というけれど、そんな都合の良い受け皿なんて、少なくとも富田林市や南河内には見当たりません。他府県の先進例を見れば、市町村が「総合型地域スポーツ(文化)クラブ」を立ち上げ、行政を中心に地域での活動を盛り上げているところもあるようですが、富田林市には今のところ、そのような「総合型スポーツ(文化)クラブ」は存在しません。市も一生懸命考えてはくれているようですが、できたとしても、では活動資金はどうするのか、指導者はどうするのか、活動場所はどうするのか、責任の所在は…など、問題は山積みだし、それを3年以内で体制を作れというスポーツ庁の方針はかなり無理があります。最近になって、スポーツ庁も現実では困難なことが見えてきたのか、「3年以内にはこだわらない」っていうことも言い出しました。こんなに簡単に通達を変えられては、いずれは「地域移行、やっぱ、や~めた」になるのではないかと心配して、「先走らず、ちょっと様子を見よう」と考える人・市町村が増えて当然です。

 それでも、競技によっては、先を見据え、「子どもたちのため」と、学校の教職員が中心になって「地域クラブ」を立ち上げ、すでに活動を開始しているところもあります。私もそれに関わっている一人です。とはいえ、学校の教職員が関われば、その教職員の負担は余計に増えることになります。私自身も、今は休日がほとんどなくなっている状態です。いわゆる、教員の「働き方改革」とは逆行するものであり、スポーツ庁のめざしている姿でないのは十分にわかっています。しかし、やはり競技の活動や運営のノウハウを持っていて、子どもの心身の発達について理解しているのは学校の教職員であり。私は個人的には学校の教職員なしで「地域クラブ」を一から作り上げるのは不可能だと思っています。しばらくは、本意ではないものの、学校の教職員の負担をお願いしながら、徐々に地域に橋渡しをしていくことが必要ではないかと考えています。

 今、「地域クラブ」に関わってくれている教職員の多くは無報酬で全くのボランティアです。でも、そんなことは一般社会・一般常識ではありえないことであり、ご家族等に理解してもらえるわけがありません。志をもって、頑張ろうとしてくれている教職員にも、「兼業」としてしっかり報酬が与えられるような仕組みを早急に作っていかないと、すぐに破綻してしまうのは目に見えています。

 一方で、本校は、令和2年度より、他校には見られない先進的な取組みをすでに始めています。それは部活動は4時50分まで、それ以後については、「二中(総合型)クラブ」として、希望する教職員と生徒のみで活動するという取組みです。このことにより、遅くまで部活動の指導ができない先生や、習い事等のある生徒は4時50分で終了することができます。「二中クラブ」時間内のケガについては、教育課程外のことなので各自でスポーツ保険に加入して対応しています。
 ただ、この仕組みの課題は、指導者も参加選手も多少人数は減るものの同じ顔ぶれであるということです。これでは、よけいに「部活動の過熱化」を加速する恐れがあります。たとえば、この仕組みなら土曜は「部活動」、日曜は「二中クラブ」と分ければ、本来土日のどちらかは生徒を休ませなければいけないという「部活動ガイドライン」の「抜け道」を作れることになります。また、教員の勤務時間は部活動の修了する4時50分までですので、それ以降の「二中クラブ」の時間は、全くのボランティアということが余計に鮮明になってきました。
 それでも、以前のように全教員が当たり前のように18時ごろまで部活動をしていた時代に比べると、私はずいぶん前進したと思っています。しかし、やはり課題はいっぱいあります。今後は、(あくまでも個人としての考えですが)、「二中クラブ」の時間は、生徒から一定の活動費を徴収する、できるだけ地域の指導者が指導に当たる、指導者(それが希望する教職員だとしても)にはきちんとした報酬が支払われる、その時間は地域の小中学生等にも広く門戸を広げるなど、引き続き、改良を図っていく必要があることでしょう。それが可能になれば、本校が実施している形態は、今後他校でもモデル事業になりうるものだと思っています。

 長くなりましたが、今、部活動は大きな変革を迎えようとしています。しかし、それには保護者の方や地域の方のご理解とご協力(スタッフの面でも)が不可欠であり、その割には保護者や地域への広報活動や情報伝達は明らかに不足しています。ぜひ、本校の保護者の方には、この「部活動の地域移行」について、これを機会にどこの地域よりも関心を持っていただき、教職員と一緒になって一番いい形を考えていってほしいと願っています。すべては子どもたちのためです。よろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

2月1日(水曜日)

 今日は予報では3月中旬並みの最高気温14度と聞いていましたが、全然暖かくなかったなあ。むしろ、外に出ていると肌寒かったです。

 さて、今日の6時間目、2年生は体育館で「インターン学習」のまとめのプレゼンテーションをしました。見に来ていただいた保護者の方、ありがとうございました。大人の前で発表するというのは、とてもいい経験になります。また保護者の方にしても、土曜参観のとき以来、子どもたちがどんな学びをしてきたのかを知っていただく良い機会だったと思います。
発表会1発表会2発表会3発表会4

 最後に、私からも話をさせていただく時間がありました。この「インターン学習」には私にも強い思い入れがあるので、少し長くなりましたが、下のようなことを話しました。
(原稿より=この通りは話せていません)
「・・・・このキャリア教育というのは、先生が中学生の時代にはなかった取組みです。先生の時代は、『高度経済成長時代』といって、道路やビルがどんどんできて、働く場所はいっぱいあった。大学を卒業した人はもちろん、高校や中学校を卒業した時点でも、働きたいと思えばいくらでも働けたし、一度就職してしまえば「終身雇用」といって、定年までは安心して働けた。
 しかし、今は違います。企業にとって大事なのは、「その人は何ができるか」「企業に対してどんなアイデアを出してくれるのか」「どう、企業に貢献してくれるのか」ということ。そういうものがない人間は、たとえ大きな企業であっても、容赦なくリストラされてしまう。
 そんな時代において、中学校でどんなキャリア教育を進めたらいいのか、どんな力をつけなければいけないのか、先生たちも悩み勉強しています。これまでは、職業体験と言って、2日間ほど実際の事業所で働くことを経験することをメインにやってきました。しかし、コロナが流行する中で、職業体験そのものが難しくなり、1からキャリア教育を見直す良い機会を得られたと思っています。
 ここ数年、私個人としては職業体験が果たして本当に意味があるのか疑問に感じているところがありました。2日間、まるでお客さんのように大切に扱われ、良い思い出を作って帰ってくる。「先生、めっちゃ楽しかった」と言って帰ってくる。「働くって、こんなにいい思いができることなのか」と大きな勘違いをしてしまう。果たしてそれでいいのかと考えていました。「働く」って、そんな生易しいものではない。
 そこで、本校で昨年度から始めた取組が、この「インターン学習」でした。「働く」ということをテーマにして、正解のない問いに対して自分たちなりの答えを模索し、プレゼンテーションにまとめて発表していく。アンケート調査やフィールドワークを通して、企業が実際の社会にどのように役立って、どのように私たちの困りごとを解消しているのか、。私たちはその企業の活動のおかげでどのような幸せを得ているのか、ということを探求していく。それがこの「インターン学習」です。
 もちろん、この10数時間の取組で、すべてがわかるわけではありませんが、少なくとも自分と企業と社会との関係を見つめる、そのきっかけになったのではないかと思っています。これからは、企業が社会にどう役だっているのかという目でいろんな企業の活動を見てほしい。そして、自分はどういう分野で自分の力を発揮したいのか、そのためにはどんな力をつけてきたいのか、これからしっかりと考えていくことが大事です。」

 うーん、でもいい発表会だったなあ。しっかりと大事なことを学べているし、力がついていることを改めて感じました。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和5年 1月

1月30日(月曜日)

 先週の金曜日は校長日記を更新できませんでした。実は小4の娘がしんどくて学校を休んでいたものの、一人で寝させていたので心配になって急きょ帰らせていただきました。家に帰って、病院に連れていくと、車の中で嘔吐。しんどくて泣き、「パパの大事な車を汚してしまった」と泣き、「家族のみんなにうつしてしまう」と泣き…。この子は、ちょっと気を遣いすぎるところがあるので、気をつけて見てあげないと。今日は今日で、中2の子も早退したと、さきほど中学校から連絡がありました。ということで、皆さんもお気をつけください。

 月末の校長の仕事のひとつが「学校だより」の原稿づくり。毎日、校長日記であまり深く考えずにいろんなことを綴っているので、むしろ「学校だより」の方が何を書こうか悩んでしまいます。悩んだ末、今回は、最近私が興味を持っている、人間の心理を利用したある行動学について書くことにしました。テーマさえ決まれば、一気に筆(?)は進みます。あす配布予定ですので、ぜひ、お読みください。

 さて、今日から、3年生の面接練習が始まりました。2学期の終わりに、3年生全員を対象にした面接練習を行いましたが、今回は受験の時に実際に面接試験がある生徒のみを対象に行います。2月7日までに15人ほど、昼休みや放課後を利用してさせてもらう予定です。前回以上に、その学校や将来のことについて熱い思いを聞かせてもらいたいと思っていますので、準備をよろしくお願いします。

 でも、面接って、私もこれまで生きてきた中で何度も経験しましたが、とても緊張するし、答えに困って言葉が出てこない時がありますよね。わざと困らせるような質問をしてくる面接官もいます。困ったときに時に、どういう対応をするのかを見ているんでしょうけど、心臓に悪いです。(面)「こんな時にどうしますか?」(私)「〇〇をしたいと思います」、(面)「それでもダメだった場合どうしますか?」(私)「その時は△△で対応します」、(面)「それでもダメだった時は?」…と、3回ぐらい追い詰められた時があって、さすがに答えに困りました。「(心の中で…)あなたは鬼ですか?」

 でも、面接が大の苦手だったそんな私が、ある先輩のひとことで、以前ほど緊張しなくなりました。その一言とは…
 「実は、面接官というのは、あなたを合格させようとしてくれている、あなたの最大の味方だよ」
 それまで、私は面接官は「私をふるいにかけて落とそうとしている人」という印象しかありませんでした。だからガチガチになって、うまく言葉が出てこないのです。へびににらまれたカエル状態です。でも、先輩は「面接官というのはね、あなたを合格させようとしてくれている、最大の味方・理解者なんだよ」と教えてくれ、それ以来、もちろん緊張はするけれど「この人は味方なんだ、味方なんだ」と言い聞かせることにより、以前ほどガチガチになることはなくなりました。最大の味方だと思えば、自然に表情も柔らかくなり、笑顔でしゃべれるようにもなりました。まあ、それも何度も何度も面接を経験してきたからこそ、なせる業なんでしょうけど。生徒の中には、初めての面接試験という子も多いことでしょう。でも、本校には悪い印象を持たれる生徒は誰一人いてません。自信をもって、笑顔で自分らしさをアピールすれば、きっと高評価をしていただけることでしょう。面接を楽しんでください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月26日(木曜日)

 今日も引き続き寒い日でした。しばらくはこのような寒さが続きそうです。

 今日の1時間目に、1年生の英語の授業を見に行きました。文法で言えば、現在進行形の学習のようですが、班で現在進行形を使った会話文を創作して、前に出て発表してくれました。その「ストーリー」自体が面白くて、桃太郎が出てきたり、赤ずきんちゃんが出てきたり、遊びに行く誘いを「今、○○しているところ(現在進行形)だから、無理」と断られ続け、最後の子にやっとOKをもらえた…とか。今どきの子って、こういう創作活動も上手だなと感じることが多いです。もちろん、英語のスピーキング力、表現力、度胸…すべての面において、少なくとも私の中学時代よりは数段上回っています。
 ある班は、欠席者がいて、その子の代わりに先生が代役をして出番が終わったものの、授業の途中でその子が遅刻で登校してくると、「全員そろったから、もう一度やっていいですか?」…。なんて素晴らしい子どもたちなんでしょう。その意欲が大事です。
英語1英語2

 そして、今日の16時からは富田林役所にて、市長や教育長も参加されての「とっぴーと読もう!富田林市読書感想文コンクール」の表彰式が行われました。本校からは「とっぴー賞」に選ばれた1年生1名、2年生1名が表彰式に参加し、表彰状をいただきました。最後には全員で記念写真。そのあと、本校生徒の2名だけでとっぴーと写真を撮らせてもらいました。
表彰1表彰2表彰3

 この子たちは、読書感想文もさることながら、やはり平素から発表力・表現力に優れたところを見せている子たちです。他校の受賞者たちも、おそらくそうなんだろうと思います。なんなんだろう、感性なんでしょうか、豊かな表現力なんでしょうか。たぶん普段から、見たもの・聞こえたもの・触ったもの・匂ったもの・味わったものに対して、いろんなことを素直に「感じながら」生活しているんでしょう。花を見れば「きれいだ」と思うんだろうし、すごいプレーを見れば「すばらしい」と思うんだろうし、感動したり、喜んだり、悲しんだり、悔しがったり…そうやって素直な感想を持ち続けてきたことで、五感が鋭く磨かれ、今につながっているのではないかと思います。つまり、チコちゃんの言う「ぼーっと生きてんじゃねえよ」っていうことですね。毎日をぼーっと生きてる私も見習いたいです。受賞した2人、おめでとうございます。

 でも…子どもたちからいろんなことを学ばせてもらっています。なんか、子どもたちを見ていると、自分が恥ずかしくなることが最近多いです。負けないように頑張らないと。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月25日(水曜日)

 朝5時ごろ、外を見ると雪は降っていない様子。テレビをつけて見ると、京都や和歌山・神戸でも雪が積もっているとのこと。「10年に一度」の最強寒波と聞いていたが、幸い雪は降っていないので生徒の登校や通勤には影響なさそう。まずはひと安心。さすが大阪。
 とはいえ、私にはワンちゃんの散歩という恐ろしい日課がある。さすがに今日は気持ちが折れそうだが、どんなに寒くても、ワンちゃんの散歩は欠かせない。それが飼い主の宿命。家の中では絶対排尿・排便をしないのが柴犬。賢いんだか、融通が利かないんだか…。最強の寒波には、最強の防寒対策で臨むしかない。インナーには長袖ヒートテック2枚重ね、その上にトレーナーを2枚、その上にモコモコのフリースジャンバーを着て、さらにその上にごつい目のウインドブレーカー、最後はフード付きウォーマーコート。合計7枚の重ね着。さすがに重い。さらに「貼るカイロ」を腰に貼って、仕上げはフード付きのスキー用ネックウォーマーで万全。さあ、行くぞ! 覚悟を決め、勇気を振り絞って勢いよく外に飛び出す。すると、「それほどでも…」。風がなかったせいか、恐れていたほどでもなく、いつもとそう変わらない、それとも、さすがに7枚重ねがそう思わせるのか。こうして、最強寒波に打ち勝った今日の朝でした。私は最強!
 でも、学校に来て通用門で生徒を迎えていると、なんとこの寒いのに半そでポロシャツで登校してくる強者(つわもの)が…。まちがいなく、この子が最強!

 3年生は、今日から中学校最後のテストである学年末テストが始まりました。これから、ひとつひとつが終わっていくにつれ、卒業を意識するようになっていくことでしょう。でも、これからはなんとなく素敵な時間が流れていきます。不思議なぐらい穏やかな空気のなかで、最後の中学校生活をしっかりとenjoyしてもらいたいものです。
1,2年生は、着々と「3年生を送る会」の準備を進めてくれているようです。今年は4年ぶりに、全校生徒が体育館に集まっての「3年生を送る会」。私も二中に来て初めて参加します。3年生はもちろんのこと、1,2年生にとっても感動的なお別れ会になることでしょう。

 さて、今日の5時間目、1年A組の理科の授業を見に行きました。単元は「地震」。私が教室に入ったときには、28年前の「阪神淡路大震災」のビデオを鑑賞していました。この子たちにとっては「震災」といえば、「東日本大震災」を思い浮かべることでしょう。「東日本大震災」は津波によって多くの被害を出しましたが、直下型の地震による「阪神淡路大震災」では、建物の火災や崩壊、高速道路の倒壊、駅舎の崩壊などが凄まじく、あのときの衝撃がよみがえりました。生徒たちは、その後、地震の伝わり方などの説明をしっかりと聞いていました。そんな生徒たちを見て回ると、朝の半そで少年を発見。「寒くない?」「はい!」、やっぱり最強でした。
理科授業半そで

 最後に、昨日、学校に携帯電話を忘れて帰り、半日ほど携帯電話のない生活を久しぶりに送りました。携帯電話のない生活は不安だし、時間を持て余すし…いかに、携帯電話に依存した生活をしているかがよくわかりました。たまには、それもいいかもです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月24日(火曜日)

 今日と明日の2日間、「10年に1度」の最強寒波がやってくるということです。今のところ、冷たい風は吹きつけていますが、それほどでも…という感じでしょうか。金剛山を見ても、そんなに雪が降っているようにも見えません。

 ただ、油断は禁物。夜になってさらに冷え込む可能性もあり、明日の最低気温は氷点下4度。道路の凍結や水道管の凍結等には十分気をつけていきましょう。明日の早朝のワンちゃんの散歩はさすがにきつそう。ところで、私の自宅前は坂道になっていて、凍結しやすい場所にまく「塩化カルシウム」の袋が置かれています。よく見られる光景ですが、あれって誰がまくんですか? 調べてみると「市がすべての道路に散布を行うのは困難なので、市民の方々に散布をお願いしています」と出ていました。わかるんだけど、あの重い袋を持ってまいてくれる人いるんでしょうか。・・・・・・いや、「自分がまけよ」ですね。

 さて、昨日の夕方、日本ボッチャ選手権で見事銅メダルに輝いた3年生がお母さんと一緒に校長室に来てくれました。日曜日には、試合が終わったらすぐに帰るつもりでホテルもチェックアウトして会場に来たものの、表彰式でメダル授与があるということで最後まで会場に残っていたために大阪に帰れず、結局その日もまた同じホテルに戻ってチェックインされたそうです。うれしい誤算というやつで、そういうものかもしれません。無欲なとこがいい。
 校長室に入ってきた彼女は本当にうれしそうでした。私から「銅メダルがすごいのはわかっているけど、試合を振り返ってみてどうだった?」と聞いてみたところ、「攻める時は思い切りせめて、守る時は思い切り守れて、そういう切り替えがうまくできた」という何とも頼もしいコメントをいただきました。コロナの影響でこれまでは無観客の試合だったけど、今回は初めて有観客での大会、しかもそれが「日本選手権」という大きな舞台だったわけですが、「観客がいて緊張した?」と聞くと、「無観客の方が何か重々しい雰囲気があって、観客がいた方がよかった」と、これまた驚きのコメント。東京パラリンピックの金メダルを獲得した選手を指導されているコーチからも褒められたということで、15歳にしてすごい経験をしてきました。「15歳の真冬の大冒険」だったわけですね。銅メダル、持たせてもらいました。ズシリと重いものがありました。これからそういったメダルやトロフィーがいっぱい増えることでしょう。お母さんにはショーケースを購入することをお勧めしましたが、余計なお世話です。
これで、彼女の中で、「パリ・パラリンピック出場」がいよいよ「夢」ではなく、現実的な「目標」になったに違いありません。
 学年の先生たちも校長室に入ってきて、彼女の功績をたたえました。学年主任がメダルをかじるんではないかと心配しましたが、それはなかったので良かったです。本人さんとお母さんと学年の先生たちとうれしい記念写真。これから世界にどんどん羽ばたいてくださいね。銅メダル獲得、本当におめでとう!
北野2

 ところで、今日の午後、寒いなか3年生の一部の生徒は私立高校等へ「出願」に行きました。コロナの影響で、この3年ほどは「郵送」がほとんどでしたが、久しぶりに自分で願書を出しに行く光景が見られました。まだ「郵送で」と言われている学校もありますが、今日出願した子は気持ちを新たにしたことでしょう。振り返れば、雪の中の出願というのは過去によくありました。それに比べれば、今日はまだましな方かな。それでも緊張感も混じって、寒かったことでしょう。お疲れさまでした。いよいよです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月23日(月曜日)

 予報によると、明日と明後日は今季最強の寒波がやってくるとのこと。平地でも積雪があるかもしれないということですので、明日と明後日の通学は十分にお気をつけください。

 さて、一昨日の土曜日、川西小学校体育館にて「メンタルトレーニング~子どもたちへの言葉かけ~」と題した講演会(二中校区すこやかネット主催)がありました。全国各地で講演会等をされているスポーツメンタルトレーニング指導士の小林玄樹先生に東京から来ていただき、前日には本校の2年生に、そしてこの日は保護者の方や地域の方対象に、2日連続でご講演をお願いいたしました。
 90分間があっという間に終わりましたが、私自身が最も印象に残っているのは「自己決定」の大切さです。最後のあいさつでも言わせていただきましたが、私の娘たちに「誕生日に何が欲しい?」とか「何食べたい?」と聞いても、よく「何でもいい」と言います。保護者の方もお覚えがあるでしょうけど、この「何でもいい」が一番厄介ですよね。でも、もしかしたら、小さい時には「これが欲しい」「これが食べたい」と言っていたのかもしれません。しかし、そのときに「うん、それよりもこっちの方がいいんちゃう?」とか「それ前も食べたから、違うもの食べよ」とか、結局は子どもの「決定」を無視して、親が決めてしまっていたことって多かったのではないかと反省します。それを繰り返していくうちに、子どもは「何を言うても、結局聞いてくれないんでしょ」ということを学んでしまったのかもしれません。それやったら何を言っても無駄だから、考えるだけ無駄だから、「何でもいい」…。そういった積み重ねが、自己肯定感の低さにもつながっていくのかもしれません。

 「やる気スイッチ」というコマーシャルがありますが、実は子どものどこにも、押せばやる気が湧き出てくるようなそんなスイッチはありません。ましてや、「〇〇点を取ったら、〇〇を買ってあげる」なんていう外発的なモチベーションは長続きしません。子どもの内発的な「やる気」を起こさせるのは、やはりこの「自己決定」の積み重ねが大事であることを改めて感じました。
 どんな小さなことでもいい、何でもいいから自分で決めさせる。仮にそれで失敗したとしても、そこから子どもは何かを学びます。大げさかもしれないけど、そうしていくことで人生が変わってくるような気がします。
 反省しきりの私ですが、でも今からでも決して遅くはないと思っています。これまでの子どもたちへの言葉がけを振り返り、反省し、改めていこうと努力しています。その最初の大きな選択の場面が「進路決定」になるかと思います。あっ、その前に誕生日プレゼントがあるかあ(笑)。娘の「自己決定」が楽しみです。

 ところで、今日の午前中に、二中・三中校区の幼小中の校園長が集まっての会議がありました。三中校区ではインフルエンザがかなり流行し始めているようです。間違いなく、少し遅れて二中校区にも来ます。うがい、手洗い、睡眠を徹底し、インフルエンザに負けない体づくりに努めてください。なお、インフルエンザにかかったら、「発熱した後、5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」は出席停止となります。くわしくは、下の写真を参考にしてください。
インフルエンザ

 そして、今朝、ビッグニュースが届きました。この土日に愛知県豊田市で開催された「ボッチャ日本選手権」に出場した本校3年生徒が、見事3位に入り、銅メダルを獲得しました。これはもう本当にすごいことです。今夕、お母様と一緒に報告に来られるということなので、明日の校長日記でくわしく紹介します。とにかく、銅メダル獲得おめでとうございます。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月20日(金曜日)

 少しずつ冬本来の寒さが戻ってきたようです。コロナだけではなく、インフルエンザも流行しつつあり、市内の小学校でも学級閉鎖が報告されています。くれぐれもご留意ください。

 今日の6時間目、2年生を対象に、東京からスポーツメンタルトレーニング指導士の先生をお招きして「メンタルトレーニング講習」を実施しました。
メンタルトレ1メンタルトレ2

 2年生は、来月の1日に「インターン学習」のプレゼンテーションを体育館で行います。「2年生」のページにもアップしていますように、保護者の方にも参観していただきます。授業の中でずいぶんプレゼン能力は上がってきたとはいえ、やはり全学年生徒や保護者の方を前に発表となると、かなり緊張すると思います。これから受験や大きな競技会・発表会もあることでしょう。人生の中で「心臓が口から飛び出しそう」なぐらい緊張する場面を何度も経験することになります。私なんかでも、集会で話をしたり、体育祭や文化祭の講評などの時には足が震えます。ドキドキします。そんな、「緊張」をほぐすためにはどうすればいいかというような、私なんかでもためになるような、とても興味深いお話をしていただきました。

 人間、大きな舞台に立てば緊張するのが当たり前です。だから「緊張してる、どうしよう、どうしよう」ではなく、ある種、その緊張感を「楽しむ」というか、「ワクワクする」ことが大事というお話でした。適度な緊張感が、平常のときよりもいいパフォーマンスを生み出す、なんてことは私もよく経験しています。そういう意味では、大事な時には適度な緊張感は必要。「どんな場面でも緊張しないような強いメンタルをもつ」なんていうのは不可能ですが、「緊張感を楽しみ、いいパフォーマンスにつなげる」ということは可能だと感じます。

 講演の後半は、「計画を立てる」ということ。特に、2年生は来年受験を控えます。また、最高学年として部活動などでも大きな大会に臨む子もいることでしょう。「メンタルトレーニング」といえば、「心の持ち方」というところに焦点が当たりがちですが、計画をしっかり立て、成功を「イメージする」という「イメージ力」も目標実現に向けて大切なことです。ゴールから逆算して、いつどんなテストや試合などがあるのか、そのためには短期目標としていつまでにどんなことを実現したいのか、そういう「年間計画」をきちんと立てることが夢実現の近道となります。ぜひ聞いた話を実践してみてください。

 なお、明日9時30分より川西小学校体育館にて、今日生徒に話をしていただいた同じ講師の先生による「子どもたちへの言葉かけ」というテーマの講演会(「二中校区すこやかネット」主催)が開催されます。9時より受付を開始します。きっと元気が出る話をしていただけると思いますので、お時間があれば川西小学校に足をお運びください。私自身、子どもへの言葉かけの難しさを痛感していることはこの校長日記の中で何度も触れてきたところですので、子を持つ親として楽しみにしています。たくさんの保護者の方のご参加、お待ちしています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月19日(木曜日)

 今日は1月19日、「119」なので消防に関する記念日なのかと思いきや、「11月9日」がそれにあたるようで、今日は特に「119」に関する記念日にはなっていないようです。それでも、これまで生きてきて、仕事やプライベートでどれだけ「119」のお世話になったことか。自分がけがをしたときに、「119」で駆け付けてくれた救急隊員が教え子だったというようなこともありました。このコロナ禍において、本当に救急隊員も大変だったことでしょうし、今も気の抜けない日々を送られているかと思います。特に記念日でもないですが、「119」に対して、改めて感謝の思いを持ちたいと思います。

 さて、今日の3時間目、2年生の数学の授業を見に行きました。内容は「直角三角形の合同条件」、さすがに証明の問題は難しいし、全員に理解させようと先生も必死ですが、私達でも難しいだけに、子どもたち全員に理解させるのはかなり難しい分野だと感じます。中2と言えば、うちの長女も同い年で、今やはり数学に苦しんでいます。テストも数学が極端に悪い。その理由が少しわかった気がします。

 2つの直角三角形が合同かそうでないかわかることで、何か身の回りの生活に役に立つことがあればいいのでしょうが、正直長いこと生きてきて、「合同条件」が役に立ったことは一度もないです。クイズ的な「謎解き」という部分では、証明問題が解けた時にはとてもすっきりしたものがありますが、そんな清涼剤的な効果のために数学の勉強をしているわけではないですからね。物事をひとつひとつ順序だてて証明をしていく手順というのは、確かに大人になって仕事で必要な場面はありますが、なかなかその面白さを子どもたちに実感させることは至難の業です。
 しかし、難しい分野だけに、「教えあい学習」はかなり効果的でした。そういう作業を見ていると、決して「無意味」とは思いませんが…。私自身も数学の中ではこのような証明問題は苦手な分野だっただけに、教える先生も教わる生徒も大変だというのはわかります。もし、娘に「これどうやって解くの?」と証明問題を持ってこられたら・・・うーん自信ないなあ。

 

 ところで、今日の放課後、この土日に開催されるボッチャの全国大会「日本選手権」(愛知県豊田市)に出場する生徒さんとお母さんが、報告に来てくれました。明日から豊田市に入るとのことです。初めての大舞台、きっと緊張することでしょう。「目標は?」の問いに、はっきり「今の自分の力がどこまで通用するか試してみたい」という素晴らしい答えが返ってきました。「成功」しても「失敗ショット」があったとしても、すべてが財産になりるはずです。何年かしたのちに、「あのときの日本選手権の経験が生きた」と思える素晴らしい経験をしてきて欲しいと願っています。「夢の頂点」目指して、enjoy! 帰ってきたら、その「報告」を聞かせてください。
ボッチャ

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月18日(水曜日)

 今日は午後から富田林市立の全幼小中の先生たちが集まる人権研修会があるという関係で、授業は午前までとなりました。久しぶりに早く帰れて少しはゆっくりできそうですね。

 今日の給食は福井県のご当地メニュー、ソースカツ丼と鯖でした。で、やはり私は「カツ丼」であることに気づかず、今日もご飯とカツを別々に食べておりました。食器を返す時、給食室前でこの掲示物を見て、「マタ、ヤッテシマッタ・・・」。
福井県

 「ソースカツ丼」だったとは…。そして、鯖は久しぶりでした。かつて、若狭湾でとれた鯖が若狭国(現福井県)から京都御所まで運ばれたときの道が「鯖街道」。街道沿いには、かつては多くのすし店でにぎわったそうです。生徒たちは、「魚メニュー」のときには給食の注文が少ない傾向があるようですが、今日はどうだったんでしょうか。

 そうそう、昨日の夜、スマホでネットニュースを見ていたら、突然画面が切り替わり、「Google」から「あなたは1月のラッキービジターです。アンケートに答えていただいた方にApple iPhone 14が1円で当たるチャンスを差し上げます!」と書いてありました。見れば、Gのおなじみのマーク。10万円以上もするApple iPhone 14が何と1円です。1円ですよ、1円。今年は年初めから縁起のいいことが続いていましたが、ここでもラッキーなことが起きました。でも、ちょっと待てよ、10万円以上もするスマホが1円って、いくら抽選とはいえおかしくないか? さっそくネットで「Google ラッキービジター iPhone 14」と検索すると、「それ、フィッシング詐欺です」と注意喚起がありました。危ない、危ない、引っ掛かるところでした。普段から気をつけてはいるものの、〇今年は縁起がいいことが起きている 〇昨日も電器屋さんで「欲しいなあ」と思いながら iPhone 14を眺めていたところである 〇どう見ても「Google」のサイトのようである ・・・など、何かそろってしまうと、ふと落とし穴に落ちてしまうことがあるような気がします。だまされやすい人間だと思うので、気をつけないと。 

 私も学校を出なければいけない時間となりましたので、今日のこの辺で。行ってまいります。内容が少なくて、本当に申し訳ありません。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月17日(火曜日)

 28年前の今日の未明、阪神地方を中心に大地震が発生し、多くの死傷者を出しました。阪神淡路大震災です。阪神高速道路が横倒しになっている映像に衝撃を受けたことは、今でも忘れません。・・・あれから28年がたちました。本校の教員の中にも、28年前にはまだ生まれていない若い教員もたくさんいます。そんななかで、あの出来事を決して風化させることなく、地震の怖さを伝えていく義務が私たちの世代にはあると思っています。

 さて、寒さが厳しくなっていく中でも、きれいな花が校内でたくましく咲いています。ひとつは、水仙です。
水仙

 水仙も、誰が世話をしているわけでもないのに、この時期になると球根が埋まっているところからレモンイエローのかわいらしい花が咲きます。小さい時に、淡路島の南海岸でたくさんの水仙を見た記憶があります。あたり一面「水仙」でした。改めて調べてみると、淡路島の南岸には「灘黒岩水仙郷」と「立川水仙郷」の2つの水仙郷があることがわかりました。どちらの水仙郷だったのかはわかりませんが、水仙のレモンイエローと海のブルーとのコントラストが何年もたった今でも印象に残っています。その淡路島も、震災で大きな被害が出たところです。

 そして、もう一つは「さざんか」です。花言葉は「謙遜」「ひたむきな愛」。たまたま今日、慰霊祭が行われている神戸市の市の木でもあるそうです。ところで、さざんかとよく似た花に「ツバキ」があります。私はこのふたつの花の見分けがつかなくて、以前、見分け方を調べたことがありました。花が散る時に、花首から落ちるのが「ツバキ」で、花が散る時は花びらが落ちるのが「さざんか」とありました。写真をご覧ください、花びらが落ちているので、本校に咲いている赤い花は「さざんか」ということですね。
さざんか1さざんか2

 ・・・ということで、震災の話から花の話へとつなげていきましたが、今日の3時間目に見学させてもらった1年生の美術の授業は「桜の花」づくりでした。というのも、二中では、卒業式の時に掲示する巨大なホリゾント(壁画)を在校生たちが作るのが伝統になっています。それはそれは見事なホリゾントで、私も転勤してきたときにまず驚いたのがそのホリゾントでした(正直言います。「ホリゾント」という言葉を知ったのも二中に来てからです)。桜の形をしたいろいろな色の紙で絵を描きます。今年はどんな絵になるのか、もちろん私も知りません。そのパーツになる「桜」の切り方を先生から教わっていました。けっこう、切り方によって桜の形が変わるものです。更紙で何度も練習してから、提出用を一枚作成。うん、上手に切れました。
さくら1さくら2

 そして最後に、美術室の後ろの掲示板。すばらしい…。
掲示物1掲示物2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月16日(月曜日)

 今日は1月16日。あす、17日の早朝には阪神淡路大震災の慰霊祭が行われます。あの痛ましい出来事が風化しないよう思い出すとともに、高い確率で起こると言われている大地震に対する備えを改めてしていきたいと思っています。

 今日は定例のリモートによる生徒集会。本部役員が、各学年一人ずつ代表者をカメラ前に呼んで、インタビューを行うという新しいコーナーがありました。「どんな冬休みでしたか?」「冬休みを漢字一文字で表すと?」など…意外とよかったです。毎回やっても面白い企画だと思いますので、また検討してください。
そして、生徒集会の後半は2年生の代表者による「校外学習」の報告です。12月に実施した「インターン学習」を兼ねた校外学習で、学んだことや苦労したことなどをパワーポイントを使いながら、とてもわかりやすく説明してくれました。プレゼン力が確実に向上しています。「インタビューで苦労したこと」については、私自身、その発表者のインタビューの様子を眺めていただけに伝わるものがありました。何人かの人には断られて、心が少し折れて、それでもめげずに勇気を振り絞ってインタビューをしに行く姿は感動モノでした。本当によく頑張っていたんです。でもいい経験になったことでしょう。発表も見事でした。
生徒集会1生徒集会2生徒集会3生徒集会4

 3時間目には、3年生の技術の授業を見学させてもらいました。パソコン教室でプログラミングの授業でしたが、もう「すごい!」のひとことしかありません。「ホームページを作成する」ということで、学校紹介を作っていました。本当のホームページで使えそうな内容ばかりでした。まちがいなく、私に代わってホームページを作る能力は十分にあります。「校長日記」ならぬ「生徒日記」を交代で書いていっても面白いかもしれませんね。
技術

 ということで、3学期が始まってしだいにエンジンがかかってきました。今年も生徒たちの生き生きとした姿を、この校長日記でたくさん紹介できたらいいなあと思います。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月13日(金曜日)

 今日は13日の金曜日…。えっ?ジェイソン?
 気温はこの時期らしからぬ暖かさでしたが、空模様は時間がたつにつれあやしくなってきました。どうやら今晩から明日にかけては雨のようです。最近、週末のたびに雨のような気がします。新学期が始まった今週でしたが、この土日で改めてこころとからだを休めて欲しいものです。生徒も先生も…。

 さて、3年生はまずは私立高校や専門学校の受験先が決定しました。併願の子もいれば専願の子もいます。いよいよ次は出願の準備です。かつてなら昼から生徒自身が受験先に出向いて願書を購入していましたが、いまはネットで願書をダウンロードし、必要箇所を打ち込んでプリントアウト…という学校も増えてきました。これも時代の流れです。これまでなら、先生が一人ひとり、持って帰ってきた願書を一式預かって、次に「下書き」させて、OKが出た子から「清書」させて、その学校の受験要項を担任自身もしっかり読み込んで不備がないか確かめ、「いついつまでに受験料振り込んで証明書を持ってくるんですよ」…。中には住所が書けない子もいます。保護者の名前がわからない子もいます。「切り取らないこと」って書いてあるのに、切り取ってくる子もいます。破れて書き直しの子もいます。「先生が車で願書をもう一回買いに走るわ~」…そんなことは日常茶飯事でした。でも丁寧に丁寧につきあいます。そんなことで叱ったりはしません。

 出来上がった書類は、汚れないように一人ひとりのクリアファイルに大切に保管します。願書購入から、出願の書類が全部そろうまでに1週間以上はかかっていたかなあ。でも、私は、そんな一連のやり取りが好きでした。言葉はふさわしくないと思いますが、その「面倒さ」があるからこそ、生徒への愛おしさも増してくるというものです。どんなに悪態ついて私を困らせ続けてきた子でも、「せん(先生)、これでいいん?」とか見せに来たりして、なぜかちょっぴり誇らしげでかわいらしかったなあ。時代の流れの中で、「面倒さ」が少しずつなくなっては来ていますが、それでも今の担任も同じような気持ちで生徒に接しているはずです。
 今日の「3年生」のページにアップしている進路通信にも「出願手続きの流れ」が記載されていますので、必ずお読みください。

 さあ、これからが本番。でも、ここが決してゴールではなく、むしろこれからの人生のスタートが始まるわけで、ワクワクして欲しいなあと思います。近年の生徒たちの様子を見ていると、目標や思いがあったはずなのに、併願で合格した途端、「早く楽になりたい」と思うのか「もうここでいい」という子が増える傾向にあります。「早くゴールしたい」という感じになるんでしょうね。それこそ、高校受験が「ゴール」になっていることを意味します。3年生、あなたがやりたいことを最後まで見失うな~。Enjoy! 2年生も1年後なんてあっという間です。そういううちの娘も来年は受験生。この3学期に、ある程度、この先の進路希望についてゆっくりと話を聞いてやりたいと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月12日(木曜日)

 今日の昼は、ウインドブレーカーが必要のないぐらいの暖かさでした。空を見上げれば、久しぶりの「雲ひとつない青空」が広がっています。気持ちの良い一日でした、

 今朝、通勤途中の車の中でラジオを聞いていると、スキージャンプ界の「レジェンド」と呼ばれている葛西選手のことが紹介されていました。現役最年長の50歳。過去8度のオリンピック出場は、おそらくこれからも破られることのない金字塔でしょう。その葛西選手も、さすがにこの2年ほどは日本ナショナルチームから外れることも多かったようですが、今回の遠征で再びナショナルチームに復帰し国際舞台に戻ってくるとのことです。また、まだまだ現役は続行するということで、次のオリンピックも、札幌が立候補を考えている2030年のオリンピックも「金メダルをあきらめていない」そうで…。すごいですね。まさに私たち中年の星です。

 葛西選手のモチベーションになっているのは「悔しさ」だそうです。1998年、長野冬季五輪ジャンプ・ラージヒル団体戦の金メダル。日本中が歓喜に沸いたなかで、そこに彼の姿はありませんでした。本来なら当然メンバー入りしていたはずですが、直前にけがをし、団体メンバーからは外れていました。私も、あの4人の選手たちが雪の上に倒れこみながら抱き合うシーンが大好きで、何度も何度も見ましたが、彼はあのシーンは悔しくて決して見れないそうです。「あの歓喜の輪の中に自分がいない」…その悔しさ、わかる気がします。
 そんな「悔しさ」が今につながり、彼は全世界のジャンパーからリスペクトされ、そして日本人の多くが知る「レジェンド」となりました。もし、あのときに彼が金メダルを取っていたら、今の彼はいないかもしれません。4人の選手同様に、とっくに引退していたことでしょう。
 そういう意味において、「悔しさ」って人を大きく成長させるんだなと改めて思います。一方で、「悔しさ」のあまり投げやりになってしまう人もいるでしょう。「悔しさ」をどのように活かすかというところに、その人の真価が問われるんだと思います。子どもたちにも、これからいっぱい経験するであろうさまざまな「悔しさ」を、いい形でバネにしてほしいものです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月11日(水曜日)

 今日、3学期2日目は1月11日、「鏡開き」の日であり、「えべっさん」の残り福の日であり、そして、い(1)い(1)日。最強の「いい日」になること間違いなしです。

 と言っても、生徒たちにすれば「テスト」ということで、「いい日」には程遠かった?  朝から1,2年生は大阪府チャレンジテスト、3年生は実力テストに臨んでいます。でも、結果次第では「いい日」になるかもですので、「いい日」になるよう頑張ってください。
 なお、1年生のチャレンジテストは3教科ですので、4,5限は「障がい者理解学習」の一環として体育館にてボッチャ大会を実施しました。優勝したのはA組3班。そして、最後に用意されていたサプライズ企画は、優勝した班と1年先生チームとのドリームマッチ。手に汗にぎる白熱した戦いの末、勝ったのは生徒チーム。でも、先生チームも思いのほかうまかった。たぶん、隠れて練習していたに違いない。とても盛り上がっていました。
ボッチャ1ボッチャ2ボッチャ3ボッチャ4

 ところで、先日、小4の娘が布団の中で「私はちゃんとした大人になれるのかなあ」とつぶやくことがありました。時々、難しいことを聞いてくる子です。自分なりに「理想の大人像」というものをもっているらしく、それはとても素晴らしいことなんだけど、自分が理想とする大人に「なれそうもない」という不安が常につきまとっているようです。
 以前は「警察官になりたい」と言っていた娘も、今は「大工さんになりたい」と思っているらしく、プラス「かっこいい女性になりたい」んだそうです。どういう人を「かっこいい」と感じるのか、それも彼女なりにもっているようです。でも、現実の今の自分を見つめた時に、全く自信がもてず、不安しかない…。そんな娘を見るにつれ、親としてまた学校教育にたずさわる者として、娘に何ができるのかと考えてしまいます。

 学校では、勉強をさせて、生活指導をして、行事に主体的に協同的にとりくませて、タブレットをいじらせて…これからの、正解のない予測不能な世の中をたくましく生き抜く人間を育てることが、今の学校教育に求められていることは言うまでもありません。でも、子ども自身がそれを求めているわけではないし、大人が求めれば求めるほど苦しくなってしまう子もいるはずです。「主体的になれ」と言ってもなれない子もいるし、「みんなと協同的に」と言ってもまわりとうまくコミュニケーションをとれない子だっている。「挨拶は大きく」とよく言うけど、挨拶の声が出ない子は、じゃあ「まちがった子」なのか。「人のために行動しよう」とよく言うけど、じゃあ「自分のために行動する」ことは間違っているのか…。そうやって、どんどん大人が「理想の子にしよう」と、子どもを追い詰めているのではないだろうか…そんなふうなことも考えてしまいます。
 そういう意味では、学校というところでは、大人が理想とする姿を育てるのではなく、「なりたい自分」が実現できるよう応援する場所でありたいなあと思います。そのためには、まずは「なりたい自分」というものをしっかりと描かせて、それを実現するためには何をしていけばいいのか、その道筋を大人と一緒に考えさせていくことにより、まずは漠然と持っている不安な気持ちを少しでも解消してやる。でも、なりたい自分を実現するのは最終的には自分自身なのだから、困難に立ち向かえるよう、自己肯定感を高めて夢を実現する力をつけてやる。そういったことを応援してやるのが、学校の役割のような気がします。

 今日は「給食室より」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

1月10日(火曜日)

 新年あけましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もよろしくお願い申しあげます。

 さて、今日から3学期がスタートしました。登校する生徒の様子を見ていると、心なしか元気がなさそう。「冬休みが終わってしまった~」となれば、無理もないですね。ただ、今日で気持ちはしっかりと切り替わったようです。1・2年生は明日にはさっそくチャレンジテストが実施されます。きっと休みボケも吹っ飛ぶことでしょう。がんばれっ!

 さて、今日のリモート始業式では2つの話を簡潔にしました。
 ひとつ目は、私が年末に知った情報ですが、「現在人の一日に得る情報量は、江戸時代の人の1年分、平安時代の人の一生分に相当する」という研究発表です。3、4年前にすでに話題になっていたらしいですが、私は恥ずかしながらこの年末に知りました。ネットの普及により、情報があふれるようになりました。その中には正しい情報もあれば、間違った情報やデマもあります。そんななかで、私たちはその情報が正しいのかどうかを見抜く力が必要になってきます。ぜひ、情報をすべて信じるのではなく、しっかりと見抜く力をつけて欲しい、ということです。
 ふたつ目は、特に3年生においては進路に向け、イライラしたり、不安になったり、ついつい友達や親にトゲのある発言をしたり…ということもあるかもしれません。1,2年生は、学校生活に慣れてきて、つい友達を「気の合う人」「気の合わない人」に区分けをし、気の合わない人に対して、悪口を言ったり、仲間外しをしたり…そんなことになっていませんか。でも、そのことによってしんどくなっていくのは間違いなく自分です。大事なのは「精神的な安定」。どんなことがあっても、安定した精神状態を保てるように心がけてください。
・・・という話。
 「話は短く!」といつも娘に言われているので、簡潔に話をしたつもりです。

 私自身、この年末年始、体調を崩していたこともあって、いつになくよく寝ました。カウントダウンも聞かずに寝てしまっていました。寝ている間に年が明けたなんていうのは、社会人になってから初めてかもしれません。布団に入りながら、いろんなことを考え、いろんな情報が入ってきて、つい考えなくてもいいようなことまで考えて、不安になったりもしました。そんななかで、先ほど述べた2つがとても大事だと感じるに至ったわけです。
 お陰様で、むしろ年末よりは、心身とも元気な状態で今日を迎えることができています。学校だよりにも書きましたが、人間、どんなにつらくても、「頑張る」と決意した瞬間、すべてが変わっていくものです。2023年がみなさんにとって素敵な一年になるよう願っています。そして、そのためにもまずは私自身にとって素敵な一年になるよう、すべてのことを楽しむことが必要かなと思っています。

 今年もやっぱりいろんなことが起きるだろうけど、すべて前向きにプラス思考で乗り越えていきたいと思います。ということで、本年も第二中学校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。
 なお、今日は「3年生」と「2年生」のページも更新しています。ぜひ、お読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。今年も「校長日記」もよろしくお願いします。

令和4年 12月

12月23日(金曜日)

 今朝は厳しい寒さでした。幸い、大した雪にはならず、登校時の混乱もなくて良かったです。中には、「雪合戦をするために早く来たのに、雪がない…」と残念がる女子2人組もいたりして、久しぶりの雪にちょっと期待していた子もいたようです。
 それでも早朝は気温が低いうえ風も強く、さすがに今日だけは6時のワンちゃんの散歩はつらかった。そういえば、昨日が「冬至」でしたね。今日の日の出は7時01分だったようですが、少しずつ夜が明けるのが早くなっていきます。寒さはこれからが本番とはいえ、だんだん昼の時間が長くなっていくと思えば、少しほっとしてきます。

 今日は2学期の終業式、恒例となったリモートによる終業式です。私もなんだかんだと言いながら、3年間も続けていれば、カメラに向かって話すのも少しは慣れてきました(正確に言えば、カメラに向かって話をしているのではなく、カメラの向こう側に座っている表彰伝達を控えた生徒に向かって話をするようにしてるんですけど…)。

 では、今日の話の大まかな内容です。

「令和4年、2022年もまもなく終わろうとしています。先日、サッカーのワールドカップや年末恒例のM-1グランプリも終わり、いろいろなものが終了していく中で一気に年末を感じるようになりました。今年もコロナが終息せず、今、第8波にお突入したと言われています。ただ、今年は、できる限りコロナ以前に戻そうという動きもあって、いろんなことが再開された1年でもありました。その分、この年末年始、人が集まる場所に行くことも多いかと思いますが、くれぐれも油断せず、感染予防に努めてください。

 2学期、第二中学校では、体育祭や文化祭といった大きな行事がありました。応援合戦は、開始当初は、リーダーたちも考えていたイメージ通りにいかなかったり、1,2年生を動かす難しさを感じたことでしょう。でも、練習を見る度にどんどんできあがっていって、何もない更地の土地から一軒の家が建っていく様子をながめさせてもらった気分です。体育祭当日は、その応援合戦はもちろんですが、どの競技においても手を抜いたりする子もおらず、みんな一生懸命で、今の二中の素晴らしさがそのまま表れた体育祭でした。

 一方、合唱は、リハーサルを見る限り、正直言って、今年は例年のレベルを求めるのは難しいのかなと思っていました。特に1年生の課題曲は、いつもなら3年生が自由曲で歌うような難易度の高い曲。「大丈夫?」という思いがありました。2年生はリハーサルの時点でまだ歌詞すらきちんと覚えられていないクラスもありました。大きな不安の中で見せてもらった文化祭。しかし、みなさんは私の予想を大きく裏切る素晴らしい合唱を披露してくれました。皆さんの底力を見た気がしました。
 もちろん、2学期は体育祭と文化祭だけではなく、日々の生活、授業、部活動、総合の時間での取組、すべてにおいてみなさんはよく頑張っていたと思います。

 この1年、皆さんにとってはどんな1年でしたか? 目標が達成できて「いい1年だった」と言える人もおれば、「つらいことや悲しいことがあった1年だった」という人もいるでしょう。来年、良い1年になるよう、この年末・年始、自分の心や体をしっかりメンテナンスとリフレッシュをしてください。
 特に3年生にとって、この冬休みはおそらく勉強中心の2週間になることでしょう。大変だと思うけど、しんどいことや大変なことから逃げないで、これから先の自分の一度きりの人生について真剣に悩んで、自分を奮い立たせてください。そして、毎日を適当に過ごすのではなく、ひとつひとつのレンガをきちんと積み上げていってください。苦しくても、「頑張ろう」と決めた瞬間、すべてが変わります。

 来年の1月10日、みなさんの元気な顔を見られることを楽しみにしています。」


 なお、今日は「若草学級」「2年生」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 さて、今日はもちまして令和4年の校長日記は最後となります。毎日毎日お読みいただき、本当にありがとうございました。新年の校長日記は10日に再開させていただきます。
 まだ年度途中ではありますが、令和4年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年も、第二中や二中生、ついでに校長日記もどうぞよろしくお願いいたします。みなさん、おからだに気をつけていただいて、よいお年をお過ごしください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

12月22日(木曜日)

 「クリスマス寒波」の到来です。今夜から雪の予報で、明日の朝、道路の凍結が心配です。明日は、少し早い目に起きていただいて、道路の状況等を確認してください。登校における自転車、車、徒歩、すべてにおいて注意が必要かと思います。くれぐれも気をつけてください。

 今日は、昨日の3年生に引き続き、1,2年生でも学期末学年集会が行われ、この2学期の振り返りなどが行われていました。また、この学期に頑張った人を表彰することも恒例になっていますが、2学期は体育祭や文化祭など大きな行事があり、どうしてもリーダー的な役割で活躍した人が目立ちます。もちろん、行事をやっていく上でそういう人たちの存在はとても大切ですが、一方で、目立ってはいないけど、縁の下の力持ちとしてしっかりとクラスを支えた人たちもたくさんいます。勉強に部活動に掃除に…コツコツと堅実に取り組んだ子もいます。そういった子にもいつも目を向けてくれているのが、二中のいい伝統だと感じます。中身が「密」だったこの2学期、本当に皆さんよく頑張りました。
1年集会11年集会22年集会12年集会2

 今朝、門の前に立っていると、一人の自転車に乗った女性が近づいてきた。「加藤先生ですか?」。このパターン、これで何度目だろう。「三中の卒業生です。もう20年前ぐらいになります。すっかりおばちゃんになってしまいました‥‥」。名前をお聞きして、思い出しました。お顔も面影が残っていました。年をとると不思議なもので、最近のことより、ちょっと昔のことの方が覚えていたりします。前任校では、あまりそうやって声をかけられることはなかったのですが、二中に来てからはよくあります。うれしいですね。

 二中に来て3年、その間、子どもたちはいつもマスクをしていました。私は正直、顔の半分以上がマスクで隠れている今の子どもたちの、顔や名前を覚えることも難しくなっています。朝、門に立っていても通学時には名札をつけていないので、名前すら確認できません。街で私服の本校生に会っても、他校生と見分けがつかないことでしょう。そんな子どもたちから、10年後、20年後に「加藤先生ですか?」と言われても、おそらくお顔を思い出してあげることはできないと思います。年老いた私を見ても、誰も気づいてくれないか。

 いつになったらマスクって外せるんだろうと思いつつ、やっぱり一歩外に出ると人目が気になり、マスクを着用します。どこに入るにも、マスク着用が呼びかけられている今は、まだまだマスク生活が続きそうです。今、再び感染が拡大し始めています。周期的に、いつも学期末~長期休業中にかけて…という気がします。だから、終業式の話はいつも決まって「再び感染者数が増えてきています……」。もういいやろ~と思いつつ、やっぱり明日の終業式でも言うんだろうなあ。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月21日(水曜日)

 今日も寒くて動きが鈍い。それでも動かない体に鞭打って、4時間目は全学年を回りました。

 3年生は、体育館で学期末恒例の学年集会。各クラス代議員から2学期のまとめの発表があり、その後、2学期の部門賞の発表と表彰式。「縁の下の力持ち賞」「係や掃除を頑張ったで賞」「優しく、気配り上手で賞」「行事で活躍したで賞」そして「MVS」の5部門で選ばれた人たちが次々に盛大な拍手を受けていました。その後、「ボッチャ大会」や「カテガク(家庭学習ノート)」の表彰が行われ、最後は学年代表から1年間の振り返りや感謝の気持ちが述べられていました。この学年集会に見ると、いよいよ長期休みやなあといつも実感します。
学年集会1学年集会2

 2年生は先日の校外学習のまとめ作業に入っていました。今日は、行った先々で自分が「インターン」している企業がどう関わっているのか、発見したことをまとめていました。「大阪城公園でじゃがりこを食べている家族がいた」(カルビー)、「キューズモールにヤフーの看板があった」(ヤフー)、「もらった大阪城天守閣のパンフレットに、ダイワハウスの宣伝が載っていた」(大和ハウス)などなど。自分がインターンしている企業名や商品を、社会の中で見つけるとうれしいことがよく伝わってきました。きっと本当の社員の方もそんな感じなんでしょうね。

 最後に1年生は、「キャリアパスポート」を作成しながら、2学期を振り返っていました。「キャリアパスポート」とは、小学校から高校までの自己の成長を自己評価していくもので、今作成している「キャリアパスポート」は、高校進学後、高校に送られます。昔の自分と今の自分を比較することで、自分の成長や変容が感じられるといいですね。

 ところで、先週の木曜日、私は2年生の校外学習に同行した日に、1年生は文化体験事業「ダンス教室」が行われました。1年生の廊下を歩いていると、こんなトリックポスターを見つけ、「そうや、ダンス教室どうやったんやろ」と思い出しました。
ダンスポスター

 1年生の先生に聞いてみると、それはそれはすごい盛り上がりだったようで、生徒たちの積極性に講師の先生も驚かれたとのこと。写真や動画を見せてもらいましたが、まさにノリノリです。今の子はすぐに踊れるようになるみたいですね。逆立ちみたいなやつや頭でまわるようなやつも挑戦させてもらったようで、楽しい時間になったようです。良かったね。
ダンス1ダンス2ダンス3ダンス4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月20日(火曜日)

 今朝はこの冬一番の冷え込みだったようで、最低気温は2度。年をとると、寒さがこたえてきます。私たちが子どもの頃は、よく運動場に雪が積もって、雪合戦した記憶があります。なんで、小学生のときは半ズボンで遊びまわれたんでしょう。子どもって、やっぱり元気だし、大人に活力を与えてくれる存在ですね。

 長野県では、ある公園が子どもたちの声が騒がしい等の理由で閉鎖されることになり、賛否両論巻き起こっているようです。公園のそばに住む人しかわからない苦痛があると思うので、私がとやかく言う問題ではありませんが、トラブルになる前に何か手立てはなかったんだろうかと思ってしまいます。
 なんか、世知辛いというか、生きにくい世の中になってきた気がします。

 二中の子どもたちといえば…寒い中、今日も元気に頑張っています。まだポロシャツ一枚で生活している子もいます。ヒートテックの下着を2枚重ね着して、カッターシャツにカーディガンにブレーザーの上にごついウインドブレーカーを着てもまだ寒い私には信じられない…。
 終業式まであと3日。市内の小学校では学級閉鎖も報告されています。最後まで体調を壊さずに頑張りましょう。

 さて、みなさんは『7つの習慣』という本を読まれたことがありますか。私はもうずいぶん前に読みましたが、いまだにベストセラーを続けていて、2022年も第1位のようです。この本は、人生で大切にしたい「7つの習慣」が挙げられています。マンガ版も出ているので、子どもたちにも読んで欲しい本のひとつです。

第1の習慣は「主体的である」
第2の習慣は「終わりを思い描くことから始める」
第3の習慣は「最優先事項を優先する」
第4の習慣は「Win-Winを考える」
第5の習慣は「まず理解に徹し、そして理解される」
第6の習慣は「シナジーを創り出す」
(※シナジーとは、人・物・事柄などが複数存在し、それらがお互いに作用しあうことで、機能や効果を高めること)
第7の習慣は「刃を研ぐ」

 第7の習慣「刃を研ぐ」の項では、自分という人間を作っている4つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)を磨くことの重要性が語られています。いわば、自分のメンテナンスです。この年末年始、自分の時間を大切にして、「刃を研ぐ」時間を意識的につくっていきたいものですね。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月19日(月曜日)

 朝から小雪の舞う寒い一日。地面にはところどころで早朝の雪が少し残り、白くなっていました。屋根に雪が載っている自動車もたくさん見て、場所によっては結構降ったことがわかります。
 昨日は、金剛山が初冠雪という知らせが届きました。学校から葛城山・金剛山の山並みを見ると、やけに近くに見えました。空気が澄んでいたのでしょう。思わず、金剛山の写真を撮りました。
 昨日の昼過ぎの金剛山です。
konngouzann

 さて、今朝の朝刊に、18日に開催された「第7回 大阪府中高生ビブリオバトル大会・高校生大会」の記事が出ていました。優勝した高校生が紹介した本は『勉強が面白くなる瞬間』。「単純明快で、読めば一人残らず勉強したくなる」という彼女の紹介に、私もすごく興味が出て、ネットで少しその本のことについて調べてみました(買って読めよという話ですが)。

 「勉強は自分自身を作る作業」という章では、こうあります。
《勉強は、自分と一生を共にする「自分自身」を作る作業だ。自ら勉強に取り組む「積極性」、勉強から逃げ出そうとする自分を引き留める「自制心」、勉強のために目標を立てる「準備力」、目標達成によって積み上げる「自信」・・・私たちは勉強を通して、数々の能力を身につける。こういった能力の習得こそ、勉強する本当の目的だ。
 テストの点数や順位に気をとられることなく、勉強を通して心を成長させ、自分を完成させることに目を向けよう。人生は、その人が持つ「心の力」の強さによって決まる。勉強は、心を鍛え上げる絶好のチャンスだ。》

 私は担任をしていたころに、保護者の方から「どうすれば勉強するようになりますか」という相談を受けることが多く、「究極に難しい質問」と思いながらも、自ら勉強する子としない子のどこに違いがあるのかを整理したことがあります。その結果、自ら進んで勉強するには「ある力」が必要であると感じました。それはいわゆる「テストで点数を取る力」ではなく、まさに先ほど本の中で紹介されていた「積極性」や「自制心」や「準備力」や「自信」…そういった力です。そんな「力」は、ではどこでつくのかというと、「普段の生活」であったり、「部活動」であったり、「習い事」であったり…。数字では測れないそんな力のことを今は「非認知能力」と言うんだそうですが、そんな「力」が徐々についてくると、自ら勉強するようになると考えました。とはいえ、一朝一夕に身につくものではありません。保護者の方とため息交じりに「劇的に勉強するようになる特効薬はないですよね~」という話をした覚えがあります。

 しかし、この本では、勉強をすることで、そういった「力」がつくというのです。「にわとりが先か、卵が先か」論争になりそうですが、いずれにしても「積極性」「自制心」「準備力」「自信」・・・そういった能力が人生をより豊かなものにしていくことだけは間違いなさそうですね。なのにうちの娘は・・・・・・やめときましょう。きっとこれから!

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月16日(金曜日)

 今日は16日。12月の半ばも過ぎ、あわただしい年末が近づいてきました。いつも早めにしようと思うことはいっぱいあるのだけど、切羽詰まらないとできない性格で、いつも年末になってバタバタしてしまいます。そのあわただしさも、年末らしさなんだけど…。

 新聞を読んでいると、「無意識の偏見=アンコンシャス・バイアス」についての記事が目に留まりました。自分は常に公平・中立に物事を見ていると思っていても、実は過去の経験則から、気づかないうちに他人を先入観で判断しているというものです。
 アメリカの調査によると、ある交響楽団の団員選考の時に、黒い幕の後ろで審査員には演奏者が見えない状態で選考を行ったところ、かつては1割程度だった女性の合格率が約5割まで上昇したというのです。この方法は「カーテン審査」と呼ばれ、実際に日本の交響楽団でもこの審査方法が採用されているそうです。
 また、こういった「無意識の偏見」に左右されないよう、採用現場ではエントリーシートから大学や顔写真、性別の欄をなくす企業も増えています。
 人間には誰しもバイアスがあります。これは能の特性だそうです。大事なのは、それを自覚し、バイアスがあることを前提とした対策が求められるということです。

 そんな記事を読んで自らを振り返ってみると、やっぱり無意識のうちに思い込みや決めつけってしているんだろうなと思います。何かを判断するときに、自分の中にいるもう一人の自分に「それって、あなたの思い込みですよね」「それってあなたの決めつけですよね」と、言わせてみようと思います。もしかしたら、今まで気づかなかった新しい発想につながっていくかもしれません。

 さて、今日から期末懇談ということで、授業は午前中まで。朝は雲の多かった空も、午前中にはすっかり晴れ上がり青空が広がってきました。空気は冷たいですが、気持ちの良い一日となりました。週末はかなり気温が下がると言われています。お気をつけください。

 今日は、「給食室より」(二中ランチ)と「若草学級」(若草通信)のページも更新しています。ぜひご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月15日(木曜日)

 今日は2年生の校外学習に同行しました。出発前に体育館でも話をしましたが、2年生と校外に出ていくのは1年の時の鉢伏合宿以来です。ただただ無邪気で元気いっぱいだったあのときの子どもたちが、1年半が経過し、ずいぶん体も心も成長してきました。そんな73期生に課せられた10のミッションは、決して容易(たやす)いものではありません。しかし、「やればできるで!」のスローガンのもと、きっとこの子たちなら成し遂げるだろうと期待しての出発でした。
森ノ宮

 私自身は、ほぼキューズモール森之宮にいてたので、そのほかの場所での活動は見ていませんが、いくつかの班がそこで街頭インタビューもしていました。快くアンケートに協力してくれる方もおれば、素っ気なく素通りされてしまうこともありました。一度うまくいかなかったりすると、その後は声をかけるのに躊躇が出てしまうようで、かなり勇気もいったようです。それでも、頑張ってアンケートをとっていました。遠くから見ていても緊張感が伝わってきました。
インタビュ1インタビュー5インタビュー3インタビュー4

 昼食はすべての班がキューズモールのフードコートでとりました。中には、唐揚げ10個のマウンティングセットを注文する男子もいて、その大食漢ぶりに驚きました。一方で、たこ焼き6個だけとかいう子もいて、「足りる?」と心配になる子も。でも、班でしっかり楽しんでいたようです。お店側も、二中専用席を設けてくれていて、お客さんが集中する時間帯でも待つことなく座ることができました。予想していなかった対応をしていただき、ありがたかったです。
食事1食事2

 幸い、大きなトラブルや事故もなく、生徒たちはよく頑張ったと思いますが、小さな課題はいくつかあったように思います。私たちの反省も含め、修学旅行に向けて課題が明らかになって良かったです。詳しくは、学年通信などで報告があるかと思いますので、今日はこの辺で。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月14日(水曜日)

 夜明け前からの突風で目を覚まされた方も多いのでは? かなり荒れた天気の一日の始まりでしたが、風は強いものの、次第に晴れ間も広がってきました。それでも寒さの厳しい一日でした。

 今日の2時間目に2年C組の理科の授業を見学しましたが、たまたま「天気図」の内容でした。今日の天気図がモニターに映し出されていましたが、典型的な西高東低の冬型の気圧配置。特に日本列島を縦に等圧線が伸びており、こういう時は寒さが厳しくなるんだそうです。学んだことを生活に活かしていくことがとても重要ですね。
 その理科の授業の中で、「学び合いタイム」というのがあって、プリントの課題ができた人が、どんどん困っている子に教えに行きます。男の子も女の子も関係なく、その教えあう雰囲気がとても自然で、1年生のときからの積み重ねを感じます。わからない子はとても助かるし、わかる子も人に教えることでより理解が深まります。とても素敵な光景です。
教えあい1教えあい2教えあい3教えあい4

 さて、今日の3時間目と4時間目の間の休憩時間に、令和4年度の「税の作文」と「税の書道」の表彰式が校長室で行われました。多数の応募作品の中から、「税の作文」については3年生2人が入賞、「税の書道」については1年生1人が入賞を果たし、本校に来てくださった納税協会の方から表彰状と記念品が授与されました。おめでとうございます。改めて終業式の時に、全校生徒に披露させていただきます。
税の表彰

 ところで、読書感想文にしても、このような税の作文なんかにしても、近年、本校生徒の文章力の向上が顕著に見られます。コンクール等で入賞する生徒も増えてきました。コンクールだけでなく、学級通信などにみられる行事の振り返り作文なんかを読ませてもらっても、それを感じます。これは様々な場面で言語活動に力を入れてきた成果と考えられます。自分の考えを文章に表現することに慣れてきた生徒たちは、どう文章を組み立てれば読者や聞き手の関心を引き付けることができるか、というスキルも次第に身につけてきています。これが、昨日の研究授業でも見られたプレゼン力の向上にもつながっているように思うのです。

 自分は中学生のころ、作文や感想文に何の意味があるのか疑問に思っていました、でも、今なら自分の考えを文章にまとめることの大切さはわかります。これからも、すべての教育活動を通して、考えを言葉にしたり、文章表記したりという言語活動を大事にしていきたいと考えます。

 今日は「1年生」のページも更新していますので、ぜひお読みください。明日は、2年生は校外学習に出かけます。この子たちなら、10ほどある「ミッション」をクリアしていくことでしょう。持ち物等はしおりに記載していますので、ご確認ください。忘れ物のないように、そして余計なものはもっていかないように、お声掛けをよろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月13日(火曜日)

 昨日発表された「今年の漢字」の「戦」。我が家ではもっぱら「戦」の字が読めないと盛り上がっていました。清水寺の森貫主の字は達筆すぎて、娘たちには「成」にしか見えなかったようです。
 今日は久しぶりに朝から冷たい雨。どんよりとした気持ちで車を走らせていましたが、ラジオから流れた『負けないで』の歌に元気づけられました。予報によると明日から一気に寒くなるとのこと。風邪をひかないようにしないと…。

 2時間目、3年C組の男子の保健の授業を見に行きました。今日の授業は「性感染症について正しく理解する」という内容で、私自身も改めて勉強させてもらいました。導入として、簡単な自分の将来設計を行いました。高校入学から30歳ぐらいまでの人生年表を使って将来についてイメージしていきましたが、「海外へ」というのが意外と多かったのに驚きました。みんな大きな志をもっているようで頼もしいです。ある子は「高校時代に有名になる」と宣言していました。先生が「何で有名になるの?」と聞くと「とにかくみんなが知っているぐらい有名になる」・・・答えになっていませんが、とにかく有名になりたい気持ちは伝わってきました。今のうちにサインをもらっておこうかな。
 生徒が将来設計を作っている間、私もその年表を使って高校入学から30歳までの「実績」を記入していきましたが、改めて、高校3年間と大学4年間を無駄に過ごしていたことがよくわかりました。「アルバイト」しか思いつかない自分が少し情けなかったです。
 でも、「性感染症」と「将来設計」がどう関係あるの?と思っていたら、「今立てた将来設計を実現していくためにも、性感染症について正しく理解していくことが大事です」・・・なるほど! おかげで、みんな、真剣に先生の話を聞いていました。
保健

 そして6時間目は3年C組の生徒だけ残ってもらっての研究授業が行われました。理科の授業ですが、テーマは「ICTを活用した授業」ということで、生徒たちは班ごとに調べたことを「ロイロノート」にまとめ、発表するという授業でした。以前に比べ、プレゼン力もずいぶん向上しています。本校の先生のみならず校区の小学校や高校の先生も多数参加され、そのあとの研究討議でも熱心に意見交流がなされていました。
 7年間ほど授業を行っていない私にとっては、まるで夢のような授業です。生徒たちがタブレットを駆使して主体的に取り組んでいる様子を見て、まさかこんな時代が来るとは思っても見ませんでした。とはいえ、まだまだ試行錯誤が続きます。今後も、高校や小学校とも連携しながら、より効果的なICTの活用についてさらに研究を進めていきたいと思います。残ってくれた3年C組の皆さん、参加していただいた金剛高校や川西小学校・錦郡小学校の先生方、ありがとうございました。
研究授業1研究授業2研究授業3研究討議

 ということで、今日はたまたま3年C組さんとのからみが多い一日でした。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月12日(月曜日)

 今日12月12日は、「漢字の日」。ということで、恒例の「今年の漢字」が清水寺で発表され、「戦」になりました。ロシアのウクライナ侵攻やワールドカップの開催などの影響があるようです。まあまあ巷(ちまた)の予想でも「戦」が圧倒的だったようですが、私は、コロナ前に少しずつ戻りつつあることが連想できる漢字かなと思っていたので少し意外でした。「戦」は2001年に次いで2回目ですが、オリンピックが開催されれば「金」、戦争があれば「戦」と、まあちょっとネタ切れというか、面白みがなくなってきた気がします。漢字一字は限界が来ているかも…。私がえらそうに批評する立場じゃないですけど…。

 それと12月12日は「イチニイチニ」の語呂合わせから「あるこう!の日」でもあるそうです。私は、スマートウォッチ計測で1日8000歩以上を目標にしています。ちなみに昨日は16826歩で距離にして12.36km歩いたと計測されていました。先週の平均は1日11417歩。ワンちゃんと散歩していることもあって、けっこう歩いている方かなと思います。寒い朝はつらいですが、きれいなお月さんを見れたり、目が覚めたりといいこともいっぱいあるので、「enjoy」します。

 さて、今日の2時間目は2年C組の国語の授業を見学しました。題材は『聞き上手になろう』。15日には大阪市内で街頭インタビューを行う2年生にとってタイムリーな内容でした。インタビューのコツを、実際にペアでインタビューしあいながら感じていました。
 担当の先生もお話されていたように、ついついしゃべってしまいたくなるような「聞き上手」な人っていますよね。その人の周りには自然と人が集まってきます。マスコミの記者さんでもインタビューの上手な人と下手な人がいるようで、上手な人はその人がしゃべりたいことをうまく引き出します。逆に下手な人は「なんでそんなこと聞く?」というぐらいトンチンカンなことを聞く人がいます。話をうまく広げる「オープンクエスチョン」が大事だということがよくわかりました。私もそんな「聞き上手」な人になりたいです。
国語1国語2

 明日は、研究授業のため、3年C組以外の生徒は5時間目が終わり次第、一斉下校となります。お知りおきください。また、WEBでの1月の給食申込締め切りが迫ってきています。もうお済みですか? 15日までですが、チャージは14日までに済ませなければいけないので、まだの方はお急ぎください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月9日(金曜日)

 今朝の朝刊を呼んでいると、サッカー日本代表の森保監督の「森保ノート」が注目されているとか。試合中にスーツのポケットからノートを取り出して気づいたことをメモる姿がテレビでもよく映っていたらしく、改めてコクヨ製のキャンパスノートが売れているって…。指導者がノートをポケットに忍ばせ、気づいたことがあればノートにメモるなんてことはよくある話で、私でも小さなノートはいつもポケットに入っています。誰も注目なんかしてくれませんが…。珍しい光景でも何でもないと思うのですが、注目され始めると何でも話題になるんですね。

 さて、今日の3、4時間目、3年生は「ボッチャ大会」を行いました。昨年度から今年度にかけて、ボッチャのセットを4セット購入し、それを使った初めての本格的クラスマッチです。体育館が見事な「二中ボッチャ・アリーナ」に生まれ変わりました。軽快なBGMが流れる中、楽しいひと時を過ごせたようです。二中の新しい文化が生まれました。ぜひ、保護者の方も一緒に参加できる機会があればいいですね。
ボッチャ1ボッチャ2

 5時間目は、3年生の社会の授業を見に行きました。「日本は働きやすい国か」という命題に対して、自分たちでタブレットを使いながら班で交流し、結論を導き出すという授業。その前段階として、「働きやすさとは何か?」という問いに対して、出てきた意見がこちら。
社会授業1

 思わず、うなづいてしまいます。そのあと、生徒たちは各自で労働時間や有休取得率、給料、福利厚生などについて諸外国と日本を比較する資料を探しながら、命題に迫っていました。私も授業をしていた時は、このような問いかけをする授業はしていましたが、私の方ですべて比較資料を提示して考えさせる…という感じでしたが、今ではこうして自分たちで資料を探すところから始めます。それが大事なんだと思います。
社会授業2社会授業3

 そうするうちに東館の調理室からカレーのいい匂いがしてきました。今日の午後は、若草学級で「カレーパーティー」が行われました。グループに分かれ、材料切りや煮込みを自分たちで行いました。出来上がったカレーがこちら。とてもおいしそう。お代わりを2回している子もいました。ぜひ、家でもやってね。
若草カレー1若草カレー2

 ということで12月第2週も終わりました。2週間後の23日は2学期終業式。いよいよ年の瀬ですね。光陰矢の如しです。

 今日も最後までお読みいただき、ありうがとうございました。

 

12月8日(木曜日)

 今朝、まだ暗いなかワンちゃんを連れて散歩していると、北西の方向にとてもきれいな満月を目にすることができたので、持っていたスマホでパチリ。この満月、「コールドムーン」と呼ばれるのだそうで、その名の通り、寒さが厳しくなり、本格的な冬が到来するころにちなんで、アメリカの先住民が命名したと考えられています。写真ではあまりその美しさが伝わらず残念です。実際にはもっと大きく見えたんですよ。
満月

 今日の2時間目、1年生の数学の授業を見に行きました。垂線や垂直2等分線、角の2等分線を作図から求める方法を復習した後、その応用としてミッション「宝を探し出せ!」に挑戦していました。使える道具はコンパスと定規だけ。班で話し合いながら、宝が埋まっている場所を見つけるというもので、これが意外と難しい。私も久しぶりに頭を使いました。宝の在処(ありか)にたどり着いた班が2班ほどあったようですが、75度をどうやって求めるかに手こずったようです。あっという間に時間が過ぎていきました。まだやっていないクラスがあってはいけないので、この辺にしておきます。いやあ楽しかった。
数学

 そして、5、6時間目には3年生全員の面接練習をしました。私が2クラス、教頭先生が1クラスを担当しました。普段は、一人一人とお話しする機会がないので、この面接練習は私にとってはありがたい時間です。生徒はかなり緊張するようですが。進路を決める上で大切にしたこと、その進路先を決めた理由、高校で頑張りたいこと、中学校生活で印象に残っている出来事、自分の長所や短所、好きな言葉など、1グループ(5~7人)約10分の短い時間でしたが、一人一人の思いを聞くことができてよかったです。
 いいなあと思ったのは、「学校説明会に参加していい印象を持った」という回答が多かったこと。やはり、学校側にすれば入学説明会や体験授業などに参加してくれているというのはいい印象を持たれます。欲を言うなら「いい雰囲気だと感じました」だけでなく、どういうところが良いと思ったのか、できるだけ具体的に答えた方がもっといいと思います。まだ入学説明会などに参加していない人は、ぜひ一度は足を運んで、自分の目で確かめてください。
 また、進路先の学校や職場で「こんなことをやりたい」という強い思いをもった子がたくさんいたこともうれしく思いました。私が中学3年の時には、そんなこと少しも考えなかったなあと思います。ただ、行きたかった学校を先生に「無理」と言われて、勧められた学校を受験しただけ。そこには「思い」なんてこれっぽっちもなかった。それだけに、思いをもって進路先を決めようとしているこの子たちがとてもうらやましく思います。

 今日の給食は、本校2年生の考案献立でした。とてもおいしくいただきました。「給食室より」も更新していますので、ぜひお読みください。
 最後に、校務員さんが玄関に植えてくれた「葉ボタン」。とてもきれいです。
葉ボタン

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月7日(水曜日)

 12月、至る所でクリスマスツリーを目にするようになりました。おなじみの、あのクリスマスソングが流れ、町全体がにぎやかに、でもどこか厳かで…。小さい時にワクワクした思い出は、年をとった今でもやっぱり残っていて、懐かしくもあり切なくもあり…。今の子どもたちも、今の時期、ワクワクしているんでしょうか。
 今年も残すところ3週間余りとなりました。コロナ感染はもちろんですが、インフルエンザもかなり流行っていると聞きます。改めて、うがい・手洗いを徹底し、睡眠もしっかりとって、元気に年の瀬を迎えたいものです。

 今日の3時間目には、2年の英語の授業を見に行きました。マライアキャリーのあの有名なクリスマスソングの歌唱でスタート、ここでもクリスマスを感じることができました。今日の題材は、1890年の「エルトゥールル号事件」から始まった、日本とトルコの絆の物語。イラン・イラク戦争の際、取り残された日本人215名。そのとき、トルコから駆けつけた救援機2機により、全員がイランを脱出することができました。昨日も触れましたが、題材がとても興味深く、関心をもって英語を学ぶことができるのでとてもいいですね。

 そして、午後は、1年生の国際理解学習。今日は6か国から8名の講師の方と1歳のかわいらしいゲストをお招きして、講話を聞いたり体験活動をさせていただきました。もともと二中生は元気で人懐っこい子どもたちですので、とてもいい出会いができたようです。外国が、とても身近に感じられたのではないでしょうか。講師の先生方にも褒めていただきました。では、その様子を写真で紹介します(講師の方の了解を得ています)。
国際交流1国際交流2国際交流3国際交流4国際交流5国際交流6

 さて、サッカーのワールドカップも、日本がベスト16どまりで敗退し、一定フィーバーも落ち着いてきたところです。監督もよく言っていた「新時代」の幕開けを感じる、素晴らしい健闘ぶりだったと思います。選手たちにはきっと「新しい景色」が見えたことでしょう。
 ただ、テレビもネタがなくなってくると、いよいよ奥様がどうのとか、ご家族がどうのとか、小さいときどんな少年だったかとか、そんなところにシフトしていきます。選手たちが帰国したら帰国したで、おそらくテレビに引っ張りだこ。そして、バラエティ向けの発言を求められたり、「ブラボーって叫んでもらえませんか」とか注文受けたりするんでしょうね。そうなってくると私なんかシラけてくるんですよね。純粋にスポーツだけ楽しんだらええやん、と思ってしまいます。偏屈でしょうか…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月6日(火曜日)

 今朝は寒かったですね。朝の気温は6度とか言っていましたけど、風が日に日に冷たくなってきました。ワンちゃんは元気ですけど…。今年は「ラニーニャ現象」とやらの影響で冬型の気圧配置が強まるらしく、日本海側は雪が多いらしいです。北海道や日本海側の方には申し訳ないですが、私自身は長く本格的な雪は見ていなくて、今シーズンこそ、雪景色を見ながら温泉でもつかりたいなあと思っています。

 今日、久しぶりに朝読書の時間に3年生の教室を見に行きました。相変わらず、みんな熱心に本を読んでいます。誰一人として机に伏している子もおらず、とても素晴らしい。
 4時間目には、3年C組の英語の授業にお邪魔しました。私たちの時代の英語の教科書って、BenさんやTomさんの日常生活や学校生活を描くというような題材が多かったのですが、今は、論説文のような内容が多いですね。今日見た授業は、太平洋の環境問題についての内容でした。内容自体に興味がもてるように工夫されていて、自分たちの時代とは全然違います。

 ところで、昨日の夜、車を走らせていたら、なんか車のヘッドライトが暗い気がするなあと思って、ライトをつけたまま車を降りて見てみると、片側の電球が切れていました。暗いはずです。それを家で話をしていたら、娘が「うん、前からやで~。先週も切れてるなあと思ったもん!」・・・言うてやっ!  車に乗っている人間にしてみたら、ライトが切れているというのは気づかないもので、言ってもらわないとわからない。娘との会話がなくなると、こんなことも言ってもらえなくなるのかと思うと寂しい限りです。1週間以上にわたって全然気づかずに走っていたのに、いざ切れていると知った途端、気になって気になって仕方がない。今日、すぐにディーラーに電話して電球を変えてもらう手配をしました。・・・どうでもいい話でした。

 サッカー日本代表お疲れさまでした。太子町出身の前田大然選手、ゴールを決めれて良かったですね。胸張って帰ってきてください。
 最後に「青空と夕暮れ」。空気が冬です。
青空と夕暮れ1青空と夕暮れ2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月5日(月曜日)

 気持ちの良い朝を迎え、新たな一週間がスタートしました。気づけばもう12月5日。テレビ番組も、そろそろ特番の季節になってきたようです。
 今日の1時間目は、リモートによる生徒集会。会長の挨拶から始まって、頑張るぞうノートのクラス表彰(3年全クラス提出率100%、2年B組100%、1年B組95%)、さらには最近どの学年でも問題が出始めてきたタブレットの使用方法に関する生徒会アピール、と続きました。最後は、先日の入学説明会のときに流した「学校紹介ビデオ」をみんなで見ました。二中のことが、ちゃんと小学生に伝わりそうですか? 執行部に頼んで、タブレットの使用に関するアピールの原稿文も写真に撮らせてもらいました。
集会1集会2集会3集会4

 学校のタブレットを使って、勝手に写真を撮ったり、個人的なサイトを見たりは、大きなトラブルにつながる可能性があるため、禁止しています。今では、スマホやタブレットで簡単に動画もとれるし、それをネットにあげることもた易いことです。いろんなことを調べたりもできます。便利な一方、世の中には「肖像権」や「著作権」などの法律やマナーもあります。子どもたちは、使いこなす技術は大人顔負けのものを持っていますが、一方で「無知」や「未成熟」な部分もいっぱいあります。そのアンバランスさが、様々なトラブルを生んでいます。決して、子どもたちだけの問題ではなさそうですけど…。ぜひ、ご家庭でも気をつけてあげてください。

 さて、先日、娘がテレビで見ていたYouTubeを何気なく見ていたら、有名なYouTuberの番組に、地方でかなり業績を伸ばしている一人の実業家が登場していました。32歳ながらも社長さんで、群馬県高崎市で手広く事業をやっている方です。そういう人を見ていると、私たちとは住む世界が違うなと感じてしまいます。人とつながるためだったら、いくらでも投資する姿勢に私たち凡人との違いを感じます。たとえ、何千万円であろうが、いいと思えば出費をいとまない。民間人で宇宙に行った実業家の前澤友作氏と2泊3日の沖縄旅行に行く企画を、1200万円で落札して一緒に行ったらしいです。しかし、その分、返ってくるものも大きい。数千円のものですら「高い」と思って手を出せない自分とは、スケールが違います。
 「成功した秘訣は?」と聞かれ、「人とは違うことをした」と言います。コロナ禍の中でも、どんどん店舗を増やし、従業員の給料を増やす。地方では高いお店は流行らないと言われていた中で、あえて高いお店を出店する…そうやって、一般論とは逆のことをやっていたら成功したというのです。成功のヒントはいっぱい隠されているのだけど、自分にはそんな大胆なことは「できない」と思ってしまいます。すでに「自分にはできない」と思った時点で、自分は「成功者」にはなれないのでしょうけど…。
 人に施したことは、必ずそれ以上となって自分に返ってくる。良いことはもちろん、悪いことも。それだけは、私なりの人生の中でも学んできたことです。そこは、子どもたちに自信をもって訴えていきたいと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

12月2日(金曜日)

 朝の4時からのサッカー中継に手に汗握っていた方も多かったのではありませんか。いやあ、「ジャイアントキリング」が2回も起きるとは…。ドイツとスペインに勝つなんて、そんな時代が来るなんて、サッカー関係者はおそらく涙を流されたことでしょう。それでも、最後の30分ぐらいはずっとボールを支配されていましたね。日本の選手がボールをキープしている時間なんてほとんどありませんでした。耐えて耐えて耐えて、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、喜びを爆発させていました。素晴らしい戦いでした。
 ということで、眠さも吹っ飛んで気持ちよく出勤。でも、今日の職員室は朝から忙しくてサッカーの話題はほとんど出なかったような…。まさに「師走」な一日でした。

 というのも…今日は、令和5年度に入学してくる新入生と保護者の方対象の「入学説明会」がありました。
 13時20分からスタートしましたが、最初の子どもたちの大きなあいさつに度肝を抜かれ、大変うれしく思いました。不安の方が大きく、ちょっぴり緊張している子もいていたようですね。
 生徒会代表のあいさつの後、吹奏楽部が歓迎の演奏をしてくれました。そして、ビデオによる学校紹介。登校から朝読書・授業・昼食、そして部活動ごとの紹介もありました。ちょっと早送り再生でいかにもスピード感あふれるプレーのように編集している部活もありました。小学生の目はごまかせても、私の目はごまかされません。
そのあとは、おそらく楽しみにしていたであろう授業体験と部活動体験。皆さんどうでしたか? では、入学説明会の様子を一部紹介。
入学説明1入学説明2入学説明3入学説明4

 わずかな時間でしたが、少しでも子どもたちの不安が払しょくできたなら幸いです。小学校の高学年をコロナ禍で過ごしたこの子どもたち。ぜひ、中学校では思い切りenjoyしてほしいものです。

 ところで、昨日は今年度の「新語・流行語大賞」が発表されました。ここ数年は、「???」というのも多いように思っていたところ、今日はネットニュースで「小学生の流行語ランキング2022」というのが発表されていました。それによると1位は「それってあなたの感想ですよね?」、2位「それな」、3位「ギャルピース」、4位「パワー」、以下「草」「知らんけど」「ぴえん」「キュンです」「〇〇しか勝たん」…という感じ。うん、こっちの方が私はすっきり納得します。さすが、今の小学生は流行に敏感ですね。

 さて、今日は「生徒会より」「保健室より」のページも更新しています。「保健室より」では「ほけんだより12月号」にて、体調管理のこと、「世界人権デー」のこと、睡眠のことなどに触れていますので、ぜひお読みください。

 なお、誠に勝手なお願いですが、体調不良等で欠席される場合など学校にお電話いただく際には、できましたら職員朝礼中の8時20分~8時30分の間は控えていただけるとありがたいです。担任や学年教員による十分な対応ができない場合がありますので、ご理解ください(緊急連絡の場合は除きます)。勝手なお願いで申し訳ありません。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。この週末、体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

12月1日(木曜日)

 気温は低いながらも、朝から暖かい日差しが窓から差し込んできています。今日から12月、いよいよ令和4年も残すところ1か月となりました。
 私は、12月が好きで、冬休みにクリスマスに大みそかに、ついでに私の誕生日に…。何かワクワクするようなことがいっぱいあって、ハッピーな気分になれます。最近は各地でイルミネーションが見られるようになりました。この2年間はコロナで中止になったり、人混みを避ける傾向がありましたが、ようやく今年ぐらいはどこかへ見に行こうかなとも思っています。

 昨日の校長日記でもお知らせしましたが、昨日の17時30分から富田林市消防本部にて、人命救助の感謝状贈呈式があり、学校を代表して出席させていただきました。会場には、元気になった本人の姿もあり、以前からお会いしたかったので会えてよかったです。「たくさんの人に助けていただいた命。その命を大切に、人のお役に立てるよう使ってください。ただ、そんなことばかりを言われてきていると思うので、あまりそれをプレッシャーに思わず、とにかく人生を楽しむこと。それが何より大事!」と声をかけさせてもらいました。まだ体育や部活動など、激しい運動はしていないようですが、焦らず少しずつ体を動かしていけばいいと思います。普段は陸上部で長距離をやっていたということなので、またどこかでお会いすることがあると思います。その時を楽しみにしています。
感謝状

 さて、今年の「新語・流行語年間大賞」に「村神様」が選ばれたそうで、私は「何それ?」と思いました。最年少で三冠王に輝いたプロ野球の村上選手をたたえる言葉だそうですが、「そんな言葉、流行った?」と思うのは私だけでしょうか。私にとっての「大賞」は間違いなく、夏の甲子園で優勝した仙台育英高校の須江監督の「青春って、すごく密なので」です。あの言葉で、今の高校生や中学生がコロナでいろいろなものを奪われたこと、そして「悪」のように言われた「密」という言葉が、本来はとても素敵な言葉だったことなどを、改めて考えさせられました。
 でも、そうやって1年を振り返る時期に入ったんですね。これからも、国内・海外10大ニュースだとか、「今年の漢字」だとか、そんなことが話題になっていきます。年末ぐらいは、明るい話題で締めくくりたいものですね。

 今日は「2年生」のページも更新しています。そして、新たに「新入生・転入生の皆さんへ」というページを作りました。入学に関するお知らせや連絡、さらには転出・転入の手続きや、転入生が少しでも事前に本校のことを知れるようにと「転入学の案内」を掲載しました。在校生にはあまり縁のないページかもしれませんが、お知りおきください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 11月

11月30日(水曜日)

 「冬が来た!」という感じですね。午後からぐっと気温が下がっています。私は、昨日、「冬タイヤ」装着の予約を入れました。ここ数年、暖冬で冬タイヤの意味がなかったので、確か去年は「来年から履かない!」とこの日記でもつぶやいていたように思うのですが、やっぱり万が一を考えるとね。特に今年の冬は寒くなりそうなので、念のため履き替えます。

 今日の3時間目、1年女子の体育を見に行きました。柔道のテストが行われていました。「柔道のテスト」といっても、いかに早く柔道着を正しく着るかと正座の「礼」のテストです。早い子で40秒ぐらいで着る子がいましたが、帯の結び方が結構難しいようです。2人ずつテストを受けていましたが、待っている子は投げ技のビデオを見ていました。柔道の投げ技って、型どおりに決まると本当にきれいですね。投げられた方も受け身がきれいで痛くなさそうにも見えます。振り返れば、昨年までは柔道の授業ですら「密になる」と十分にできませんでした。精いっぱい、柔道を「enjoy」してください。
柔道1柔道2

 さて、本日、17時30分より富田林市消防本部にて「人命救助」の表彰を受けます。9月9日、本校の体育館で行われていた外部の剣道クラブの活動中に、大阪狭山市在住の中学生が突然倒れ、心肺停止となりました。その時に、本校の職員が素早い対応で措置にあたり、その子は幸い一命をとりとめました。もちろん、剣道クラブの先生方の初期対応や判断が良かったからで、我々はそのお手伝いをしたに過ぎません。何よりその子が元気に回復してくれたことがうれしくて…。先日、私は不在だったのですが、元気になった姿をご両親とともに見せに来てくれたそうです。本当に良かったですね。

 表彰はいささかおそれ多く感じますが、この事例が、次の同じような場面の参考や勇気につながれば…と思い、お受けすることにいたしました。第二中学校を代表して、謹んでお受けいたします。ありがとうございます。くわしくは、明日の校長日記で。

 さあ、明日から12月。明日は3年生にとって正念場となる実力テストです。ワクワクする自分の進路決定に向けて「enjoy!」。

 今日は「学校だより」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月29日(火曜日)

 今日は昨日までと一転して、分厚い曇に覆われています。徐々に雨も降り始めました。雨の日は昼休みの運動場も使えません。「当たり前」の光景がないと寂しいものです。やはり運動場には「青空」が似合います。
雨の運動場

 今日は拝めなかった「青空」をテーマに撮り続けたきた写真を、1階の廊下から玄関入ってすぐの掲示板に移動しました。1階廊下だと来校された方の目には届かないので、玄関の方がいいかな?と。題して「青空と二中と」。本校を訪れた方に、少しでも本校の「青空」に関心を持っていただければ嬉しいです。
青空と二中と1青空と二中と2

 

 ところで、ネットニュースの教育関連の記事から。保護者の方も考えてください。

 静岡市の高校のある授業の話です。生徒たちに外部講師の男性が唐突に聞きました。

 「もっともなりたいのはどれ?」

A 「1億円の貯金がある」

B 「銀行に1000億円の借金がある」

C 「年収1000万円である」
 ほとんどの生徒は「C 年収1000万円である」に手をあげましたが、講師の答えは「銀行に1000億円の借金がある」でした。生徒たちは驚きます。理由は「1000億円を銀行から借りられるということは、1000億円の返済能力があるという信用を、金融機関からもらえていることを意味する」からでした。
 なるほど…。銀行が信用して1000億円貸す人物なら、貯金1億円、年収1000万円の人とは比べ物にならないぐらいの収入や信用がある人でしょう。

 その後、講師の先生はペットボトルに入った3種類のお茶から「値段の高いと思う順に並べ替えなさい」と問いました。生徒はそれぞれの感想を言いながら飲み比べますが、最後は「おいしい」と思う順に並び変えました。しかし、不正解。一番高かったのは、「黄金みどり」というお茶で、世界で1か所でしか栽培されておらず、年間約100kgしか取れない高級なお茶です。
 つまり、「収入・貯蓄」や「おいしい」だけでは価値が決まらない、という経済の仕組みを学んだのです。

 私たちは、一つの側面から価値を決めてしまおうとする傾向にあります。しかし、それは時として大きな過ちにつながることを、私は2つの話を通じて学んだ気がします。

 要するに、子どもに対しても同じです。古くからの価値観や尺度で生徒や自分の子を見ていないかどうか…一度、見直したいと思います。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月28日(月曜日)

 今日は気持ちの良い秋晴れ。昨日といい今日といい、昼間は上着なしでもいけそうでした。11月の最終週がスタートしました。木曜日からは12月、「師走」です。いよいよ教師も走り始めます。

 今日は、中学校にかわいらしい訪問者がありました。川西幼稚園の園児たちが、活動の一環として中学校に遊びに来てくれました。素敵なプレゼントとペットボトルのキャップを持ってきてくれました。そして、恒例となった「給食室見学」。大きな鍋に驚いていました。
園児1園児プレゼント給食室1給食室2

 まだ3歳の子もいます。その一人とお話をさせてもらいましたが、ほとんど何を言っているかわかりません。年長さんでも6歳です。うちの娘にもこんな時期がありましたねえ。休憩時間には中学3年生のお兄ちゃんたちが出てきてくれました。やっぱりでかい! 今度、家庭科の時間に幼稚園の子のおもちゃを作ってくれるのだそうです。「車」「怪獣~」「救急車~」、いろんなリクエストがありましたが、さあ、お兄ちゃん・お姉ちゃんたちはそれに応えることができるのでしょうか。

 こんな子たちを見ていると、改めて人生の長さを感じてしまいました。ということで、青空をバックに園児と中学生の写真をパチリ。残念ながら「雲ひとつない青空」というわけにはいきませんでしたが、この写真のタイトルを「青空と人生と」にします。掲示板に貼る最後の一枚ができあがりました。
青空と人生と園児2

 ところで、昨日は、サッカー残念でしたね。ただ、昨日の敗戦は堪(こた)えているだろうなあ。気持ちを切り替えて、スペイン戦でも精いっぱい頑張って欲しいです。
 最近は、このような国際大会になると話題になる「日本人サポーターの清掃活動」。試合に勝っても負けても競技場のごみを拾う日本のサポーターが海外から絶賛されています。この行為そのものを批判する意見もあるようですが、私は素晴らしい行為だと思います。ただ、どうしても同時に頭が浮かんでしまうのが、渋谷や難波などで朝まで騒いでいる若者の姿。そこでは当然、ごみもまき散らしています。トラブルにも発展して警察も出動しています。多くの人に迷惑をかけています。競技場を掃除する人たち、そして繁華街で騒ぐ人たち、その相反する行動を行っている彼らは、全くの別人たちなのでしょうか。もし、競技場以外ではごみを捨てている人たちが、競技場に行った途端、清掃活動をしているとしたら、それはとってもこっけいな話です。そうなると、批判の意見にある「自己満足のためにやっているんだったら、やめとけ」という声に、私は納得してしまいます。「来た時よりも美しく」ということを「当たり前」としてやっているのであれば、それは競技場でなくても、「どこでも」「いつでも」同じことだと思うのですが…。
 何度も言いますが、私は清掃活動に賛成ですし、結果として美しくなるんだったら「自己満足」と言われようが、「かっこつけ」と言われようがいいじゃないですか。大事なのは、その気持ちが「ホンモノ」かどうか、だと思っています。「来た時よりも美しく」の気持ちが「ホンモノ」でありますように、願っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月25日(金曜日)

 今日は期末テスト最終日。2時間のテストのあと、リモートによる避難訓練と防災教育、そして学校生活の意識調査を実施しました。生徒の皆さん、テスト、お疲れさまでした。

 昨日の話ですが、私は所用で、昼前から京都に向かいました。観光で…と言えたらいいのですが、あくまでもお仕事です。ところが、朝の8時半ごろに阪和自動車道で車7台を巻き込む大きな追突事故があったようで、阪和自動車道は美原北―松原間が通行止めになっていました。松原ICまで下道を行く羽目になったのですが、それが大渋滞。普通なら1時間20分ぐらいで京都につくはずだったのに、2時間30分もかかってしまいました。そのうえ、11月の京都はおそるべしです。人、人、人…。どこを見ても、外国人に修学旅行生…。京都御所近くの用件先の近くにあるコインパーキングに車を止めるつもりでしたが、たくさんあるコインパーキングがどこも「満」。途方に暮れながら、ぐるぐる同じところを回っていると、たまたま1台開いて、無事にそこに止めることができましたが…、用件先までは結構な距離を歩くことになってしまいました。1時間ぐらい早く着いたら、近くのおしゃれなカフェでゆっくりとも思っていましたが、あまかったです。そもそも、行きたいと思っていたカフェも長蛇の列。待つことが嫌いな私は、たぶん時間があったとしても入らなかったでしょう。観光客には慣れているであろう地元の人ですら、「ここ最近はすごい人。ほんまにここ最近。そりゃコロナも増えるわ~」と言ってました。

 用件が終わり、帰りは帰りで京都市内は大渋滞。京都のメインストリートである「烏丸通」を走りましたが、ここ数年でずいぶんホテルが増えています。もう10年程前のナビの表示は全くあてになりません。いやあ、11月の京都はすごいことになることを改めて思い知らされました。用件自体は1時間半もかからなかったのですが、行き帰りを含めると6時間ぐらいのお疲れ京都出張となりました。

 さて、ここでうれしいニュースをひとつ。以前、本校3年生が、大阪府中学校給食会の朝食フォトコンテストに応募していることをこの日記でもお知らせしましたが、なんと本校生徒の作品が、応募作2350点の中から見事に入選したという知らせが届きました。その作品がこちら。
朝食

 もう見ただけでおいしいに決まっているやん、です。これをお読みの、飲食店の皆さん。この子の作品をぜひ朝食メニューに加えてください。よろしくお願いします。

 朝食をとっていない私が言うのもなんですが、朝食は絶対大事です。朝からしっかりとエネルギーをチャージしましょう。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月24日(木曜日)

 今日は、期末テスト2日目。
 昨晩は、深夜までサッカーのワールドカップ「日本対ドイツ」戦を観戦していた子も多いのではないでしょうか。私は見ていなかったのですが、日本はワールドカップで4度優勝しているドイツから、なんと逆転勝利の大金星をあげました。朝から、テレビもラジオでその話題で持ちきりです。最近は、そういう「大金星」のことを「ジャイアントキリング」というらしいのですが、今大会は先日もサウジアラビアが強豪アルゼンチンに勝利するなど。「アジア勢、大躍進」の予感ですね。
 ただ、選手たちは勝つ気で臨んでいただろうし、勝つときは勝つべくして勝つし、負ける時は負けるべくして負けると思っています。勝敗に「たまたま」はないはずです。日本のサッカーのレベルがそれだけ向上したということ。きっと選手たちはここで気を緩めることはないでしょう。
 ただ、いつも思うのだけど、マスコミの手のひら返しには驚きます。つい先日、親善試合で負けたときは、「戦術が悪い」だの、「選手の選考がどうのこうの」だの、散々叩いていたと思ったら、急に「戦術が素晴らしい」とか「個々の能力が高い」だとか、なんか笑ってしまいます。これで国民の期待値もあがってしまいました。今後、もし日本が決勝トーナメントに進めなかったりしたときには、逆に思い切り批判されるんでしょうね。ミスした選手が出れば、きっと叩かれることになるでしょう。なんか怖いです。

 昨日、たまたま本を読んでいて「チェスタトンのフェンス」という話に出会いました。興味がわいたので、もう少し詳しくネットで調べてみました。
 イギリスの批評家・チェスタトンは、「道路に設けられたフェンス」という例を挙げて、「近代的な改革者ならば、『このフェンスが使われているのを見たことがない。だから撤去しても問題はない』と気軽に主張します。しかし、賢い改革者はそういった人に対して『このフェンスが使われたところを見たことがないというのは、撤去する理由になりません。あなたが、このフェンスを置かれた理由を理解したとき、撤去について検討しましょう』と応じるはずです。」と、著作の中で論じました。

 サッカーの戦術などもそうですし、学校のきまりや取組みなんかもそうだと思いますが、時代や状況に応じてどんどん変えていくのは大切なことだと思います。いつまでも昔にこだわっていく必要はありません。しかし、変える時に私たちが考えなければいけないのが「なぜそんな戦術にしたのか」「なぜそんなきまりを作ったのか」をまずは理解することです。それをちゃんと理解したうえで、変える検討をしていくべきだと思うのです。道路にフェンスを作ったときには、時間もお金もかかるし、だれも意味のないものにそんな労力を使いません。その時には、労力を費やす意味や理由があったからフェンスを立てたのです。それをふまえた上で、今は本当に必要ないのか、もっといいものがあるのか、などを検討すべきでしょう。「無意味だから」「必要ないから」「こっちのほうがよさそうだから」というだけでどんどん変えていけば、やがてはその次に起こりうる問題に対応できなくなるに違いありません。
 「チェスタトンのフェンス」・・・確かにその通り、と納得しました。改めて、何かを変える時、意識したいと思います。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月22日(火曜日)

 今日から期末テストです。朝から生徒たちは3教科のテスト問題に向き合っています。

 最近、先生用の「文化祭の振り返り」を書く機会があって、改めて文化祭を振り返ってみました。すばるホールで見ていただいた方はお分かりだと思いますが、お世辞抜きで、どの学年の合唱も本当に良かったと思っています。各学年とも1週間ほど前のリハーサルでは課題が山積していました。私自身、間に合うのか正直不安に思っていました。しかし、どのクラスも見事に仕上げてきて、本当にクラス間で優劣をつけがたい合唱コンクールとなりました。学校全体として本当に素晴らしい「文化祭」となり、先生方の振り返りを読ませてもらうのも楽しみにしています。

 私自身は、その振り返りの中で、こんなようなことを書かせてもらっています。

『・・・よく言われるのが、「結果より過程が大事」です。確かに「最優秀賞」がすべてではありません。ただ、「結果」にこだわらない「過程」重視では、「まあ、自分らなりに楽しくやったから、まあいいか」というような安易な妥協が生まれてしまうような気がします。「合唱コンクール」ですから、「楽しく」や「仲良く」ももちろん大事ですが、やはり「音楽性」や「合唱のレベル」の追求を忘れてしまうと、学校の文化としての合唱のレベルが低下していきます。「楽しさ」や「仲良く」なら、合唱の取組でなくてもできることです。そういう意味において、生徒の主体性が大事だとはいえ、生徒たちに任せっきりではなく、担任の先生の適切なアドバイスや指導も私は必要だと思っていました。
 リハーサルのあと、他学年に「修行」にいった学年がありました。音楽科の先生にアドバイスを求める担任の先生が増えました。クラスの時間や通信で、担任が思いを語られていました。だからこそ、本番で劇的に変われたのだと思います。
 「結果より過程が大事」では不十分で、「より結果にこだわった過程」が大事なんだと私は常に思っています。どのクラスも「より結果にこだわった」からこそ、高いレベルの合唱にたどり着き、結果的には充実感や満足感が生まれました。・・・・・・・』

 より結果にこだわったからこそ生まれた、結果にとらわれない充実感・満足感…。
一見、矛盾するようですが、とても大事なことで、初めから「結果なんてどうでもええわ」では、おそらく充実感も満足感も得られなかったことでしょう。そこからは、何も生まれないと思っています。でも、より「結果」にこだわった「過程」だからこそ、「過程」に意味が出てくるわけで、「過程が大事」だとか「参加することに意味がある」だとか、それが「結果」が出なかったことや「結果」を出そうとしなかったことへの言い訳になってはいけない、と私はずっと思っていました。だから、私の場合、いつも「結果」を子どもたちに求めてきたつもりです。

 この期末テストでも、保護者の方は生徒たちに「結果」を求めたらいいと思っています。子どもにも「結果」にこだわらせたらいいと思っています。しかし、「より結果にこだわった努力」があったときには、「結果」が出なくても、その努力を誉めてあげてください。その時初めて、「どんなに努力をしても、結果が出ないときもある」ということを教えてあげてください。

 明日は、祝日です。有意義に。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月19日(土曜日)

 今日は年に一度の土曜参観。1,2時間目は「地域クリーン活動」ということで、生徒たちは地区ごとに分かれて地域の方と一緒に清掃活動を行いました。
 私は川西小学校に集まった川西小学校校区の生徒や地域の方々にご挨拶をさせていただきました。生徒たちには「街がきれいになると、吸い殻や空き缶やペットボトルやお菓子の袋などを捨てにくくなる。きれいな場所には捨てにくいのが人間の心理。そうやってごみが少なくなると、犯罪や迷惑行為も少なくなってくる、というのは社会的な実験でも証明されている。だから、自分たちの町を自分たちの力できれいにしよう!」と話をしました。また、朝早くから集まっていただいた地域の方々には「生徒たちのいいところや課題をしっかりと見ていただいて、ご意見を聞かせてください」とお願いしました。
 そして、クラスごとに分かれていざ出発!
清掃活動1清掃活動2清掃活動3清掃活動4

 私は、自転車に乗って地域を回りましたが…。折り畳み式で、とにかく車輪が小さい(16インチ)ので疲れます。さすがに坂は自転車を降りて押しました。バテバテの様子は生徒には見せられないので、生徒の前ではさっそうと乗っていましたが、生徒のいないところでは…。でも、保護者の方にきっちり見られていたようで、授業参観に来られた方に「コーナンの前で疲れてましたね」とバレていました。
 でも、全体的にごみが少なく、改めてきれいな町であることに気づきました。自分たちの町の良さを生徒たちは改めて感じたのではないでしょうか。

 そして、午後は授業参観。本当にたくさんの保護者の方に来ていただき、青空のもと案山子も「心からうれしく思うよ」と言ってます。
かかし

 6時間目。2年生は体育館でキャリア学習「インターン」の取組みで、保護者の方にもご協力いただきました。校外学習当日も、「インターン(体験入社)」した企業の名札をつけて、待ち行く人にアンケートに答えていただきます。子どもにすれば、ちょっと勇気のいることかもしれませんが、今日の経験を活かしてくれることでしょう。体育館に集まっていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。「予想以上にたくさんの方に集まっていただけて、本当にうれしかった」と学年の教師も喜んでいます。

 バタバタの忙しい一日でしたが、どこかに充実感を感じています。お天気も良かったし、来られた保護者の方から温かい言葉やうれしい言葉もいっぱいかけてもらいましたし。何より、クリーン活動にしても授業参観にしても、生徒たちがよく頑張っていたと思っています。まだまだ課題の多い生徒たちですが、これからも富田林二中のいろいろな取り組みに、気長に温かくおつきあいいただければありがたいです。

 なお、本日の振替休日は21日月曜日になっています。朝、いつもの月曜日の感覚で学校に来ないように気をつけてあげてください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月18日(金曜日)

 今日もいいお天気で、日差しの下では上着がいらないほどの陽気。やっぱりいいお天気の日は気持ちがいいです。

 今日の午前中、富田林市民総合体育館において市内中学校の支援学級の生徒たちが集まって「なかよし卓球大会」が開催されました。本校からも3年生4人が出場、全員が1勝以上をあげることができ、しかも、なんと男子のABゾーンの各1位による「頂上決戦」は、二中同士の戦いとなりました。まるで卓球の公式戦を見るような見事な戦いっぷりでした。いやあ素晴らしかった。
卓球1卓球2 

 ところで、最近のニュースで、ちょっと気になる出来事があって…。新潟県で開催された全国高校駅伝の新潟県予選で、先頭を走っていた高校が3区で「誤誘導」により200mほど余分な距離を走ることになり、結局12秒差で2位になって全国駅伝の出場を逃したというニュース。先導していた自転車の競技役員が、周回遅れの選手の安全確保のためにコースをそれたときに、先頭を走っていた選手がそれについていったのが原因のようで、監督さんは翌日になって抗議文を高体連に送ったようですが、それが認められませんでした。それが朝のワイドショーで取り上げられたようですが、「選手がかわいそう」とか「再レースすべきだ」とかいう声が紹介されていました。ネットニュースの反応を見ても、抗議を認めなかった高体連を批判する意見が9割、当然だとする意見が1割ぐらいでした。でも、私も駅伝に長く携わっていますが、選手たちにはコース試走などをさせて徹底的にコースを熟知させます。私が以前勤務していた学校も、実際、府駅伝のレースで誤誘導をされかけたことがありました。役員の勘違いで誤誘導をされそうになり、役員は選手の前で通せんぼをする形で手を広げましたが、コースを熟知していた選手はそれをかいくぐって走り、事なきを得ました。そういう意味では、気の毒ではありますが、コースを間違えたのは選手の責任・監督の責任です。しかも、抗議は競技終了後30分以内というルールは陸上に携わる人間なら誰もが知っていることであり、翌日になって抗議しても認められるわけはありません。それをワイドショーが取り上げて、「かわいそう」とか「何とか救済を」と、煽(あお)るようなコメントはすべきではないと考えます。そもそも、このようなことをワイドショーが取り上げること自体が間違っていると思います。

 先日もこの校長日記で取り上げましたが、「かわいそう」というのと「ルール」は全く別に考えなければいけません。「かわいそう」だからとルールを曲げれば、今後、運営が大混乱するのは目に見えています。最近のこのような風潮がとても気になっています。・・・と、私は思うのですが、いかがでしょうか。

 明日は土曜参観となります。お忙しいと思いますが、ぜひ子どもたちの授業の様子をご覧ください。よろしくお願いします。

 なお、今日は「給食室より」のページも更新しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月17日(木曜日)

 今日は朝からどんよりとした曇り空。ここのところ、平日は青空が広がっていたので、このようなお天気は久しぶりのような気がします。

 私の今年のテーマは、ずばり「青空」。いろいろ意味はあるのですが、それは置いておいて、今年は青空をバックにいろんな写真を撮ることにハマっていて、撮ってはラミネートして廊下の掲示板に飾っています。
青空

 今は5枚。素敵な写真がそろいました。あと1枚撮りたいつもりですが、最後の写真のタイトルだけは決めています。「青空と人生と」です。私が高校時代にハマっていたグループの大好きな曲のタイトルです。もう40年以上も経過していますが、いまだによく口ずさんでいます。「♪若き日を振り返る心の切なさよ さみしさに耐えかねて うたうは愛の歌・・・♪」。若き日に見果てぬ夢をいだいて、でも私は強くないから、こごえる風の夜は明日が怖くなっていた…そんな若き日を振り返りながら、これからも歌い続ける・・・という歌ですが、とっても身にしみる曲で、その歌のタイトル「青空と人生と」が私の今のライフテーマになっています。青空を背景に、何か人生の奥深さや素晴らしさを感じられる写真、「青空と人生と」を、最後に撮りたいなあと思っています。難しいけど…。楽しみにしておいてください。

 さて、今週の土曜日には「土曜参観」が開催されます。朝は、地域クリーン活動を行い、授業参観は5、6限です。2年生の6限は体育館でキャリア学習「インターン」の取組みを実施します。コロナの関係で、どちらか1限のみの参観をお願いしていますが、2年生は6限の取組みで保護者の皆様にもご協力をいただきたいので、5限を参観された方も、お時間が許せば6限も体育館にお集まりください。以前お配りしたご案内を下に貼りつけておきます。案山子たちとともに、みなさんのご来校を心よりお待ちしています。また、地域クリーン活動にも奮ってご参加ください。よろしくお願いします。

土曜参観について [PDFファイル/464KB]

 最後に、今日、そろそろ名刺が少なくなってきたので、自分で作りました。「二中坊や」を入れたオリジナルな名刺です。一方で、いただいた名刺を保存していく名刺ホルダーはもう何冊もたまりました。時々、そのホルダーを見返す時があるのですが、この数年間だけでも本当にたくさんの方々と出会いました。それを見返しながら、いつも、その「出会い」を大切にできているか?と自分に問いかけます。その時だけの関係で終わってしまうのはもったいないからです。だから名刺の裏には、どんなことでお世話になった方なのかメモするようにしています。「学校のトイレが壊れて困ったときに、すぐに修繕に来てくれた人」「人権学習の講演に来てくれた人」…という感じです。困ったときには、その名刺に書かれている連絡先に電話をいれることもあります。ほぼ助けていただけます。名刺って、こんなにも大切なものであるということが、この年になってようやくわかりました。「出会い」は宝物です。「出会い」の多い人生、いや、その「出会い」を活かせる人生は、とても幸せ人生だと思っています。今日も、2年生の転入生とその保護者の方と「出会い」ました。これからもまだまだ多くの人と出会っていくと思いますが、その出会いを大切にしていきたいです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月16日(水曜日)

 昨日は更新できず、申し訳ありませんでした。

 昨日の朝、読売新聞を読んでいると、「力作ずらり かかし60点」の見出しが目に入りました。もしやと思い読んでみると、やはり11月5、6日に開催された「第5回かかしフェスティバル」の記事でした。この「かかしフェスティバル」は2016年から二中校区の彼方上地区で開催され、私の前任校の生徒たちも、毎年出展していました。コロナ禍の中で中止があり、今年は3年ぶりの開催となりましたが、関係者は「にぎわいが戻った」と喜ばれています。記事を読んでいくと「2025年大阪万博の公式キャラクター『ミャクミャク』のほか…」とありました。そう、本校の美術部が制作した作品のことです。そして、何と写真でも紹介されていました。新聞でも紹介された作品と私は一緒に通用門であいさつをした??? これはとても光栄なことです。この校長日記でも「青空とミャクミャクと生徒たちと」という写真を紹介しましたが、私もツーショットを撮ってもらえばよかった。有名人?となった本校の「ミャクミャク」たちをぜひ土曜参観のときにご覧ください。今日は、本校に戻ってきた素敵なかかしたちを再度掲載します。
新聞記事かかし1かかし2かかし3

 昨日は、校外での研修で「あなたが身につけたい資質・能力」について考えました。もちろんいろいろありますが、そんな中で「説明しない力」というものに出会いました。伝えたいことをきちんと伝える「説明する力」はこれまでにも考えたことがありましたが、「説明しない力」は初めてでした。確かに今、授業においても教師が一方的に「説明」する時代ではありません。いかに「子どもの学びを支援するか」が大事だと言われています。説明は最低限にとどめ、生徒が気づく、学びを深める授業が重視されていますので、この「説明しない力」は確かに私にとっても身につけたい資質・能力のひとつです。でも、それは一方で、相手の「気づく力」や「探求心」も必要になってきます。どれだけ「ヒント」や「チャンス」を与えても、相手に「気づく力」「探求心」がなければ素通りされてしまいますから。
 そういう意味では、何かをしてくれている人に対して、その行為に気づいて「ありがとうございます」と言えるようになってきている本校の生徒たちには、もしかしたら「説明しない力」が通用するようになってくるかもしれません。まだまだですけど。

 ところで、今日見せてもらった3年の国語の授業は衝撃的でした。論説文から班ごとに課題が出され、作者の意見を読み取りながら、自分たちの考察も加えて発表するというもの。
 「今の社会とはどのような社会なのか。『その人の存在価値は、その人が人生において何を成し遂げたか、どんな価値を生み出したかで測られるようになる』のはなぜか」(6班)、「『無条件の肯定』とは何か。また、なぜそれは『ちょっと危うい』ことなのか」(5班)、「『あなたはあなたのままでいい』と言ってくれる他者がいつも横にいてくれないと不安になる」のはなぜか?」(3班)、「『自立』と『独立』、『依存』と『支え合い』はどう違うのか」(1班)、「『誰かの代わりに』という意識とはどういうことなのか。またなぜそれは大切か」(2班)、「『人間の弱さは、それを知っている人たちよりは、それを知らない人たちにおいて、ずっとよく現れている』とはどういうことか?」(4班)・・・。

 いかがですか? 私が61年も生きてきて、そんなこと一度も考えたことがないような哲学的なことを、若干15歳が、読み取りとはいえ一生懸命自分たちでも考えている。これは「国語」の授業というよりも、「生き方」の授業に思えました。あまりにもすごすぎて、この子たちの顔が神々しく見えました。
国語授業1国語授業2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月14日(月曜日)

 週の初めは肌寒いスタートとなりました。だんだんと、朝、布団から出るのに勇気が必要になってきます。冬はもう、すぐそこまで来ています。

 今日の4時間目、若草学級の2年英語の授業を見学しました。まずは、タブレットを使って、タイピングの練習や早打ちの英文法の問題などに取り組んでいました。タイピング、かなり早いですね。私は完全に負けています。というか、私のパソコン歴は長いですが、いまだに両手をうまく使ってタイピングできませんから。自慢じゃないけど。中指だけで打つ選手権があれば絶対優勝だと思いますが。
 後半は「他己紹介」。「タコ(octopus)を紹介する」と勘違いしたようですが、誰かのことを英語を使って紹介するんですよ。まずは例として、若草の先生たちの紹介文を見ました。生年月日や、好きなスポーツ、得意なこと、嫌いな食べ物などなど、6つぐらいの情報を英語で紹介します。誰を紹介するかは自分で決めます。すると、「ぬりかべ!」(ゲゲゲの鬼太郎より)」、「長澤君!(ちびまる子ちゃんより)」…って、よく、そんなマニアックな名前ばかり出てくるものです。先生いわく「情報、少なすぎるやん」…確かに、その返しは適切です。私も、「ぬりかべ」の生年月日も、どこ出身かも、好きな食べ物も知りませんし、ネットで調べても載っていないような気がします。いやあ、絶対に載っていないでしょう。この子たち、面白いです。あっという間の50分でした。
授業が終わった後、2人がそれぞれにトランプでマジックをやってくれました。お見事でした。
若草1若草2若草3

 ところで、先週、学校給食課から1枚の手紙が届きました。なんと…「中学校給食の予約が完了しておりません」。
通知文

 なんと、Webで給食は申し込んだものの、チャージが不足していて予約が完了していないとのこと。今日14日までにチャージをしないと、給食を提供することができないとありました。私としたことが…。今日慌ててコンビニに行き、無事にチャージ完了。明日15日、予約締め切り日にチャージが反映して予約が成立!ということです。
 わたし私と同じような保護者の方にも、私と同じ通知が学校給食課より届いていると思いますので、今日中に必ずチャージを済ませてください。今日中ですよ、今日中! 給食に限らず、こういうシステムになると、「一日だけ待って」というわけにはいかなくなっていますので、ご注意ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうごじました。

 

11月11日(金曜日)

 11月第2週が終わります。今週は穏やかな日が続きましたが、暦の上ではもう冬です。寒いのは苦手なので、朝のワンちゃんの散歩がつらい季節がやってきました。
 コロナも「第8波」がいよいよやってきました。今回は、北海道や東北地方など、これまでは比較的感染者の少なかった地域から順に第7波のピーク時を越えてきているようです。大阪もこれから2週間が心配です。通天閣や太陽の塔のサインも「イエロー」に変わりました。一方で、文科省が昼食時の「黙食」を緩和する方針を打ち出しました。「ご飯は前を向いて黙って食べるもの」が定着した今の子どもたち。今の3年生は、結局、一度も班になっておしゃべりしながら昼食をとるという経験をしないまま、卒業ということになりそうです。食事や運動以外はマスクが当たり前…急に「黙食しなくていいよ」「マスクを外してもいいよ」と言われても、それが当たり前になっているから戸惑うでしょうね。今後、それらのことで、何らかの影響が出てこなければいいのですが…。

 ところで今日は11月11日、「1」が並ぶということで、いろいろな記念日に制定されています。ネットで調べてみると、チーズの日、鮭の日、下駄の日、麺の日、折り紙の日、ピーナッツの日、靴下の日、サッカーの日、介護の日、公共建築の日、乾電池の日、配線器具の日、ポッキー&プリッツの日、もやしの日、煙突の日、箸の日、きりたんぽの日・・・とあげたらきりがありません。「なるほど」と思うものから、「なんで?」と思うものまでいろいろです。今日は、ポッキーでも買って帰りますか…。

 さて、最近、いろいろなところで偶然に知り合った人が、実は近い人の知り合いだったとか、知らずに接していた子が実は教え子の子どもさんだったとか、なんか人っていろんなところでつながっているんだなあと強く感じるようになりました。年をとればとるほど、いつのまにかネットワークが広がっていて、まさかのつながりに驚くことが増えました。それだけに、「出会い」や「人」を大事にしていけば、いつか必ずその人のつながりが、どこかで自分を助けてくれると思っています。逆に「この人とは二度と会うことがないだろうから」と人のことをぞんざいに扱っていれば、仮にその人とは会うことがなくても、その人とつながった人から大きなしっぺ返しが来るとも思っています。
 その「出会い」や「人」とのつながりの第一歩は「あいさつ」です。大きな声で元気よくあいさつしていけば、必ずいい出会いが生まれ、いいつながりができると信じています。「先輩にはあいさつをしなければならない」「あいさつはマナーである」・・・確かにそうなんだけど、元気にあいさつしていれば、必ず良いことが起きます。それは子どもだけでなく、大人だってそうですよね。楽しく元気にあいさつを交わしていきたいものです。

 今日は、「給食室より」「保健室より」「1年生」(テスト範囲)「学校からの連絡・方針等」(期末懇談会のお知らせ)も更新しています。ぜひ、お読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月10日(木曜日)

 今、会議が終わり、校長日記の更新が遅くなりました。
 今日も朝からいいお天気で、青空が広がっていました。登校してきた生徒2人にお願いして、かかしの「ミャクミャク」と一緒に写真を撮らせてもらいました。「青空とミャクミャクと生徒たちと」です。
ミャクミャクと

 今日は「ミュージック付き挨拶運動」の最終日。代議員たちの元気のよい挨拶が響いていました。私は、「ミャクミャク」を通用門の横に座らせ、「ミャクミャク」と一緒に挨拶をしていました。すると、いきなり通用門前に一台の黒いトラックが止まり、窓があきました。「やばい、何か苦情を言われる」と構えた瞬間、「加藤先生ですよね、〇〇です。覚えていますか」…教え子でした。27年ぶりの再会でしたが、私が富田林三中で担任をした子です。すぐに頭の中が27年前にフィードバックし、はっきりとその子のことを思い出しました。長くは会話ができませんでしたが、うれしかったです。
挨拶運動1挨拶運動2挨拶運動3

 さて、体育祭や文化祭といった大きな行事が終わり、Ipadの使い方などちょくちょく指導しなければいけない事象が増えてきました。時期的にそういう時期なんだろうけど、少し気のゆるみが出てきているようですので、気をつけて見ていきたいと思っています。
 特に3年生は、いよいよ進路について考えていかなければいけない時期を迎え、きっと不安や焦りがあることでしょう。思っていたほど成績が伸びなかったり、行きたい高校に届かなかったり…。今はSns等で情報が氾濫していますので、聞かなくてもいいことまで耳に入ってきたりします。今の子は大人が思っている以上に「もろい」ところがあるので、すぐにへこんでしまいます。すぐに気持ちを立て直せればいいのだけど、投げやりになったり、自暴自棄になったり、不安から逃れるために遊びに走ったり…という子も出てきます。一気に自己肯定感が下がってしまうのがこの時期です。おうちでも、よく観察していただいて、気になることがあったらそのままにするのではなく、ひざとひざを突き合わせてきちんと話をしてあげてください。きっと、子どもたちは安心することでしょう。
 発破をかけるつもりで、その子を否定してしまうようなことを言ったり、不安がらせるようなことを言ったり、プライドを傷つけてプライドをくすぐろうとしても、「なにくそ、頑張ろう! 今に見とけ!」とはなかなかならないもので、保護者の方の真の思いはうまく伝わるものではありません。私も親として、子どもにどう言葉をかけていいのかわからないときも多々ありますが、「あなたのことが大好きだよ、だから自分を大切にね」、それしかないのかなと思ったりします。
 私は、その子が輝く場所に進んで欲しいと思っています。ただ、輝ける場所は決して一つではありません。いろいろな場所があるはずです。それを保護者の方や担任と一緒に探してあげて欲しいです。よろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月9日(水曜日)

 ぽかぽか陽気の一日でした。私は午前も午後も出張三昧で、今日はほぼ学校を開けておりました。よって生徒とのからみはほとんどなかったのですが、今朝は朝の掃除を3人の生徒が手伝ってくれました。とってもありがたかったです。また、今、代議員による「朝のミュージック付き挨拶運動」が行われています。軽快な音楽に乗せて、代議員たちが軽快に挨拶してくれています。朝からとてもさわやかな光景です。

 そして、先日の土日に石川河川敷の彼方・嬉(うれし)地区で開催された「かかしフェスティバル」に出展されていた、美術部制作のかかしが、今日帰ってきました。おかえりなさいです。とても素敵なかかし3体。本来のかかしの役割はスズメやカラスなどから農作物を守るために作られるわけですが、こんな素敵なかかしなら、逆に寄ってきちゃうかもですね。それにしても大阪万博のマスコット「ミャクミャク」は、何度見ても不思議です。
かかし1かかし2かかし3

 ところで、今日の午後、電車に乗って大阪市内のある学校を訪れました。ふだんは自動車で行くことが多いのですが、なんか渋滞も増えてきているので久しぶりに電車を利用しました。今は、ほとんどの人がスマホをいじっています。ほとんど会話の声というものが聞こえてきません。友達といても、それぞれがスマホをいじっています。  
 私は高校時代、結構な距離を電車で通学していました。地下鉄を2回乗り換えるんだけど、友達とたわいもない話をしながら電車に乗るのがとても楽しくて、まさに青春時代の一コマです。電車の中は「騒がしい」というのが普通だったので、今の電車の中はそれに比べとても静かですね。。
 私はもともと電車が好きで、今でもたまに電車に乗ると、よく外を眺めます。小さい時から外を眺めるのが好きでした。そこには、自分の知らない人が住んでいて、自分の知らない生活があって…。それぞれに家庭があり、家族がいて、それぞれの人生を送っています。すごく興味がわいてきます。次々に流れていく風景を見ていると、不思議と気持ちが穏やかになり、「頑張ろう」という気になります。だから、私は長く乗っていれる新幹線が大好きです。車を利用することが多くなったけど、たまには電車もいいものですね。

 それにしても、今日の朝の外環の渋滞はすごかったです。どうやら喜志あたりで大きな事故があったようです。私は旧170号線にう回したので現場を見ていませんが、かなり大きな事故だったようです。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月8日(火曜日)

 今日は皆既月食。少し雲がかかっていましたが、なんとかオレンジ色の月食を先ほど見ることができました。全国でどれほどたくさんの人がこうして同じ月を眺めているのでしょうか。不思議な気持ちになります。

 さて、今日は富田林市教育委員会の先生方の学校訪問があり、Ictを活用した授業を見学していただきました。数学では、それぞれの解答をタブレットで写真に撮って、ロイロノートで先生に提出。一瞬にして先生のタブレットに全員の解答が届きます。生徒は慣れたもので、手つきも早いこと。若草学級の国語の授業では、ある部活動の2枚の案内ポスターを比較して、どこが違うかを考えるもの。Aは必要項目を箇条書き形式で端的に表現、Bは文章形式で必要事項を羅列しています。内容的には同じことを書いているのだけど、ポスターとしてどちらがいいのかを「シンキングツール」という機能を使って考えていました。そして、3年生の男子体育の授業。マット運動をそれぞれがタブレットの動画機能を使って撮影して、自分の演技を自分の目で確認。修正点はどこかを明らかにしていました。すごいですね。
数学体育1体育2体育3

 Ictを使った授業は、生徒の意欲関心を高め、効率よく授業を展開していくことが可能ですし、調べたいことがあればすぐに調べることだってできます。先生とのやり取りはロイロノートでできるし、生徒全員の意見や答えを一度に画面に出すこともできます。ただ、一方で、私は先生と生徒、生徒と生徒の生の声でのやり取りというのも、とても大事だと思っています。言葉につまりながらも、自分の意見を頭の中で整理しながら表現していく力や、それを聞いて共感したり違う意見をもったりといった「コミュニケーション力」も必要です。そういう意味では、タブレットを使うことがいいのではなく、うまく、アナログ的なことと、デジタル的なことを融合させながら、効果的な学習をすることが大事ですね。
 いろいろ試行錯誤していけばいいのかなと感じます。授業が進化していっていることだけは確かです。

 そして、放課後には3年生の保護者対象の第2回進路説明会が体育館で行われました。多くの方に集まっていただきました。
進路説明会

 私からは、先日、学校説明会で訪れたある高等専修学校の話をさせてもらいました。そこは、専門的な技術を身につける学習と同時に、通信制の高校と連携して一般教科も学びます。卒業時には、高等専修学校と通信制高校の2枚の卒業証書がもらえるわけですが、そこに通う生徒たちは中学時代は不登校であったり、集団になじめなかったり、支援学級に在籍していた子もたくさんいます。でも、そんな子たちが、目を輝かせながら、ファッションや保育やビジネスワークの勉強をしているのです。3年間で、たくさんの資格も取得しています。先生方も一生懸命寄り添っています。
 代表で体験を語ってくれたある女の子は、中学時代には非行に走り母親とも喧嘩ばかりしていたそうです。その子もファッションの勉強によって立ち直り、とても学校を楽しんでいるようでした。なんか、感動して涙が出そうになりました。ぜひ、みんなにも自分が輝ける学校に進学して欲しいと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月7日(月曜日)

 秋本番のこの土日、お天気も良く行楽日和でした。みなさんはどこかへ行かれましたか? 私は、昨日の午前、仕事で松原市方面に車で行って、昼前に309号線を通って二中まで帰ってこようとしたのですが、車が大渋滞して大変でした。う回してもう回しても混雑。結局、羽曳野経由で戻ってきました。どうやら堺市美原区に大きな商業施設が誕生したので、その影響のようです。ただ、この土日は「プレオープン」ということで会員だけが招待されていたはずなんですが、それでもこの車の列。これがフルオープンになったらいったいどうなってしまうのでしょう。少なくとも土日は309号線は避けた方がよさそうですね。阪神高速松原線は工事しているし、309号線は混むし、車で大阪市内方面に行くことも多いのに先が思いやられます。

 さて、3年生のある教室に行くと、応援合戦で同じ団を組んだ1,2年生からの感謝のメッセージが貼られていました。「3年生のリーダーシップのおかげで良い応援合戦ができた」と、感謝の言葉がそれぞれの言葉で綴られています。3年生も、1,2年の時は、そうやって3年生に引っ張ってもらっていました。毎年のことだけど、3年生になると急にしっかりしだすから不思議です。
感謝メッセージ1感謝メッセージ2

 そして、最近の学級通信には、先日の合唱の生徒感想文もよく紹介されていて、いつも楽しく読ませてもらっているのですが、「1,2年生のときとは比べ物にならないぐらい頑張った」とか「1,2年の時はみんなあまりやる気がなかったのに…」といった表現がよく出てきます。でも、私が見ている限り、1,2年生のときも必死に頑張っていたし、みんなやる気をもってやっていましたよ。今年の1,2年生もそうです。みんな一生懸命頑張っていて、レベル的にも高いと思います。ただ、3年生になると、1,2年のときとは違って「思い」がすごくこもってくるので、1,2年のときとは比べ物にならないぐらいの充実感や満足感が出てくるのです。だから、1,2年の時を振り返ってみると、「頑張っていなかった」とか「やる気がなかった」と思えてしまう…本当はそんなことないんだけどね。「思い」が込められるようになる、それを「成長」というんだと思います。

 今の本校が素晴らしいと思えることは、3年生が1,2年生の立派な見本になれているという点です。正直、どこの学校もそうだとは言い難いところもあります。私もいろいろな学校を知っていますから。そんな3年生も、いよいよ受験に向かって大変な時期がやってきます。進路選択や学習面においても、「思い」を込めて、後輩たちの良きお手本となれるよう頑張っていきましょう。

 最後に、今日のリモート全校集会では、11月19日のクリーン作戦の話をしました。もちろん、みんなで「自分たちの街をきれいにする」ことが目的です。ただ、私は、このイベントを「今の二中の生徒たちの素晴らしさを、地域の人にも知ってもらう」ことが第一の目標ととらえています。二中の生徒の素晴らしさを本校の教員だけが知っているのはもったいない。地域の方にも、「おすそ分け」したいと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

11月4日(金曜日)

 一昨日は、出張だったために校長日記を更新することができませんでした。すみません。めったにないことだけに、私自身もなんか気持ち悪~い感じがしました。

 昨日は、「文化の日」ということで、各地で様々なイベントが開催されたようです。自宅前の四天王寺大学も「大学祭」の初日を迎えたようで、にぎやかな音楽などが日が暮れても聞こえていました。コロナ前は、よく遊びに行きましたが、一昨年と昨年は外部の人は入れなくて、今年も入るには事前予約が必要なんだそうです。けっこう好きなお笑い芸人も来るんだけどなあ。残念です。以前のように、地域の子どもたちも自由に参加できる大学祭に早く戻って欲しいものです。
 ただ、いよいよコロナの「第8波」がやってきそうな気配です。東北や北海道では、すでに第7波のピークに迫ろうかというほどの感染者数の増加だそうです。大阪府も少しずつ増えてきているのが気になっています。以前のように、いろいろな行動制限が行われることはもうないかと思いますが、インフルエンザの流行と重なると学級閉鎖や学年閉鎖になる可能性もあります。気をつけていきましょう。

 ところで、一昨日の出張ですが、南河内のすべての中学校の先生方が参加する「秋の研究集会」というのがあって、私は「総合的な学習」部会に参加しました。南河内地区の中で、2校の実践報告がありましたが、その1本が本校2年生で行われている「キャリア学習~インターン~」の取組みの発表でした。現在3年生の学年主任が、昨年度、職業体験学習に代わる新しいキャリア学習として行った「インターン」という取り組みについて、パワーポイントを使いながら詳しく紹介しました。今はコロナで職業体験が実施できなくなった学校も多い中で、本校の実践に興味を持ってくれた先生も多く、今後、本校の実践が南河内に広まっていく予感がします。

 さて、3年生はその取り組みから1年が経過しようとしています。実際に6つの企業にインターンし、その企業から出されるミッションにチームで協力しながら取り組んでいきました。その課題解決的な姿勢というのは、様々な場面で活かすことができるものと思っています。これから生きていく中で、さまざまな問題にぶち当たっていくことでしょう。そこには「正しい答え」というものがなく、いろいろな意見を調整しながら、最適な「解」を出していくことが求められていきます。そんなときに、この「インターン学習」で学んだ課題解決のための道筋が生きてくることでしょう。
 今回は6つの企業へのインターンでしたが、私はそれが将来的には、その学習過程を生かして、実際に校区にある個人商店や企業に「インターン」して、それぞれの事業所が出すミッション(たとえば「より多くのお客様に来てもらうには…」など)に取り組めば、地域の発展にも貢献できるのではないかと考えたりします。「二中生が二中校区の経済を発展させる!」…面白いと思いませんか。
 まあ、できることできないことも含めて、我々教員がワクワクするようなことを考えていかないと、生徒たちをワクワクさせることなんて不可能ですから。

 ところで、とてもうれしい話を最後にひとつ。2日の日、生徒たちは午前で下校でしたが、その日の3時ごろに地域の方からお電話をいただいたそうです。学校に残っていた教員が対応しましたが、聞けば営業の車が脱輪して困っていたところに、たまたま学校帰りの本校生3人が手伝ってくれて助かったというのです。さっそく、今日各クラスで聞いてもらったところ、その子たちがわかりました。3年生の男子2名と女子1名でした。その方はとても感謝されていましたが、いやあ、こちらこそそんないい話を聞かせていただいてありがたいです。次の集会で生徒指導の先生から褒めてもらいます。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

11月1日(火曜日)

 今日は朝から雨。朝は気温が高かったものの昼になってもほとんど気温が上がらない肌寒い日となりました。3年生は実力テスト。朝から5教科のテスト問題と向き合っています。頑張ったことでしょう。

 さて、雨の日の朝は、学校前の道路が非常に混雑します。以前、自動車から降りた生徒が左右を確認せずに道路をダッシュで横断しようとして、反対側から来た自動車に危うくはねられかけたという話をこの日記でも紹介しました。
 今日も、あのときと同じような天候で、非常に危ない状況にありました。スクールサポートスタッフの大学生2人にも動いてもらって、生徒の安全を確保することに努めました。雨の日は、お車でお子様を送ってこられる方も多いかと思いますが、くれぐれも事故のないように気をつけてください。門が開いていれば学校に入っていただいても構いませんので、生徒の安全や混雑防止のために、ご面倒ですがよろしくお願いします。

 生徒には、終礼で次のようなことを注意喚起させていただいています。

  1. 川西駅から学校までのぼってくる道は、人通りや車通りも多いので、絶対に広がらず危険のないように通行してください。
  2. 田んぼのあいだの細い道から、通用門前の横断歩道を渡る際は、車が来ていないか、左右をしっかり確認してから通るようにしてください。
  3. 雨などにより、保護者の方に車で送ってもらう場合は、車から降りる際、十分に気をつけてください。特に、学校前の道路の横断の際には、必ず左右を確認してから渡るようにしてください。

ご理解とご協力をお願いします。

 ところで、今の世の中、とても「効率の良さ」や「無駄を省く」ということが重視されるようになり、意味がないと思うことや効果が薄いことについては、どんどんなくしていこうという風潮があります。それは学校でも同じで、特にコロナウイルス感染症の流行をきっかけに、学校行事や取組みの見直しがどの学校でも行われていると思うのです。
 ただ、私は最近、一見「無意味」に感じることでも、それをひたすら続けていれば、やがては「大きな意味」をもつようになることってあるのではないかと感じています。「意味がある」というのは、「成果」や「効果」があがることを指すのだと思いますが、目に見える「成果」や「効果」は結構「うわべ」の変化に思えて、でも一見「無意味」に思えることこそ、実は土台や基本になっていく「意味のあるもの」ではないかって。
 私は、「意味のあること」については先生方に頑張ってもらって、自分は、一見「無意味」とも思えることを大事に積み重ねていこうかなと思っています。
 それは子どもも同じで、大人にすれば、一見「無意味」に思えることが、実は子どもにとっては大きな意味を持つことっでいっぱいあるように思うのです。だからこそ、子どもを叱る時に「意味ないやん」とか「無駄やったやん」という言葉は、私は禁句かなと思っています。いかがでしょうか。

 今日は「学校紹介」のページにて、令和4年度全国学習学力状況調査の結果をアップしています(昨日配布の学校だよりの裏面に掲載したものです)。また、「2年生」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

令和4年 10月

10月31日(月曜日)

 今日は朝からとてもうれしいことが…。いつものように朝、通用門に立っていると、登校してきた子が「先生、スーツ姿カッコいいですね」ですって。よくわかっている生徒たちです。

 先週末に文化祭が開催され、今日は学級通信のオンパレード。どの通信を読んでも、生徒たちの頑張った姿や担任の思いがあふわれています。私自身はまだ文化祭の余韻に浸っていますが、生徒たちはちゃんと切り替えて、次を見つめているようです。意外と、余韻にいつまでも浸っているのは教員だけかもしれません。でも、もうちょっとでいいから浸らして欲しいなあ。

 今朝の1時間目は、生徒集会でした。前期生徒会執行部の退任のあいさつ、後期生徒会執行部および専門委員長の認証式、ならびに文化委員から文化祭の総括や、応援団長からの応援合戦の総括などが行われました。
新役員総括団長あいさつ文化委員あいさつ

 文化祭が終わり、しばらくはみんなで力を合わせる大きな学校行事はありません。次に学校全体で動くのは、卒業式を間近に控えた「3年生を送る会」でしょうか。少し寂しい気がしますが、ここからはいよいよ学年での取組みや、一人ひとりの目標に向けた取組みの時期になります。
 3年生は、いよいよ進路について本腰を入れて考えていかなければいけない時期に入ります。明日は、3年生の実力テストですが、第3回進路希望調査の締め切り日でもあります。今の時点で、具体的な進路先名を出すのが難しい人もいるかもしれませんが、進路先で何をやりたいのか、どんな高校生活を送りたいのか、自分が将来やりたいことにどうつながっていくのか…そういったことをしっかり考えてください。もちろん、保護者の方の意見もしっかり聞くこと。どんな形であれ、自分の責任として判断していくこと。今後どんな結果が待っていたとしても、「おかあさんのせいや」「おとうさんのせいや」「〇〇のせいや」にならないよう、全部、自分の責任と受け止めること。嫌なこともうれしいことも、今後、あなたに降りかかるすべてのことは、あなたが選択してきたことの積み重ねの結果であり、自分の責任です。そんな覚悟をもって生きることが、「大人になる」ということです。

 2年生は、12月15日の校外学習に向けた取組みが本格化することでしょう。一歩街に出れば、学校内とは違って、思い通りにいかないこともいっぱいあります。アンケートをしようと思っても、すべて快く答えてくれる人ばかりではありません。いや、答えてくれない人の方が多いと思います。「世の中の厳しさ」を、そういうところでも知ることでしょう。また、みなさんの対応ひとつで相手の態度も変わります。みなさんの本気さが伝われば、きっと協力してくれる人も増えることでしょう。そんなことも、このキャリヤ学習で感じて欲しいと思っています。

 そして、1年生は、中学校生活初めての体育祭や文化祭を経験して、改めて感じたことや知ったこともあったことでしょう。そのうえで、これからの中学校生活や家庭生活をどのように頑張っていくかを、改めて考えていく時期だと思うのです。何もわからなかった入学時と、いろいろな経験をしてきた今が、まったく同じ気持ちでは成長がないですよ。自分の持ち味や、自分の課題に、しっかりと向き合って「自分を知る」、そんな時期かなと感じます。

 みなさん、今日で10月が終わります。さあ、心身ともに充実した11月を!

 なお、以前、お知らせした「朝食フォトコンテスト」ですが、私の勘違いがあって、「朝食フォト」の作品は投票で選ばれた生徒の作品だけではなく、全員の作品が大阪府給食会に提出されているとのことです。訂正させていただきます。そして、最後にたくさんのメダカを生徒からいただきました。水槽をきれいにして、LED照明も新しく購入しました。とてもきれいです。ありがとうございました。
水槽

 今日は「2年生」「学校だより」のページも更新しています。ぜひお読みください。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月28日(金曜日)

 今日は文化祭。今は、それも終わって一息ついているところです。先日の体育祭でも言いましたが、人って感動しすぎるとふさわしい言葉が出てこなくなるもので、今もそんな感じです。開始前、受付場所でバタバタしていたら、開会式がすでにスタートして、「開会式? 自分、あいさつせなあかんやん」と、慌てて舞台袖に駆けつけた途端、「校長先生、出番です」と言われ、頭の中の整理もできないまま舞台に立ってしまいました。まあ、私の話なんかどうでもよくて、さっそく合唱の話に移りましょう。

 まずは2年生の部。一週間ほど前にリハーサルを拝見し、声が出ていなかったり、音程がとれていなかったり、歌詞が十分に覚えられていなかったりと、課題が山積で、果たして本番までに間に合うのだろうかとちょっと心配していました。その後、それぞれのクラスが同じ団の3年生の教室に「修行」に行ったりして合唱を仕上げていきました。2年A組の課題曲「マイバラード」を聞いた瞬間、私の心配は吹っ飛びました。その後も登場するすべてのクラスが、リハーサルとは見違えるような合唱を披露してくれました。そして、それを見守る担任の姿に心を打たれました。
A組B組C組

 そして、1年生の部。1年生の課題曲は「サザンカ」。この曲は3年生が選択曲として歌うことがありましたが、3年生でも難しい曲です。1年生の課題曲と聞いた時には「大丈夫なん?」と正直思ったし、リハーサルの時までは「やっぱり難しかったんとちゃうん?」と思っていました。しかし、本番では3クラスとも見事に「サザンカ」を歌い上げていました。すごいことだと思います。1年生って、どちらかというと元気よく大きな声を出して…という感じですが、今年の1年生はどのクラスも、課題曲・選択曲ともにしっかりときれいなハーモニーを心がけていました。いやあ、これは2年後の合唱が今から楽しみになります。
1年トップ2年2番目2年3番目

 次は、川西小学校の4年生の合唱。小4と言えば、下の娘と同い年。何か、自分の娘を見ているようで、この時ばかりはパパの感覚でした。でも、とっても上手でしたね。4年生って、あんだけきれいな声が出るんですね。本当に張り詰めていた緊張感が、少し緩んだ時間でした。
小学生

 そして、最後はいよいよ3年生。なんか、ジーンと来ましたね。この年になってくると、涙もろくなってきて、歌を聞いていると長い人生のいろんな場面が走馬灯のようにめぐってきて、本当に涙が出てきます。おそらく、担任の先生も主任の先生も泣いていたことでしょう。それほど、聴く者の心を震わす素敵な合唱でした。最後のあいさつでも言いましたが、私が今まで聞いてきた中で一番素敵な「手紙」でした。私が今まで聞いてきた中で一番素敵な「旅立ちの時」でした。そして、私が今まで聞いてきた中で一番素敵な「Cosmos」でした。何なんでしょうね、この子たちは。この子たちの底力はすごいと思います。なんか、審査員として点数をつけることが馬鹿らしく感じてしまうほど、どのクラスも感動しました。最高学年として、1・2年生の心まで震わすすごい合唱だったと思います。
3年1番2番3番

 結果として、最優秀賞は決まりました。でも、私が思うには、どのクラスも悔いはないだろうなと思います。確かに取れなかったクラスは悔しいだろうけど、これだけみんなの力で素晴らしいコンクールになったんだから、むしろその喜びの方が徐々に勝ってくるはずです。素敵な文化祭、やっぱり「マスク世代最強伝説」です。

 最後になりましたが、2年生チケットの受付開始時間が15分早くなっていたこと、1年生のチケットに間違った時間が記載されているチケットが混在していたことなど、大変ご迷惑をおかけしたようです。私が作成したチケットで、早く作りたいと思うあまり、しっかりと確認もせず作ってしまったことがミスの原因です。申し訳ありませんでした。以後、気をつけます。

 今日、参観に来られた方で、もしよろしければ感想などをお聞かせいただければ嬉しいです。お手紙など何でも結構ですので、よろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月27日(木曜日)

 いよいよ極暖のシャツが必要な季節が来ました。我が家では、こたつがすでに登場しています。真冬が思いやられます。

 今日から「秋の読書週間」が始まります。本校では、朝読書の時間に、生徒たちは思い思いの本を静かに読んでいます。新聞のアンケートによると、本選びは「本屋さんの店頭で見て」と答えた人が42%だったそうです。これだけインターネット全盛の時代にあっても、やっぱり本は店頭で自分の目で見て購入する人が多いようですね。最近、子どもを本屋さんに連れていく機会もめっきり減ってしまいました。今度の休み、久しぶりに本屋さんでも連れていこうと思います。

 ところで、昨日、富田林市教育委員会からのヒヤリングのなかで、「なぜ二中の生徒は3年生になってもアットホームな雰囲気で授業ができているのか?」と質問を受けました。確かに、1年生から3年生まで、まるで小学生のような活発さ・にぎやかさを残しつつ、とても穏やかに授業が行われています。来る方来る方が、「いい雰囲気ですね」といつも褒めてくれます。「なぜ?」と言われても答えは難しいですが、全体的に言えることは、勉強で新しい知識や技術が身につくことを純粋に楽しんでいるのかなという気はします。勉強が苦痛なものになっておらず、燃え尽きていないので、よく高校の先生からは「二中出身の生徒は伸びる」と言われますが、なんとなくわかります。まだまだ「のびしろ」というものを感じさせる子どもたちです。

 さて、あすはいよいよ文化祭。これまで練習してきた成果を発揮する場です。今日は最後の終礼練習ということになります。予想以上に仕上がったクラスもあれば、思うようにいかなかったクラスもあることでしょう。でも、中学生の合唱って、当日本番で劇的に変わることってよくあります。最後まであきらめないで。でも、大切なことは賞をとることよりも、自分たちの力を出し切ること。あの広い立派な舞台の上に立つのは生徒だけ。いつも、そばで聞いてくれ、時には発破をかけてくれる担任もいません。自分たちの力だけで、足ががくがく震えながらも指揮者一点に集中して歌う時、初めて仲間といる心強さを感じたりします。その同じ時間と同じ緊張感と、そして同じ感動を共有した者同士しかわからないすてきな連帯感が生まれます。「このクラスで最高の合唱をするんだ」、そんな思いをもって奏でるハーモニーは聴く人を大いに感動させます。ぜひ、思いの伝わる素晴らしい合唱をしてくれることを願っています。
(写真は昨年の文化祭より)
文化祭

 なお、明日、すばるホールに来られる保護者の方は、学校より配布させてもらった「特製チケット」をお忘れにならないようにお願いします。また、申し込まれていない方は、誠に申し訳ありませんが座席の関係で見ていただくことはできなせんので、何卒ご容赦ください。明日は特別な時間帯になりますので、給食はありません。ご面倒をおかけしますが、お弁当等のご用意をよろしくお願いします。さらに、1,2年生は全員ブレザー着用で舞台に上がりますので、ブレザーを着用して登校させてください。お願い事ばかりで申し訳ありません。

 明日はお天気も良さそうで、素敵な一日になる予感がします。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月26日(水曜日)

 二中では、給食棟の1階廊下を「学びの道」と名付けて、各学年の教科等で作成したレポートや作品を掲示します。足を止めて作品を眺めていると、ついつい時間を忘れることもあります。「国語新聞」「英語レポート」など見ごたえのある作品がずらり。そんななか、新たな作品が登場しました。3年生の夏休みの課題であった「朝食フォトコンテスト」の写真とその解説。今度、最優秀作品を投票で決定し、大阪府給食会に応募するのだそうです。それにしても、おいしそうな素晴らしい朝食がずらり。お店に出しても通用しそうです。
学びの道1朝食1朝食2朝食3朝食4朝食5

 ということで、私は前任校で、このような作品を地元の飲食店に持ち込んで、期間限定でいいから「中学生考案メニュー」として実際にメニューに入れてもらったら面白いのではないか考え、写真をカラー印刷して回ったことがあります。結局、採用はなかったんですが、今回も家庭科の先生と相談して、そんな機会が持てないか探っています。自分の考えた朝食が実際に飲食店のメニューになったら、生徒にとってはとてもうれしいだろうし、中学生と地域の連携にもつながると思っています。もし、飲食店を経営されている方がおられましたら、一度、作品を見に来ていただけたら嬉しいです。

 地域との連携と言えば、11月5・6日には彼方地区の石川河川敷で「案山子フェスティバル」が開催されます。児童・生徒を含む地域の人たちによる手づくりの個性豊かな案山子が、のどかな田園地帯に立ち並びます。のんびり、ハイキングを兼ねて、見に行かれてはどうでしょうか。私もコロナ前は毎年見に行っていましたが、世相を反映した素晴らしい「案山子」?がいっぱい登場しますよ。下の写真は、以前見に行ったときに撮影したものです。こんな感じです。
かかし1案山子2案山子3案山子4

 しばらく写真がなかったので、今日は贅沢に写真を使ってしまいました。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月25日(火曜日)

 本日は、午前中は富田林市教育委員会の先生が来られてのヒヤリング、午後は専修学校の説明会に行きます。ということで生徒の様子をゆっくり見る時間がなさそうです。
 そんな私が今、楽しく感じているのは、掃除しながら登校してくる生徒とかわすあいさつです。「おはようございます」「ありがとうございます」「ご苦労さまで~す」、今日は「おはようございます。頑張ってください!」という名言(迷言?)まで登場しました。「頑張ってください!」か~。(別に頑張っているわけじゃないんだけどなあ)と思いながらも、うれしいものです。こっちこそ「(気づいてくれて)ありがとうね」と言ってしまいます。知らない人が見たら、きっと変なやり取りをしているんでしょうね。

 さて、今日の昼休み、校長室前が少し騒がしい感じがしていたら、戸をノックする音が聞こえました。そこに立っていたのは2年生の女子。23日に鈴鹿サーキットで開催された「2022 鈴鹿Mini-Moto 4時間耐久ロードレース」に出場した子でした。事前に協会から参加届が届いていて読ませてもらっていました。そこには、彼女のモータースポーツに取り組む姿勢や普段の努力が記載されていました。そのスポーツにも。その子自身にも、とても興味を持ちました。23日は所用があり見に行けませんでしたが、その所用がなければ、鈴鹿サーキットはよく行くところなので、子どもを連れて見に行っていたところでした。今日は、そのレースの結果をわざわざ報告しに来てくれたのです。「前回より順位は上がったけどまだまだです」と嬉しそうに話をしてくれました。ケガがつきものの競技だと思いますが、自分の好きなことに打ち込んでいる姿はキラキラしています。これから、年齢とともに「ライセンス」もどんどん上がっていくことでしょう。「フレッシュマン」「国内B級・A級」、そして夢は「国際ライセンス」の取得かな? 応援していきたいと思います。

 学校の中の部活動で頑張っている子というのは、表彰伝達等、学校で評価を受けることも多いのですが、最近は、この子のように外部の団体に所属して頑張っている子も増えています。もちろん、スポーツだけでなく、ピアノやダンスなどの教室の通っている子も多いことでしょう。残念ながら、そういう子の活躍ってなかなか学校では見えないものがあります。たとえ、全国レベルの活躍をしていたとしてもです。ですから、こうして「自分はこんなことやっています。今度、こんな試合(発表会)があります」などと教えてくれると、とても嬉しく思います。そういう積極的なアピール力は、今後生きていくうえで大事だと思いますよ。ぜひ、一人ひとりがめざす世界で輝いて欲しいです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月24日(月曜日)

 10月第4週がスタートしました。今週の金曜日には文化祭がすばるホールで開催されます。生徒たちは、先週のリハーサルの結果を受けて、今週最後の仕上げに入ります。悔いのないよう、精いっぱい頑張れ!

 さて、今日の6時間目、2年生はSnsの怖さについて学びました。もしかしたら、まだまだ「Snsの怖さ」と言われても、ピンと来ないかもしれませんし、まだスマホを持っていない人もいることでしょう。「Snsで気になること」とか「気をつけなければいけないこと」などのアンケートの回答を見ても、まだ「怖さ」と出会っていないようで、それはそれでいいのだけど、それが油断にならないか心配しています。
 今は、誰でも手軽に動画をあげることができます。そこにはコメント欄があり、いいことを書いてくれる人がいれば、ついついうれしくなったりします。私にはそんな経験はありませんが、やはり「自分が認められた」と思うと、きっとうれしいのでしょう。より、いい評価をもらいたくて、どんどん「これはどう?」という感じで動画をあげていったりするそうです。しかし、コメントにはいい評価ばかりとは限りません。アンチなコメントも必ず含まれます。嫌な気分になるだけでなく、対応を間違えば、それがトラブルの原因になったり、家や名前が特定されたりして犯罪に巻き込まれるかもしれません。そんな怖さを紹介した啓発動画をみんなで見ました。思わず「怖っ!」と思ってしまいました。

 今の子どもたちは、生まれた時からスマホがあり、中学生にもなると多くの子がスマホを手に入れます。私も中学生の子を持つ親として、スマホを持たせるのが怖くてまだ粘っている一人なんですが、まわりのお友達がみんな持てば、やはり「うちの子だけかわいそうかな」と思ったりするのも事実です。でも、グループLineで悪口書かれたとか、自分だけが無視されたとか…そんな話を聞けば、持っていないリスクと持った時のリスクを天秤にかけた時に、まだいいかなと思っています。ただ、今の子どもはタブレットやパソコンでいくらでもつながっているようなので、知らぬは親だけ…という気もしますが。

 今日の学習をきっかけに、何も考えずにSnsをやっていた子も少しは「怖さ」を感じながら、うまく利用して欲しいと思います。ところで、年度初めに、毎日何千件とLineが来ると言っていた1年生女子がいましたが、今はどうなんでしょう。入学直後は友達が広がり、いろんな子とグループを作ったりするのが楽しくて、ついついどうでもいいことをLineで送ったりしていただろうけど、少しは落ち着いたのかな?

 さて、今日、音楽教室の楽曲使用料について、生徒の演奏には使用料はかからないという最高裁の判決が出ました。ただし、先生の演奏には使用料がかかり音楽教室はJasracに年間受講料の2月5日%を支払っているんだそうです。ある喫茶店では著作権料を支払わず楽曲を流していたということで、Jasracから提訴されて約6万円の著作権料の支払いを命じられたというニュースも過去にありました。
 学校というところは、教育の場ということで、著作物の使用等が特例として認められている部分もあり、どうしてもそういった著作権や肖像権などにうとくなりがち。私たちも気をつけなければいけないと思っています。

 今日は文章ばかりですみません。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月21日(金曜日)

 昨日はプロ野球のドラフト会議がありましたね。無事に指名された選手、指名されずに涙をのんだ選手、さまざまでしたが、私はドラマ仕立ての放送はあまり好きではありません。ましてや、まだ指名されていない選手を会見場に座らせて指名を待たせるのは意味が分かりません。指名された瞬間の映像をとりたいんだろうけど、国会議員の選挙でも当落がわかるまでは控室にて待機ですよ。指名されてから会見場に登場させてはダメなんでしょうか…と私は思います。

 さて、今朝は落ち葉の掃除を終え、通用門に立って登校する生徒にあいさつをしていると、ある生徒が「おはようございます。ご苦労様です」と言ってくれました。最近は「ありがとうございます」はよく聞くようになってきたけど、この3年間で「ご苦労様です」は初めてでした。マナー的に言えば、年上や目上の人に「ご苦労様です」は失礼にあたるらしいですけど、そんなことどうでもいいです。朝、通用門に立って挨拶をしている大人に対して、「それは自分たちのために立ってくれているんだ」と気づいて、「ご苦労様です」という言葉が出てくる。素晴らしいではないですか。ほかの生徒も、2学期の最初に比べるとずいぶん「おはようございます」「おはようございます。ありがとうございます」が言えるようになってきました。
 一方で、私が何か作業をしていて、その子の存在に気づかなかったとき、ほとんどの生徒はあいさつをくれません。黙って私の後ろを通り過ぎていきます。「相手が気づいていないなら、あいさつしなくてもいいや」になっています。次のターゲットはそこかな。相手が自分に気づいていようがいまいが、自分からあいさつができる生徒にする! 頑張ります。

 そして、リハーサルの最後は1年生。なんとも初々しい姿がかわいらしいです。この3年間、富田林市の連合音楽会も中止だったので、おそらくほとんどの子にとってすばるホールの舞台は初めてだと思います。スポットライドがまぶしく、やたらに緊張すると思いますが、自分たちの持てる力を精一杯発揮して、悔いのない合唱をしてほしいものです。今日の経験から、本番までにいろいろ修正して、最後は担任がふりかけをかけて完成に至ります。1年生、頑張れ!
B組A組C組

 最後に、先日、「金剛コミュニティ」の新聞を紹介しましたが、小さくて字が読めないと言うお声がありましたので、記事の部分をアップしました。やっぱり読めなかったら、すみません。要は、地域クラブで体育館を利用していた他校の生徒が突然意識を失い、心肺停止に陥ったため、本校の職員がAEDならびに胸骨圧迫など救命措置を行い、一命をとりとめたという話です。何より、その子が元気になってよかったです。
新聞

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

10月20日(木曜日)

 「こんにちは~」、3階の窓から聞こえる大きな声。来客者の方が帰られるとき、お見送りに立っていると聞こえました。上から聞こえるあいさつに、来客者の方も「こ、こんにちは」と戸惑っていました。珍しい光景でした。あいさつにおいては、二中はまだまだだと思っていますが、そうやって少しずつあいさつをすることに「慣れてきた」のかなという印象です。そうやって、いろんな人にあいさつができる学校になるように頑張ります。

 さて、今日も大変気持ちの良いお天気でした。でも、長野県の白馬岳では雪が積もっているとのこと。冬が確実に近づいていることを感じます。でも、もう少し秋を味合わせてください。震災ひまわりもすっかり満開! ここだけは、さながら「夏」!
ひまわり

 今日の5・6時間目、1年生は第2体育館で講師の先生から「いろいろな性」の話を聞きました。Lgbtという言葉がすっかり認知されるようになり、今の子どもたちは、そういうお友達がいてもごくごく自然に受け入れられるようになっています。「性自認」や「性志向」は人それぞれで、「性自認」×「性志向」で考えると、何通りもの「性」があることがわかります。大切なのは、そんな自分を大事に思うこと、そしてそんな仲間を尊重すること。自分の性について、何かモヤモヤしたものを感じていた人も、今日のお話を聞いてきっと「I’m Ok!」と思えたのではないでしょうか。講師の先生、ありがとうございました。
1年講演1年講演2

 そして、6時間目には、お隣の第1体育館で2年生の合唱リハーサルが行われました。いつもは元気な2年生も、さすがに緊張気味。どのクラスも、舞台の上で合唱することによって、課題が明らかになったようです。さて、実はここからが大事なんです。例年、リハーサルから劇的によくなるクラスがあります。明らかになった課題をしっかりとクラスで共有し、しっかりと練習を積み重ね、本番では素晴らしい歌声を聞かせてください。
A組B組C組

 最後に、男子体育の柔道の授業。青いマットに白い柔道着がとてもきれいでした。決して寝て先生の話を聞いているわけではありません。柔道の基本、受け身の練習です。
柔道

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月19日(水曜日)

 今日はとてもいいお天気、まさに秋晴れ! 空も雲ひとつない青空が広がっています。写真を撮らずにおられませんでした。
青空1青空2

 文化祭まであと一週間余りとなりました。3年生のある教室では、男子数名が輪になって机の上に広げた楽譜とにらめっこ? 廊下には各クラスの進捗状況が貼られています。順調に仕上がってきているようです。写真を撮っていると、一人の生徒が「ちょっと待ってください、昨日の分を貼り忘れていました~」と慌てて張ってくれました。「あっ、そうそう、ホームページで文化祭のチケットの写真見ましたけど、2年と3年のチケットのChorus(コーラス)のスペル、間違っていましたよ~」…えっ、嘘やん! あわてて職員室に戻りチケットを見ると、ほんまや…。ちょっとショック。でも、大量に印刷してしまっているし、刷り直すのは紙がもったいないので、まあ、プレミア物ということで許してください。

 6時間目は3年生の文化祭リハーサル。これは審査が難しい。当日悩みまくりそうです。
B組

 ところで、先日、発行された「金剛コミュニティ」という地域新聞に、本校の救命救急措置が紹介されていました。今はその子も元気に回復していると聞いており、それが何よりです。良かったです。
メッセージ1

 最後に青空の写真を撮っていると、校舎の3階から私を呼ぶ声が…。手を振ってくれたので、写真をパチリ。確認すると、きっちり2階でもピースしている子が映っていました。さすがやね!
青空と校舎

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月18日(火曜日)

 秋桜(コスモス)の花がきれいに咲き始めています。学校近く、二中前交差点から少し山中方面に行ったところに、きれいなコスモス畑があります。毎年、たくさんのコスモスが咲き、見ごたえ十分です。うちの下の娘は、白のコスモスが大好きです。理由はよくわかりません。好きなものに理由なんてないですね。

 今日、食育で彼方小学校を訪れた栄養教諭が、きれいなコスモスをいただいてきました。さっそく花瓶に入れて、玄関に飾ってくれました。改めてじっくり見ると、いいですね、コスモス。
コスモス1コスモス2

 昨日の校長日記で、道下美里さんの幻の世界記録の話を紹介しましたが、少し続きを話させてください。「世界記録が間違いなく出る」ということで、当然テレビカメラも追いかけていました。もちろん、ゴールの瞬間もばっちり映っていました。確かに、伴走者がほんの少し前でゴールしたのも映っていました。ゴール位置の急な変更などで、道下さんがとまどい、もしかしたらゴール手前でいつもよりスピードを落としてしまったのかもしれません。結果は「失格」。すぐさま、競技役員が駆け寄り、「失格」を告げている様子もカメラがとらえていました。
 おそらく、「ちょっとぐらいええやん、世界記録やで~」という声があったと思います。競技役員を批判するコメントもあったのかもしれません。すぐさま、主催者が「競技役員は、公正な判断をした」というコメントを出したことを考えると、批判の声が多数主催者に届いたのでしょう。

 私は最近、少し気になることがあって、昨年の高校野球でも、ふだんの陸上競技の運営などでも感じることなんですが、ルール通りに行った結果、よく「選手がかわいそう」とか「ちょっとぐらいええやん」などと批判の声が起きるということ。今はSns等で簡単に投稿できることも影響しているのでしょうけど、ルールが、世論により捻じ曲げられてしまう危険性を感じています。

 あのとき、決勝審判の役員も「世界記録」であることはわかっていたと思います。しかし、伴走者がわずかであろうが先にゴールした時に、躊躇なく2人のところに駆け寄ったのが映像からもうかがえます。役員も勇気がいったと思います。でも、ほとんどためらうこともなく、すばやく「失格」の判断を下します。もし、「世界記録だから」と多めに見ていたらどうなっていたか、当然、全世界に映像は流れるわけですから、大問題になっていたはずです。私は「公正な判断をした」ことに対し、当然だと思うし、その勇気をたたえたいと思います。

 私が言いたいのは、心情の部分と規定の部分を混同してはいけないということ。ルールがあってのスポーツです。「かわいそう…でも、ルールはルール」と考えなければいけません。しかも、教育的配慮を必要とする学校の運動会じゃないんです、国際陸連公認レースなのですから。それが「心情」の部分でないがしろにされたら、スポーツに魅力はなくなります。スポーツに「感動の誤審」は必要ありません・・・と私は思うのですが、いかがでしょうか。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月17日(月曜日)

 10月第3週は、雨のスタートとなりました。気温もぐっと下がり、過ごしやすい一日でした。なんか、近年の気候は、「ちょうどいい」という期間が極端に少なくなってきたように思います。今、この日記を書いているのが5時30分を回ったところ。もう外は真っ暗です。日が暮れるのもずいぶん早くなってきました。昨日は、いただきもののミカンと柿を、今シーズン初めて食べました。すっかり秋本番ですね。

 昨日、東京五輪で幻となったマラソンコースを使った東京レガシー・ハーフマラソン大会がありました。視力に障がいをもつ道下美里選手が、世界記録を出しながらも、伴走者の方が先にゴールしたために、「失格」になってしまいました。映像を見ると、確かに、わずかに伴走者の方が先にゴールしていましたが、ゴールがトラックの内側と聞いていたのに、急に外側に誘導されたようで、ゴール手間はかなり混乱していたようです。伴走者もベテランの方ですから、そんなルールは百も承知。そんな方が先にゴールしてしまうぐらいですから、大会の運営にも課題があったのではないかと推測されます。さぞかし、道下選手は残念がっているだろうと思ったら、「こんなこともあります」と笑顔。世界記録を出すこともすごいけど、そんな大記録が幻になっても、そんなふうに考えられる、そのこと自体がすごい選手なんだと思います。これこそ、スポーツマンシップ。またの機会に必ず世界記録は誕生することでしょう。とはいえ、伴走者の方はつらいでしょうね。これからも応援していきます。

 ところで、今日は3年生が学年集会をしていました。のぞいてみると、みんな姿勢よく先生の話を真剣に聞いていました。私は、たまにやるこの学年集会というものが好きで、学年みんなで情報を共有して、方向性をみんなで確認していく作業って、とても大事だと思っています。そんななか、文化委員会から合唱のプログラム順が発表されました。緊張の瞬間です。抽選の結果、学年のトップを飾るのはB組。2番目はC組。そして文化祭のトリを飾るのがA組となりました。さあ、中学校生活最後の文化の祭典に向け、闘志を新たにしてくれたことでしょう。本番に期待しています。
学年集会

 今日は、「3年生」と「給食室より」のページも更新しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月14日(金曜日)

 今日は朝から雲ひとつない青空が広がり、昨日以上の素敵な写真が撮れそうだったので、今日もパチリ。毎日毎日、同じような写真ですみません。そうやって写真を撮っていると、登校してきた二人がピースサインをしてきたので、ひまわりの横でパチリ。
ひまわり1ひまわり2

 今日、テストが終わり、生徒たちはほっとした表情。なんだかんだとはいえ、テストは緊張しますよね。そして、今日から部活動の再開です。夏を思わせるような暑い日なので、熱中症にも気をつけていきたいものです。3年生は、卒業アルバム用の部活写真を撮影。久しぶりに3年生みんなが集まった部活動もあり、さながら「プチ同窓会」って感じ?

 ところで、昨日、ネットニュースでまた素敵な話に出会いました。長くなるけど聞いてください。
 『そこは、岡山県に工場のある老舗のネクタイ製造会社。受注中心の製造販売で、景気の低迷、原材料の高騰もあり、最近は赤字続き。やることなすことうまいこといかず、代表の笏本(しゃくもと)さんは、もう辞めてしまおうかと思っていたそうです。
 ところで、モノをネットで買うのが当たり前の時代に、その会社にいつも電話で注文をくださるお客様がいたそうです。それ自体は時々あることだそうですが、たいてい、ネットで商品を見て「このネクタイください」といった電話がほとんどですが、そのお客様は、特定の商品ではなく「こんなシャツに合うネクタイを…」のように抽象的な相談をくださる方でした。
 ある日、大阪の百貨店で催し事があり、そこへいつも電話で注文をくださるお客様が来られたそうです。電話注文の仕方をずっと不思議に思っていましたが、初めてお会いして、その理由がわかりました。白い杖を持ち、視力に障がいがあるお客様だったと知りました。思わず、笏本さんは聞きました。「なぜいつもうちのネクタイを選んでくださるのですか?」と。すると「目が見えていた時からネクタイが好きでした。今はもう見ることができないけど、その分、生地や縫製の良さは人一倍わかるんです。だからこの会社のネクタイを選んでいます。今日はどうしても作り手さんに会いたくて来ました」。

 このお客様の言葉を聞いて、笏本さんは今までのすべてが報われた気持ちになり、涙をこらえます。翌日、会社に戻って、社員にこの話を伝えたところ、涙を流す職人もいました。職人は、技術に自信があっても、そのこだわりや良さが相手に伝わっているのか?と、いつも漠然と不安に思っていました。どんなに良いものを作っても、安価な輸入品の方が売れる…そんな気持ちもあったことでしょう。でも、このお客様に出会って、今までのモヤモヤした心を洗ってくれたような、救われた気持ちになりました。
 このお客様との出会いをきっかけに、より一層、個別でのお客様の対応に力を入れ始め、それが評判を呼び、赤字だった経営もなんとか黒字に転換できるほどになりました。』

 文章にすれば、あっさりしてしまいますが、代表や職人さんたちにとって、この出会いは本当に人生を変えたと言ってもいいほどの大きな出会いだったことでしょう。
 人はコツコツ努力していれば、そうやって必ずどこかで見てくれている人がいます。その思いは必ず誰かに伝わっています。そんなことを感じると同時に、人間にとって「喜び」は、未来をも変える力があるのだと感じました。おそらくこの会社は「喜び」を感じなかったら、もしかしたらつぶれていたかもしれません。でも、自分たちの仕事が評価されていると知った途端、「喜びの力」で会社を立て直したわけですから。「評価される喜び」は、未来をも変えるんだ!
 この話を教訓に、私はこれからも頑張ります!
 
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月13日(木曜日)

 今朝はとても素晴らしいお天気で、やわらかな日差しが校長室にも届いています。とても暖かく、着ていたブレザーを脱いでいます。寒くなったり、暖かくなったり、服装が難しい季節です。今日も、青空をバックにひまわりの素敵な写真が撮れました。震災から11年目を迎える今年も、無事に震災ひまわりの命はつながっています。このひまわりから種を取り、また来年も…。私が藤陽中にいた時、PTAの役員さんからいただいた、福島県の被災地に咲いたひまわりからとった種。それを植えて、たくさんの種を収穫し、たまたま藤陽中で開催された富田林市中学校生徒会サミットで、各中学校の生徒会執行部に配布しました。その種を、二中は植え続けてくれていたのです。時を経て、二中で、そのひまわりの成長を見れる喜び。たかがひまわりですが、私には感慨深いものがあります。
ひまわり1ひまわり2ひまわり3

 今日は中間テスト1日目。生徒は3教科のテストに臨んでいます。テスト勉強を十分にやって臨めたでしょうか。うちの娘を見ていると、不満だらけ。「提出物」をこなせばそれでいいと思っているところがあります。1週間ぐらい、必死になったらいいのにと思いますが…。そして、常に音楽をヘッドホンで聞きながらの「ながら勉強」。頭に入るわけがありません。注意したらその時だけはずし、気づけばまたつけている、の繰り返し。だんだん注意するのも面倒くさくなり…と、多くの保護者の方もそんな感じではないでしょうか。なかなか今の子は手ごわいですね。
 テストを受けている様子を見回ると、1年生のフロアには、新しい掲示物が…。1年学年主任が、またまたやってくれています。温かい目で見守ってください。
掲示物1掲示物2掲示物3掲示物4

 今日の午後は、校外学習の下見や研修や出張で、多くの先生方が出かけます。本来なら、午後からゆっくりできる数少ない日にもかかわらず、先生たちも頑張っています。

 明日は中間テスト最終日、多くの部活動が卒業アルバム用の部活動写真を撮影します。各部でユニフォームや賞状など、持ってくるものを指示されていると思いますので、準備をよろしくお願いします。また、文化祭の観戦希望の申し込みは明日が最終日となっています。明日で締め切り、生徒による座席抽選を行う関係で、明日を過ぎると申し込みは不可となりますのでご注意ください。また、11月分給食のWeb申し込みは15日までですが、チャージがお済みでない方は今日中のチャージが必要です。今日チャージされますと、明日の15時以降に申し込みが可能となりますので、まだお済みでない方は今日中にお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月12日(水曜日)

 最近、「震災ひまわり」ネタと「ありがとうございます」ネタで引っ張ってきましたが、そろそろ飽きられてくる頃かと思いますので、今日は触れないでいこうと思います。

 今日は午前・午後とも来客があって、話し込むことが多かったのであまり生徒と接することがありませんでした。私は、いろんな人とじっくりとお話しをするのが好きで、学校関係者だけでなく、業者の方とか、保護者の方とか…話をしていると、自分の中で世界が広がることが多く、勉強になることがいっぱいあります。気づけば2時間ぐらい話し込むことなんてしょっちゅうで、いつのまにか時間が過ぎている時があります。今日も気づけば、生徒の下校時間をとっくに過ぎていました。

 また、新聞もよく読んでいる方だと思います。最近は、一面や社会面よりも、「地域」とか「文化」とか「くらし」「経済」とかそういったページに面白い話が多く、結構、隅から隅まで目を通す方です。ネットニュースを見ることも多い最近ですが、やはり新聞の方が読みやすく感じます。
 今日のある新聞に、8月に亡くなった京セラの創業者・稲盛和夫氏の話が出ていて、以前から稲森氏の著書はよく読んでいたので、興味深く記事を読みました。内容は、今まで読んだことのある話ばかりでしたが、そんななかで目に留まったのが、JALの経営理念の中にあった「人間として何が正しいかで判断する」という文。
 得てして、人間は「得をするかしないか」で判断することが多いと思います。ましてや、もうけを目的とする企業であればなおさらのこと。しかも、稲盛氏は経営破綻したJAL(日本航空)の経営再建を託されたわけですから、「得」に目がくらんでもおかしくはありません。しかし、そんな中でも稲盛氏は「人間として何が正しいかで判断する」ことを経営理念の柱としたわけで、それがJALの再建につながったんだろうなと感じました。私も肝に銘じたいと思います。

 また、8月9日日の両日、神戸のJR三ノ宮駅前で「注文に時間がかかるカフェ」が開かれ、学生や来客者で賑わったという記事がありました。「注文に時間がかかるカフェ」で働く店員は、滑らかな発音が難しい言語障害の一つ「吃音」のある人たち。お客さんは、ゆっくり話したり、丁寧に耳を傾けたりしながら、心を通わせて注文するので、「注文に時間がかかる」というわけです。このカフェが4月最初に東京で開催されたことをニュースで知り、その話を今年度の入学式でさせてもらいました。そして、「自分らしさを大事にしよう」「自分らしく生きる人を応援しよう」という話につなげていきました。あの入学式から早くも6か月が経過しました。さて、今の二中はそんな学校になっているのでしょうか。100人いれば100通りの個性があります。それぞれの個性が最大限に尊重される…言葉でいうのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいこと。「同調圧力」の強い日本においてはなおさらのことです。でも、一人ひとりが「自分らしさ」を安心して発揮できる学校になるために、私は体育祭や文化祭の取組みがあるんだと思います。文化祭が終わった時点で、「今の二中はどうなんだ?」ということを生徒たちに問いかけていきたいと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月11日(火曜日)

 3連休、皆さんいかがお過ごしでしたか。だんじり祭りを楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。「だんじり」が好きな人って、終わった翌日にはもう来年のだんじりの話をしているので、本当に好きなんだなと思ってしまいます。

 さて、今朝は久しぶりに青空が見られました。朝は「朝焼け」がとてもきれいでした。肌寒い日が続いていましたが、今日の昼間はさわやかな過ごしやすい気温でした。
 今朝、4日ぶりに震災ひまわりを見ると、ずいぶん花が開いていました。青空をバックに写真をパチリ。その名も「青空と校舎とひまわり」。やっぱりひまわりは青空が似合います。
青空とひまわり1ひまわり2

 今朝も、落ち葉を掃除しながら登校する生徒を迎えました。「おはようございます、ありがとうございます」を言ってくれる生徒の今日の目標は10名。すると、なんと最初に登校してきた生徒から5人連続で「おはようございます」のあと「ありがとうございます」の声をいただきました。すごいです。結局、私が何も言わなくても、掃除している人の姿を見て、自ら「ありがとうございます」が言えた生徒は10名をはるかに超えました。めちゃくちゃうれしいです。

 だんじりで盛り上がった町も、今日は何事もなかったように穏やかな時間が過ぎています。生徒たちも、ちゃんと切り替えができたようで、いつものテスト前の雰囲気です。休憩時間に3年生のある教室をのぞくと、体育祭の同じ団を結成した1,2年生に感謝のメッセージボードを作っていました。ほほえましくていいですね。昼休みには、体育館ですべての応援団の解団式が行われていました。改めて、応援団の皆さん、お疲れさまでした。
メッセージ1メッセージ2

 6時間目は、合唱の練習です。1年生は、すでに体育館の舞台で歌う練習をしていました。出来はまだまだのようですが、これからどんどんうまくなっていくはずです。でも、1年生は声がまだかわいらしいです。
 そして、3年生のフロアに行きました。声が太い! 声がきれい! 迫力すら感じます。課題曲の「あなたへ」は、私は初めて聞く曲です。男声パート、ソプラノ、アルトが複雑に交差して、なかなか難しそう。でも、これは昨年までの「南風」と違って、もしかしたらクラスによる「差」が出るかもしれませんよ。いかに、それぞれのパートがしっかりと自立するかが勝敗の分かれ目かもです。パートリーダー、がんばれ!
1年合唱3年合唱13年合唱23年合唱3

 と、まあ、今日も楽しく一日を過ごさせてもらいました。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月7日(金曜日)

 今日は朝から本格的な雨。今日の予想最高気温が19度と、いよいよ20度を下回ってきました。肌寒く感じるほどで、今日はウインドブレーカを羽織っていました。勝手なもので、暑い夏が今は恋しくなってきました。今朝の震災ひまわりです。今日は灰色の空。やはり、ひまわりには「青空」が似合います。
ひまわり1ひまわり2

 雨の日の登校は憂うつなものです。遠くから登校する生徒は大変だと思いますが、それでもほとんどの生徒が遅刻することもなく、元気に登校してくれています。雨の日の朝は、自動車で送ってこられる場合もあるかと思いますが、今朝、通用門の前で、車から降りた生徒が左右を確認せずにダッシュで道路を横断しようとし、反対から来た車に危うくはねられるところでした。私が「あぶない!」と大声を張り上げたために、寸前のところで回避できましたが、本人も私も冷や汗たらたら…。しばらく、その時の光景が頭から離れませんでした。雨の日は、学校前の道路も混雑しますので、いったん学校内に誘導させていただくこともありますので、ご面倒ですがご協力をよろしくお願いします。

 でも…たまたま、その生徒と昼休みにばったり会いました。声をかけると、「朝はありがとうございました」と、自らきちんと礼を言えていました。とても素晴らしいことです。

 さて、明日からは3年ぶりの「だんじり祭り」です。すでにそわそわしている子も多いかと思います。以前もこの日記に書いたように、富田林のだんじりは江戸時代の古文書にも記載があるほど、歴史と伝統のあるお祭りです。町会ごとにだんじりを繰り出し、小さい子どもからお年寄りまで楽しむことができる、年に一度の大切な地域のイベントです。参加する人は、ぜひ歴史と伝統を次世代に「引き継ぐ者」として、正しく楽しんで欲しいと思っています。そして、楽しんだ後は、「切り替え」です。10日の「スポーツの日」をはさんで、11日の登校の際には、気持ちをしっかり切り替えて登校してください。来週には中間テストもあります。テスト勉強も忘れないで欲しいですね。

 ところで、保護者の皆様、11月分の給食のWeb申し込みはお済みですか。私は、昨日にお金をチャージし、今日の15時にそれがシステムに反映されていましたので、1か月分一括予約をしようとしました。1回目、クリックしたら「予約できる給食はありません」と出ました。この光景、1か月前にも見たように思って、下の方をスクロールしていくと、案の定「10月分」になっていました。カレンダーを11月にして、再びクリック。すると予約完了! その間、時間にして10秒程度。慣れれば簡単です。Web申し込みの締め切りは15日の土曜日ですが、チャージは前々日の13日までに済ませてください。前日の14日にチャージすると、システムに反映されるのは翌週の月曜日になってしまいますので、15日に間に合いません。予約だけして、チャージは後から…は、締め切り後はできませんので、「予約不可」になっていまいます。お気をつけください。人間、申込期間に余裕があると、ついつい先延ばしして、結局忘れるということがよくあります。意外と、「申込期間は2日だけ」とか「明日まで」とタイトなことを言われた方が、忘れなかったりするものですね。早い目の申し込みをよろしくお願いします。

 今日は「給食室より」「保健室より」「1年生」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月6日(木曜日)

 今朝も、生徒通用門付近を掃除していました。登校してきた子とあいさつを交わします。今日はうれしいことに、私の姿を見て。何も言われなくても「ありがとうございます」が言えた子が6人いました。そのうち、「いつも、ありがとうございます」と言ってくれた子が1人。「いつも」をつけてくれるだけで、うれしさは倍増です。ほかの子も、「おはようございます」のあとに「からの~?」をつけると、100%「ありがとうございます」と返ってきます。明日、掃除している私の姿を見て、自ら「ありがとうございます」が言える子の目標は10人です。

 震災ひまわりの1本が、ほぼ咲いたと言ってもいいんじゃないでしょうか? ひまわり開花宣言です。大きなつぼみがあちこちに見えるので、次々に咲いていくことでしょう。若草学級の子が昨年作ってくれた「震災ひまわり」のプレートが、ひまわりの後ろになって隠れていたので、若草の先生にプレートの位置を前に出すようにお願いしました。
ひまわり

 ところで、5時間目が終わって運動場を見ると、斜坑式の救命袋の設置・点検作業が行われていました。下で見ていたら、何人かの先生たちが実験で滑ってきました。「何も見えないから、結構怖い」と言う先生もおれば、「周りの景色が何も見えないから、全然怖くない」という先生も。どっちやねん。見ていた生徒からは「面白そう~」の声。実際に使用する場面が来た時には「面白い」なんて言うてられへんわけですが、でも・・・「面白そう」という気持ち、わかります。
救命1救命2救命3救命4

 最後に合唱練習の様子です。
合唱1合唱2合唱3合唱4

 保護者の方には、昨日、文化祭の案内プリントを配布させていただいています。内容をよくお読みいただき、観覧ご希望の方は記載のQRコードを読み取って申し込んでください。申し込まれた方には、二中特製のすばるホール入場チケットを後日配布させていただきます。

文化祭の開催について(ご案内) [PDFファイル/580KB]

チケット

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月5日(水曜日)

 今日から一気に気温が下がっています。「寒い」というほどではありませんが、これまでが気温が高かっただけに、ひんやり感じます。いよいよ本格的な秋ですね。

 今日の6時間目、後期生徒会執行部の立会演説会がリモートで開催されました。特設スタジオに集まった立候補者や応援演説者は、一様に緊張した様子。中には、友達同士、手を握りあっている子たちも…。でも、ひとたびカメラの前に立ち、演説が始まれば、それはそれは堂々としたもので、私なんかよりもよっぽど上手にしゃべっています。そこが現代っ子なのかなあ。立候補者の口から出てくる、「幸せを感じる学校に」「思いやりのある学校に」「二中で良かったと思える学校に」「元気のある学校に」…そんなワードを、頼もしく感じながらうれしく聞いていました。それぞれ具体的な公約も述べてくれていたし、今回は選挙になる役職もあるとのことですが、全員に執行部になって欲しいぐらいです。
 また、久しぶりに今回は「応援演説」が復活しました。その応援演説も形式ばらず、その子が見た立候補者の一面を、飾らない言葉で紹介してくれていました。立候補者にしてみれば、本当に心強かったでしょう。
 しかし・・・高校からの来客があって、1年の学年代表の演説を聞けずにスタジオをあとにしました。1年生の演説も聞きたかったなあ。残念。
立会演説立会演説2

 そして延長終礼では…昨日より、合唱の練習がスタートしています。体育祭が終わって、生徒たちの気持ちは完全に文化祭に切り替わっているようです。まだスタートしたばかりなので、男女別、パート別に分かれて練習していますが、やはり中心で動いているのはパートリーダーら生徒たち。担任の先生は、にこやかな顔でそんな姿を眺めています。ここから日に日に上達していくのです。その上達の速さに驚きます。初めて文化祭を経験する担任や副担も多く、きっと舞台で歌うクラスの子たちの姿を見ると、涙が出てくることでしょう。それほど、なんか愛おしさを感じてしまうんですね。いい文化祭になる予感がします。

 最後に今日の「震災ひまわり」、もうすぐ開花です。そして次々に咲きそうです。
ひまわり1ひまわり2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月4日(火曜日)

 今日は10月4日。一週間前は体育祭でした。あれからもう1週間が経過するのですね。時の流れは早いものです。
最近の学級通信を読ませてもらうと、やはり体育祭の感想文が多くて、なんかすごいなあと思ってしまいます。生徒たちはちゃんと体育祭の意味や目的をわかっているようで、買っても負けても生徒同士で温かい励ましがあったことが感想文から読み取れます。自分が中学生の時、ひとつの行事でこれだけ感動したり、学んだりすることがあっただろうか。自分の性格もあるんだろうけど、「盛り上がる」ということもなく、終わったからと言って「疲れた」ぐらいの感想しか持てなかったような気がします。

 特に団長さんは、気苦労も多かったことでしょうし、プレッシャーもあったことでしょう。名前は書かれていない感想文ですが、3人とも団長であることがわかる内容の感想文で、本当にみんなに支えてもらった喜びが伝わってきます。

 リーダーが育つには、「リーダーとしても自覚」が大事なのは言うまでもありませんが、それ以上に不可欠なことがあって、それはリーダー以外の人たちの協力です。いくら、リーダーがしっかりしていても、いくらリーダーがアイデアマンだったとして、まわりの者が協力しなければ、真のリーダーは育たないわけで、そういう意味では今の二中にはリーダーが育つ土壌ができていると思います。
 改めて3人の応援団長さん、ご苦労様でした。そして、その団長を盛り上げた応援団員や色団の皆さん、本当に団長にいい思いをさせてくれてありがとうございました。素敵な団の写真を一枚ずつと、団長による選手宣誓…。
赤団黄団青団1選手宣誓

 今朝、落ち葉を掃きながら登校する生徒にあいさつをしていると、心なしかいつもよりあいさつが大きくなっている気がしました。「おはようございます!」とあいさつをしてくれるので、「からの~」と振ると、ほぼ100%「ありがとうございます」が笑顔で返ってきました。あいさつ運動に立っていた生徒会執行部立候補者たちが、一様に驚いていました。みんな昨日の全校集会の話を覚えてくれていたようで、とても嬉しかったです。もちろん、「ありがとうございます」を強制しているわけではありませんが、私は、そんな話をした以上は、そう言わせる「チャンス」を意識して与えてあげることが大事だと思っていて、それができたらほめてあげて、そうすることで「気づき力」がついて自然に「ありがとうございます」が出てくるようになっていきます。子どもに実践力をつけさせるには、心情を育てるだけでなく、そんな「しかけ」が重要だと長い教員生活で学びました。いろんなことに「気づける」子に、育ってほしいと願っています。

 さて、もうすぐ通用門横の「震災ひまわり」が開花しそうです。被災地でも、季節外れでも、やせた土でも、特別水をあげなくても、置かれた場所でしっかりときれいな花を咲かせる「震災ひまわり」に、勇気づけられます。
ひまわり

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

10月3日(月曜日)

 10月がスタートしました。マラソンで言えば、中間点を折り返したところです。とても中身の濃い、「密」な上半期でしたが、下半期も頑張っていきますので、よろしくお願いします。

 今日は、リモートによる全校集会。私からは先日の体育祭の評価と、次の文化祭に向けての話。そして、今朝あったうれしいできごとから話を広げていきました。
 
 今朝、通用門あたりを掃除していると、一人の生徒が「おはようございます」のあと「ありがとうございます」と言って通り過ぎていきました。朝、掃除していて「ありがとうございます」と言ってもらえたのは、もしかしたらこれが初めてかもしれません。自分たちのためにしてくれている行為に気づき、ちゃんと言葉にしてお礼を言えるってとても素晴らしいことだと思います。ふだんから、生徒の笑顔のために、たくさんの大人が動いています。先日の体育祭の閉会式でも、校務員さんが時間をかけて作ってくれた入退場門のことや、体育祭に間に合わせようとトイレ工事を急いでくれた業者の方、朝早くから受付等に立ってくださったPTAの役員や委員の方々、そんな方々のおかげで支えられているという話をしました。それを決して当たり前だと思ってはいけないし、そういう方々の存在に気づく感性というか力というか、とても大事だと思うのです。たいていは、そんなことに気づかず通り過ぎていきます。時には「自分は何もしてもらっていない」と嘆いたりします。でも、自分のために自分たちのために、実際は多くの人間がかかわっています。いつもいつも、誰かがそんな人の存在を教えてくれるものでもありません。自分で気づいて、そしてそれに感謝できれば、自分の幸福度もあがっていくように思います。
とても素直で一生懸命な二中の子どもたち。ただ、「あいさつ」だとか「返事」だとか、そして「ありがとうございます」だとかにおいては、正直まだまだ十分とは言えません。より幸せを感じられる子になるように頑張ります。

 もうすぐ11月分の給食のWeb申し込みが始まりますね(5日~)。そろそろ、お金をチャージしておかないと…。実は、羽曳野市の中学に通う娘の給食の申し込みを忘れていて、今朝からしばらくはお弁当…。ぶつぶつ言われています。お気をつけて。
 今日は、「3年生」(進路通信)と「2年生」(学年通信)も更新しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 8月9月

9月30日(金曜日)

 昨日は、「校長日記」の下書きをしたことで、すっかりアップしたものと思い込んでしまって、更新を忘れていました。ちょっと最近そういうことが多いので、気をつけないと。昨日の分もぜひ読んでください。

 9月最後の日を迎えました。今朝、ワンちゃんと散歩していると、ある場所に来た途端、甘~い香りをキャッチしました。そうです。キンモクセイの香りです。この香り、大好きで、この香りをキャッチすると何か得した気分になります。といっても、子どもの頃はあまりこの香りに接した経験がなく、大人になってからキンモクセイがとてもいい香りのする木であることを知りました。まさに「秋の香り」です。

 学校は学校で、季節の花に出会うことができます。まずは若草学級の花壇に咲いていたマリーゴールドの群集。いつの間にこんなにも立派に…。
マリーゴールド

 そして花壇の道路側に赤い花が…。登校してきた生徒に「この花の名前知っている?」と聞いたら、「彼岸花」と即答。「え~わかりません」という答えが返ってくるものと思っていたら意外でした。
彼岸花

 そして、「二中坊やの住みか」の芝生広場には、タイヤ花壇のベゴニアが見事に咲き誇っていました。タイヤの色とのコントラストがとてもきれいです。
ベゴニア1ベゴニア2

 最後に・・・もうすぐひまわりが咲きそうです。なんでっ?  このひまわりは東日本大震災の被災地に咲いたひまわりからとった種を植えたもので「震災ひまわり」と呼ばれるもの。まいた時期が遅かったかして、もうすぐ季節外れのヒマワリが見られそうです。
ひまわり1ひまわり

 さて、夏休みから続いていた第一体育館と第二体育館の間のトイレが完成しました。とてもきれいなトイレです。これまで土足で入っていたトイレですが、これからはスリッパに履き替えての使用になります。体育祭に間に合わせようと、業者の方が本当に頑張ってくれました。ぜひきれいに使用してくださいね。
トイレ1トイレ2

 さあ、今日で今週も終わり。体育祭もあり、なんだかんだと忙しい一週間でした。今日、各学年で2学期期末テストのテスト範囲表が配られています。ぜひ、この土日はその表を見ながら、テスト計画を立てて欲しいです。各学年のページにそれぞれアップしていますので、ご確認ください。それから、「学校だより」と「若草学級」のページも更新しています。ぜひ、そちらの方もお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ↓昨日のもお忘れなく!

9月29日(木曜日)

 昨日は、体育祭の代休でした。体育祭では、かなりの本数を走っていた生徒もいたので、相当疲れていたのではないでしょうか。でも、子どもの回復力は早いです。朝、通用門でで声をかけても、ほぼ全員が「全然大丈夫です!」。びっくりします。

 今日はいつもと変わらない穏やかな時間が流れています。このメリハリというか、動と静の絶妙なバランスがなんとも面白いです。体育祭が終われば、お決まりの「振り返り」の時間がありますが、この体育祭を通して、自分が、クラスが、どう成長したのか。自分のこと、友達のことの何を新たに知ったのか。そういうことをしっかりと振り返って、成長を「確認」する作業が「自己肯定感」を高めていきます。次への「文化祭」にうまくつなげて欲しいと思います。

 話は変わりますが、私は渡辺和子さん著の『置かれた場所で咲きなさい』という本が好きで、もう10年以上前に読んだ本ですが、今でもカバンの中に入れていつでも取り出せるようにしています。「うまくいかないことを環境やまわりのせいにせず、置かれた場所のもとできれいな花を咲かせない」という教えは、私にとっては頭をハンマーで殴られるような衝撃でした。それ以来、何があっても、環境のせいにせず、輝けないのは自分の責任と思ってやってきたつもりです。これを時に子どもたちに話をすることもあるのですが、ただ子どもの場合は、同時に「置かれた場所」=環境をどれだけ整備してやるかが大事だと思っています。子どもたちに、やせたカラカラの土地で「きれいな花を咲かせなさい」というのは酷な話で、その場所をできるだけいい環境=肥料をまき、水をまき・・・にしてやるのは大人の責任だと思っています。
 「二中で咲きなさい!」というのであれば、二中という場所を精一杯整備してやらないといけないし、「加藤家で咲きなさい!」というのであれば、加藤家を精一杯居心地のいい場所にしてやらなければいけない。私は、そう思っています。
 体育祭で見ていただいたとおり、子どもたちは精一杯きれいな花を咲かせようと頑張ってくれています。私たち大人も、その花が、よりきれいな花になるように環境整備を頑張らないと。

 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

9月27日(火曜日)

 本日の体育祭、なんとか最後まで雨が降らず、無事にすべてのプログラムを終了することができました。改めて受付表を見ると、平日にもかかわらずたくさんの保護者に観戦に来ていただいていたようで、本当にお忙しい中、ありがとうございました。何らかの方法で、今日の感想をお聞かせていただければうれしいです。

 子どもたちは、本当によく頑張ってくれました。誰一人として、手を抜いたり、ちょけたりすることもなく、どんな順位であってもあきらめずに、最後まで全力を尽くしていました。負けて悔し涙を流す子もいますが、またすぐに笑顔になって…。頑張った仲間を、団の枠を超えてたたえ合い、「勝った」だの「負けた」だので言い合うこともなく、お互いを評価し合う。とても、見ていて清々しい気分になります。

 閉会式のときにも言いましたが、このコロナ禍のなかでも試練を乗り越えて頑張ってきた子どもたち、まさにその3年間を凝縮したような体育祭でした。「マスク世代最強伝説大作戦」と私が勝手に名づけて始まったこの体育祭。期待通り、最高の体育祭でした。
 「マスク世代最強伝説大作戦」はまだ途中です。次は文化祭。文化祭ではどんな感動を私たちに与えてくれるのでしょうか。もうワクワク感しかありません。
 なんか、人間って、感動しすぎた時には言葉がうまく出てこないものですね。いつもならすらすら沸いてくる言葉が今日はあまり出てきません。すみません。その分写真で…。
黒板1黒板2黒板3黒板4台風の目タイヤ引きリレー3年メッセージリレーいろいろ

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

9月26日(月曜日)

 先週の金曜日、予定していた体育祭が残念ながら雨で開催できず、明日に延期となっています。

 仕切り直しとなった今日は、5時間目に最後の応援練習を行いました。どの団も、制限時間内に収まり、動きも完璧でリーダーたちは手ごたえを感じていたようです。どの団も素晴らしく、でも、どこかを最優秀賞に選ばなければいけないので心が痛みますが、どこを見るかで評価が変わってくると思います。心を鬼にして一つの団を選ばせてもらいます。

 そして、そのあとは、一部の生徒と一緒に2度目の体育祭の準備です。前回の準備でできているところも多いので、それほど時間はかからないと思いますが、体育の先生をはじめこだわりの強い本校の先生たちが思いを込めて準備をしますので、やっぱり時間はかかることでしょう。あとはお天気のみ。天気予報では夜から雨が降るとのことですが、なんとか終了までこのままのお天気であって欲しいです。

 さて、今日の4時間目、3年B組で教育実習生の英語・研究授業が行われました。私も、見に来られた大学の先生と同じ感想を持ったのですが、これまでたくさんの研究授業等を見てきましたが、こんな3年生英語の授業の雰囲気は、過去に見たことないような気がします。本当にアットホームで、本当に素直に先生の指示を聞き、本当に素直に声を出し、得意な子も苦手な子もみんなで英語を楽しんでいました。「すごい子たちですね」と、大学の先生が驚いていました。私も見ていて、とてもうれしい気持ちになりました。
B組授業1授業2

 ところで、今日の授業で発見したことがあります。英語とは全然関係がありませんが、驚いたのは「ペンの持ち方」です。何が「正式」で、何が「正しい」かは一概には言えませんが、私は昔からこう持ちなさいと言われてきました。
鉛筆1

 でも、今の子はほとんどがこうです。
鉛筆2鉛筆3  

 授業中、全員の持ち方を確認しましたが、私のような持ち方をしている子は3~4人、クラスの8~9割は人差し指と親指でペンを挟んで?います。むしろ、そっちの方が主流であると感じました。そのうち、私のような持ち方は「変な持ち方」と言われてしまうのでしょうか。まあ、書きやすければそれでいいんでしょうけど、これも時代なのかも…。一度、家でも確かめてください。器用に持ってますよ。

 明日の体育祭、保護者の方の拍手できっと生徒たちも頑張ることでしょう。明日は、二中生すべてを「我が子」のように思っていただいて、熱く応援してあげてください。なお、観戦にあたってのお願いはプリントで配布させていただいています。何卒、ご理解の上、ご協力をよろしくお願いします。

 そして、翌28日(水曜日)は代休となり、学校はお休みです。また、休み明けの木曜日より「制服登校」になりますので、準備をよろしくお願いします。
 また、1年生の柔道着の販売も29日(木曜日)に延期になっています。8時~8時30分の間に会議室で採寸の上、現金(4300円)を添えて申し込みという流れになりますので、購入される方は、時間に余裕をもって登校させてください。よろしくお願いします。念のため、9月13日に配布している「購入について」のプリントを掲載しておきます。
柔道着購入について [PDFファイル/143KB]

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月22日(木曜日)

 体育祭を明日に控え、保護者の方に重要な連絡をさせていただきます。

 明日の天気が非常に微妙な感じになってきました。お天気アプリによれば雨マークのままのものもあれば、曇マークに変わってきたものもあります。とにかく、明日実施できるよう、午後からは準備にあたり、明日を待ちます。
 体育祭の実施の判断は、明日の早朝にさせていただき、保護者の方には7時00分に連絡メールとホームページ「学校からの連絡・方針等」のページでお知らせします。

 もし、メールが届かないようであれば、ご面倒ですがホームページを開けてください。「実施する」「延期する」のどちらの場合でも連絡しますのでご確認ください。

 なお、もし「延期」の場合は、登校時間の変更がありますので下記をご確認ください。
 ★実施の場合  8時集合(係にあたっている生徒は指示された時間に登校)
 ★延期の場合  通常通り  です

 仮に「実施」した場合でも、天候次第では途中で切り上げ、授業に切り替える可能性もあります。そのため、「実施」の場合であっても。授業の用意をして登校させてください。生徒たちには時間割・準備物を指示しています。どちらの場合においても、お弁当はいりますのでよろしくお願いします。

 また、過去には雨が迫っているとわかったときに、プログラムの順序を入れ替えたり、競技時間を繰り上げたりしたこともありました。お子様の出番に合わせて来校を予定されている方もおられると思いますので、極力、予定通りのプログラムで進めたいとは思っていますが、万が一の場合はご了承ください。予定変更の場合は、連絡メールでもお知らせします。

 朝は教員もバタバタ走り回っていると思います。「実施か延期か」の電話による問い合わせについてはお控えいただけると助かります。保護者の方にはヤキモキさせてしまいますが、天候のことゆえ、何卒ご理解とご協力をお願いします。


 ・・・ということで、午後は体育祭の準備。担当にあたっている生徒たちが思いを込めて準備にあたってくれています。それにしても、素晴らしくいいお天気なんだけどなあ~。
準備1準備2準備3準備4

 今日は「3年生」のページで進路通信をアップしています。学校説明会や体験入学のご案内のほか、大阪府育英会の提出期限などについても触れていますので、ぜひご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月21日(水曜日)

 体育祭を2日後に控え、今日の6時間目は応援練習。どの団もほぼ完成しており、あとは時間内で演技することや動きの再確認等に時間を費やしていました。3つの団それぞれに個性があり、当日は思いのこもった最高のパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
黄団青団赤団

 また、3年生の全員リレーの練習では、今日は青団が勝っていましたが、これも当日はわかりません。今日も転倒者の出た団があって、そのことで順位も変わったようです。バトンを落としたり、転倒したりで、結果が変わってしまうことだけはなければいいのですが…。でも、それもあるからリレーは面白いんですけど。写真は、練習中、各チームの戦力をコンピューターで分析?する学年主任です。
主任

 ただ、気になるのはお天気。お天気アプリによっては多少違いがありますが、概ね明日は午前中は雨模様、そして当日の明後日は10時頃から傘マークが表れて12時ぐらいからは傘マークのみ。一番悩ましい天気のようです。学校からのメールおよびホームページには必ず目を通してください。スマホの買い替えなどでメールアドレスが変わった方は、早急に再登録をお願いします。登録の仕方は「学校からの連絡・方針等」のページに記載していますのでご覧ください。

 ところで、学校の前の道にも「だんじり祭り」ののぼりが立ち始めています。二中校区のだんじりは来月の8・9日。3年ぶりの開催とあって、地元の人たちもきっと楽しみにされていることでしょう。「だんじり」といえば岸和田のだんじりが有名ですが、富田林を含む南河内のだんじりにも古い歴史があります。すでに1804年の記録には、旧喜志村の新家(ここです)など7か村がだんじりを美具久留御魂(みぐくるみたま)神社に奉納したという記録がありますので、少なくとも江戸時代には行われていたということがわかります。もともと五穀豊穣に感謝するものとして始まった祭りで、この大切な伝統文化はこれからも引き継いでいかなければいけません。ただ残念ながら、過去には事故やトラブルがあったり、未成年者が喫煙や飲酒で補導されることもありました。ぜひ、事故なく、そして小さな子どももお年寄りも安全に楽しめる秋祭りになればいいですね。
のぼり1のぼり2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

9月20日(火曜日)

 3連休中は「猛烈な」台風がいつ来るかいつ来るかと待ち構えていましたが、結局は昨夜に少し強い風と雨に見舞われたぐらいですみました。大阪って、本当に気象災害の少ない地域ですね。今回は被害がなくて何よりでした。
それでも、朝は先生たちが校舎内外に異常がないかを点検してくれていました。校舎内外も通学路も、普段と変わらない様子でよかったです。
 でも、台風が通過してもすっきりしないお天気が続くようで、今週金曜日の体育祭の日も「雨」マークがついています。準備をする前日午後も「雨」ということで、今週は判断に悩まされそうです。なんとか、素晴らしい環境の下で体育祭をやらしてあげたいのですが…。写真は、すっきりしない天気と、水のたまったところに土を入れている体育の先生たちと、校務員さんが一生懸命作ってくれている入退場門です。
スッキリしない天気体育の先生入退場門

 3連休明けの生徒の様子を見ていると、落ち着いて新しい週をスタートしたようです。1年生の下足箱を見てみると…
下足箱1
 相変わらずきれいに靴が入れられているように見えますが、横から見ると…
下足箱2
 若干、入れ方が雑になってきているかなあ。許容範囲かなあ。ちょっとしたことなんですが、こういうところに気持ちが表れやすいので、気をつけて見るようにしています。

 6時間目に各教室を回りました。ということで、今日の1年生の授業の様子をお届けします。順にA組の数学、B組の英語、C組の社会科です。
数学英語社会
 内容が少しずつ難しくなってきていることを感じます。授業でわかりにくく思った箇所があれば、家でその日のうちに復習することが望ましいのですが、それが自主的にできたら苦労はしませんよね。1年生の2学期に何か一つの「壁」があるような気がするので、自主学習ノートなどを頑張って欲しい時期ではあります。頑張りましょう。

 ところで、最近、「安まちメール」での不審者情報が絶えず入ってきます。けんかの末、2人を刺した男性が「刃物を持ったまま」逃走中…といった事件から、声掛け事案まで、本当に物騒な世の中です。先日、私の住んでいる市では子どもにいる家庭に子ども一人につき10000円ずつのコロナ支援金が「クオカードペイ」で配布されました。子どもの文房具や遊び道具に使うというのが趣旨だと思ったので、小4の次女に「何か欲しいものがあるか」と聞いたところ、意外な答えが返ってきました。

 その答えは・・・「防犯ブザー」でした。もちろん今でもランドセルには市から支給された防犯ブザーがついていますが、「笛のついたものが欲しい」らしいのです。さっそく「クオカードペイ」が使えるお店で「笛付き防犯ブザー」を買いました。どうやら、恐れるあまり、いろんな人が不審者に見えてしまっているようです。それはそれで「どうなんだろう」と思いますが、「人を疑ってかかれ」と教えなければいけないことに胸が痛みます。いざという時には声が出ない子だと思うので、うまくブザーや笛が鳴らせたらいいのですが…。そんなことを考えたら心配は尽きませんけど。でも、何が欲しい?で最初に出てくるのが「防犯ブザー」というのは、ちょっと親として考えものです。これでいいのか?と…。
 皆さんも不審者にはくれぐれもお気をつけください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

9月16日(金曜日)

 今日は体育祭の予行の日。雲ひとつない青空のもと、といえば気持ちよさそうですが、とんでもなく暑い中、熱中症対策をしっかりとりながらの予行でした。開会式から閉会式まで、一通り流しながら、選手や係の生徒の動きなどを確認していきました。途中で大きな声で注意を受けるような場面は一つもなく、みんなしっかり動いてくれました。
予行1予行2予行3予行4

 そして午後は団ごとに運動場に出てきて本番さながらの応援練習。4回目の練習でよくぞここまでというぐらい、どの団もほぼ仕上がっていました。あとは音楽がちゃんと鳴るか…今日もスピーカーの不具合等で音が途切れたり、途中で止まったりという場面が見られました。ここまで頑張ってきて、音楽が鳴らなくて失敗…ということだけはないように最後の最後まで音響は確認していきたいと思います。
青団1赤団

 さて、記録的な猛暑の続く1週間でした。生徒も先生も、この暑さは身にこたえ、だいぶバテているのでは…と心配になるほどです。みなさん、お疲れさまでした。明日からは三連休ですが、台風が近づいています。うちの家でも、飛びそうなものや日よけのシートのようなものは全部撤去しておかないと・・・。無事に火曜日が迎えられますように。

 なお、台風の進路がゆっくりであれば、20日(火曜日)の朝にも「暴風警報」や「大雨警報」が出ている可能性もあります。警報発令中の対応につきましては、「学校からの連絡・方針等」のページに掲載していますので、ご確認ください。また、台風が通過し警報が解除されていたとしても、道路などに危険物が散乱している場合もありますので、登校にはくれぐれも気をつけさせてください。「万が一」のことばかり想定して申し訳ありませんが、念には念をということでご理解ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月15日(木曜日)

 週末は三連休。しかし、どうやら台風14号が接近しそうです。西の方に行くのでは?と思っていましたが、コースを東寄りに変えて近畿直撃?というコースをたどりそうです。台風といえば思い出すのが2018年の台風21号。私が記憶する限りでは、経験した中で最もすごい台風でした。とにかく運動場をあのサッカーゴールが宙に浮いて転がったのを目の当たりにしたのですから。もちろん学校は警報で休校でしたが、外に出ていれば命の危険を感じるほどでした。当時、私の勤めていた学校の周辺一帯が停電し、近くのマンションでは水も止まりました。電気も水道も止まった家は本当に大変だったようです。幹線道路は木がなぎ倒されて、至る所が通行止め。家に帰るまでに何度も引き返し、やっとの思いで自宅に帰ったことを覚えています。
 大阪という場所は、大きな台風が来ることも少なく、どこかに油断がありました。あれほどの台風はめったに来ないとは思いますが、くれぐれもお気をつけください。

 さて、今日も相変わらず高温が続いています。今日は1、2年生が学年種目の練習をしていました。2年生の「ぼうっとまわってんじゃねえよ」では、棒から手が離れると、審判の先生が厳しく笛を吹き、スタート位置に戻される場面が何度かありました。これは、たとえぶっちぎっていても、誰かの手が離れれば一気に形勢は逆転しそうですね。
台風の目1台風の目2

 1年生の「タイヤひきたいや!」は、太さがまちまちの棒と、重さが異なるタイヤを、どれだけたくさん自分の陣地に持ってくるかを競うゲーム。これって作戦ってあるのかなあ?
タイヤ引き1タイヤ引き2

 とはいえ、決して体育祭の練習だけをしているわけではありません。授業も頑張ってます。この切り替えが難しいと思うけど、生徒たちは頑張ってくれています。写真は、1年の教育実習生の英語と、3年生の国語の授業です。Ipadを使う授業もすっかり定着しています。
授業1授業2授業3

 そして最後はやっぱり体育祭の応援団練習。どの団もだんだんと形になってきました。団員の自己紹介の時から見てきましたけど、徐々に形になっていくのが面白いし、その上達の速さにびっくりしますね。当日のパフォーマンスが楽しみです。
黄団1黄団2青団1青団2赤団1赤団2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月14日(水曜日)

 今日も「酷暑」、少し曇るだけで全然違うのですが、日が照ると真夏を思わせる暑さでした。
 今朝、自分が恥ずかしくなったできごとがあります。学校の前の道は、ご存じのように車がギリギリすれ違うことができるほどの狭い道。朝、通用門に立って登校してくる生徒にあいさつしていると、一人の生徒が道路の反対側を通用門に向かって歩いてきました。するとそのまま通用門を通過していったので、「えっ? どこ行くの?」と聞くと、「横断歩道まで」。「道路を横断するときは横断歩道を渡る」は当たり前のことです。そして子どもたちは小さい時から言われてきたことです。それを子どもは実践しているまでです。でも、たかだか5mもないような道幅の狭い道。大人なら10人にいれば10人とも、横断歩道のないところをさっと渡るのではないでしょうか。私も道路の反対側にいて、正門に入ろうとするときに、わざわざ20mほど国道側にある横断歩道までは正直行かないです。でも、その生徒はきちんと横断歩道まで行って、そこを渡って通用門に来ました。本当に自分が恥ずかしくなりました。その場にいた教育実習生と顔を見合わせながら「見習わないとね」・・・。

 今、吹奏楽部が朝練習で体育祭の演奏の練習をしています。朝からさわやかな演奏を聞かせていただき、心が癒されました。その横を、朝練習に励む陸上部員たちが駆け抜ける・・・まさにその光景は「青春」そのものです。
吹奏楽1吹奏楽2吹奏楽3

 「酷暑」のなか、5・6時間目は3年生の学年練習。入退場や選手宣誓、退場など開会式の流れを一通りやった後、それぞれの出場種目の確認、そして最後は全員リレーのトライアル。手の内を出し切っているのか、手の内を隠しているのか、それはわかりませんが、どうやら歴史に残る大接戦の予感がします。バトンを落としたり、こけたりといったアクシデントがあるかないかで順位が大きく変わりそうですが、あまりそんなアクシデントは見たくないですね。当日の白熱した戦いが見ものです。心の中で大きな声援を送ってあげてください。
3年練習13年練習2

 そして、2年生の教室で面白い取組みをやっていると聞いて、すぐさま2年生の教室へ。夏休みの宿題で取り組んだ「仕事インタビュー」の発表会をやっていました。まず班内で交流し、代表者1名が前に出て発表をしてくれました。さまざまな職種がありましたが、どの仕事にもやりがいがあり、そして責任もあります。生徒はインタビューを通して、働くことに素晴らしさや楽しさ・大変さを学んでくれたようです。インタビューにご協力いただいた方々、ありがとうございました。
2年12年22年32年4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月13日(火曜日)

 今日も夏に逆戻りしたような、うだるような暑さ。いいお天気は木曜日ぐらいまでは続くそうです。
 さて、今日は午前中は出張で、午後は校内をうろうろするも特段変わったこともなし。ということで、今日は放課後の取組み特集です。

 まずは、会議室で行われていた1年生のパートリーダー講習会。タブレットのロイロノートに入っている講習会資料を見ながら、先生の説明を聞いていました。10月に開催される文化祭の合唱は、パートリーダーを中心に生徒が主体的に取り組んでいきます。私が若き教師の時には、むしろ担任が生徒を引っ張って歌わせてきたという感がありますが、今ではパートリーダーが中心になって練習していきます。しかし、一筋縄ではいきません。合唱が苦手な子もおれば、どうしても音程がとれない子もいます。声が出ない子もいます。みんながみんな、リーダーと同じように前向きに取り組めるわけではありません。だから、練習中、いろいろなトラブルも発生します。でも、そんなトラブルも「本当の仲間づくり」のためには乗り越えなければいけないハードルです。そんな問題を解決する中で、子どもたちは対立やジレンマを克服する力をつけていきます。そんな山あり谷ありのドラマがあるから、合唱本番では聞いている者に感動を与えるのでしょう。中学生になって初めての合唱。さて、1年生のパートリーダーたちはどんなドラマを演出してくれるのでしょうか。楽しみです。
リーダー講習

 そして、3年生の各教室をのぞくと、下級生も含めた応援リーダーたちだけで応援の練習をしていました。団全員を指導していくうえで、応援リーダーたちで動きをしっかりと確認しておくことが重要です。今の中学生は、踊ることに慣れているようで、動画を少し見ればすぐに踊れるようです。なんか我々の世代では考えられないことです。そして、そこには3年生の担任の先生がついています。やはり、「口出し」をできるだけ控えて生徒の様子を見守っています。私なら、ついつい口出ししそうですけど。今の先生は、みんな我慢強い!
 うまく踊れれば、生徒同士で拍手し、褒め合い、みんなとても楽しそうです。本番まで時間は長くはありません。本番までに間に合うのか?と心配になることがあります。でも、これが間に合うんですね。やっぱり子どもの力ってすごいです。
C組1B組A組

 週末にかけてお天気が崩れるとのこと。雨で生徒たちの練習に影響が出なければいいのですが…。
 今日は、「3年生」のページにて「進路通信」をアップしています。学校説明会や体験入学等に参加するときの注意事項なども書かれていますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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9月12日(月曜日)

 みなさん、9月10日の中秋の名月はご覧になれましたか? 私はその日はすっかり忘れてしまっていて、大阪では見れたのか見れなかったのかもわかりません。でも、昨日は一日遅れでばっちり見ました。きれいなお月さんでした。ただ、月の左横でひときわ輝いている星があって、その方が気になったのでネットで調べてみると、なんと「木星」でした。なんか「一粒で2度おいしい」得した気分になりました。
名月2名月1
 さて、今日は朝からぐんぐん気温が上昇し、真夏を思わせるような暑さとなりました。暑さは嫌いじゃないけど、もういいかなって感じです。今日の1時間目は、リモートによる生徒集会。それに先立って、今本校に来ている教育実習生1名とインターンシップ生1名の紹介を行いました。自己紹介では、はじめてのリモート出演に緊張していたようです。お2人とも本校の出身ではありませんが、この1週間で本校の生徒の素晴らしい点に気づいてくれています。短い期間ですが、完全燃焼して欲しいです。
実習生1実習生2実習生2

 生徒集会では、執行部から1学期に富田林市議会場で開催された富田林市中学校生徒会交流会の報告がありました。パワーポイントを使って本校の生徒会活動を紹介してくれたようで、その時に使ったパワーポイント資料を披露してくれました。また、他校の実践を聞いてとても刺激を受けたようで、さらにそれを活かしてがんばってくれることでしょう。さらに、各団の応援団長から応援練習の進捗状況の報告がありました。3人の団長とも、今回は身振り手振りを意識したようで、とても良かったです。言葉だけで伝えるよりも、身振り手振りが入るだけで全然違うみたいですよ。きっとみんなの心に届いたことでしょう。
交流会1交流会2交流会3団長1

 さて、昨日9月11日は、アメリカで「同時多発テロ」が起きた日。あれからもう21年も経過するんですね。ということは、先ほどの実習生たちが生まれた年? 生まれる前? でも、そんな昔には思えません。私は、その日たまたまテレビを見ていて、速報で画面が世界貿易センターの様子に切り替わりました。1機が北棟ビルに突入して大変なことになっていました。その時に、テロだとはだれも思いませんでしたが、その映像を見ている最中にもう1機が今度は南棟ビルに突入しました。リアルタイムで見ていた私は、何が起こっているのか理解できず、「えっ?これ映画?」という錯覚に陥りました。この世の実際の出来事とはとても思えませんでしたし、自分が生きてきた中で最もショッキングな映像でした。あんな映像は今の子どもたちには見せたくないですね。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月9日(金曜日)

 今日は朝からしとしととした雨が降っていました。こんな日は、頭痛や倦怠感に襲われる人もいるのではないでしょうか。うちの家族も自分以外はそんな感じで、気圧が下がってくるとどうも頭痛がくるようです。どんなに晴れていても、頭痛がしだすと、「もうすぐ雨が降る」と、予言者みたいなことを言って本当に雨が降ったりします。妙に「すごいなあ」と感心するのですが、本人にしてみればつらいでしょうね。これ「気象病」というんだそうで、ネットを見ると簡単に診断ができるサイトやアプリがあるようなので、天気が悪くなると原因不明の頭痛に襲われるという人は試してみてはいかがでしょうか。
 私は、小さい時は風邪をひいたりしたときにすぐに頭がガンガン痛くなっていましたが、大人になってからは「頭痛」に見舞われることが全くと言っていいほどなくて、不思議に思っています。それはそれで何かあるのでしょうか。年をとると頭痛も感じなくなる???
 今日は9月9日で「救急の日」。コロナ禍のなかで「救急医療機関」はどこも大変な苦労をされてきました。改めて、「救急医療」の適切な利用について、考える日にしたいですね。

 今日の4時間目は、2年生の「学年練習」。運動場の状態が悪かったので体育館での実施でしたが、学年種目「棒っと回ってんじゃねえよ」を、作戦会議も含めしっかり練習していました。どんな種目かは下の写真でご想像ください。いわゆるあれです。
台風の目1台風の目2

 さて、明日9月10日は、「中秋の名月」。お月さんはきれいに見られるのでしょうか。もう本格的な「秋」なんですね。給食でも秋の食材がふんだんに使われています。昨日は栗ご飯でしたが、今日はサンマの照り焼き・・・考えれば「食」で季節を感じることができるなんて、とても贅沢ですね。その給食ですが、ネットによる10月分の注文の締め切りが9月15日に迫っています。まだの方はできるだけ早い目に手続きをお願いします。何度もお願いしていますが、コンビニでチャージした場合、システムには反映されるのは翌平日の午後3時以降ですのでお気をつけください。
給食

 本日、富田林市教育委員会より「新型コロナウイルス感染症の患者に対する療養期間等の見直しにかかる対応について」が発出されています。「学校からの連絡・方針等」のページをご覧ください。第7波もようやく収まりつつありますが、体育祭前でもありますので、引き続き感染防止対策をお願いします。

 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございありがとうございました。

 

9月8日(木曜日)

 3歳の園児が登園バス車内に置き去りにされて、熱中症で亡くなった痛ましい事件。保護者さんのお気持ちを考えるだけで胸が苦しくなります。昨日、新たに、飲み干した水筒があったことが報道されて、暑いなか3歳の子が必死に水分をとろうとしていたんだと考えると・・・言葉も出ません。

 このような事件を防ぐために、専門家たちが、通園バスは、駐車中も常に窓は開けておく、ドアはロックしないなど言っていましたが、ある人が「閉じ込められた時にはクラクションを鳴らすことを教えておく」と言われていて、とても大事なことだと感じました。園児ぐらいになれば、クラクションを鳴らすことはできるかもしれません。でも、それを教えていなければクラクションの存在を思いつきません。常日頃から、子どもたちに対して、こういう時にはこうするんだよということは、事あるたびに教えていく必要があると思います。

 そういう意味においても、大人の「危険予測力」が問われます。もしかしたら、こんなことが起きるかもしれない。風が強ければ、扉が勢いよく閉まってけがをするかもしれない。暑い日には、もしかしたら子どもは水筒の水分を飲み干して我慢しているかもしれない。子どものことだから、急に飛び出すかもしれない。そうやって、「こんなことが起きるかもしれない」と察知・想像する能力を、私たちも磨いていくことが重要だと感じています。

 今日の5,6限、1年生の学年練習がありました。入退場や整列、そして学年種目の練習に汗を流しました。学年種目は「タイヤとりタイヤ!」。どんな種目かは、下の写真でご想像ください。
学年種目1学年種目2学年種目3学年種目4

 ところで、2学期がスタートして10日がたち、そろそろいろんなことが起きやすい頃と、注意深く観察しています。私は毎日、下駄箱の状態を見ていますが、1学期に比べ各学年とも、靴の入れ方が少し雑になってきました。3分の1ぐらいはみ出している靴を私が押し込むことも増えてきました。「履物の乱れは心の乱れ」ですのでちょっと心配しています。

 気のゆるみからの問題行動、友達とのトラブル、行事等でクラスが盛り上がっていく中での自分の居場所、家のことや自分のことでの悩み・・・。2学期の最初には、そのようなことが表れやすい時期のようです。子どもはしんどさが顔や体調に現れます。保護者の方が「あれっ?」と思えば、その勘は当たっていることが多いです。そんなときは、ぜひ「どうしたの?」「何かあったの?」と聞いてあげてください。

 また、お子様の睡眠時間は大丈夫でしょうか。うちの中2の長女も、たぶん何も言わなければ2時3時まで起きていてもおかしくない感じです。今しばらくは、家族みんなで同じ部屋に寝て「監視状態」ですが、親が寝た後を見計らって、またタブレットを触るなんていうことも。そりゃ睡眠不足にもなりますわ。

 私の中学時代を振り返ったときには、確かに遅くまでラジオを聞いていた思い出があります。ラジオぐらいしかなかった時代ですから。でも、ラジオから流れる音楽などを聴いていたら、いつのまにか寝てしまいます。でも、タブレットやスマホは光る画面を見てますから、脳がお昼と錯覚するんですね。だから眠れなくなってしまいます。
 睡眠不足は、様々な面で悪影響を及ぼします。気をつけてあげてください。(「早く寝なさい」と言うてはいるけど、言うこと聞きませんわ~)という親御さんの嘆きが聞こえてきそうですけど…。頑張ってください。うちも毎日闘ってますから。

 今日は「3年生」のページも更新しています。第2回進路希望調査の案内です。1,2年生の保護者の方も、来年再来年のために、ぜひこの時期にこういう調査があることをご確認ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月7日(水曜日)

 昨晩、窓を開けて寝ていると寒いぐらいの涼しい風が部屋の中に入ってきました。最高気温だけを見ると、まだまだ真夏日が続いていますが、かといって「プールに入りたい~」とは思わなくなってきたのが不思議です。「夏の終わり」や「秋の気配」というワードは、寂しくなるので私はあまり好きではありませんが、確実に秋は近づいている感じがします。これから、「小さい秋」をいっぱい見つけていこうと思います。

 今、学校では相変わらず落ち着いた雰囲気で授業が進められています。荒げた言葉を耳にすることもなければ、バタバタしている様子もありません。平穏な毎日です。体育祭に向けた取組みがメインになっていて、今日も6時間目には2回目の全員そろっての応援団練習が行われました。いよいよ、それぞれの「色」が出始めてきたようです。
赤団青団黄団

 年に1回のスポーツの祭典である体育祭。子どもたちのはじけるパワーやエネルギーを見ていると、ただそれだけで感動します。本校では、過去2年間、コロナ禍においても、感染対策を施しながらできるだけ普段通りの形で体育祭を開催してきました。応援合戦においては、ひな壇形式から、「密」を避けるということで運動場を広く使う形に変更しました。クラス数が各学年3クラスになったのでレースも各クラスから2人ずつコースに入って6人で競うようになったために競技時間はその分短縮されました。そうやって必要に応じて変わってきたものがあるものの、概ね例年通りの形式で実施しています。

 ずっとマスク生活を余儀なくされてきた今の中学生たち。いろいろ我慢することも多い中学校生活となっていますが、せめて学校行事だけは普段通りに近い形で実施させてあげたいと、PTAの役員さんとも相談しながらやりくりしてきました。本校の生徒たちは、そのことをよくわかってくれています。これといったセールスポイントがあるわけではなく、ごくごく普通の今や小規模の中学校ですが、こういう状況の中でも、生徒と教職員と保護者が力を合わせて、普段通りのことを普段通りにできることが本校の最大の強みかなと思ったりしています。そのことで「二中で良かった」と思ってもらえたら、こんなにうれしいことはありません。昔のように、体育祭だからといって準備や練習に相当な時間をかけられる時代ではありません。本当に限られた時間の中で、思いのこもった中身の濃い取組みを心がけてくれています。まさに、これも「密」です。

 仙台育英高校監督の「青春って、すごく密なので」という言葉は、「偶然出てきた言葉」と後日談で言われていましたが、それまでマイナスイメージでしかなかった「密」という言葉が、少なくとも私の中ではすっかり「素敵な言葉」に生まれ変わりました。その言葉にあやかり、「二中って、すごく密なので…」、それを実感できる体育祭にしてくれることを願っています。

 今日は「給食室より」のページも更新していますので、お読みください。

 本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月6日(火曜日)

 台風11号は日本列島の西側を北上中で、大阪も強風域に入っています。幸いにして警報は発令されず、登校に混乱はありませんでしたが、朝から強い風が吹いており、職員で校舎脇や校庭などに倒れそうなものや飛びそうなものはないか、扉が勢いよく閉まってしまうところはないか、外れてしまっている掲示物はないか、などを点検しました。南風の影響で気温も上昇しており、熱中症も気になるところです。何かあってからでは遅いので、安全管理には十分に気をつけたいと思います。

 今日、3年生は朝からチャレンジテストに臨んでいます。私はもともと教科が社会科なので、社会の問題を見させてもらったところ、まずは問題用紙の多さに驚かされます。今回は問題用紙だけで29ページ。もちろん、学校で作るテストとは違って字や資料は大きく、1ページ分の字数や余白にはかなりの余裕がありますが、それでも29ページですよ。学校のテストではせいぜい問題用紙B4が4枚ぐらい。ページで言えば8ページといったところだけに、そのページ数だけで嫌になります。文を読むのが苦手な子は、問題を読む時点でつまづいてしまうかもしれません。
問題の内容や傾向で感じることは多々あるのですが、もしかしたら後日受験の子もいるかもしれないので、今日はここでおいておきます。新聞等で問題が公表されたら、感じたことを言わせてもらいます。
下はチャレンジテストに臨む3年生と、そしていつもの整然としたカバンたち。
チャレンジテスト カバン

 今、金剛公民館で美術展が開かれていますが、校内でも至る所に美術作品が掲示されています。みなさんとても上手です。そのセンスに驚かされます。
美術作品1美術作品2美術作品3美術作品4美術作品5美術作品6

 朝、通用門前に立っていると、元気よくあいさつをしてくれる子もいれば、なかなか言葉が出てこない子もいます。通用門前の道路はけっこう交通量が多く、車を運転される方は通学時間には特に気を遣っていただいているようです。自転車の生徒が横断歩道で待っていると、たいていの車が止まってくれます。そこを生徒たちは急いで横断させてもらうのですが、運転手さんにペコッとお辞儀ができる子って素敵だと思います。以前、地域の方からもお褒めの言葉をいただきましたが、この光景って外国で話題になっているとネットに出ていました。外国では、子どもや大人が運転手にペコッと頭を下げる光景は珍しいそうです。日本の誇るべきカルチャーなのかもしれませんね。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月5日(月曜日)

 この週末も台風の影響か、突然の雷雨に見舞われることがありました。土曜日には、激しい雨が降っていた6時過ぎに自動車を運転していましたが、道路の至る所が冠水していて、非常に危険な状態でした。最近は、晴れていても天気が急変することがあるので、注意が必要です。先週の金曜日は、クラブ活動が終わる時間に雷が鳴り響いていましたので、学校に残っていた生徒は学校に待機させました。その後、教員が車で送ったり、徒歩に付き添ったりしましたが、今後も登校・下校時間と雷が重なれば自宅待機や学校待機の対応をとることもありますので、ご理解ください。

 天候のことで言えば、観測史上最も早いと言われた今年の「梅雨明け」。しかし、数日前、気象庁は6月下旬としていた近畿地方の「梅雨明け」を、1か月近く遅い7月下旬だったと発表しました。確かに6月下旬は晴天・猛暑の日が続きましたが、7月は雨が多かったです。「まだ梅雨なんちゃうん?」とよく言っていましたが、本当に「梅雨」だったようです。結果的には平年より4日遅い7月23日が「梅雨明け」。「史上最速」も「史上最短」も、すべては幻となりました。今となっては、どうでもよい話ですが・・・。

 さて、今日が9月5日、待ちに待った(?)給食申込の日です。「給食をネットで申し込んでみた」編をお届けします。
 まずは、QRコードを読み込んで、給食予約システムにアクセス。すると利用者IDとパスワードを入力せよということなので、7月にもらった「認証情報通知書」に書いてあるIDとパスワードを入力、すると「給食の予約をする」という画面がでてきました。残額が6600円となっていて、先日電子マネーで入金した金額が出ていました。その下の「1か月分一括予約をする」をクリックしたら、まさかのエラー。???と思ったら、その下の「月」を見ると、「2022年9月」になっていました。「だからか…」、自分の愚かさに納得した私は「2022年10月」を表示して、再度1か月分一括予約をする」をクリックすると、無事に画面が変わり、表示されている「一括予約する」をクリックすると、また画面が変わり「一括予約しました」と表示されました。簡単、簡単、私でもできました。なお、「一日単位で予約」することも可能で、そのときには予約したい日をクリックすればその日の献立が写真付きで紹介され、「予約する」のボタンが表示されます。一日一日「予約」していくことになります。
 インターネットによる来月分の予約は今日から始まり、15日が締め切りです。なお、スマホやパソコンを利用されない方は、これまで通りマークシートによる申し込みもできますので、学校までお問い合わせください(マークシートによる申し込み締め切りは9月9日となります)。以上「給食をネットで申し込んでみた」でした。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

9月2日(金曜日)

 今日は「第11回大阪880万人訓練」ということで、13時30頃になるとスマホからけたたましい音が鳴り響きました。大阪府からだけでなく富田林市や近隣市町村からの緊急速報メールもあったからして、しばらくうるさかったですね。
 でも、「訓練」だから「うるさい」と思いますが、いざ本当に災害があったときにはこのようなメールは本当に助かるんでしょうね。災害は忘れたころにやってきます。今日は、家に帰れば改めて避難グッズの確認をしたいと思います。今夕も、富田林市に大雨警報が発令されました。くれぐれもお気をつけください。

 さて、今日でようやく週末を迎えます。月曜日から2学期が始まって、生徒も私たち職員も、夏休みモードから体や気持ちを戻すのに多少苦労しました。この5日間、生徒たちを観察していると、まだまだ本来の元気さやはつらつさは取り戻せていない感がありました。果たして私の思い過ごしなのか、実際に元気がないのか・・・。私は試してみたくて、今日の朝、担任の先生が来る前の1年生の各教室を回り、大きな声で「おはようございま~す」と叫んで教室に入っていきました。1学期、1年生はどのクラスも大きな声で返してくれていたので、いいバロメーターになるかなと・・・。結果は、やっぱりでかい声で「おはようございま~す!」と返ってきました。大丈夫!この子たちは相も変わらず元気でした。来週あたりからは、さらにムードも変わってくるような気がしています。
 まずは23日に迫った体育祭。今日の4時間目は、1年生と2年生が学年練習に取り組みました。体育祭は団対抗やクラス対抗の側面がありますが、一方で学年全体の集団力を見せる場でもあります。それぞれの学年の「パワー」にもご期待ください。
1年2年

 ところで、今日から、金剛公民館2階ロビーで「第35回富田林市内公立中学校 生徒美術作品展」が開催されており、本校からも1年生(「菩提樹」)25名、2年生(「ブッシュスタンド」「季語のステンシル」)16名、3年生(「トリックアート」)13名の作品が展示されています。私は今日は行けなかったのですが、さっそく見に行かれた「二中ファン」の方から素敵な写真が届きました。ありがとうございます。私も来週見に行かせてもらいます。
作品展1作品展2作品展3

 明日、明後日の2日間、少し体を休め、今週の疲れが取れたらいいですね。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

9月1日(木曜日)

 台風の影響からか、お天気が不安定で、雨が降ったり雷が鳴ったり、かと思えば太陽が照りつけたり…。昼間はまだまだ暑いものの、朝夕はめっきり涼しくなり、しだいに秋の空気に入れ替わってきているような気がします。今日から9月。令和4年(2022年)も、早いもので3分の2が終わりました。改めて、2学期もよろしくお願いします。

 今日、1、2年生は実力テストということでしたが、どうでしたか。私は、午前は会議、午後は研修と、ほぼ丸一日出張で学校を離れたために、生徒とのからみはほとんどない一日となりました。昨日、3年生の教室を回ったときに、各教室に学級目標が飾られていたので写真に収めました。それにしても、中3にもなればこういうのを上手に書きますねえ。2学期のスタート、しかも体育祭や文化祭という大きな行事を迎えるにあたり、飾るだけじゃなくて改めて学級目標を意識して生活を送って欲しいと思います。
A組目標B組目標C組目標

 さて、今日の午後に受けた研修は、いつものような「教育実践」のようなかた~い研修ではなく、「コミュニケーション」についての楽しい研修でした。そのなかで、こんな話を紹介してもらいました。まずは、下の画像を見てください。
ぶーばときき効果
 これは、ある国で「ブーバ」と「キキ」と呼ばれる2つの図形です。
 さて、どちらが「ブーバ」で、どちらが「キキ」でしょうか。
 このような質問を世界各国で行うと、回答者の母国語や年齢・性別にかかわらず、なんと98%もの人が、星形の図形を「キキ」と答えたという実験結果があるんだそうです。98%というのはなんとも驚異的な数字です。これがいわゆる「ブーバ・キキ効果」と呼ばれるものであり、イメージと語感(言葉の持つ印象)には大きな関係があり、語感は人々の潜在意識にすり込まれているということです。言葉の持つ「音」「響き」が特定のイメージを持たせるということです。この効果は、たとえば新商品の名前をつけるときにも生かされていることでしょう。
 また、言葉には「刺さる」ような印象をもつ言葉と、心地よく感じる言葉があり、言葉のわからない赤ちゃんですら「刺さるような言葉」を言われると泣きだすと言います。一方、日本語のなかで一番心地よく感じる言葉は「ありがとう」という言葉だそうです。確かに・・・。
 私たちは普段から相手が心地よく感じる言葉を使うことがいかに大切であるかを改めて感じました。

 ところで、給食を申し込まれる方、給食費のチャージはお済みですか。コンビニでの振込用紙による支払いをされる方は、システムに反映されるのは「翌平日」の15時以降となりますので、ということは明日の金曜日にコンビニで支払われた場合、給食予約ができるのは9月5日(月曜日)の15時以降ということになります。慣れるまでは少し戸惑ったり、予約を忘れたり、ということもあるかと思いますが、私が予約をするときに校長日記でお知らせしますので、一緒に慣れていきましょう。
 そして、明日は「第11回大阪880万人訓練の日」ということで、13時30分ごろに緊急速報メールがスマホに届くことになっています。お知りおきください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

8月31日(水曜日)

 8月の最後の日、今日は昨日とは打って変わっての好天気。35度を越せば、15日ぶりとのこと。8月の中旬からは暑いとはいえ比較的過ごしやすい気温が続いていただけに、久しぶりの今日の暑さはこたえました。
青空メッセージ

 今日の4時間目、体育祭の応援団結成が行われ、同じ団の生徒たちが初めて一堂に会しました。青団は運動場、黄団は第1体育館、赤団は第2体育館に集まり、まずは団員の自己紹介と意気込みを発表していました。さすがに立候補で集まってきた団員たち、みんなしっかりと大きな声を出していました。自分が中学生の時、こんなにみんなの前でしっかりしゃべれていただろうかと思うと、改めてすごいなあと思います。でも、これが当たり前になってきているのがまたすごいことです。

 自己紹介が終われば、さっそく動きの練習に入っていました。団員のもとで、指導を受ける生徒たち。そこには教師の手助けはまったくありません。たとえ時間がかかっても、自分たちで「やりきる」。それが自信や喜びにつながっていきます。ここからわずかな回数の練習で、当日は見事なパフォーマンスを披露するわけですから、やっぱり生徒の力ってすごいですね。・・・今日は「すごい」の連発です。

 それでは団ごとの練習風景を紹介します。まずは暑い中、運動場で頑張った青団です。
青団1青団2

 続いて黄団。
黄団1黄団2

 最後は、赤団です。
赤団1赤団2

 以前は、ひな壇を組んでという応援合戦でしたが、コロナの流行以後、運動場を広く使ってのパフォーマンスに変わっています。見ている方にすれば、その分、視野も広がり見ごたえも出てきました。工夫次第で、さまざまな「展開」も可能かと思います。ぜひ、本番を楽しみにしておいてください。

 さて、今朝の新聞に、京セラの創業者である稲森和夫さんが亡くなったと出ていました。私は、以前から「稲盛語録」が好きで、よく読んでいました。その「名言」にこんなのがあります。
 『神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ。』
 この言葉は、夏の甲子園大会で優勝した仙台育英高校野球部のモットーである『日本一からの招待』に通じるものがあると思います。本当にひたむきに頑張っている人には、きっと神様が手を差し伸べてくれると私も思っています。でも、自分自身、今まで「神が手を差し伸べたくなる」ほど頑張ったことがあるのかと自問したとき、何に対しても中途半端で、むしろ「神から見放される」ことの方が多かったなあと反省します。

 でも、一方で「稲盛語録」にこんなのもあります。
 『今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。』
 未来は、これからの自分の努力で切り開いていくもの。いつかは、神に手を差し伸べてもらえるよう、自分も頑張りたいと思います。

 明日から9月。昼食ありの平常通りの時間帯になります。1・2年生は実力テスト。頑張ってください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

8月30日(火曜日)

 今日は7時ごろから急に大雨が降り出しました。ちょうど、登校時間のころになると雷も鳴り始めましたので、8時前に「雷が鳴っている間は登校を見合わすように」というメールを出させていただきましたが、すでに家を出ている子もいたようでご心配をおかけしました。その後、天気は一気に回復し、10時ごろには晴れ間も見えました。大気の不安定な一日でした。
 あまりにも一気に大雨が降ったので、排水が追い付かず、通用門から下足室にかけて水がたまってしまい、池のような状態。「多くの生徒が登校するまでに何とかしないと」と思い、排水溝に溜まっていた枝や落ち葉を取り急ぎさらっていきました。すると、徐々にたまった水はひいていき、なんとか登校時間には間に合いました。これから台風のシーズンでもあるので、お天気の良い時に一度排水溝の大掃除をしておきたいと思います。
大雨

 ところで、この夏休みに工事が行われて、いろんなところがきれいになっています。まずは、体育館横のフェンスです。
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 そして、放送室。最新の放送設備が設置されました。なお今学期から、チャイムのなる1分前になると「チャイム1分前」を知らせる校歌のピアノ演奏が流れるようになりました。これまでも、チャイム前から行動できていた優秀な生徒たちですが、この「もうすぐチャイムが鳴りますよ!メロディ」により、これからはより一層、チャイム前に前もって行動できるようになることでしょう。
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 最後に、3年生棟のトイレです。とてもきれいになり、生徒たちも喜んでくれていることでしょう。やはり、トイレがきれいであることはとても大事なことです。ぜひ、大切に使ってくださいね。
toire トイレ2

 さて、昨日もお知らせしたように10月分の給食申込からネットによる予約となります。その前に給食費をチャージしておく必要があるのですが、コンビニでの支払いと電子マネー(PayPay・楽天銀行・AUPAY・PayB・LinePay)での支払いの2種類があって、私は電子マネーによる支払いというのに挑戦してみようと思いました。ということで、今日は「初めて電子マネーでコンビニ支払いをしてみた!」編です。

 たまたま楽天銀行に口座を持っているので、今日、楽天銀行のアプリを開いてみると「楽天銀行コンビニ支払い」というページがあって、そこを開くと振込用紙のバーコードを読み取れるようになっていて、指示通りクリックしていき、最後に暗証番号4桁を入力するとと無事に支払うことができたようです。慣れた人にしてみたら、なんてことない操作なのかもしれませんが、なにぶんアナログ人間である私はこういうのが大の苦手で不安でしたが、何でもやってみないと時代に取り残されてしまうのであえて挑戦してみました。私にすれば「ひと夏の大冒険」です。あとは9月5日以降に給食予約システムから予約をすればOkなんですね。
  なお、コンビニ振込用紙は7月終業式前にすでに配布していますが、再発行は学校ではなく給食予約システムコールセンター(052-732-8948)にご連絡ください。振込用紙での入金の場合は、お支払いいただいた翌平日の15時以降に入金額がシステムに反映され予約可能となるそうですので、お気をつけください。「ひと夏の大冒険」第2弾、「ネットで給食を予約してみた」編は。9月5日にお届けします。

 今日は「1年生」「給食室より」のページも更新しています。ぜひお読みください。「給食室より」のページには、7月配布の中学給食予約システムについてのプリント類を改めてアップしていますので、ご活用ください。

 今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。明日まで授業は昼までですので、よろしくお願いします。

 

8月29日(月曜日)

 令和4年度2学期が今日スタートしました。久しぶりの校長日記です。みなさん、お元気ですか。今年の夏休みは本当に暑い日が続きました。一方で、コロナウィルスの第7波が拡大し、今回は私の身近な人も感染する人が多くて、私自身も濃厚接触者として長く自宅待機を余儀なくされました。せっかくの夏休みでしたが、自宅待機が長かった分、なんだかんだと忙しく、子どもをプールや海に1回も連れて行ってやることができず、親としては不完全燃焼の夏休みとなってしまいました。
 しかし、陸上競技の全国大会が今年福島県であり、私としては生まれて初めて東北の地に足を踏み入れることができました。観光はできませんでしたが、とても素晴らしい景色やおいしい食べ物に、しばし心が洗われた気持ちになりました。生徒たちも、部活動や勉強・宿題に追われながらも充実した夏休みを過ごしてくれたのではないかと思います。ただ、「充実した」と感じるか「何もなかった」と感じるかは、その子の気持ち次第だと思います。小さなことでも、喜びや学びに変えられる心、それが大事なんじゃないかなあ。そんな気がします。

 今日は、始業式ということで、「恒例の校長の長い話」と夏休み中の部活動の「表彰伝達」などを行いました。相変わらず、「リモートによる集会」でしたが、私からは次のような話をさせてもらっています(原稿なのでその言葉通り話したわけではありません)。

「8月29日、今日から令和4年度の2学期がスタートします。みなさんにとって、どんな夏休みだったでしょうか。部活動や外での習い事に忙しかった子もいるでしょうし、コロナ禍の中でしんどい思いをした人もいるかも知れません。でも、夏休み中、みなさんにとって何か得るものがあったに違いありません。できれば、この夏休みにこんな経験ができた、こんなことを学んだ、こんな力がついた、というようなことを自分なりに整理してほしいなあと思います。そうすることで2022年の夏休みに『意味』が出てくると思います。

 この夏休み中には世の中においてもさまざまな出来事がありました。そんななかで、私がとても印象に残っているできごとは、高校野球の甲子園大会の決勝戦です。正確に言えば、決勝のあとの監督さんの優勝インタビューです。今年の夏の甲子園大会は宮城県代表の仙台育英高校が東北勢として初めて優勝の栄冠に輝きました。その直後の優勝インタビューで須江監督はこんなことを言いました。
青春ってすごく密なので、そういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動していてもどこかでストップがかかって、どこかで止まってしまうような苦しい中で、本当にあきらめないでやってくれた。全国の高校生のみんなが本当によくやってくれた、本当にすべての高校生の努力のたまもので、ぜひ全国の高校生に拍手をしてもらえたらなと思います』

 この言葉に私は感動して、特に「青春ってスゴく密なので」という言葉が大好きになりました。コロナ禍の中で、「密はダメだ」と言われて、私たちもそれが当たり前のように思うようになって、子どもたちにも「密はアカン」とよく言ってきました。でも、よくよく考えたら、中学校・高校の青春時代って、本当に密そのものなんですね。ひっつき合ったり、狭いところで大声出したり、言い合いをしたり、一緒に何かに取り組んだり・・・。自分の青春時代を振り返ってみても、そうやって、密になってたくさんの思い出を積み重ねてきました。それが奪われてしまったのが、今の子どもたちです。今の中学生や高校生たちは大変な青春時代を生きているんだと、改めて気づかされました。

 そんななかで、みなさんを見たとき、みなさんも本当によくこれまで頑張ってきたと思います。あれしたらアカン、これしたらアカン、といったさまざまな制約の中でも、工夫したり、できることで精一杯の喜びを見いだそうとしたりしてきました。特に今年の3年生は、入学以来、ずっとマスク生活で、部活動の試合などもけっこう中止になったり、部活動が停止になった時期もありました。でも、私の知る限り、今までのどの学年よりも努力して、できることに感謝して、同じ境遇の仲間たちを大切にして頑張ってきたと思っています。そんなみなさんの健気な姿勢がひしひしと伝わってくるからこそ、二中の先生たちは「できないからやめる」ではなく、「どうすればできるようになるか」を常に考えてきました。1学期の修学旅行も宿泊学習もそうですし、昨年度までの体育祭も文化祭もすべてそうです。すると、みなさんはそんな先生たちの思いに応えようと、またさらに頑張ってくれている。だから先生たちもより一層、みなさんの期待に応えようとする。そんないい循環が働いているのが、今の二中だと思っています。

 私も先生たちも、今年の体育祭や文化祭でみなさんがどんな頑張りを見せてくれるのか、どんな思いやりを見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。わくわくしています。歴史に残る中学校生活を送っている皆さんに、最大限のエールを送るとともに、コロナに負けずにたくましく成長した姿を2学期に見せてください。期待しています。」

 今日は、「2年生」「3年生」「若草学級」のページも更新していますのでぜひお読みください。また、PTA役員・委員さんにご苦労いただいた、PTA広報誌を本日配布しています。下にも添付しますので、ぜひお読みください。

PTA広報 [PDFファイル/2.71MB]

 なお、10月分の給食申込より、ネット注文となり、その予約開始が9月5日より始まります。事前に「チャージ」が必要ですので、できるだけ早めにコンビニ等でのチャージを済ませておいてください。詳しくは7月13日に富田林市教育委員会の学校給食課から出ている案内をお読みください。よろしくお願いします。給食予約でご不明な点は「給食予約システムコールセンター」(Tel052-732-8948)までお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 7月

7月20日(水曜日)

 1学期リモート終業式、今日は生徒たちにこんな話をしました。少し長くなりますが、聞いてください。

 「私は、1学期のはじめに、「自分らしさを大切にしよう」そして、「そんな自分らしさを発揮している仲間を応援しよう」という話をしました。本校には292名の生徒が在籍しています。292名いれば、292通りの性格の違い、心の性の違い、考え方の違い、好みの違いがあります。そんな292通りの自分らしさを大切にできる学校であってほしいなあといつも願っています。1学期を振り返ったとき、あなたは「自分らしさ」に自信が持てましたか? まわりの子の自分らしさを大切にできましたか? 自分とは違うからと、誰かを排除したり、嫌ごとや意地悪を言ったたりしなかったでしょうか。自分の胸に手を当てて考えてみてください。
 1学期の皆さんを見ていると、私はとても幸せな気分になりました。みんなの笑顔や頑張る姿は、私の心のなかに今も残っています。私は、2学期もそんな皆さんを見続けていたいと思っています。

 ところで、昨日、地域の方とお話をする機会がありました。その方は、毎朝、黄色いベストを着て川西駅の交差点に立って登校する小学生たちを見守ってくれています。その方がおっしゃるには、中学生3人の女の子たちが毎朝とても元気に挨拶をしてくれて、とてもいい気持ちになると。「おっちゃんは毎日楽しみにしているから、校長先生、明日の終業式で必ず言うてください」と言われました。その3人娘が誰なのか、先生にはわかりません。でも、本人たちは気づいていることでしょう。中学生の挨拶は、この地域全体を明るく元気にする力があると、確信しています。

 あいさつといえば、この1学期に私が読んだお話の中で最も印象に残った話も、この挨拶に関係する話でした。その話は、東京の超高層オフィスビルで警備員をされていた方の投稿です。
 そのオフィスビルは、誰もが名前を知っているIT企業や一流と呼ばれる企業が100社ほど入っている超高層ビル。その警備員の方は毎朝、オフィスビルのエントランスに立って不審な人物が入ってこないかどうかをチェックしたり、出社してくる人に挨拶をしたり、落とし物を預かったりするような仕事をされています。このオフィスビルの会社に勤めている人は、いわば「エリート」と呼ばれるような人たちばかりです。それに対して、彼曰く、警備員なんて、そのビルの中では最も社会的立場が低い職種のひとつ。
 毎朝、挨拶をしても、挨拶を返してくれる人は2割程度、3割の人は軽く会釈をします。残りの5割は完全に無視をして通り過ぎるそうです。警備員のことを見下している人がほとんどなのかもしれません。やはり人間ですから挨拶を返してもらえないと傷つきます。

 そんななかで、毎朝、丁寧に挨拶をしてくれるおじさんがいました。その方は毎日よれよれのTシャツを着て出社してくるそうで、とてもそのオフィスビルに似つかわしくない服装です。でも、その人は、名札を見て「○○さん、おはようございます。いつもご苦労様です」と名前までつけて挨拶をしてくれるんですって。なぜ、その方は挨拶をしてくれるのか。それは警備員を「大切な人」として認識しているからなんです。見るからに立派なスーツを着こなしている人でも、そのほとんどは挨拶すら返してこない。それはきっと無意識のうちに、警備員を人としてではなく、あたかも「警備ロボット」として見ているからなんでしょう。
 実は、その毎朝名前までつけて丁寧に挨拶をしてくれるよれよれのTシャツを着ているおじさんは、なんとヒット商品を次々に生み出している有名な企業の社長さんであることがあとからわかりました。どんな人に対しても、「あなたは私にとって大切な人です」という意識があるから、人が必要とする商品やアイデアに気づけるのではないかと、その警備員は感じたと言います。

 この話を読んで以来、私は、「あいさつ」というのは、「あなたは私にとって大切な人ですよ」と表現する最良の手段ではないかと考えるようになりました。私は、それ以来、誰に対しても、もちろんみなさんに対しても「おはようございます」とか「こんにちわ」という挨拶を言葉で言うとき、心の中で「あなたは私にとって大切な人です」と唱えるように決めました。最初は意識して心の中で「あなたは私にとって大切な人です」と唱えるようにしていましたが、今では意識しなくても、挨拶をしたときに同時に心の中で「あなたは私にとって大切な人です」と出てくるようになりました。
 私は、これからもみなさんと挨拶を交わし続けます。そして心の中で「あなたは私にとって大切な人です」と唱え続けます。ぜひ、みなさんもそんな挨拶を心がけてみてください。きっと幸せな気分になるはずです。
 2学期、始業式で、みなさんとすてきな挨拶を交わせることを楽しみにしています。素晴らしい夏休みをお過ごしください。」

 この夏休み、子どもたちにとって、「一生懸命頑張った」と思えるものが一つでもできればいいですね。素敵な「2022年 夏」になることを祈っています。何か気になることや心配なことがありましたら、早い目に学校までご連絡ください。よろしくお願いします。次の「校長日記」は8月29日です。1学期も、毎日おつきあいいただき、ありがとうございました。

 今日は「若草学級」「1年生」「2年生」「3年生」のページも更新しています。ぜひ、お読みください。そして気になるコロナ感染拡大ですが、現在、ご存じのように「第7波」が襲ってきています。今日も、市の代表の先生方が集まる会議が予定されていましたが、急きょ中止になりました。そこで、この夏休みの間は、卒業生が部活動に来て一緒に活動したり後輩たちを指導することはご遠慮いただくこととしました。もし、在校生のお兄さん、お姉さんで夏休みに中学校の部活動に顔を出そうと考えている場合は、「行ったらアカンらしいよ」と声をかけてあげてください。生徒たちの活動をできるだけ維持していきたいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

7月19日(火曜日)

 7月19日、終業式の前日です。この三連休、子どもたちは少しはゆっくりできたでしょうか。コロナが再び猛威をふるっています。今、世界陸上がアメリカで行われていますが、現地で陽性になった選手も多いようです。ここまで来て、コロナで参加できないって、本当に悔しいでしょうね。この大会をもって引退を決めていた選手もいたようで、誰を恨むこともできず、悔しいというよりもつらいでしょうね。これから夏休みが始まり、人の動きが活発になります。くれぐれもお気をつけください。

 さて、今日は1年生と3年生が1学期のまとめの学年集会を行いました(2年生は、先週末に行いました)。本校では、学期末の最後の学年集会で、その学期に、縁の下の力持ち的な形でクラスを支えた人たちを表彰する習わしがあります。アンケートで選ばれた生徒たちが次々に前に出て表彰を受けますが、本当に生徒たちはよく見ています。雰囲気を盛り上げている子、掃除をきちんとしてくれる子などなど、決して目立っているわけではないけど、クラスに貢献してくれる子をちゃんと評価しています。
1年賞状11年賞状21年集会11年集会2

 子どもたちに投票させれば「人気投票になる」と、このような投票による選出はしない学校もあるように聞いています。でも、本校の生徒たちは「正しい目」を持っています。担任や学年の先生が普段から「正しい目」を育てようと努力しています。学級旗を決める時も、しおりの表紙を決める時も、委員選出で投票になったときも、頑張っている子を選ぶ時も、決して「人気投票」や「仲のいい友達を選ぶ」のではなく、ちゃんと投票できる集団に育っています。素晴らしいと思っています。

 放課後は、体育館で応援団の顔合わせがありました。先生からの話のあと、団ごとに円になって自己紹介などを行っていました。応援団の賞をめざしてこれからスタートするわけですが、本校は応援合戦の演技の中に必ず他の団に対するエールを入れることが決まりになっています。私も過去いろいろな学校で応援合戦をやってきましたが、そういうルールがあるのは二中が初めてで、私はとても気にいっています。「競う相手」なんだけれども、相手に対して最大限の敬意を持つ、そんな精神が根っこにあるから、体育祭が終わったときにとても清々しい気持ちになれます。勝った負けただの、誰の責任だの、あの団はどうのこうのだの…体育祭が終わった後の嫌な雰囲気を私は何度も味わってきました。「そんな体育祭ならやめればいい」、そう感じたこともありました。でも、二中の体育祭はとても気持ちいい。その理由が、改めて分かった気がします。
応援団1応援団2応援団3応援団4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月15日(金曜日)

 読んだ新聞記事で驚いたこと。
 「世界で一番人口の多い国はどこ?」
 ほとんどの中学生は答えられるでしょう。正解は「中国」ですね。今年の1月現在、14億2600万人で1億2000万人の日本からすれば考えられないような圧倒的な数字です。ところが、ところがです。国連は、来年にインドが中国を抜いて人口世界最多の国になると発表しました。今年の1月時点で、インドの人口は14億1200万人と迫っていました。社会科の授業から遠ざかっていた私にすれば「えっ?いつの間に」という感じです。「一人っ子政策」の影響で中国は人口減少に転じ、インドは17億人近くまで増えるといい、その差はぐんぐん開くそうです。経済においても、現在GDP(国内総生産)においては世界第3位の日本も、やがてはインドに抜かれることが予想されています。やがては中国とインドが世界経済を牛耳ることになるのでしょうか。

 さて、今日の放課後、富田林市内の9中学校(府立富田林中学校を含む)の生徒会執行部が富田林市議会議場に一堂に集まり、「生徒会サミット」を開催しました。コロナ前は持ち回りで中学校開催、コロナ禍においてはZOOMを使ったリモートでサミットが開催されていましたが、今年度は初めて市議会の議場を使っての開催となりました。生徒たちの緊張感は、いつもとは全然違ったことでしょう。もしかしたら、このメンバーの中から将来の市議会議員や市長が誕生するのかも? 
 私は残念ながら参加できませんでしたが、以下は引率した生徒会担当者のレポートです。

 本日生徒会サミットが富田林市役所で開催されました。富田林市内の9つの中学校の生徒会が集まり、議論をするといった内容です。生徒会で外に出ることもないので生徒たちはとても楽しそうでした。ただ、いざ議場に入ると生徒も緊張していました。
 最初に自分たちの学校を3分程度で伝えるプレゼンテーションを行いました。他中の取り組みなどを見て何か感じるものがあればうれしいと思います。実際議場から出た後も、○○中学校のあの取り組みよかったねという声もちらほら上がっていました。自分たちの発表の時になるとリハーサルよりもしっかり発表できていてよかったです。特に話しながらタイミングよくスライドさせたりする技術や、相手に伝える話し方を工夫できていたと思います。素敵なプレゼンでした。
 次に他中の生徒と交流して議論を行いました。テーマは「いじめがなくなるための取り組みについて」でした。まずは簡単な自己紹介を行い、他中の生徒と交流しました。2中の生徒たちが話が円滑に進むように司会進行をしているグループもあれば、自分の意見を積極的に発言しようと手を挙げて大きな声で発言している生徒もいました。さすがでした。
 その後9つの中学校のスローガンを作りました。議論はとても白熱し、その輪の中に第二中学校がいたことがうれしかったです。たくさんの意見を第二中学校や他の中学校から出て、スローガンもいい仕上がりになりそうです。楽しみです。
 議場から出た瞬間生徒の緊張が切れたように見えてほっとしているようでした。帰りのタクシーの中でも議論の話をしていて、生徒にとってとても貴重な経験になっていました。今回の経験を経て生徒集会などの時に生かされればいいと思いました。(生徒会担当)
議場1議場2議場3議場4

 生徒会執行部の皆さん、お疲れさまでした。いい経験になりましたね。
 今日は「1年生」のページも更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月14日(木曜日)

 今日、二中で初めてセミの声を聞きました。ようやく二中に夏が来ました。でも、お天気はぐずついていましたね。

 今日の3時間目、各教室を回りました。1年生の英語の授業がとても楽しそう。今日は各自が作った英作文を前で発表していました。発表が終わると、みんなが拍手。自分がしゃべった英作文は、十分みんなに伝わっていますよ。うれしいことですね。また、2年生の英語の授業では「夢の旅行」のプラン作り。よくわかりませんでしたが、パンフレットのようなものを作ろうとしているのかな? きれいな写真をタブレットでダウンロードしていました。私たちの時代には絶対に考えられない教材です。きっと楽しいだろうな。
1年英語2年英語

 その時に見つけましたが、1年生の廊下には宿泊学習の班新聞が飾られていました。A組の隣の教室には、「これぞ壁新聞だ!」とばかりに先生らが作成した壁新聞が誇らしげに飾られていました。さすがです。次に班新聞を作る機会があれば、ぜひ先生の壁新聞を越えてください。1年生の保護者の方には懇談でお越しの際に見ていただいているようです。
壁新聞1壁新聞2壁新聞3壁新聞4

 今日は来訪者や会議・出張で、ほとんど生徒とからむ場面はありませんでした。あした、頑張ります。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月13日(水曜日)

 7月も半ばとなりました。今日も二中ではセミの鳴き声は聞こえておりません。なぜ?

 コロナの感染者数が激増してきました。今日は2月26日以来の1万人越えとなりました。「第7波」突入と言われていますが、どこまで行くのでしょう。冗談半分で「第25波とか第32波とか行くんちゃうん」と不謹慎なことを言ったりしていますが、あながち冗談では済まないのかもしれません。

 さて、今日の3・4限目、2年生は昨年に引き続き思春期保健相談士の徳永様に来ていただき、LgbtQAや性に関するお話を聞きました。今年度は、生徒たちの質問に答えるという形で進んでいきました。生徒たちからの質問は、本当に中学生らしい悩みや疑問で、それをストレートに聞けるというのがありがたいです。これも、昨年と同じ先生ということで、生徒たちが安心して聞けたのだと思います。徳永先生も、事前に出された一人ひとりの質問に、丁寧に答えてくださいました。講演の後も、1時間ほど残ってくださり、「臨時相談室」を開設していただきました。他学年の生徒たちにも呼びかけました。教員はいっさい教室をのぞかないという約束で開設していただきましたので、そこでの様子等はわかりませんが、性について悩みを抱えている子にとって相談できる場所があるというのは本当に心強いと思います。ただ、12時30分から14時30分まで2時間、大盛況だったようです。素直に「相談室」に顔を出せるこの子たちもまた、とても魅力的だと思います。
性教育1性教育2

 性については、100人いれば100通りの性があります。体の性、心の性、恋愛対象となる性、人それぞれです。同性婚がまだ法律で認められていない日本ですが、同性のパートナーシップを支援している市町村は増えてきましたし、富田林市もその一つです。まだまだ不理解からくる心ない発言等も耳にすることがありますが、この子たちが大人になるころには「性の多様性」が当たり前に認められるようになるといいですね。学校の中にもまだまだ古いしきたりが残っている部分があるかもしれません。改めて見直していきたいと思っています。

 今日は期末懇談2日目ですが、私も昨日中学生の娘の懇談に行かせてもらいました。教師側ではなく、保護者と立場で臨む中学校の懇談は初めてで、妙な緊張感がありました。子どもの学校での頑張りを丁寧に説明してくださり、家での様子も聞いてもらいました。何より、楽しく学校に通っているみたいで良かったです。いやあ、まさか自分が保護者として懇談会に臨むなんて考えても見なかったことです。貴重な体験でした。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月12日(火曜日)

 今日は朝から雨が降ったり曇ったり、時折晴れ間が出たり…目まぐるしい天気でした。もうすでにほかの場所ではセミの声がやかましいぐらいですが、なぜかここ二中ではまだセミの声が聞こえません。いつもなら7月の頭ごろに、「今年初めてセミの声を聞きました!」と校長日記に書くのですが、今年はいっこうにセミの声が聞こえない。何かあったのでしょうか? セミの声を聞かないと、夏が来た気になれません。

 さて、昨日のことで申し訳ありませんが、1時間目に生徒集会がリモートで行われ、「がんばるぞうノート」のクラス表彰や各応援団長からのアピールがありました。期末テスト前のがんばるぞう週間において、提出率の高かったクラスに生徒会執行部から賞状が授与されました。3年生は全クラス提出率100%! さすがです。
リモート集会1頑張るノート

 団長からのアピールでは、団長3人のパフォーマンスがよかったです。ちょっぴり恥ずかしそうで、でも威勢がよく、これから各団を引っ張るんだという意気込みを感じました。団長の3人、この2年あまりの期間でずいぶん成長しました。1年の頃には、このように前に出てくるタイプじゃなかったように思うのですが・・・。さまざまな活動を通して、自信をつけていったんだと思います。カメラに向かって話すことの難しさ、少しは感じてもらえましたか?  私はいつまでたっても慣れません。よく頑張りました。
団長1団長2団長3団長4

 そして、今日は3時間目に3年生、4時間目に2年生を対象に犯罪防止教室を行いました。今、起きている様々な問題行動やトラブルを紹介していただき、そしてそれが「特別な人のこと」ではなく、誰が巻き込まれてもおかしくないことを強調していただきました。最後には、私からも「犯罪の入口には天使(の顔をした悪魔)が立っています。その天使(の顔をした悪魔)は、『怖い薬あるよ』とか『悪いことしないか』とはささやきません。最初は、『楽しいよ』『みんなしてるよ』『動画にアップしたらバズるよ』『1回だけなら大丈夫』と、いいことをささやいて近づいてきます。そのささやきにつられて入口に入った途端、取り返しのつかないことになったりするのです。逮捕されたり、親を悲しませたり、多額の賠償金を支払わなければいけなくなったり・・・。こんなはずじゃなかったのに、と後悔することになります。幸せな人生を送るためにも、軽いノリで…とか、面白そうだからではなく、それが正しい行動か間違った行動かをちゃんと判断できる人になって欲しいです。」という話をしました。生徒たちは真剣に聞いてくれていたようです。
犯罪教室1犯罪教室2

 なお、今日は「1年生」のページも更新しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月11日(月曜日)

 この土日はお子様はどのように過ごされていました。部活動、試合、習い事、友達と遊びに出かける、家族でどこかに…いろいろだと思いますが、うちの娘は2人ともほとんど家でずっとタブレットで絵を描いたりYou Tubeを見たりしていたようです。私の責任でもあるのですが、このままではいけないと思いつつ、いい手立てが思いつきません。昨日は中学生の姉と生活について少し話をしました。夏休みが思いやられます。

 この土日には各部で試合も活発に行われたようですね。女子バスケは3年生チームが初めて2勝できて、選手たちは本当に喜んだようです。野球部も、惜敗したもののよく頑張ったとのことです。そして私は、2日続きで陸上の競技会。全国大会参加標準記録を突破すれば、8月に福島県で開催される全国中学生陸上競技大会に出場できるとあって、いつもとは違う緊張感に包まれた大会でしたが、その中で本校の生徒がやってくれました。女子100mハードルに出場した3年生女子が、見事に全中出場を決めました。勝負のかかった鋭い目つきの表情から、一転して笑顔、そして涙。子どもの流す「うれし涙」って、なんであんなに美しんでしょう。こちらまでもらい泣きしてしまいました。うれしくて涙を流せる経験ができるって、本当に素晴らしいことです。ほかにも出場した部員たちは、暑い中で本当によく頑張っていました。
ハードル
 本校の生徒は、部活動においては決して恵まれた環境にあるとは言えません。それぞれの部活動の部員数も、チームを編成することすら難しい状況があります。それでも、まじめに、一生懸命頑張っています。決して「優勝」とかがすべてではありません。さまざまな事情を抱えた部員たちが、お互いに声を掛け合い、一生懸命頑張りぬく姿勢は本校の自慢の一つと言えるでしょう。部活動の思い出は、一生の宝物になるような気がします。

 さて、今日の6時間目、富田林市内の他校の英語の先生が、本校3年の英語の授業を見学しに来られました。本校では、3年生の英語と数学は少人数授業を展開しています。1つのクラスを基礎基本コースと、標準コースに分け、少人数で取り組むことで、より効果を上げていくというものです。先生の目も届きやすく、生徒たちも質問しやすい雰囲気になると好評です。他校の先生方は、本校の授業で参考になることがあったでしょうか。あったならうれしいです。
3年英語13年英語2

 今日は、2年生のページも更新しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月8日(金曜日)

 昨日の夜、川西小地域連絡協議会(川西小すこネット)の会合に参加してきました。そのなかで、7月16日の夏祭りについての報告がありました。多くの人の熱い思いで開催されてきた川西地区納涼夏祭りも、校区割りの変更やあるいはコロナ禍という状況の中で、開催が難しくなりつつあるとのこと。しかし、川西地区への熱い思いから、今年度も有志の人たちが中心になって実施されるそうです。お話を聞いていて、まさに「川西愛」を感じることができ、感動すら覚えました。
 それは川西地区に限らず、きっと錦織地区にも、彼方地区にも、それぞれ「錦織愛」「彼方愛」があるはずです。そういう地元に対する熱い思いというのが、この二中校区全体に感じることができ、それがこの地域を支えているんだと改めて感じました。

 先日の二中すこネット祭りでも感じましたが、子どもたちは「お祭り」が大好きですね。特にこの2年間、人が集まるお祭りやイベントはことごとく中止になってきましたので、子どもたちはきっと寂しい思いをしてきたはずです。金魚すくいや景品あて、そしてたこ焼きや綿菓子などのお店にビンゴゲーム大会…子どもたちは、まるで宝物を探すかのようににこやかに動き回ります。それが夏の風物詩でした。今年はそんな風景が再び見られることをうれしく思います。きっとどこの夏祭りも大賑わいのことでしょう。

 さて、昼前に大変なニュースが飛び込んできました。安倍元首相が奈良県で演説中に狙撃されて亡くなったとのこと。刺されたり、撃たれたり…なんで、この日本で、こんな物騒な事件ばかりが起きるのでしょう。こういう事件があると、模倣犯が出てくるのも心配です。参院選の立候補者たちは街頭演説も難しくなることでしょう。夏祭りもイベントもフェスも…どこで何が起きるかわからない、そう考えると何もかもが怖くなってしまいます。
 こういうセンセーショナルな事件が起きると、決まってデマ情報がSns等で拡散される傾向にあります。間違った情報には十分にお気をつけください。

 今日は、「給食室より」と「保健室より」のページも更新しています。来週の月曜日と火曜日に給食の申し込みがありますが、マークシートに誤りがありましたので、本日訂正したものを再配布しています。「給食室より」のページを必ずご確認ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月7日(木曜日)

 今日は7月7日、七夕です。笹に飾られた短冊を改めて見ると…「〇〇で日本一になる!」。なんとも頼もしい願いです。「なれますように」ではなく「なる!」というのがいいですね。きっと実現することでしょう。

 ところで、7月は「青少年の非行・被害防止全国強調月間」だそうです。警察など関係諸機関や団体が協力して青少年の非行・被害防止に向けた対応の強化を図ります。今年度の最重点課題は「インターネット利用に係る子どもの犯罪被害等の防止」、今年度のスローガンは「日頃から 家族と会話 防ぐ非行」とのことです。
非行防止

 ネットを通じて知り合った人と会い、犯罪被害にあうというのは、もう珍しい事件ではなくなっています。そういう事件を防ぐためにも、家族での会話が何よりも大事なんだと思います。
 子どもを否定ばかりしていたら、自分を肯定してくれる人がいたら子どもは信じてしまいます。愛されていないと感じている子は、優しい言葉を言ってくれる人についていってしまいます。もちろん子どもの未熟さに原因があるわけですが、被害にあう背景には、家族関係の希薄さや無関心さがあるのは否定できません。

 私自身、家で子どもが話しかけてきても、ついつい「今、大事な仕事してるから」とか「今、メールしてるから」と素っ気なく突き放すことがよくあります。すると、素直で繊細な子ほど、「自分は邪魔な存在なんだ」「自分は愛されていないんだ」と感じてしまうようです。大人が思っている以上に、「拒否された」というショックは大きいんだと思います。実際、下の子は「私のこと、どれくらい好きなん?」とよく聞いてきます。確かめないと不安なんでしょう。またそこで「しょうもないこと聞くな」みたいな、素っ気ない返事でもしようものなら、もう最悪ですよね。

 どんなに忙しくても、どんなに自分の調子が悪くても、子どもと向き合い、子どもの表情を観察し、子どもの目を見てしっかりと会話を交わし、「あなたのことを大切に思っているよ」と伝えていくことが、何よりも非行や犯罪被害の防止につながると、私は思って「親」をしています。反省することも多い日々ですが・・・。世の小中学生をもつお父様、お母様方、一緒に頑張っていきましょう。

 さて、仙台市で今日の午前8時ごろ、登校途中の女子中学生2人が見知らぬ男に包丁で背中を切られるという事件がありました。幸い、命に別状はなく良かったですが、まったくもってあり得ない事件です。登校途中に突然背中から襲われたのでは、気をつけるにも、気をつけようがありません。生徒にどう注意喚起したらいいのか、適切な言葉が思い浮かびません。被害にあわれた生徒や、同じ学校の生徒たちの心のケアが必要でしょう。心より、お見舞い申し上げます。早くいつもの笑顔が戻りますように。

 今日は重い話ばかりになってしまいました。すみません、明日は明るい話題で。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月6日(水曜日)

 徐々に再び感染者数が増加しているのが気になるところです。第7波に突入したという見方もあるようです。ただ、熱中症の怖さからマスクを外すようになったり、エアコンを使うので換気が不十分であったりということで、感染者数が増加するのはある程度予想されていたこと。中学生においては重症化のリスクはほとんどないと言われていますので、感染者数に神経質になる必要はもうないのかなと思いますが、必要最低限な感染対策はこれからも気を緩めずにやっていきたいと考えています。

 生徒たちはと言えば平穏な毎日を過ごしているようです。大きな行事やテストが終わり、暑さによる多少の体のだるさもを感じながらも、穏やかな気持ちで生活を送ってくれています。気のゆるみが怖いということで、1年生も2年生も代議員が点検活動をしてくれているようですが、さほど大きく乱れているわけでもなく、取り組めばすぐに改善していくし、本当によく頑張っている生徒たちです。

 さて、昼休み、図書室では大阪教育大学の先生の指導の下で、「おしりたんてい」という本のデイジー化が行われています。1回1回の作業は短い時間ですが、それを積み上げてきた結果、ずいぶん進んできたようです。今、絵と文章とナレーションを重ね合わせるという作業をしています。ナレーションを担当したのは、3年生のNさん。この子はナレーションがとても上手で、これまでにも学校生活の様々な場面でナレーターやプレゼンテーターとして活躍してきました。表現力が豊かで、本当にプロのアナウンサーになれるのではないかと思うぐらい、いつも感心を通り越して感動してしまいます。パソコンのソフトを使って声や絵・文章を重ね合わせていきますが、今の子はそういう作業はすぐに理解できるようです。素敵なデイジー版「おしりたんてい」が完成したらいいですね。
デイジー化1デイジー化2デイジー化3デイジー化4

 今日、私は部活動の通信の中で「本気になれ」という話を書きました。人はいろいろな希望や目標を持ちます。でも、その実現に向けて「本気」になれる人はどれぐらいいてるのでしょうか。そもそも「本気」って、どんな状況かもわからない子がほとんどだと思います。そういう意味では、「本気になれ」と私たちはよく使うけど、けっこう抽象的な言葉ですよね。本当にその目標を実現したいのなら、自分は何をしなければいけないのか、何をしたら目標から遠のくのかを自分の頭で考えること。そして、それをがむしゃらに実行していくことです。そう思えば、自分の人生を振り返ったとき「本気」になったことなんて一度もなかったかもしれません。「本気」になれるものを持っている人って、本当に素晴らしいですよね。「本気」で自分の夢や目標に向かって頑張っている生徒を、心から応援・サポートしていきたいです。

 最後に、今日、私の心に響いた素敵なメッセージをふたつ紹介。
メッセージ1メッセージ2

 今日は「1年生」「給食室より」のページも更新しています。今日は子どもたちの大好きなカレーライス、藤陽中学校の生徒さん考案の献立でした。コーンがとてもおいしかったです。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月5日(火曜日)

 朝の雨が午前中に上がり、一気に蒸し暑くなってきました。私自身、体力を消耗して疲れているときには、エナジードリンクを飲むときがあります。飲みすぎは良くないようですが、たまに飲むとシャキッとするような気がします。
 夜は夜で寝苦しく、朝起きても寝た気がしない日が続いています。どうにかならないものかと思っていたら、ニュースで「ヤクルトY1000」がとても良いと聞きました。ネットでの評判を見ても「寝つきが良くなった」「朝、目覚めが良くなった」とか「効果抜群」というようなプラスの評価が多かったので興味がありましたが、どの店も売り切れでなかなか手に入らないとのこと。マツコ・デラックスさんがテレビで紹介した途端に爆売れだそうです。メルカリなんかでは6本900円ぐらいのものが1万円ぐらいで出品されているらしく、それぐらい生産が追いついていないらしいのです。そういうことを聞けば、ますます飲んでみたくなりました。
 ところが、昨日、仕事の帰りにコンビニに立ち寄ったら、なんと、なんと、「ヤクルトY1000」が1本だけ売っているではありませんか。喜び勇んで買って帰りました。寝る前に飲むといいんでしょうけど、冷蔵庫に入れていたら絶対に娘に飲まれそうなので、家に着いてすぐに飲みました。うん、懐かしいあのヤクルトの味。
 問題は、効果ですが…確かに寝つきは良かったような気がしますが、なんとも言えないですね。まあ、飲み続けないと効果はないんでしょうけど。今日も同じコンビニに立ち寄ります。売っていますように…。

 さて、今日の6時間目、体育館をのぞくと3年C組がボッチャ大会をやっていました。昨年度から今年度にかけて、パラスポーツのボッチャを通してクラスの交流や地域との交流ができるようにと、ボッチャの道具やコートを購入してきました。先日のすこネット祭りでもボッチャ大会は大いに盛り上がりました。本校生徒にも、ボッチャで活躍している生徒さんもいますし、卒業生には国際審判員もいます。ボッチャという競技が本校の特色ある文化の一つになればいいなと思っています。いずれは、生徒対保護者の「ボッチャ対決」なんていうのができれば面白いでしょうね。
ボッチャ1ボッチャ2ボッチャ3ボッチャ4

 台風4号が長崎に上陸し、温帯低気圧に変わりましたが、明日にかけて西日本から東日本に進む見込みです。大雨や土砂災害には十分にお気をつけください。なお、警報発令における登下校については、ホームページの「学校からの連絡・方針等」のページに掲載していますので、必ずご確認ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月4日(月曜日)

 台風4号の影響か、今週は雨のスタートとなりました。気温も落ち着くようで、ほっと一息…。それにしても先週末は暑かったですね。土曜日は陸上の競技会で、あの炎天下のなか、一日中競技場に立っていましたが、本当に暑かったです。短距離走の選手は「オン・ユア・マーク(位置について)」で手を地面につけますが、熱すぎて手がつけられないほど。水を撒いて冷やしますが、すぐにまた熱くなって…の繰り返し。そんな中、本校の生徒たちはしっかりした気持ちをもって、気持ちを切らさずよく頑張っていました。幸い、気分が悪くなる生徒もなく、ほっとしています。Tシャツを着ていたために、首の後ろがやけどのように真っ赤になり、ヒリヒリして痛いです。
 7月も第2週となり、来週になれば火曜日から期末懇談会も始まりますので、毎日午後まで授業があるのも今週まで。頑張りましょう。

 さて、今日は7月4日ということで、七夕まであと3日。校内でも、七夕飾りが登場しています。私も、若草学級から短冊をいただき、願い事を書いて笹竹に飾らせてもらいました。何を書いたかは・・・それは秘密です。みんなの願いが叶いますように・・・。
七夕1七夕2

 6時間目、各教室をうろうろさせてもらいました。3年生は、ローテーション道徳。地震災害系の話、働く系の話、戦時中のホロコーストに抵抗した日本人系の話…。そんな読み物資料を読んで、自分の理想とする生き方を考えていました。
 2年生は、テスト返却。今の子は…と言っていいのかわかりませんが、あまり点数を隠したりしませんね。良くても悪くてもなんか堂々としています。横を通っただけで、わざわざ点数を見せてくれる子もいます。そのあと、タブレットを使って委員や部活動などを入力していました。通知表の資料になるものでしょうか。
 1年生は1学期の振り返り。入学してから3か月がたち、改めてこの1学期がどうであったかを振り返っていました。また、タブレットを使ってこの1学期に活躍した人や成長した人を評価していました。1年生にとっては、激動の1学期だったと思いますが、改めて中学校で頑張れそうですか? 中学校生活は楽しいですか? また聞かせてもらおうと思います。
クラスの様子点検表

 今日は会議日で、生徒は部活動もなく、一斉下校となります。ゆっくり体を休めてください。なお、今日は「3年生」のページに進路通信第11号をアップしています。高校説明会や体験入学等の案内も紹介していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

7月1日(金曜日)

 7月に入りました。2022年も下半期に突入です。本来なら今頃梅雨真っただ中ですが、今年はまさに「夏」。今日の予想最高気温は37度ということで、数字を聞いただけでクラクラきそうです。熱中症にはくれぐれも気をつけるようにしていきます。

 今日は午前中に出張があったため、学校に戻ってきたときには部活動が始まっていました。期末テストも終わり、生徒たちにしてみれば夏休みまでまっしぐら~というところでしょうか。「あ~夏休み」、子どもたちにすれば最高にハッピーな気分になる言葉ですね。

 ところで最近ショックなことが…。先日、ある施設に入場しようと入場券を自販機で買おうとしたときのこと。今まで何度も利用している施設なので、ごくごく当たり前に「一般 220円」のボタンを押そうとしたら、ふと見ると近くに「シルバー110円」のボタンが…。よく見ると「60歳以上」となっており、なんと私はシルバー割で半額で入場できるのです。「シルバーシート」に「シルバー人材センター」の「シルバー」。自分はもうそんな「シルバー」の領域なんだ。改めて自分の年を認識しました。意地張って「一般」で入場しようとも思いましたが、そこは一応「ルールにのっとって」シルバー券を買いました。でも、全然うれしくない。・・・と言っても、これが「1万円が半額になる」と聞いたら「ラッキー」と思うんでしょうけどね。そんな都合のいい自分も情けない!

 でも、正直言えば、最近疲れが取れないし、朝も早く目を覚ましてしまうし、階段をのぼるのもしんどいし、物忘れがひどいし・・・。いつまでも意地を張らず、そんな現実を「受け入れる」ことも必要かなと思っています。

 まずは「現実を受け入れる」、そして「そこから次のことを考える」、中学生にもそんな思考を持ってほしいと思っています。きちんと現実を見ようとしないために、今の自分の課題が明確にならず、だからなかなか前進しない子どもたちの姿をよく見てきました。
 また、今、目の前で起きている「現実」は、過去の自分の選択の積み重ねの結果であり、それはだれの責任でもなく、紛れもなく自分の責任であるという認識が大事です。
 それを受け入れて、初めて人は成長できるんだと思っています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 6月

6月30日(木曜日)

 テスト2日目、今日もみんな黙々と頑張っていました。6月最後の校長日記です。
 今日は、この場をお借りして、最近の少年犯罪で気になるニュースをいくつかお届けします。本校の生徒には縁のない話であって欲しいですが、念のためにお知りおきください。

 まずは薬物乱用の話です。大阪では、大麻の乱用で検挙される少年が年々増加しており、深刻な状況が続いています。Sns等では「大麻は身体に害がない」「少量なら依存症にならない」などの誤った情報が流れていますが、実際には依存性があり、心身に悪影響を及ぼすものです。また、薬物乱用の入り口はたばこです。未成年にはたばこは販売できないことになっていますが、最近は年齢を確認せずにたばこを販売するお店もあるようで、そんなお店からたばこを手に入れて喫煙する中学生が再び増加傾向にあるようです。

 次にうその110番で駆けつけた警察官から逃げる「ポリスと鬼ごっこ」、略して「ポリ鬼」「ポリご」とか「ハイパーゲーム」と呼ばれる悪質ないたずらが、近年、少年の間で横行しています。当然ながら、「偽計業務妨害容疑」で逮捕される立派な犯罪です。捕まった少年たちは、決まって「スリルを味わいたかった」と言います。そういうことに警察官が手をとらえてしまうと、本当に出動しなければいけない事件・事故現場に行けないことにつながってしまいます。単なるいたずらでは済まされない、社会の安全を脅かす行為です。

 最後に、万引きです。レジ袋が有料化になって以後、万引きが増加傾向にあるそうです。小中学生も例外ではありません。以前なら、学校に連絡が入り、先生が保護者と一緒に引き取りに行って謝罪するということがありましたが、今では万引きは、即、警察に連絡が入ります。最初は、ドキドキしながらお菓子や文具を万引きをすることでしょう。でも、一度味をしめてしまうと、また次もしようとします。繰り返せば、当然、お金を払って物を買うということが馬鹿らしくなっていきます。捕まったときには、すでに「癖(へき)」になっている、という場合がよくあります。

 最近の子どもたちはYou Tubeなどに大きな影響を受けます。You Tubeでは、そういった犯罪行為を面白おかしく扱った内容のものも数多くあります。子どもたちは、それを犯罪行為としてみるのではなく「面白い行為」という感覚で見ます。そして、「自分らもやろか」といったノリで、犯罪に手を染めていくのです。
 特に夏休みに入れば、保護者の方や先生の目の届かない時間が増え、気も緩みがちになります。夏休みぐらいいいかと、髪の毛を染めたりすることで、急に自分を悪ぶって見せたいと気が大きくなる子もいます。夜遅くまで遊んでいる、夜に家を抜け出すことがある、急に表情が変わってきた…は要注意です。私も子を持つ親として、ついつい「夏休みぐらいは…」と思ってしまうことがありますが、夏休みとはいえ普段と変わらない生活を送らせていくことが大事ですね。元に戻すのに一番苦労するのは子ども自身ですから。

 今日は「学校だより」のページも更新しています。私からのメッセージは「幸せを感じる4つの因子」という話で、上の話とは正反対の話です。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月29日(水曜日)

 昨日、近畿地方は「梅雨が明けたとみられる」宣言が発表されました。梅雨入りが6月14日だったので、今年の梅雨の期間は14日間。これは過去最も短い期間で、しかも6月下旬に梅雨明けというのも近畿地方では初めてのことだそうです。今年は、5月4日に修学旅行先の沖縄が梅雨入りして以来、私にとってはずーっと「梅雨」でしたが、こと大阪においては、まったく「梅雨」を感じない6月でした。でも、水不足や電力不足が心配です。
 さあ、これでいきなりの夏到来です。今日も真夏を感じさせるほどの暑さで、セミが鳴いていないのが不思議なぐらいでした。今年は、これまで閉鎖されていたプールや海も例年通り開かれるとのことですので、久しぶりに「にぎやかな夏」を感じられそうです。「夏祭り」や「花火大会」も行きたいなあ。

 さて、今日は期末テスト初日。頑張った成果が発揮できたでしょうか。あと2日残っています。最後まであきらめず精一杯頑張ってほしいものです。
 ところで、柔道の元オリンピック選手がこんな言葉を残しています。

「報われない努力はあっても、無駄な努力はない」

 とても好きな言葉です。「努力すれば必ず報われる」という人がいますが、それは報われた人だから言える言葉であって、どんなに努力しても報われないことがあります。むしろ、報われないことの方が多いと私は思います。でも「無駄な努力はない」のです。たとえ結果としては報われなくても、その努力したことに必ず意味はあると思っています。
 テスト勉強なんかも同じ。どんなに時間をかけて必死になって勉強しても、結果として表れないことはよくあります。でも、そうやって必死に頑張る姿勢や心がけというのは、いつか花開くと思うし、別の場面でも生きてくるはずです。だからこそ、もしテストでお子様をほめる機会があれば、結果そのものをほめるのではなく、そこに至るまでの努力をほめてあげて欲しいなと思います。また、頑張ったのに結果が出なかった場合においても、その努力はほめてあげてください。「頑張ったと言うても、点数が悪ければ意味ないやん」なんて決して言わないでやってくださいね。結果だけにこだわってしまえば、やがて子どもは「どうせ頑張っても無駄やし…」と考えるようになり、努力すらしない子になってしまいますから・・・。

 寝苦しい夜が続いていますが、しっかり食べて、しっかり寝て、暑さを乗り切れる体を作っていきましょう。今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月28日(火曜日)

 口にしてはいけないと思いつつ、やっぱり今日も「暑い~」と叫んでしまいます。午後1時に、出張のため車に乗り込みました。車の中はご想像通り、サウナ状態で息ができないほど。車についている外気の気温計を見てみると・・・なんと40度でした。うそでしょ? すぐにエアコンをつけて車を出しましたが、なかなか涼しくなりません。20分ほどで目的地に着きましたが、結局その間車内は冷えず、サウナ状態の中で運転していたので気分が悪くなりました。

 学校に戻り、教室を回ると、教室内はエアコンで適温に保たれていました。もし、教室にエアコンがついていなかったらと思うと、ぞっとしてしまいます。生徒も先生も命がけで授業をしていたところです。

 さて、今日はカウンセリングや補習等で残っている生徒以外は、ほぼ同じ時間帯に下校するということで、先生たちで通学路に立ち、下校指導を行いました。私は以前から、一度、校区内で一番遠い「嬉地区」の子がどんな感じで自転車通学しているのかを実際に確かめたいと思っていました。今日はいい機会だったので、自転車(と言っても電動アシストですが)で通学路を南に下っていきました。ゆっくり景色を見ながら運転をしたので、生徒ならもう少し早いと思いますが、校区の南の端まで24分かかりました。
通学路1通学路2
 のどかなのどかな田園風景です。水田の水面がキラキラ輝いていました。

通学路3通学路4
 道が狭くなっていきます。対向車が来れば、端によって待機しないと…。嬉地区に入るときれいな鳥居が。

通学路5通学路6
 そして、校区の端に到着。最後の写真の奥はもう河内長野市です。

 帰りは下り道が多く、20分程度で学校につきました。途中、本校で家が一番遠いと言われている生徒さんと伏見堂あたりですれ違いました。なんか、思わず尊敬のまなざしでその子のことを見てしまいました。その子にしてみたら「?????」でしょうけど。

 電動アシスト自転車とはいえ、結構きつくて、息が上がります。よくよく考えたらマスクをしていました。ほとんどの生徒もマスクをして自転車を運転していました。この暑さで、マスクはまずい! 途中で気づいたときに、前を走っていたマスクをしている集団に「マスクはずし~」と言いましたが、生徒にしてみたらいつものことのようで誰一人はずそうとしませんでした。もう、この子たちにしていれば「マスク」が当たり前で、マスクをはずすことが「非日常」になってしまっているようです。でも、この暑さで、マスクをして自転車をこいでいるわけですから危険です。学校でももちろん呼びかけてはいますが、これはなかなか手ごわそうですね。特にテスト3日間は、下校時刻がちょうど一番気温が上がる時間帯なので、注意が必要です。

 さあ、明日から期末テストです。提出物等もあると思います。確認してあげてください。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月27日(月曜日)

 いやあ今日も暑かったです。昨日、東京では6月としては観測史上最高の36度台まで気温が上がったとのこと。今日の大阪もそれに近い気温だったのではないでしょうか。こんな暑い中でも、生徒たちは昼休みになると多くの生徒が運動場で遊んでいました。元気すぎるでしょ。

 一昨日の土曜日には、本校で3年ぶりの「すこネット祭り」が開催されました。コロナの影響で2年間中止となり、今年度も飲食ブースはなしということで、どれだけの人が来てくれるのか不安でしたが、ふたを開けてみればたくさんの方々に来ていただき大盛況でした。ただ、予想以上に人の集まりに、用意していたゲーム券やジュース券が開始後1時間ほどで売り切りとなってしまい、10時以降に来ていただいた子どもたちにはかわいそうな思いをさせてしまいました。反省点として来年度に活かしていきたいと思います。
 また、ボッチャの体験会にもたくさんの方々に参加していただき、とても楽しんでいただけたようです。正直、あんなに盛り上がるとは…。うれしい誤算がいっぱいあった3年ぶりのすこネット祭りでした。
すこネット1すこネット2すこネット3すこネット4すこネット5すこネット6

 さて、今日は久しぶりのリモート全校集会がありました。私からは、1学期の大きな行事の評価や今後さらに考えて欲しいことなど話をしました。内容を要約すると以下の通りです。

 「3年生は修学旅行、2年生は学年スタンツ大会、1年生は鉢伏合宿と、1学期の大きな行事を無事に終えることができました。私はすべての行事に参加させてもらい、みなさんの姿を見せてもらいました。行事があればあるほど、皆さんの良さ、素晴らしさをさらにアップデートすることができ、うれしく思います。大変よくできました。
 3年生は、コロナ禍のなか、多くの人のサポートにより沖縄に修学旅行に行くことができました。激戦地のあとに作られた平和祈念公園で行った慰霊式や資料館を回っているときのみんなの表情、まさに真剣そのものでした。一方で、バナナボートから上がってきたときの見たこともないはじける笑顔、その2つの対照的な表情が、今も忘れられません。ただ、沖縄に行った意味が問われるのはこれからです。その学びや経験を今後どう活かしていくのか。
 2年生は来年、1年生は再来年、同じく沖縄に修学旅行に行きます。住民の4分の1が犠牲になったと言われる沖縄で、今なお基地問題等多くの問題を抱える沖縄で、何を学ぶかはあなたたち次第です。2泊3日の修学旅行でどれだけ仲間と絆を深められるかもあなたたち次第です。沖縄という場所が、あなたたちに与えてくれるわけでは決してありません。すべてあなたたち次第です。これから修学旅行までの間に、しっかりと、学ぶ姿勢や仲間を大切にする気持ちを育てなさい。そうすれば、沖縄修学旅行があなたにとって一生の思い出になることは間違いないでしょう。今の2年生、1年生なら、それができると信じています。
 最後に一つだけ。1年生の宿泊学習の解散式でも述べさせてもらったことですが、みなさんは、とても仲が良く、ノリの良い集団です。しかし、ここで考えてほしいことは、「仲の良い集団」「ノリの良い集団」は、一方で「排除」の危険性と背中あわせだと言うことです。「友達と仲良くできる」「ノリがいい」ことが正しくて、「友達作りが苦手」「盛り上がることが苦手」な子が間違っているわけでは決してありません。私は、友達作りが苦手というか、学校ではほとんどしゃべらない子でした。もちろん、ノリの悪い生徒だったと思います。仲良しの子が固まってしまうと、自分は疎外感を感じてしまいます。ノリの良さを肯定されてしまうと、ノリの悪い自分は否定されている気分になります。そういう子もいていると言うことを忘れてほしくありません。決して「仲良くなるな」とか「盛り上がるな」と言っているわけではありません。仲のいいことは大いにけっこう、盛り上げるときは盛り上がる、大いにけっこうです。ただ、そんなときにも私のような人間がいることを忘れないで、そっと手をさしのべてほしいなあ。一緒に輪に入れてくれたらうれしいなあ。無理っぽかったら「無理しなくても大丈夫だよ」と優しく言ってほしいなあ。よろしくお願いします。」

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月24日(金曜日)

 今日は朝6時の時点でもう暑い! でも、比較的強い風が吹いていたので心地よく感じることもありました。ようやく週末です。生徒たちはテスト勉強、頑張っていますか?

 明日は3年ぶりに「二中校区すこネット祭り」が本校で開催されます。過去2年間は、コロナの影響で中止となり、私にとっても二中に来て初めての地域のイベントです。今年度は、飲食なしということなので、規模としては小さくなりますが、今年度新たに「ボッチャ体験」なども予定していますので、お時間のある方はぜひのぞきに来てください。
すこネット祭りポスター

 ところで、そもそも「すこネット」ってどんな組織がご存じですか? 正式名称は「地域教育協議会」と言います。平成12年度から大阪府の各中学校単位に設立されていきました。この組織の設立のきっかけとなったのは、神戸で起きた連続児童殺傷事件でした。平成9年2月から5月にかけて、神戸市の小学生5人が相次いで殺傷されるという痛ましい事件が起きました。その犯行の手口の残忍さや犯行声明文などから、さまざまな犯人像が浮かび上がりましたが、逮捕されたのはまさかの中学生でした。このような悲惨な事件があって以来、地域の子どもどうし、大人と子ども、大人どうしが交流し合い、「顔と名前の一致する人間関係」を育む地域づくりをしていかなければいけないと考えられるようになりました。そして、地域の大人が地域の子どもたちの健全育成に積極的にかかわっていこうという気運が全国的に高まり、このような組織が誕生したのです。

 「二中校区すこネット」では、コロナ禍以前は、すこネット祭りの開催をはじめ、地域クリーン活動や、プログラミング教室・講演会の開催、校区巡視などを行ってまいりましたが、この2年間、その活動が停止していました。今年度、ようやく少しずつ以前の形に戻りつつあります。今後とも、「二中校区すこネット」へのご理解とご協力もよろしくお願いします。

 昨日の「沖縄慰霊の日」の新聞記事をラミネートしてパネルにして3年生廊下に掲示しました。けっこう、手間暇かかっています。関心をもって読んで欲しいなあ。
慰霊の日

 さて、一昨晩には娘に「パパどっか行って」と布団から追い出された私でしたが、昨晩は無事に元通り一緒に寝てもらえました。すると、再び唐突に「パパ、私ってなんて褒められたら一番うれしいと思う?」。なんで次から次へと難問を出してくる子なんでしょう。「かわいいね」「ちゃう」、「かっこいいね」「ちゃう」、「やさしいね」「ちょっとうれしいけどちゃう」、「アンパンマンに似てるね」「絶対ちゃう」…10個ぐらい答えても正解にたどりつきません。「ヒントちょうだい」、「一番上が『さ』で、途中に『と』が入り、全部で9文字」…わかるかいっ! そこへママが入ってきて、ずばり答えを当ててしまいました。正解は「さんすうとくいだね」だそうです。実はうちの娘は算数が大の苦手でテストのたびに「さんすう得意になりたい」と泣いています。かわいそうなぐらいです。だから「さんすうとくいだね」と言われることが「夢」であり「一番そう言われたい褒め言葉」なんだそうです。小4ってこんなに難しい年ごろでしたっけ。保護者の皆さんは、お子様の一番言われたらうれしい褒め言葉、わかりますか? 

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月23日(木曜日)

 今日6月23日は、太平洋戦争末期に沖縄であった地上戦で犠牲になった人々を悼(いた)む「慰霊の日」。日本軍司令官の牛島中尉とその部下たちが自決し、沖縄戦での組織的な戦闘が終わったとされるのが6月23日で、この日は沖縄にとって特別な日として休日と定められています。
 激戦地となった「摩文仁(まぶに)の丘」で「戦没者追悼式」が開催されました。以下の文は、小学2年生の徳永穂菜(ほのな)さんが朗読した平和の詩です。

「こわいをしって へいわがわかった」
  びじゅつかんへお出かけ
  おじいちゃんや
  おばあちゃんも
  いっしょに
  みんなでお出かけ
  うれしいな

  こわくてかなしい絵だった
  たくさんの人がしんでいた
  小さな赤ちゃんや、おかあさん
  風ぐるまや
  チョウチョの絵もあったけど
  とてもかなしい絵だった

  おかあさんが、
  七十七年前のおきなわの絵だと言った
  ほんとうにあったことなのだ
  たくさんの人たちがしんでいて
  ガイコツもあった
  わたしとおなじ年の子どもが
  かなしそうに見ている
  こわいよ
  かなしいよ
  かわいそうだよ  

  せんそうのはんたいはなに?
  へいわ?
  へいわってなに?
  きゅうにこわくなって
  おかあさんにくっついた
  あたたかくてほっとした
  これがへいわなのかな
  おねえちゃんとけんかした
  おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
  そして仲なおり                     
  これがへいわなのかな

  せんそうがこわいから
  へいわをつかみたい
  ずっとポケットにいれてもっておく
  ぜったいおとさないように
  なくさないように
  わすれないように

  こわいをしって、へいわがわかった


 みなさんにとって、ずっとポケットに入れて持っておきたい「へいわ」って何でしょうか。案外と、身近でごくごく日常的なことかもしれません。それに気づくことが大事ですね。

 ところで、昨日の夜、一緒に寝ていた小4の娘が「私のできることとできないことって何?」と唐突に聞いてきました。「できること」・・・やばい、すぐに出てこない。「スイミングできるでしょう?」「……」、「ECC行ってるから英語ができるでしょう?」「……」、「ひとにやさしくできるでしょう?」「……」。なんか期待している答えじゃないみたい。「じゃあ、私のできないことは?」と聞かれたので、しばらく考えたあげく、「車の運転」・・・「そんなんちゃうねん!」と叱られました。そこで「一人で寝ること」と言ったら「一人で寝れるもん。パパどっか行って」と布団から追い出されてしまいました。なんか、自分が「なにもの」であるか、自分がどういう人間であるか、自信がもてないみたい。自信を持ちたいから聞いてきただろうに、ちゃんとした答えを言ってあげられなくて情けないです。

 今の中学生もそうかもしれません。「自信を持て」とよく言われるけど、何に自信をもてばいいのかもわからない。「ありのままでいいよ」と言われても、自分の「ありのまま」がよくわからない。だから、誰かに言って欲しいんだと思います。あなたの素晴らしいところはここだよ、できていないところはここだよ、と。一生懸命、自分を探している時期なのでしょう。だから、何かに運命的に出会ったとき、そこに自分の価値を見出したいんだと思います。その「何か」が素晴らしいものであることを願っています。うーん、うまく言えなくてすみません。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月22日(水曜日)

 ひと雨降ったあとのいいお天気は湿気がすごいですね。「暑い」というより、ムシムシしててサウナに入っているような感じです。

 今日の4時間目、3年生は阪本先生をお招きして人権講演会を開催しました。今、3年生は富田林出身の吉田一子さんが書いた「ひらがなにっき」を使って、「識字」のことや部落問題について学習しています。阪本先生は、その一子さんに字を教えていた先生で、私にとっては大先輩にあたります。生徒たちは熱心にメモを取りながら、阪本先生の話に聞き入っていました。一子さんの「自分の名前を書くのに60年かかりました」という言葉は大変重く感じました。阪本先生は「みんなには書きたい字がありますか。書かねばならない字がありますか」とみんなに問いかけました。一子さんは、「母」という字が大好きだったようで、何度も何度も「お母さん」という字を書いたそうです。また、娘さんが小学校に入学したときに教科書に名前を書けなくて娘につらい思いをさせたということで、娘さんの名前を何度も何度も練習しました。「書かねばならない字」というのは、書きたくても書いてあげることができなかった字。娘さんに申し訳なかったという気持ちを込めて何度も練習されたんだと思います。みんなには「書きたい字」「書かねばならない字」はありますか。
阪本先生阪本先生講演会1

 一子さんは、「ひらがなにっき」にも書かかれているように、ある日、駅で「死ね」の落書きを見つけます。一子さんはそれを見て悲しくなります。こんなにかわいい宝物のような字を使って、人を傷つける言葉を書くなんて、「罰が当たりまっせ!」と怒りを感じます。私はこの話を聞いて以来、字を書く時には「その言葉で傷つく人はいないか」を本当に考えるようになりました。私の中で、一子さんの「落書きの話」はずっと生き続けています。
 Sns等で誹謗中傷が氾濫している今の世の中を、吉田さんが生きておられたらどう感じるでしょう。きっと悲しんでおられるだろうな。もし、みなさんが人の悪口なんかを文字にしようとしたその瞬間、今日聞いた話が頭をよぎれば、きっと書かずに済むと思います。そうあって欲しいです。

 最後に、阪本先生は、話を聞いて終わりではなく、どれだけ自分自身で新しい問いを立てられるかが大事だよ、と教えてくれました。一子さんはなぜ字を学ぶ機会が持てなかったのか、なぜ改めて字を学ぼうと思ったのか、字を覚えたらなぜ元気になられたのか、勉強楽しいって本当なのか…そうやって、今日の話から自分の中で「新しい問い」をもち、さらに自分で調べてみる、考えてみる、そんな学びが大事だよと。本当にその通りだと思います。私にとってもいろいろ考えさせられる話でした。阪本先生、今日はありがとうございました。生徒たちにとってもいい出会いになったようです。

 さて、今日は期末テスト1週間前です。すでに各学年では「テスト範囲」が配られ、テスト勉強の計画も立てたことでしょう。各学年のページに、それぞれのテスト範囲や提出物を掲載していますので、保護者の方もぜひ一度ご確認ください。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月21日(火曜日)

 今日も朝からぐずついたお天気でした。一方、沖縄は梅雨が明けました。今年の沖縄はとても雨が多かったようで、洪水や冠水などの被害も報告されています。その沖縄では、あさって6月23日に沖縄戦の終戦記念日を迎えます。本校生も訪れた「摩文仁(まぶに)の丘」で平和式典が開催されます。基地問題など、今なお多くの課題を抱える沖縄県。沖縄への意識が修学旅行前後だけに終わらないよう、これからも関心をもって欲しいです。
摩文仁の丘1摩文仁の丘2

 さて、今日は富田林市教育委員会の先生3人と一緒に、各教室を回りました。相変わらずの活気のある授業風景を褒めていただきましたが、私から見れば今日はおとなしめのような気がしました。生徒なりに、ちょっと意識したのかな。でも、休憩時間に生徒たちとすれ違うと、教育委員会の先生方に自らあいさつをする子は以前よりも増えてきたかなと思います。とても良いことですが、それでもまだまだこちらから挨拶することの方が多いです。部活の先生や先輩だけにはしっかりあいさつをするというのは、私は少し違うのかなと思っています。挨拶だけで言えばまだ50点程度かなあ。頑張りましょう。
1年学級旗1年英語

 3年生の英語の授業では、「英語で道案内」の勉強。タブレットには大阪の地下鉄の路面図が映し出されていて、外国人に英語で「難波から〇〇への行き方を教える」というもの。もうその時点で「私には無理!」と思いましたが、生徒たちはあきらめずにペアの生徒にしゃべっていました。すごいなあ今の子は・・・。
3年英語13年英語2

 さあ明日からテスト一週間前となります。準備はOkですか? もちろん時間がすべてではありませんが、平日で一日3時間以上はテスト勉強をしてほしいですね。うちの娘に言うと「そんな3時間もでけへん。30分が限界・・・」。そういう学習への「集中力」「持続力」はかつての子どもたちに比べると弱くなっていると思います。自分の興味のあることへの「集中力」「持続力」は逆にすごいものがあると思いますが、こと勉強になるとね・・・。まあ、テストが終われば楽しい夏休みが待っています。一週間ぐらいはスマホ絶ち、ゲーム絶ち…いかがでしょうか。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月20日(月曜日)

 久しぶりの校長日記です。
 梅雨入り後、最初の週開けは大変蒸し暑い一日となりました。1年生は宿泊学習が終わり、今日はどんな気持ちでクラスの仲間のことを眺めていたのでしょう。宿泊に行く前と行ったあとでは、きっと何かが変わっていたことでしょう。1年生の保護者の方には、現地より何度かにわたってメールで「宿泊情報」をお届けしましたが、「1年生」のページにそのメールと、メールでは送れなかった写真を数枚を掲載しています。ぜひお読みください。

 今日は、宿泊の写真を掲示用にプリントアウトしたりラミネートしたりしていると、あっという間に時間が過ぎました。6時間目にようやくすべての教室を回れました。3学年三様で、1年生は宿泊学習の振り返りと班新聞の作成に取り組んでいました。どんなレベルの高い壁新聞を作ってくれるのか、楽しみにしています。
学年写真掲示物班新聞づくり2班新聞づくり2

 2年生は、期末テストの計画表づくりとテスト勉強。テスト範囲を机に広げ、テスト計画表を作っていました。テスト勉強においては、この「計画表づくり」が大きなポイントだと私は思っています。子どもによれば、「計画を立てても、どうせ実行しないから…」と「計画表」をおろそかに考える子がいますが、広いテスト範囲を一通り以上、できれば2回3回繰り返していくには、間違いなく計画づくりが大事です。私なんか、テスト計画表を作った時点で、テスト勉強の5割は終わった感覚でした。あとはそれをそのまま実行すればいいだけですから・・・なんて、そんな簡単にはいきませんよね。でも、計画づくりは大事だよ。
 どうもこの学年は、娘と同学年ですから、ついつい自分の子どものような感覚で見てしまいます。とにかく、期末テスト、頑張れっ!
テスト計画づくり学級旗

 3年生は人権学習で、「識字」についての学習。富田林市出身の吉田一子さんの「ひらがなにっき」を使って。文字の大切さ、識字の大切さを学んでいました。私は、「ひらがなにっき」のなかでは、一子さんが習ったばかりの文字を掌に書いて、ぎゅっと握りしめて家に帰ったくだりが大好きです。「握っていないと文字が逃げそうで…」、とても素敵な感性です。一子さんにとって、それほど字は大事な大事なものだったんですね。今度、一子さんに字を教えた阪本先生に本校に来ていただきます。素敵な出会いになればいいですね。
ひらがな日記2ひらがな日記3ひらがな日記4

 この文章を書き終わり、ホームページを更新しようとしたその瞬間、校長室の扉をノックする音が。1年生の男子2人が立っていました。「どうしたの?」と聞くと、宿泊学習のまとめでみんなの「いいとこ探し」をしたときに、校長先生のいいとこ書いたので持ってきた、とのこと。とてもうれしいです。
いいとこ1いいとこ2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月15日(水曜日)

 朝の小雨も昼には止み、午後には日射しも出てきました。明日から1年生は鉢伏高原での宿泊学習です。今日の6時間目は、その最終的な諸連絡と諸注意ということで、体育館で学年集会をしました。お天気は概ね良さそうですが、山間部でもありますので、一雨くれば気温はぐっと下がります。夏でも夜はエアコンがいらない場所でもありますので、体操服の長袖長ズボンもお忘れなく。明日は集合完了時間が6時30分と、かなり早くなっています。ご負担をおかけしますが、時間に遅れないよう余裕をもっての送り出しをよろしくお願いします。生徒たちの様子は現地より「メールサービス」を使って私のスマホから1年生の保護者の方にお届けする予定です。1日4~5回の送信を考えていますので、もしいつも届くのに今回に限って届かない場合はメインボックス以外のフォルダに入っている可能性がありますので確認してください(学校のパソコン以外から送るとたまにそんな現象が起きています)。よろしくお願いします。
1年集会1年集会2

 2年生も、今日の終礼は「学年終礼」ということで、体育館に集まっての終礼を行いました。明日から始まるキャリア学習「インターン」の説明です。コロナの影響で職業体験ができなくなりましたが、代わって行っているのが、実在する企業6社に「仮想インターン」で班ごとに「入社」し、その企業が出す「ミッション」に班で協力しながら取り組んでいくというもので、総合の時間など10時間以上かけて実施するプログラムです。その取り組みの様子についても、この校長日記で逐一報告していきたいと思いますので楽しみにしておいてください。また、学力担当や生徒指導担当の先生からも、期末テストに向けた準備の話や最近の学年の様子などについての話がありました。「みんな、仲間を大事にできていますか?」…その言葉に一人ひとりが自分の胸に手を当てて考えているようでした。私は、たまに開かれるこの「学年集会」というのが大好きで、学年全体でめざすべき方向に進んでいこうという雰囲気がとても大事だと思っています。2年生のさらなる成長に期待しています。
2年集会2年集会2

 最後に3年生ですが、昨日は多くの保護者の方に「進路説明会」にご参加いただき、ありがとうございました。修学旅行の映像もたっぷりとご覧いただき、修学旅行中の子どもたちの笑顔を保護者の方と共有できたことを大変うれしく思っています。「進路」については、私からは、娘をダシに使って「ワクワクする進路選択をしてほしい」という話をさせてもらいました。おそらく、今の時期は「こんな学校に行きたい」「こんなことをしたい」という思いを持っていると思います。その思いを今は無下に否定せず、しっかりと話を聞いてあげることが大事かなと思います。保護者の方も気をもむことも多くなる時期に入ってきますが、子どもはそれでなくても進路については不安になりがちになりますので、ぜひワクワクさせてあげてください。高校説明会や体験入学等のイベントに積極的に参加することをお勧めします。「3年生」のページには本日配布の進路通信もアップしていますので、ぜひご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月14日(火曜日)

 朝から雨。気温も低めで肌寒く感じる一日でした。朝から元気に登校する生徒、元気のない生徒、遅れて登校する生徒…さまざまです。そんな子どもたちの表情を見るにつれ、子どもなりにいろいろなものを抱えて生きているんだろうなと思います。うちにも中学生の子がいますので、やっぱり日々の様子や表情は心配になります。

 かつては、「KY」とか言って、「空気を読めない」ことが揶揄(やゆ)されることがありましたが、私は今の子どもたちを見ていると、空気を読みすぎてすごく気配に敏感になっている子が増えているような気がします。ちょっとしたことが気になったり、不安になったり、気を遣いすぎたり、傷ついたり…多くの子がスマホも持ち、Sns等を利用する世の中にあって、便利になる一方で不安や恐怖と背中合わせで生きている気がします。「いいね」に安心し、既読無視で不安になり、一人になることを極端に恐れ…子どもたちの世界も大変です。ストレスもたまることでしょう。そんな時代だからこそ、元気な顔で生活を送ってくれていると私たちも安心するし、逆に元気がなければとても気になってしまいます。

 敏感な年ごろだけに、大人なら軽く流せることも子どもは気になったりします。私自身も家では「言葉がけ」には十分に気をつけるようにしています。ちょっとしたことで傷つきやすい年代ですので、かなり神経を使います。そういう意味では、多少「空気を読まない」ぐらいの、良い意味での図太さがあってちょうどいいのかなと思ったりもします。多少のことでは折れない強い心を持ってほしいと、うちの子にも思いますが、こればっかりはなかなか難しいですね。

 このたび、刑法が改正され、インターネット上の誹謗中傷対策として、「侮辱罪」が「厳罰化」されたと報道にありました。これまでの「30日未満の拘留または1万円未満の科料」という刑法の中では最も軽い処罰から、「1年以下の懲役・禁錮、または30万円以下の罰金」に変更され、時効も1年から3年に延長されます。私個人としてはそれでも「厳罰」には程遠いとは思っていますが、一定の抑止力になってくれることに期待します。「罰が重くなったからやめとこ」というのも情けない話ですが、「やっていいことか悪いことか」ではなく、「罰の重さ軽さ」で行動を変える人が一定数いるのだとしたら、それも仕方のないことかなと思います。

 5時間目、教室をうろうろしていると、2年生の数学の授業では、一人の子が前に出てきて連立方程式の問題を解説していました。とても面白く解説されていて、時折入るクラスの生徒とのやり取りはまるで漫才を見ているかのよう。さすが、大阪人です。笑顔いっぱいの教室の雰囲気を見ているとほっとします。

 そんなときに目についた「名言ボード」がこちら。
メッセージ1メッセージ2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月13日(月曜日)

 6月第3週がスタートしました。今週末には、1年生の宿泊学習が行われます。次第に準備も整ってきたようです。昼休みには図書室に学芸委員が集まって、何やら「作戦会議」? ネタバレ厳禁!
1年学芸委員
 先週の金曜日には、宿泊学習に参加する全先生が集まって、日程や動きの最終確認を行いました。気になるお天気ですが、今のところ、兵庫県の「豊岡市」は、16日が曇り、17日が曇り時々晴れの予報。ただ、鉢伏高原は山間部で天気は変わりやすいので油断は禁物です。「カッパ」のご用意をお忘れなく。

 6時間目、2年生は待ちに待った「スタンツ大会」を開催しました。秘密結社「カマキリりゅうじ」のパフォーマンスから始まり、A組、C組、B組の順で、練習してきた踊りやクイズなどを披露してくれました。昨年度の4月に、思いもしていなかった大きな返事からスタートしたこの学年。この雰囲気がつぶれなければいいなあと願っていましたが、つぶれるどころか余計にパワーアップしている姿に感激しました。そして、最後は恒例の先生たちによるパフォーマンス。生徒だけ楽しませない、先生も思い切り楽しむのがこの学年の先生軍団。しかし、若い先生方にはまだ多少の照れがあるのを見受けました。このあと、校長室で反省会を招集したいと思います。とっても楽しい1時間でした。来年の沖縄での学年レクは大盛り上がり間違いなしですね。下の写真以外も「2年生」のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。
カマキリりゅうじA組踊りC組踊B組踊教師教師踊り2

 ところで、この休みを利用して、ある学校の「高校説明会」に行ってきました。うちの子はまだ中2ですが、いろんな学校を知りたいということで、その高校は中2でも参加できると聞いて申し込んで行ってきました。まだ小学校と中学校しか知らない娘にとって、きれいで大きな学校、充実した施設・教室はとても魅力的なようで一生懸命話を聞いていました。今度体験授業もあると聞いて、行きたいと言っていました。ほかに本命のクリエイター系専門学校の説明会にもいく予定でしたが、どうやら大盛況のようで、「定員をオーバーしてしまいましたので、今回は中3のみで実施します」という案内が来て、とても残念がっていました。また、次の機会に申し込みます。
中1・中2のときから、いろんな高校や専門学校を見ることで、進路に対するモチベーションも上がるのではないかと考えます。目先にとらわれず、長い目で自分の進路について考え、そのうえで、今、勉強する意味や必要性がわかればいいなあと思います。ただし、うちの子は「だから勉強頑張ろう」にはならないようですが…。人それぞれのようです。
 明日には3年生の保護者の方対象の進路説明会を予定しています。修学旅行の動画も用意していますので、ぜひお越しください。

 また、明日が7月分の給食申込の最終日になっています。まだの方はよろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月10日(金曜日)

 最近、やけにお腹がすきます。健康な証拠なのか、不健康な証拠なのか、よくわからなくなっています。そんな時に見つけた、生徒のメッセージ。
メッセージ
 確かに・・・。

 今日、3年生のあるクラスの学級通信を読んでいると、ある生徒が沖縄に修学旅行に行けたことへの先生に対する感謝の言葉が述べていました。うれしいですね。まあ、教師というのは、子どもたちが楽しそうにしているだけでうれしいもので、特別、感謝の言葉を求めているわけではないんだけど、生徒がふと「なんでこんなに楽しいんやろ」と考えたときに、陰となり日向(ひなた)となり自分たちを楽しませようと努力してくれた人たちの「存在」に気づくことのできる感性はとても大事だと思っています。

 昨日の学年集会の修学旅行のまとめでは、各クラスとも「バスガイドさんの話がしっかり聞けないときがあった」という反省が出されていたように思います。私の乗っていたバスでもそういう場面がありましたし、何も本校や72期生に限ったことではありません。中学生のバスあるあるです。

 私は、自分でいうのも何なんですけど、年をとるにつれ、若い時とは違ってまわりのいろんな人に対して「敬意」を払えるようになってきたのかなと思っています。若い時には、全部自分の力でうまくいっているように錯覚をしていて、でも、年を重ねていくにつれ、またいろいろな立場を経験するにつれて、まわりの人が自分を支えてくれていることに気づき始めて・・・。もう、この年になればまわりの人への敬意や感謝、リスペクトの気持ちしかないです。
「私はあなたを大切に思っています。敬意を持っています。」
 ということを伝える最良の手段のひとつが、「あいさつをする」とか「話をちゃんと聞く」ということなんだろうなと思っています。だから、相手に敬意の気持ちをもって、人の話はちゃんと聞くようにしましょう。

 そして、今日は教育実習生の最終日でした。最後の最後の6時間目に授業を公開する「研究授業」を行いました。終礼の時には、クラスの生徒から寄せ書きの色紙をもらったようで、とても喜んでいました。教師の仕事は大変だけど、それ以上の喜びがあるのも事実ですので、ぜひ教師をめざしてがんばって欲しいものです。
授業1実習生1実習生2実習生4

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月9日(木曜日)

 今日はまさに快晴。暑いけど、不思議とテンションが上がる暑さです。熱中症には十分気をつけていきます。

 さて、今日の昼休み、校長室に1年生の男子がやってきました。宿泊学習のレクで使うので質問に答えて欲しいというのです。ネタバレするので答えは言いませんが、質問された以上のことを調子に乗っておしゃべりしていると、「ポカーン」とされました。「そんなことまで聞いてないんですけど…」という感じだったので、調子に乗るのはやめました。でも、絶対誰かバレるやんという質問でした。バスレク、楽しみにしています。

 3年生のある教室の黒板に、小さく「沖縄の大雨がやみますように・・・」と書いていました。これを修学旅行前に書いたのか、それとも修学旅行から帰ってから書いたのかで、意味が変わってきます。修学旅行前だと、「修学旅行がいい天気になって欲しい」という意味になりますが、修学旅行後だとしたら・・・。自分たちが楽しんだ沖縄が大雨で洪水や冠水などの被害が出ている、それがいたたまれなくて、ある生徒が沖縄の無事を祈って書いたということになりますよね。となると、それはとても素敵な感性だと思うのです。ということで、後者だと信じていきます。えっ? もしかして担任の先生?  生徒ということでお願いします。

 6時間目、1年生は第2体育館で宿泊学習に向けた学年集会。いよいよ宿泊学習が近づいてきました。それぞれが作ったしおりをうれしそうに持って、先生や生徒代表の話を聞いていました。鉢伏で、この子たちにどんなドラマが待っているのでしょう。鉢伏の神様はどんなサプライズを用意してくれているのでしょうか。楽しみです。
1年集会11年集会2

 また、3年生は第1体育館で修学旅行のまとめを行いました。代議員や各委員会からの振り返りのあと、30分にわたって編集された写真や動画を見ました。ミレイ先生が、すべての先生が撮られた写真や動画を編集したわけですが、とても懐かしく、そして感動しました。生徒たちから思わず拍手が起こる場面も何度かありました。カメラの向こうの生徒たちの笑顔がとてもまぶしくて、それを見たいがために私たちは教師をやっているようなもんだと改めて思いました。写真や動画には映っていないけど、撮影者の笑顔まで伝わってくる気がしました。今度の進路説明会でも保護者の方にも見ていただく予定ですので、ぜひぜひ多数の保護者の方にも「笑顔」をおすそ分けしたいと思います。
3年集会13年集会2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月8日(水曜日)

 今朝、空を見上げると、いつもとは違う雲が…。朝からいいお天気に恵まれました。
朝の空

 今日は午前中は出張で、帰ってきたのは給食前でした。午後には来客があったりで、結局、教室を回れたのは6時間目の総合の時間だけでした。2年生は、シーンとした雰囲気の中で、2年生になってからの自分を振り返っていました。その前に、学級通信の読み合わせがあったようです。「2年生」のページにもアップしていますが、「雑になっていませんか?」「丁寧に過ごせていますか?」という学年主任の呼びかけが書かれています。「これぐらいいいだろう」という小さな気のゆるみが、やがては大きなほころびとなってきます。この時期に、今の自分を改めて見つめ直すのはとてもいいことですね。

 1年生は、各クラスとも宿泊学習のしおりを本当に楽しそうに綴じていました。どんなにデジタル化が進んでも、やはり紙の「しおり」というのはいいですね。紙にいろいろ書きこんで、みんなが寝静まった後に担任が赤ペンでコメント書いて・・・「心」が伝わる気がして、私は好きです。
A組表紙B組表紙C組表紙掲示物

 3年生は、人権学習の一環として「識字」や「識字学級」について学んでいました。この日本でさえ、さまざまな事情で教育の機会を奪われ、字の読み書きができない人たちがいます。また、海外からこの日本の地に移り住んできて、日本語がわからない人も数多くいます。もし、私たちの身の回りの文字がすべてアラビア語表記だったらどうなるでしょう。たちまち、何もできなくなるし、外に出ることだって躊躇(ちゅうちょ)してしまうことでしょう。私たちは、相手の人は字が読めるという前提で文を書きます。この校長日記だってそうです。さまざまな通信類もそうです。人権学習にとって大切なことは、当事者の気持ちになって考えるということです。今度、富田林市の識字学級に関わった先生のお話を聞きます。3年生のみなさんにとって、素敵な出会いになればいいですね。
識字

 今日は「2年生」「給食室より」のページを更新しています。また、本日配布の「体操服登校についてのお知らせ」を下に添付しておきます。ぜひ、お読みください。

体操服登校のお知らせ [PDFファイル/416KB]

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月7日(火曜日)

 今日も昨日に引き続き、放課後は教員の会議が設定されているため、2日続きで部活動はなく、生徒たちは喜び勇んで下校していきました。
 本校は今さら言うまでもなく、校区が南北にとても広く、南の方の生徒は自転車で片道2~30分かかると言います。下校時は結構登り坂もあり、相当しんどいと思います。グーグルマップで調べてみると、嬉(うれし)地区に住んでいる子は片道4月8日kmとありました。私たちの脚では歩いたら一時間以上かかる距離です。そんな遠い通学路を毎日通っている生徒たちのことを改めて「エライ」と思います。私も、一度その大変さを体験してみたくて、今日、嬉に住んでいる子に「今日の下校、自転車でお供させてもらっていいかな?」と聞くと、あっさり断られてしまいました。「途中、途中で、休憩しながら友達をおしゃべりするから」というのが理由でしたが、確かに途中で休憩したり、友達とおしゃべりでもしないと、一気には帰れませんよね。というか、私に後ろからずっとついてこられたら、誰でも嫌ですよね。失礼しました。相手を傷つけないように、上手に断る…大事なコミュニケーション力が備わっています。でも、帰るルートは聞きましたので、今度時間がある時に一人で校区の端まで自転車で行ってみようと思っています。

 さて、今日も教室や廊下をうろうろしていると、いろいろな生徒たちの活動を見ることができます。3年生の廊下には、修学旅行の壁新聞が貼られています。どの班も上手です。
壁新聞1壁新聞2

 別の掲示物の中には、修学旅行を「5・7・5」で表現しているのがあって、これがとても面白い。
 「バナナボート 後ろを向いたら 一人いない」
 字余りだらけですが、その光景が目に浮かびます。楽しかったでしょうね。「乗っている間、ずっと笑ってた」と作文に書いている子もいました。

 体育館に行けば、3年生女子が体育の授業でバレーボールをしていました。スパイクの練習中です。以前、体育の先生に「バレーボールの授業が一番面白い」と聞いたことがあります。サッカーやバスケなどと違って、ほぼ全員が初心者なので最初の頃はほとんど差がないらしいのです。授業を重ねていくうちにみんなが少しずつうまくなっていくのがよくわかって、一番「上達」を感じられるのが、このバレーボールの授業だというのです。でも、スパイクってタイミングが難しいですね。私なんか、いつもタイミングがわからなくてジャンプして着地するころにボールを打っていました。生徒の皆さんもそんな感じでした。
バレー1バレー2バレー3バレー4

 ところで、明日6月8日は、21年前、大阪教育大学付属池田小学校に不審者が侵入し、児童や教師を殺傷するという痛ましい事件が起きた日です。当時、私も大きなショックを受けたことを覚えています。その事件を風化させないように、私は毎年、この時期になるとあの日の出来事をプリントにして先生方に読んでもらっています。今日も読んでもらいました。学校という場所が、安全で安心できる場所でありますように…。

 今日は、「給食室より」のページを更新していますのでお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月6日(月曜日)

 朝から雨。でも、強い風でほこりが飛ばされたのか、とっても空気が澄んでいて遠くの山並みや山腹の建物がはっきり見えていました。自動車を運転していて、そう感じる日が年に何回かありますが、今日はそんな朝でした。

 今日の1時間目はリモートによる生徒集会。まずは、がんばるぞう週間のクラス表彰です。テスト前のカテガクノートの提出率でクラス表彰を行うもので、さすが3年生は全クラス100%達成。生徒会執行部から代議員に表彰状が手渡されていました。
頑張る表彰表彰状

 次に今年度の生徒会スローガンのお披露目。3年生男子が考えたスローガンが採用され、それを執行部できれいな掲示物に仕上げてくれました。「時間は有限 笑顔は無限」。素敵なスローガンです。
スローガン

 そして、生徒たちが気になる「団カラー」決めの抽選会。「赤」「青」「黄」の三色から抽選で縦割りの団カラーが決まります。私にすればどの色でもいいように思うのですが、生徒たちにしてみればお気に入りの色があるようです。1年間、この色団の縦割りでいろんな交流ができたらいいですね。
3年抽選13年抽選22年抽選1年抽選

 午後には市の教育委員会の先生方3人が来られ、各教室の様子を一緒に見て回りました。毎回、生徒たちが非常に元気で、温かいムードで授業が行われていることに感心していただいています。「この雰囲気の良さは、何でなんですか?」とよく質問されますが、何でなんでしょうね。私が教えて欲しいぐらいです。

 ということで、今日は会議日で部活動はありません。いつもより、少し早く帰って体を休めてくださいね。

 最後に今日の私にピッタリはまった「名言」はこちら。
名言1メッセージ2

 今日は、「保健室より」のページで本日配布の「ほけんだより」をアップしていますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月3日(金曜日)

 昨日、今日と、猛烈な暑さの中で、大阪府内の学校においても体育大会の実施中もしくは練習中に熱中症による救急搬送が相次いでいます。幸い軽症ですんでいるようで良かったですが、急に気温が高くなるこの時期が一番熱中症に注意しなければいけない時期。まだまだ体が暑さに慣れていないので、早め早めの水分補給と適度な休息を心がけていきましょう。
風景講演会写真

 さて、今日は「どうしたの?」と感じたふたつのできごとを紹介します。

 ひとつ目は、今日、職員室に一人の女子生徒が現れ「校長先生いますか?」。「どうしたの?」と聞くと、手にはボロボロになった「会員証」が…。昨日渡した部活動の「登録会員証」を、誤って胸のポケットに入れたまま洗濯してしまったので、ボロボロになってしまったとのこと。よくよく見ると、4分の1ぐらいはなくなっていて、残っている部分もくしゃくしゃになり、しまも破れていたのでセロテープで貼り合わせていました。なんか、その時の光景を想像しただけでもつらくなりますね。「新しいのが無理なら、これで我慢しようと思って」…。涙ぐましいじゃないですか。幸い「会員証」はネットからダウンロードできるものなので、新たに作ってすぐに教室に持っていきました。とても喜んでくれました。自分の名前や日本でひとつだけのID番号が書いてある「登録会員証」。子どもにすれば、大人が思っている以上にきっとうれしいものなんだと思います。そういった子どもの純粋な気持ちを、大人は大事にしたいものですね。

 ふたつ目は、1年生のときから元気はつらつの2年の男子生徒と廊下で出会い、久しぶりに少ししゃべりました。最近かつてのようなはつらつぶりが影を潜めているような気がして気になっていたので、「最近元気ないように見受けるけど? どうしたの?」と聞くと、何か自分でも察することがあるのか、即答で「最近、なんか恥ずかしさを感じるようになってきました」とのこと。この時期って、だんだんまわりの目を意識するようになってきて、いわゆる「恥じらい」が出てくる頃です。思春期っていうやつです。それも健全な成長の過程。でも、本人もどこか自分の変化に戸惑っているようです。「自分って、こんなんじゃなかったのに…」と、もどかしく思っているのかもしれません。「かつてやったら、きのうの踊りでも真っ先に飛び出せたのに…」(あくまでも私の想像です)ってところでしょうか。あまりにも即答で「最近・・・」って出てきたものですから、ずっと考えていたのかもしれませんね。でも、大丈夫! きっと、またあなたの「自分らしさ」が戻ってくる時期が来ますから。頑張れ!思春期!

 〈思春期になってもカレー大好き 長蛇の列〉
カレー行列カレー

 今日は「3年生」のページで学年通信と進路通信をアップしています。進路通信では、大阪府育英会の奨学金制度の案内と、高校説明会の案内を掲載しています。また、6月14日には本校で進路説明会を予定しています。修学旅行のスライドショーも放映予定ですので、ぜひ多くの保護者の方にご参加いただきたいです。保護者の方に直接お会いしてお礼も言いたいです。お待ちしています。また「給食室より」のページも更新していますので、ぜひご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月2日(木曜日)

 昨日は、新たに作った「令和4年6月」のページが一番下になってしまい、申し訳ありませんでした。今朝、急いで修正しました。

 今日もとてもいい天気です。写真は、青空のもと、気持ちよく朝練習をしている生徒たちです。
青空

 ただ、修学旅行に訪れた沖縄県の中南部地方は、2日ほど前、大雨で大変だったようです。テレビで見ましたが、道路は冠水しているし、がけが崩れているところもあったりで心配です。最近は、豪雨の時の雨の降り方が尋常ではないので、これから梅雨に入る大阪でも気をつけなければいけないと感じています。

 さて、1年生の宿泊学習の準備も佳境に入ってきました。仲間づくりにおいては、もちろん当日も大事ですが、実はこの準備期間がとても重要です。「成功」をめざして、班やクラスで協力し合ったり、何かを作り上げたり。そんな取り組みのなかで、仲間のことを理解し、お互いに助け合うことを自然に身につけていきます。当日うまくいった、いかなかったは、さほど重要ではない気がしています。

 廊下には、宿泊学習に向けていろんな掲示物も貼られています。ちなみに、ポスターで「16日から宿泊学習や」と呼びかけているのは、学年主任です。別に載せているポスターのパロディです。温かい目で見守ってください。
ポスター1ポスター2宿泊掲示物1マップ

 昼休みには、何やら会議が行われている様子。のぞけば、入浴班が集まって打ち合わせをしています。そうやって、一人ひとりが何らかの役割をもって宿泊に臨みます。私も、「しおりの巻頭言」を昨日提出しました。そのなかで、生徒たちにミッションを出しています。それは「この合宿で、クラスの仲間全員の『自分らしさ』(その子らしさ、その子の良い面、新たに気づいた一面など)を発見しよう」です。生徒一人ひとりが、「自分らしさ」は発揮し、まわりの仲間の「自分らしさ」を応援できる集団に成長して欲しい、というのが私の願いです。わずか一泊とはいえ、寝食を共にすることで仲間のいろんなことがわかるはず。それを楽しみにしてほしいです。
入浴班

 今日も、私は夕方から大阪市内へ出張です。暑そうで、ぞっとしています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

6月1日(水曜日)

 今日は、昨年度に引き続き、ケニアのキベラスラムで「マゴソスクール」を運営している早川千晶さんと、その活動を支援するパーカッション演奏家の大西マサヤさんにお越しいただき、講演会と演奏会を行いました。改めて、「マゴソスクール」について紹介します。

 ケニアの首都ナイロビの中心から5kmほど離れたアフリカ最大規模のスラム街、キベラスラム。2月5日km四方の土地に100万人から200万人の人々が暮らしていると言われています。その中にマゴソスクールはあります。
 孤児、元ストリートチルドレン、虐待を受けた子どもたち、労働させられていた子どもたちなどがマゴソスクールにやってきます。スラムの駆け込み寺として、子どもたちだけではなく、大人も、若者たちも、困った状況にある人たちがここで共に生きていく場所になっており、マゴソスクールで家族のように生活をしている人たち(マゴソファミリー)が子どもと大人を合わせて常時約30名います。
 幼稚園から小学8年生までの授業(通いの生徒数500名)、スラムの貧困者のための職業訓練所(洋裁と大工)と作業所、毎日の朝昼の給食、高校生のための奨学金制度などを運営し、2014年には、障がいを持っている子どもたちのための特別学級を作りました。
 また、ナイロビから500km離れたミリティー二村で、キベラのマゴソスクールから移住した子どもたちと村の孤児たちが共に暮らす「子どもの家ジュンバ・ラ・ワトト」(児童数32名)も運営しています。
 合計37名の職員(スラム住民)が働き、マゴソ卒業生たちがボランティアで手伝っています。 
                   (HP「マゴソスクールを支える会」より)

 5時間目は、1年生を対象に早川さんの講演会です。スライドに映し出される子どもたちの笑顔に本当に元気をもらいます。貧しくて、環境に恵まれていなくても、夢をもって未来を見つめてみんなで助け合って生きている子どもたちの笑顔を見ていると、なんか自分自身が恥ずかしくなってきます。本校の生徒たちも、今日の話から多くのことを学び、感じてくれたことでしょう。みんなで助け合う「ハランベー」の精神、素敵です。
講演会1講演会2

 そして、全学年の生徒たちが楽しみにしていた大西さんの演奏会が、運動場で行われました。またたく間に、二中の運動場がフェス会場になりました。最初は遠慮がちに踊っていた生徒たちも最後は踊り狂っていました。早川さんも大西さんも「ここの生徒はすごい」と驚かれ、「ドキュメンタリー番組を作りたいぐらい」とおっしゃっていました。
 音楽は世界共通です。言葉が通じなくても、音楽により、自然に体が動き出し、踊りだす。アフリカ音楽のパーカッションのリズムには本当にエネルギーを感じました。
演奏会1演奏会2演奏会3演奏会4

 今日、2人の女性の方とそのご家族の方が見学に来られていました。その女性は、たまたまアフリカに行ったときに、早川さんやマゴソの子どもたちと出会い、いろいろ話をしているうちに「私、大阪の富田林出身なんです」「えーっ、今度富田林の中学校に講演会と演奏会に行くよ」「見に行っていいですか?」…まさか、ケニアの地で「富田林」という地名に出会うとは夢にも思っていなかったとのこと。そして、今日、講演会と演奏会を見に来られたわけですが…なんと、その子たちは私の前任校にいた子。「えっ? 加藤先生?」と言われ驚きました。いやあ、人と人とののつながりって本当にすごいですね。

 なお、その「前座」として、吹奏楽部が昼休みに「二中坊やの住処(すみか)」の芝生広場にてライブをしてくれました。なんと、本校教員がシンガーとして登場、「美空ひばり」メドレーで自慢ののどを披露しました。しかも4曲も。吹奏楽部も、コロナの影響で演奏を披露する機会がめっきりなくなって寂しい思いをしていました。「美空ひばり」メドレーを中学生が真面目な顔をして演奏している姿を見るだけで、衝撃的でした。今後も、定期的にここで演奏会をする予定です。
吹奏楽吹奏楽2

 今日も素敵な出会いに感謝します。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 5月

5月31日(火曜日)

 小雨の降る朝を迎えました。天気は徐々に回復していくとのこと。久しぶりの部活動、そして3年ぶりに生徒と一緒に行うプール掃除は、いいお天気の下で実施できそうです。

 今日の私は、午前も、午後も出張があり、ほとんど学校にいることはできませんでした。よって、部活動もプール掃除の様子も見ることができなくて、とても残念です。唯一見れたのが、3時間目の1年生の学年集会。体育館に集まって、宿泊学習や明日の講演会の説明を受けていました。そして、宿泊学習のテーマ曲、「虹色の戦争」の初合唱。私は聞いたことがない曲で、ノリのいい曲ですが、難しそう。宿泊学習の夜、鉢伏高原に元気な合唱の声が響き渡ればいいですね。
2年集会12年集会2

 ようやく制限つきながらも「必ずしもマスクを着用しなくてもいい」と言われるようになってきました。2年以上もの間、ずっとマスクを着用してきたために、私なんか多くの生徒のお顔をちゃんと見たことがありません。町ですれ違っても、気づく自信はないです。特に小さい子にとってマスクを着用してきた弊害が取りざたされるようになりました。表情を読み取る、ということができなくなってきているのではないかと言われているのです。
 確かに、マスクで口元が隠れていることにより、大人でも表情を読み取ることが難しく感じることがあります。それでも、大人は雰囲気や目元でそれなりに感情を推測することができますが、小さい子は口元で「笑ってる」「怒ってる」と読み取ることが多いので、マスクをしていれば表情を読み取ることは難しいでしょう。
 マスクを外して、思い切り大声で叫んだり、大声で笑った、思い切り感情を表したり…そんなことができるようになればいいですね。その日はそんなに遠い先ではないような気がしますが、果たして子どもたちはマスクを外すことができるのでしょうか。無理強いは禁物です。

 テストが終わり、明日から6月です。今年は「梅雨入り」が平年より遅いと言われ、しばらくはいいお天気が続くらしいです。明日は、ケニアのキベラスラムで「マゴソスクール」を運営している早川千晶さんらを招いての講演会並びに演奏会が開催されます。昨年度、演奏会では1年生が突然踊りだすなど、大いに盛り上がったことを思い出します。明日は、どんな「ハプニング」が起きることやら…。楽しみにしています。
 〈 昨年度の早川さん講演会・演奏会の様子 〉
演奏会演奏会2

 なお、今日は「学校だより」のページも更新していますので、ぜひご覧ください。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月30日(月曜日)

 昨日は、大阪でも最高気温が32度に迫る真夏日となりました。まだ5月です。いったいこの先どうなるのだろうと心配になってしまいます。熱中症にはくれぐれもお気をつけください、

 今日から中間テストです。どうだったでしょうか。1年生のある生徒に声をかけてみると「社会が一番できた」とのこと。一般的にたくさんのことを「暗記」して臨まなければいけない社会科のテストが「一番できた」ということは、しっかりとテスト勉強を頑張っていた証拠。その調子で今日も頑張ってくださいね。

 さて、テストのときには、廊下にカバンがきれいに並ぶのが恒例になっています。そんな中で、少し乱れていたのは1年生。1年の先生から指示を受けて、きれいに並べ直していました。明日からは、きれいに並べることでしょう。私もこれまで、きれいに並べられたスリッパ、きれいに靴が入れられている下駄箱、きれいに並べられている傘、きれいに並べられているカバン…などを写真に収め、この校長日記で紹介してきました。そういうきちんとした行動が、きちんとした心を育てていきます。
カバン下駄箱

 逆に、そういうことをおろそかにし、雑になってくると、それが積み重なって大きな乱れになってくるものです。積み木でいえば、少しのずれでもそれが積み重なってくると、やがては積み木が崩れます。それと同じです。きちんと心を積み上げていく、それが大事になってきます。ぜひ、ご家庭でも「脱いだ靴はそろえる」「部屋をきれいに片付ける」など、一つ一つのことが雑にならないように心がけさせてください。

 図書室の前を通ると、図書の先生から新たな「二中生への挑戦!」クイズが・・・。前回は簡単だったので、この日記で「次はもっと骨のある問題を!」と言ったところ、今回はさすがに「えっ?」と考える問題でした。でも、ちょこっと考えたら解けちゃいました。生徒にとってはかなり難しいかも・・・です。保護者の方も考えてください。
二中生に挑戦状

 明日は、午前中はテストのあと、午後は部活動によって様々です。プール掃除もあります。お弁当がいるのか、自宅で昼食をとるのか、午後から部活動があるのかないのか、プール掃除に参加してくれる子は草履やタオルなどが準備できているか・・・確認してあげてください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月27日(金曜日)

 修学旅行明けの一週間が終わろうとしています。3年生の皆さんはすっかり疲れもとれたでしょうけど、この年齢になるとなかなか疲れが抜けず、今週はずっとすっきりしませんでした。だいぶ寝るようにしましたが、どれだけ寝ても寝不足のような感じです。土日で完全回復といきたいものです。

 生徒たちは、今日も元気に頑張っています。テスト前とあって、教科によっては「テスト勉強」という時間もあったようですが、みんな真剣に貴重な時間を使っていました。1年生は初めての定期テスト。「これがうわさに聞いていた中学校のテストかあ」と驚くかもしれませんが、一度定期テストを経験すると、どういう対策をしていくことが必要かもわかってくると思いますので、「テスト」も「嫌なもの」としてとらえるのではなく、できればプラスにとらえてくれたらいいなと思っています。

 ところで、私は今年、諸事情により部活動の顧問を持たせてもらっています。久しぶりに、部員たちと楽しくやらせてもらっていますが、この2か月の間、部員たちによく言ってきたのが「返事をしよう!」です。練習中、顧問やコーチ、キャプテン等からいろいろな指示が出されますが、返事がないことに戸惑いました。それは何も部活動に限ったことではなく、授業であったり、その他の活動等を見ていても、返事がないものだから「聞こえてないのかな?」と思ってしまう場面がこれまでにも多々ありました。やはり、返事や反応、相づち、あいさつといったものは、ルールや決まり事といったものではなく、人と人とのコミュニケーションの基本です。家でも、名前を呼んでも返事がないと、「聞こえていたら返事をしなさい」とよく言います。聞いてないのに返事だけ元気なのも考えものですが・・・。
 1年前、今の2年生が入学してきたときの入学式で、私が壇上で「がんばっていきましょう」というと、予期せぬ大きな返事が返ってきたことを思い出します。私にとっては、二中の「語り草」になりうる「入学式の一コマ」だったと思っています。やっぱり返事って、大事ですよね。

 さて、大阪府においてもコロナ信号が「黄色」から「緑色」に変わり、だいぶコロナ以前の生活に戻そうというムードが高まってきました。マスクにしても、「近距離で会話をする時以外は、マスクは着用しなくていい」という方針が国からも出され、特に体育や部活動中においては熱中症の恐れもあることから、むしろ「マスクは外しましょう」に変わってきました。とはいえ、すぐにマスクを外すのは私達でも少し躊躇してしまいます。うちの子も「散歩のときはマスク外していいよ」と言っても、「誰かから何か言われるといややから」と必ずマスクをしていきます。しばらくはそんな感じなんでしょうね。また、顔を「隠す」ことに慣れてしまって、顔を「出す」ことに抵抗が出てきてしまっている人もいるかもしれません。この2年以上にわたるマスク生活から抜け出すには、かなりの時間を要するような気がします。

 それでは今日の写真です。
3年メッセージ3年班新聞班新聞2班新聞32年英語道徳

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月26日(木曜日)

 早いもので、気がつけば5月も下旬。次第に蒸し暑くなってきて、いよいよ梅雨も近づいてきているようです。疲れも出始めるなかで、体調の管理や心の健康にも気をつけたいものです。

 とは言え、生徒たちは相変わらず元気で、今日の昼休みの運動場はごった返していました。遊具貸し出し倉庫前には長蛇の列が出来上がり、担当の生徒たちが忙しそうでした。運動場で遊んでいる生徒を見れば、男女が一緒になってバスケを楽しむ2年生のグループも…。今まであまり見られなかった光景です。たくさんの生徒が運動場に出て遊ぶのはとてもいいことです。一方で、教室や図書室でしっとり読書をしている生徒もいます。それぞれの過ごし方で息抜きをしてくれているようです。
昼休み1昼休み2

 6時間目、1年生は宿泊のバスレク用に用意するクラス紹介動画を編集していました。これまで班で撮影したものを各班が持ち寄り、一本の動画に編集しています。私は詳しいことはよくわかりませんが、タブレットを使って生徒自身が編集できるんだそうです。すごい時代です。さすが、You tube世代です。
1年編集1年編集2

 3年生は、修学旅行の班新聞を作っています。それぞれが記事を分担し合って模造紙に書いたものを切り貼りして、1枚の班新聞に仕上げます。わずか2時間程度の取組み時間でほぼ完成していました。楽しかった思い出がよみがえってきたようです。あるクラスではBGM的に「ゆいまーる」の歌が流れています。「~ユイユイユイ ユイユイユイ ゆいま~る~」…耳から離れません。今度、完成した新聞をゆっくりと読ませてもらいます。
3年班新聞班新聞2班新聞3ゆいまーる

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月25日(水曜日)

 今日もいいお天気です。生徒も元気です。穏やかな一日でした。

 2年生の教室を回ると、それぞれクラス目標がきれいに飾られていました。どのクラスも、なんかみんなで作った感があっていいですね。この世にひとつしかない「クラス目標」として大切にしてほしいと思います。
1A1B1C

 3年生のフロアに行くと、高校等のポスターがずいぶん増えています。否が応でも、これから「進路」が付きまとってきます。修学旅行も終わり、まだまだ余韻に浸っているころだと思いますが、そろそろ気持ちを切り替えていかないとね。
高校ポスターzenntaisyasinn

 職員室前廊下のモニターには、今日から修学旅行の写真をスライドショーで流しています。3年生はもちろん、1,2年生もとても興味深く見ていました。来年、再来年をイメージしてくれたらうれしいです。
モニター

 修学旅行中、平和セレモニーで生徒代表が読み上げた「72期生誓いの言葉」をここで紹介します。

 美しい青い海、珊瑚礁、白い砂浜が光る、沖縄
 でも昔、ここは、おおくの銃弾が飛び交い、
 20万人が犠牲になった戦場
 沖縄戦、日本で唯一、地上戦が行われた場所

 本土から見捨てられ、平等で大切な命が、次々と奪われた
 暗いガマの中で消えていった、命のともしび
 何の罪もない、人たちの未来がうばわれた
 戦争の時代に教えられた「いのち」は、今のとは、全くの別物だった
 繰り返してはいけない、戦争という、愚かな過去を

 今を生きる、私たちにできること
 お互いの文化を受け入れること
 お互いの考えを尊重すること
 お互いが手をとりあい支え合うこと
 今、世界で起こっていることを学ぶこと
 そして、戦争という過去を、未来にしないという強い意志を持つこと

 つないでいかなければいけない
 今を生きる私たちが
 戦争から学んだ、「生きる」ことの大切さを
 平和にむけて伝えられている、「沖縄の心」を
 私たちは、平和な未来をきずくため、
 歩み続けていくことを誓います

 とても、素晴らしいメッセージでした。本校の玄関に掲げていますので、また来校の際には見てください。
誓いの言葉

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月24日(火曜日)

 久しぶりの校長日記の更新です。3年生は日曜日と代休で疲れはとれたでしょうか。修学旅行明けの登校はどうでしたか。まだ疲れが残っている子も多少いるような感じですが、沖縄での3日間の楽しかった出来事を共有できる者同士、仲間意識をより一層強めて欲しいと感じています。

 今日は午前中出張で、生徒たちの様子をあまり見ることができませんでしたが、昼食前後にすべての教室を回りました。相変わらず黙食が徹底されていて、本当によく頑張っています。午後からは、廊下に貼る修学旅行の写真をプリントアウトしました。ラミネートして、廊下に掲示しました。いろいろな場面がよみがえりました。
掲示物1掲示物2掲示物3

 製作途中のパネル版がこちら・・・。
パネル1パネル2

 昨日、沖縄観光コンベンションビューローから修学旅行のお礼とともに、雨上がりの虹の写真を送っていただきました。二中と沖縄の虹の架け橋です。こちらこそ、大変お世話になり、ありがとうございました。
虹

 1年生は、昨日、鉢伏合宿の説明会を開催させていただきました。多くの保護者の方にご参加いただき、ありがとうございました。1年生にとっては、中学校に入って初めての大きな行事、しかも宿泊を伴う行事とあってとても楽しみにしている子も多いようです。昨日もお話させてもらいましたが、テレビもゲームもスマホもおやつもジュースも何もない、あるのは大自然と学年の仲間たちだけ。そんな中で、どうすれば誰一人として嫌な思いをせずに楽しく過ごすことができるのかを考えることが、この宿泊の大きな目的です。1年生も、昨年度の1年生と同様に、この宿泊でいろいろなことを学び、絆を深めて帰ってくることでしょう。とても楽しみにしています。なお、「1年生」のページにて、訂正された実施要項や先日配布された学年通信も載せていますのでご覧ください。

 また、2年生は3年生が修学旅行に行っている間に、「第1回鬼ごっこ大会」をしたようです。勉強も頑張る、遊ぶ時は思い切り遊ぶ。その両立を大事にしている学年です。第1回ということは第2回、第3回と続くのでしょうか。その時にはぜひ見学させてもらいます。

 さあ、テスト1週間前に突入しています。この間ぐらいは、お互いにLineなども控えて集中して勉強に取り組んで欲しいですね。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

5月18日(水曜日)

 久しぶりの「青空」です。それにしてもいい天気、「一日ずれて欲しかったなあ」というのが本音ですが、この青空が、沖縄まで広がってくれますように・・・。いよいよ明日、出発です。
青空メッセージ1メッセージ2メッセージ3

 今日の授業の様子です。順に2年技術、2年英語、1年体育です。すべてタブレットを使った授業でした。1年の体育では、体育の授業で行った体力テストの結果を、各自でタブレットを使って入力していました。みんな手慣れたものです。
技術英語2英語

 6時間目、3年生は修学旅行に向けた最後の学年集会です。集会の最後には、学年主任から修学旅行に対する熱い思いが語られました。入学式のあと、2か月にわたって休校が続いたこと。行き先を長崎から沖縄に変更したこと、新しい修学旅行に向けて1年生のときから新しい取組みにチャレンジしてきたこと、小さな失敗を繰り返しながらもいつも元気に笑顔でやってきたこと…。この子たちと同じ4月に本校に赴任した私にとっても、心にしみる話でした。この子たちの「集大成」といえばまだ時期的にまだ早いかもしれませんが、これまでやってきたことの成果が表れる修学旅行になるかと思います。きっといっぱい楽しみ、いっぱい学び、いっぱい考える、素敵な修学旅行になると思います。
集会1集会2

 3年生の保護者の皆様、もしお子様の体調面やアレルギー、お薬の服用等で、少しでも気になっていることがありましたら、遠慮なく今日中にご連絡ください。そして、昨日も申し上げましたが、明日は集合時間に間に合うよう、家の中にあるアラームや目覚まし時計をフル活用して朝早く起きてください。そんな私も、娘の目覚ましを全部回収してセットし枕元に置いておきます。二度寝は厳禁です。早く目を覚ましてしまったら、そのまま起きておく方が無難かも…です。と、自分にも言い聞かせています。

 さて、明日から学校を不在にするため、明日と明後日、そして来週の月曜日の3日間、ホームページ「校長日記」はお休みとさせていただきます。なお、3年生の保護者の方には、現地より私の携帯から「ライデンメール」を使って現地レポートを一日4~5回程度、お届けします。21日の帰校時間も高速を降りたあたりでお知らせできると思います。
 今日の17時00分に、私の携帯からテスト配信をします。もし、届かない場合は、いつもとは違うどこかのメールボックスに届いている可能性がありますので、ご確認ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月17日(火曜日)

 寒い日が続いています。カラッと晴れ渡る日がここのところ少ないような気がします。雨も多いし、なんか気分まで重くなりがちです。太陽の力って大きいですね。

 昨日の放課後、二中校区の幼小中の代表教員が集まって、食育会議が開催されました。平成28年度に立ち上がって、今年度で7年目となります。子どもの食の大切さが改めて叫ばれるようになって、幼稚園や小中学校でも「食育」という言葉がよく使われるようになりました。そこで、二中校区のそれぞれの学校で行われている「食育」について、交流を行い、お手伝いできるところはお互い協力していきましょう、というのがこの会議の目的です。
 昨年度より、公立幼稚園では給食がスタートし、園児たちも食べ物に関心が出てきたと言います。また、様々な作物を育てることにより、園児たちは日光や水・土の大事さなどに気づき、観察力も身についてきていると言います。川西小学校では、毎月一回「おむすびの日」を設定し、朝食の大切さに気づいてもらうような活動もしています。そういう取り組みの成果なのか、中学校では給食の残食率が他校に比べ非常に低くなっており、これは二中校区が自慢していいことだと思っています。
 しかし、中学生ぐらいになると、朝食を抜いて登校する子も増えているのではないでしょうか。中学生の活動量を考えた場合、やはり朝食をしっかりととらないと昼までもちません。集中できなかったり、イライラしたりすることにもつながっていきます。やはり、朝食はしっかりととらないと力が出ませんね・・・と、毎日朝食はコーヒーだけの私が偉そうに言ってます。私も何か食べないとダメですね。
 年度末に、この二中校区食育会議が「食育通信」を発行し、各学校園の実践やアンケート調査の結果などを紹介します。ぜひお読みください。
 それでは、今日の授業の様子です。順に、1年英語、3年社会、1年社会です。
1年英語3年社会1年社会
 上の最後の写真は1年の社会科「時差」の学習です。1年の社会科の中で一番むずかしく感じるのがこの「時差」。特にロンドンを通る本初子午線をまたぐ時差の問題、たとえば東京とロサンゼルスの時差…なんてことになると、つまづいてしまう子が出てきます。先生はパワーポイントや黒板をフルに使って丁寧に説明していましたが、わかってもらえたかな。何度も何度も同じような問題にあたることが大切です。でも、「世界は広い」と実感できる分野でもあるので、興味を持って取り組んで欲しいなあ。勉強を好きになる近道は、何よりも興味・関心を持つことですから。

 明日は3年生は修学旅行前日です。体操服の洗濯もあるでしょうから、明日は体操服を着ての体育の授業や部活動はありません。そろそろ、いろいろ荷物を用意するころかと思います。忘れ物のないように、よろしくお願いします。ワクワクしながら用意させてあげてください。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

5月16日(月曜日)

 今週も気温低めでスタートです。いよいよ3年生は今週の木曜日から修学旅行に行きます。最後の最後で体調を崩すことのないように、今週はできるだけ体を休めてください。

 今日の昼休み、運動場で遊ぶ生徒のようすを運動場の隅で椅子に座って眺めていると、一人の1年生男子が話しかけてくれました。特技の話になって、その子の特技を聞いてみると、「手品、催眠術・・・」、「さ、さいみんじゅつ?」。特技で催眠術は初めて聞きました。なんかいろいろ面白そうな特技を持っておられそうなので、今度またゆっくりとお話をさせてもらいますね。でも「校長先生と話すの緊張する。言葉がとぎれてしまう」と言っていました。だめですね、どこかで緊張感を与えてしまっているのかもしれません。反省です。

 さて、今日の6時間目は各学年とも総合の時間。少しのぞいてみると・・・

 1年生は、黒板に絵を描いている班、運動場で「遊んで」いる班、教室で紙を広げている班…なんかさまざまです。聞いてみると、宿泊学習のバスレクで使う「クラス紹介ムービー」をまずは班ごとで撮影しているんだそうです。各班で撮影した映像を持ち寄って一本のクラス紹介ムービーに編集するとかで、とても楽しそうでした。宿泊でのバスレクが楽しみです。
1年取組み11年取組み2

 2年生はというと、2年生は宿泊学習がないので、学年スタンツ大会を企画しているとのこと。それに向けて、どんなスタンツ(出し物)をするか、班で話し合っていました。2年生は宿泊行事がない分、ちょっと寂しいだろうけど、このスタンツ大会で大いに盛り上がって、学年の結束を固めてくださいね。
スタンツ大会1スタンツ大会

 そして3年生。3年生は体育館で学年集会。整列の練習等をしたあと、先生からの話を聞いていました。このような状況の中でも、先生方が沖縄にこだわり、沖縄での生徒たちの学びに期待していることは、生徒たちにも十分に伝わっていることと思います。
3年集会1集会2

 ただ心配なのは、朝の集合時間が早いこと。朝の5時10分に体育館に集合完了ですから、5時には体育館にいてトイレなどを済ませていたいものです。保護者の方も、朝早くから大変だと思いますが、飛行機を利用する以上、待ってあげることはできませんので、くれぐれも集合時間に遅れないようにお気をつけください。
 万が一、集合時間に遅れるようであれば、学校にご一報いただき、5~10分程度の遅れであれば体育館に、それ以上遅れるようであればバスの出発する5時45分までに直接バスの場所(外環 ペットショップ前)まで送ってあげてください。最悪、それ以上遅れるようであれば、7時30分までに保護者の方が関西国際空港・ANA受付まで送ってくだされば何とかなりますが、7時30分に間に合わなければどうしてあげることもできません。前日までに用意は完ぺきにして、玄関先に置き、当日の朝に寝坊しないように目覚まし時計やらアラームを複数用意して、前日は早めにお休みください。よろしくお願いします。

 なお、3年生の保護者の方には現地から「ライデンメールサービス」を使って状況を定期的に報告しますが、いつもの学校からとは違って、私のスマホから送ると、たとえばGoogleのメールを利用されている場合は「メイン」ではなく「プロモーション」のボックスに入ることがあるようです。いつもは来るのに、修学旅行情報は来ないという場合は、一度違うメールボックスを確認してみてください。どこかに送られているはずです。なぜそうなるのかは、こういうのに弱い私にはわかりません。

 今日は、「3年生」のページを更新しています。進路通信をまとめて2号発行しています。高校の説明会やオープンスクールの案内も載せていますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月13日(金曜日)

 お天気の崩れた週末となりましたが、明日には少し天気は持ち直すとか。まだ梅雨入りをしていないのに、まるで梅雨を思わせるようなぐずついた天気が続くことを「走り梅雨」と言うんだそうです。今年の梅雨入りの予想は、近畿地方では平年より早い6月3日ぐらいと言われています。梅雨入りはまだしばらく先のようなので、今は「走り走り梅雨」というところでしょうか。近年の梅雨では、豪雨で大きな被害が出ることもよくあるので、今のうちに備えが必要でしょう。

 さて、ゴールデンウィーク明けの1週間が終わります。長かったような忙しくて短かったような。でも次の祝日は7月18日ということで、2か月以上祝日はないんですね。6月に一日ぐらいは祝日が欲しいところです。今週の生徒たちの様子はと言えば、心なしかダルそうだったかな。元気は元気なんだけど、絶好調時の70%ぐらい?って感じです。と言っても、チャイムが鳴る前にみんな教室に入っているし、授業は真剣に受けているし、相変わらずお利口さんです。いつまでも疲れが抜けない私とは大違いです。見習わないと。

 ところで、昨日、沖縄県が感染拡大を防ぐために「感染拡大警報」を発出することを決めました。期限は今日13日から26日までです。特段、何らかの制限が出るわけではないようで、感染防止対策のさらなる徹底が呼びかけられています。修学旅行においては、「感染防止対策を徹底したうえで、別途『沖縄修学旅行防疫観光ガイドライン』等に基づいた行動をお願いします」というお願いが出されました。ご家庭でも、これから先の十分な健康観察ならびに感染防止対策をよろしくお願いします。

 沖縄と言えば、明後日の5月15日は「沖縄復帰50周年」です。今から50年前の1972年5月15日、アメリカに占領されていた沖縄が返還されました。当時私は小学校4年生。なんとなく覚えています。修学旅行に訪れる本校の生徒には、特に関心を持ってほしいと思います。記念式典なども報道されると思うので、ぜひ見せてあげてください。

 なお、今日は「1年生」「給食室より」のページも更新していますので、ご覧ください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月12日(木曜日)

 今日の6時間目に、火災を想定した避難訓練を実施しました。本来は、広い運動場に集合しますが、今日は雨ということで運動場が使えず、一時は「避難無し」のリモートによる講話のみも考えましたが、やはり1年生が入学してきて初めての避難訓練ということもあり、3年生は第一体育館に、1,2年生は第二体育館に分かれて避難させることにしました。避難の指示の放送があって、生徒たちが体育館に避難する様子を見ていましたが、しゃべる子もなく真剣に訓練に参加してくれていたようです。
避難訓練1避難訓練2

 私からは講話として以下のような話をさせてもらいました。

 「今日は校内で火災が発生したという想定で避難訓練を行いました。火災のように人が原因を作る災害を人災、地震や大雨のような人の力ではどうすることもできない災害を天災といいます。いずれにしても、そのような災害は忘れた頃にやってくるともいいます。常日頃から、火事や地震などの災害が起きたときの備えというものが重要です。今日の避難訓練では、このような天候ですので、避難なしに教室内でリモートによる講話のみという方法も考えましたが、やはり一度は避難経路を確認しておいた方が良いということで、学年ごとの時間差で体育館に避難してもらいました。ここに来るまでの間、慌てずに、しゃべらずに避難できましたか。避難経路を歩いているとき、廊下に障害物はありませんでしたか。つまづきやすい箇所はありませんでしたか。そういうことを確認するのが避難訓練の目的です。
 学校で避難を行ったときに重要なのは、まずは避難の早さです。今日は避難の指示があってから全員の安全が確認されるまでの所要時間は4分37秒でした。とても良い数字だと思います。次に大事なのは、点呼です。人の命に関わることですから、避難した後の点呼は先生が行います。従って、皆さんがすることは、先生が点呼しやすいようにしゃべらずに並ぶことです。ウロウロしてしまうと、先生が一人を2回カウントするようなことがあるかもしれないからです。

 ただ、おそらく学校の中で万が一火災が発生したとしても、みなさんはこうして無事に避難することができるでしょう。問題は、たとえばショッピングしているとき、映画を見ているとき、あるいは修学旅行や宿泊学習にいっているときなどに、施設で火災が発生したときにどうなるか。いつもいつも誘導の放送がかかるとは限りません。そういうときは、自らの判断で,冷静に、安全な場所に避難することが大事です。
 また、自宅で火災が発生した、ストーブの火がカーテンに燃え移った、コンセントにほこりがたまっていて火事になった…そういうこともあるかもしれません。家が火事になれば、思い出も含めてすべてなくなってしまいます。こんな悲しいことはありません。もうみなさんは中学生ですので、すべておうちの人に任せるのではなく、皆さん自身でも火の扱いや後始末などを意識するとともに、万が一、家で火災が発生した場合は、すぐに119番するか、近所の家に助けを求めること。消火器がない限り自分で消すことは不可能ですから、気持ちはわかりますが、自分で何とかしようと思わないことです。どうしようと思ってその場に立ち尽くしてしまうと、煙を吸って倒れてしまいます。
 最後は自らの力で自分の命を守ってください。「逃げる」ってとてもシンプルな行動のように思いますが、実はとても勇気のいる行動です。ぜひ、逃げる勇気を持ってください。私の話は以上です。」

 さて、3年生の教室には「修学旅行のクラス目標」が掲げられています。どの教室からもワクワク感が伝わってきます。
クラス目標1クラス目標2クラス3

 今日は、ツーリストの方に来校していただき、修学旅行に参加する教員全員で行程の最終打ち合わせと確認を行いました。私はしおりを見て行程を追いながら、頭の中で様々な不測の事態を想定していきました。「もし、こんなことが起きたらどうする」…そういうことも一つ一つイメージしながら、しおりの読み合わせ上では全員が無事に帰ってくることができました。外は真っ暗の中で、体育館ではみんなの笑顔がキラキラ輝いています。みなさん、お疲れさまでした~。

 〈 生徒用のしおりと教師携帯用のしおり 〉
しおりセット

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月11日(水曜日)

 「雨」と言いながら、なんだかんだともっているお天気。午後からは暖かな日差しも届きました。こんな日がこれからもしばらく続くんでしょうね。この時期の沖縄も、天気予報では雨マーク。でも、一日中降り続けることはめったになくて、時折「スコール」のようにバーっと降って、しばらくしたらやむというパターンだそうです。そういえば、過去に修学旅行で行った沖縄もそうでした。朝は土砂降り。でも国際通りの班行動の時にはすっかり雨も上がって…ということがありました。梅雨時の沖縄ってそんな感じのようです。

 さて、連休が終わって、リ・スタートとなった今週も半分が終わりました。みなさん疲れが出てきていませんか。私はというと、ゴールデンウィークといっても「何がゴールデン?」と自分で突っ込みを入れたくなるほど忙しい毎日でしたが、実は昨日の午後どーっと疲れが出て、時々意識が飛んでました。さすがに、昨日は家に帰ってすぐに横になったほどです。体力のある子どもたちは大丈夫だろうけど、そろそろ緊張がほぐれるとともに、いろいろな人間関係のトラブル等も起きやすくなるころです。お子様の表情をしっかりと観察してあげてください。

 今日も沖縄で修学旅行を取りまとめている沖縄コンベンションビューローと定期連絡をとりました。当日は那覇空港で職員の方が出迎えてくれて、本校に「星の砂」をプレゼントしてくださるとか。うれしいですね。昨年の夏以来、このコロナ禍の中でずっと連絡を取り続け、情報交換を行ってきました。向こうにしてみれば、何度も何度も電話をかけてきてわずらわしく思われていたかもしれませんが、私は半年間をかけて信頼関係を築いてきたつもりです。このような状況のなかでの修学旅行ですので、どんなことが起きるかわかりません。起こりうるあらゆる事態は想定してきたつもりですが、それでも思わぬことが起きるのが修学旅行。でも、そんなときにも絶対に現地の方々が助けてくれると、そう信じています。修学旅行まであと一週間。生徒たちの準備は急ピッチで進んでいます。今日の3時間目、3年生の各教室をのぞくと・・・全教室で踊っていました。モニターを見ながら踊りをまねていました。マルマルモリモリ・・・クラスの出し物の練習のようです。私が来たということで、わざわざ踊りを披露してくれたクラスもあります。出発前を楽しむ、当日を楽しむ、そして帰ってきてからも楽しむ…一粒で3度おいしい修学旅行になりそうです。ご期待ください。
3年踊り13年踊り23年踊り33年踊り4

 最後に今日私の胸につき刺さった名言はこちら。
名言1名言2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月10日(火曜日)

 まだ梅雨でもないのに、うっとおしいお天気が続きそうです。天気予報を見ると、雨マークの多いこと。当然ながら、沖縄はずっと雨。奇跡的に3日間晴れてくれないかなあ。晴れたらいいな。

 今日も、永吉先生に来ていただき、3年生全クラスで道徳の授業をしていただきました。今日の資料は「加山さんの願い」。知人の孤独死から独居老人の訪問ボランティアに参加することで、中井さんと田中さんという老人に出会います。中井さんはいつ行っても素っ気ない態度で次第に足取りも重くなります。一方、田中さんはいつも感謝してくれて、良いことをしていると思えるので元気が出てきます。ある日の訪問で中井さんから「私は何かをしてもらうというのが嫌いなのに、『してあげる』と言われても返事する気にならなかった」と言われ、田中さんの顔を思い浮かべます。雨のなか考えた末、「田中さんに謝らなければ」と思います。周りの人と共に生きていくということについて考えさせる素敵なお話です。
道徳1道徳2

 「してあげる」…私たちもよく使う言葉です。きっと子どもたちも小さい時から「人には親切にしてあげなさい」「困っている人がいたら助けてあげなさい」と教えてこられたと思います。特に、この学年集団には車いすのお友達もいます。優しい子どもたちは、ずっとそんな仲間を受け入れ、支えてきました。「人に親切にしてあげる」「優しくしてあげる」ことを当たり前のように考え、実際、72期生の生徒たちは心の優しい集団に育っています。そんな子どもたちにとって、初めて「はっ」とした資料だったかもしれません。「何を田中さんに謝りたかったのか」という発問に対して、生徒なりに一生懸命考えていました。人に親切にすることが100%良い行動と信じていた彼らにとって、おそらく初めて考える領域だったことでしょう。生徒から出てきた意見は、「自己満足だったこと」「上から目線だったこと」「相手が求めていることではない」「押しつけ」…そう「してあげる」という発想には、どこかでそんなふうなこともあるのかもしれません。「共に生きていく」ということはどういうことかを、子どもなりに精いっぱい考えてくれていたようです。
 私は見ることができなかったのですが、車いすの生徒が在籍するクラスでは、その子自身がしっかりと発言したと聞きました。
 「優しくしてもらえることはとてもうれしいこと。でも・・・自分にだって一人でできることがある」。

 その子も、この学年集団も、確実に成長しています。今後、さらに「共に生きていく」ということがどういうことかを考えてくれることでしょう。きっと素晴らしい修学旅行になるはずです。

 今日も昼休みは運動場が賑わっていました。連休が終わり、少しずつ「二中らしさ」が戻ってきたようです。
運動場1運動場2

 図書館の先生がいつも出してくれている「二中生への挑戦状」のクイズ問題。
二中生に挑戦状

 うーん、今回は簡単でした。もう少し骨のある問題をよろしくお願いします。
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月9日(月曜日)

 雨の降る寒い一日となりました。ゴールデンウィークが終わり、さあいよいよ本格的な学校生活のスタートです。今日の1時間目は、リモートによる全校・生徒集会でした。バックの「看板」もリニューアルされ、生徒会執行部が集会を進行していきました。
 まずは、各専門委員会の委員長と生徒会執行部1年生代表の認証式。私から、一人一人に認証状を授与していきました。そのあと、各専門委員長から就任のあいさつがありました。全員がカンペを見ることもなく、つまりながらも一生懸命、自分の言葉であいさつしてくれました。
認証式1認証式2認証式3認証式4

 生徒会執行部による生徒集会が終了した後は、引き続き、全校集会として私がカメラの前に座りました。先に、男子バスケットボール部と陸上競技部の表彰伝達を行ってから、私が話をしました。話の内容は以下の通りです。

 「ゴールデンウィークが終わり、まもなく3年生は沖縄の修学旅行が実施されます。1,2年生においても、いよいよ学級集団づくり、学級づくりが本格化していくはずです。4月を「新しい環境に慣れる月」と考えれば、本当のスタートはこれからなのです。入学式や始業式でもお話ししたように、あなたの「自分らしさ」が存分に発揮でき、そしてまわりのお友達の「自分らしさ」を大切にできる、そんな集団になるように、一人一人が努力してください。
 先ほど、表彰伝達をさせていただきましたが、男子バスケットボール部が「〇〇杯」という大会で3位という優秀な成績を収めてくれました。男子バスケットボール諸君、「〇〇杯」という大会の意味を知っていますか。かつて富田林に〇〇先生というバスケの大好きな先生がおられました。今から20年以上も前ですが、私が富田林三中に勤務していたとき、その〇〇先生が初任者として赴任されました。大柄な、いかにも元バスケットの選手という体型で、でもとても優しくて、いつも笑顔で、さわやかな好青年という印象しかありません。私と同じ社会科ということで、私も一応先輩として社会科の授業について助言・アドバイスをさせてもらいました。1年間、三中に勤務された後、藤陽中に1年、そしてこの第二中学校で2年間勤務され、その間、富田林のバスケットボール、とりわけ1,2年生にも活躍の場を与えてあげたいという熱い思いをもって、ご活躍されました。本校の教頭先生らも若いときに大変お世話になったそうです。
 二中での教員生活にも慣れ始めた2年目に、突然、お亡くなりになりました。ついその前日も、二中の職員室や二中の教室で授業の準備を遅くまでされていたそうです。しかし、明くる日、連絡なしで出勤されなかったので、当時の教頭先生が心配になって家まで行ったところ、息を引きとっていたそうです。私もその知らせを聞いたときには大変ショックを受けました。その後、現在の本校の教頭先生らが中心になって、〇〇先生の功績や思いを引き継いでいこうということで作られたのが「〇〇杯」という大会なのだそうです。その大会で、二中が表彰状をもらうことができました。きっと天国の〇〇先生も喜んでくれていると思います。いや、もしかしたら「もっと頑張れよ」と怒ってはるかもしれませんね。
 バスケットボール部に限らず、どんな競技のどんな小さな大会にも、その大会を作った人たちや引き継いできた人たちの熱い思いや歴史があります。ぜひ、そんなことを理解した上で大会に参加してほしいと思います。よく、「明日試合です」という子に「明日は何の試合?」と聞いたときに「わかりません」と答える人が意外と多い。案外、何の試合かもわからず勝った負けたで一喜一憂している。私はそんなみなさんに言いたい。「ぼーっと生きてんじゃねえよ」と。
 自分の出場する大会がどんな大会かもわからずに出場するなんて、そんなもったいない話はない。その大会の意味がわかれば、出場するときの気持ちや心構えも変わってくるはずです。気持ちや心構えが変われば、行動や結果も変わってくる。
 それは何も部活動に限ったことじゃありません。学校では、修学旅行、宿泊学習、体育祭、文化祭など大きな行事や取り組みがあります。ただ参加するのではなく、ただ「楽しさ」だけを求めるのではなく、その行事にどんな意味があるのか、どんな思いや願いが込められているのか、それをあなたたちなりにしっかりと考えて参加してほしいと願っています。
 私は、これからの皆さんが楽しみで仕方がありません。3年生、2年生、1年生、それぞれにとても魅力的な可能性を感じています。さあ、わくわくしながらクラスづくりに励んでください。」

 今日は、「部活動」(陸上部)のページも更新していますので、ぜひお読みください。また、6月分の給食申込は明日が最終日となっています。申し込まれる方はお忘れにならないようよろしくお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月6日(金曜日)

 ゴールデンウィークは、少しはゆっくりとお過ごしになられましたか。わが家では、5月3日にベランダでバーベキューを楽しみました。子どもたちは喜んでくれたようですが、4日、5日は部活動や地域クラブの指導…。なんか後ろめたい気持ちがあります。

 さて、修学旅行先の沖縄県が4日、例年よりも早く「梅雨入り」となりました。2週間予報を見ても、この先、雨続きです。修学旅行予定日も「雨」。でも、本当に沖縄の天気はどうなるかわからないとよく言われますので、きっと大丈夫でしょう。それよりも、3年生の体調面が心配です。今日も体調を崩して欠席する子が多かったようです。来週に入って、万が一、コロナに新たに感染したら残念ながら修学旅行には参加できないことになってしまいます。くれぐれも本人には感染対策を怠らないように注意していただくとともに、ご家族の方も十分にお気をつけください。

 明日から再び休みに入ります。きっと来週の一週間は長く感じることでしょう。休み続きで、のんびりしすぎた子は生活のリズムを立て直すのに苦労するだろうけど、このゴールデンウィーク明けが本当の意味でのスタートと言えるかもしれません。新しい環境にも慣れ、修学旅行をはじめ大きなイベントがあるなかで、仲間づくりを本格的に進めていく時期です。何度もお話しているように、「自分らしさ」を発揮でき、そしてまわりのお友達の「自分らしさ」を大切にできる、そんな集団になれるよう、素敵な仲間づくりを進めて欲しいです。

 そして、少し気になる情報を耳にしました。1年生との雑談の中で、スマホやLineの話になって、一日に来るLineの数が膨大な件数に及ぶことに驚かされました。当の本人たちは、それほど負担に感じていないようでしたが、いやいやすごい数です。これでは、スマホ中心、スマホ依存の生活になってしまうのもうなづけます。子どもたちなりに「悪口を書かない」などのルールがあるとのことですが、睡眠時間なども含め、心配になります。学校でも、スマホの利用の仕方などについて考えさせる機会を持っていきますが、ぜひご家庭でも目に余るようであれば使用制限なども必要かと感じます。Lineをしているお子様に、一度、「何件くらい来るの?」と聞いてあげてください。

 今日も、久しぶりの学校で、大変忙しい一日となりました。午前中は出張で、結局、今日は一度も教室を回ることができませんでした。来週の月曜日からは、少し落ち着きそうなので、生徒たちの活動をたくさんお伝えできるように頑張ります。なお、今日は「3年生」(進路通信)、「2年生」(学年通信)、「給食室より」(今日の給食室・食育通信)も更新していますので、ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

5月2日(月曜日)

 今日はゴールデンウィークの谷間。午後からは授業参観と部活動懇談会ということで、たくさんの保護者の方に学校に足を運んでいただきました。なかには、教室に入りきれないほどのクラスもあり、大変ありがたく思っています。生徒たちもいつもよりは緊張しつつ、多くの方に参観していただいて気持ちも引き締まっていたようです。Ict機器を使った授業もあり、保護者の方の中学生の頃とはずいぶん授業も変わってきたことを感じられたのではないでしょうか。あまり保護者の方にカメラを向けるのも失礼ですので、遠慮気味に2枚だけ取らせてもらいました。
体育社会

 授業参観のあとは部活動懇談会と見学会ということで、多くの保護者の方にそのまま残っていただきました。ありがとうございました。各顧問からあいさつもあったと思いますが、初めてその部を受け持つことになった教員もいます。したがって、顧問と言えども、すべての教員が専門的な指導ができるわけではありませんが、部活動を頑張る生徒たちにいろいろな角度からサポートしていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
サッカー部バスケ部野球部陸上部

 ところで、この連休をいかにお過ごしでしょうか。私は、三連休の初日は陸上の競技会に参加してきました。土砂降りの悪天候の中での競技会でしたが、「こういうときこそ、陸上競技に対する心のレベルが問われる」と選手たちに伝えました。なかなか好記録も期待しにくく、雨に濡れるわ、寒いわで、どうしてもモチベーションも下がりがちになります。しかし、そんな中でもトップ選手たちは、最高に近いパフォーマンスを発揮するにはどうすればいいか、このような中での競技会で、自分は何を得るのか…そんなことをしっかり考えます。そのような思考ができるようになると、何か壁にぶつかったときにも前向きに考えられるようになるし、心が折れにくくなります。部活動を通して、そういうことを学んでほしいなと思います。

 さて、明日からはまた三連休になります。お天気も良さそうで、行楽日和となりそうです。子どもたち同士で遊びに行くこともあるかと思いますが、くれぐれも事故や事件に巻き込まれないように気をつけるように言ってあげてください。我が家は・・・うーん、「行楽」とは縁のない3日間となりそうです。でも、ちょっとでも時間を作ってあげないとね。せっかくのGWですから。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

令和4年 4月

4月28日(木曜日)

 いよいよ明日からゴールデンウィーク。世界の情勢を考えれば、「明日からゴールデンウィークだ~」と言える生活をしていることに心から感謝いたします。ゴールデンウィーク中も部活動の練習や試合が入っているかと思いますが、一番伸びる時期でもあるので、頑張って欲しいですね。熱中症には十分に気をつけてください。また、部活動中に昼食をとる場合は、向き合ってマスクを外しておしゃべりすることの絶対にないように気をつけてください。3年生、修学旅行が近いので、改めて気を引き締めて感染対策を心がけてください。

 今日は、元・河内長野市の中学校の先生で、今は道徳の研究をされている永吉先生に、3年生の全クラスの道徳の授業をしていただきました。永吉先生と本校とは今年で3年目のおつきあいになり、道徳の研究授業にも講師として来ていただいていました。この度、本校で授業をしていただけるということで、とても楽しみにしていました。今日の授業の主題は「家族愛」。「一冊のノート」という読み物資料を使って、「家族とは」について考えました。

 「一冊のノート」のあらすじはこうです。
 老いて物忘れがひどくなってきた祖母に対して、自分のことを中心に考えていた主人公が祖母の一冊のノートを見る。家族である祖母と自分の関係について今までのことや、現在、これからのことについて様々な思いに揺れ動きながら、家族としてどうあるべきかを再び考える、というものです。

 私は4時間目の3年C組の授業を見に行きました。なんとも、しみじみとした良い空気が流れていました。特別テンポが良かったわけでもなく、特別大きな盛り上がりがあったわけでもなく、特別拍手が起きるような素晴らしい発言があったわけでもなく…でも、一人ひとりがしっかりと考え、自分の言葉で発言する様子を見て、生徒たちはおそらく「いい時間だった」と思ったことでしょう。私にとっても素晴らしい時間でした。思わず、涙が出そうになりました。
 永吉先生には、ゴールデンウィーク明けにも来ていただき、3年生の全クラスであと1回ずつ授業をしてもらいます。読み物資料は私の好きなお話。今から楽しみにしています。
道徳1道徳2道徳3道徳4

 さて、この度、陸上競技部に続き、家庭科部でもホームページの更新を始めました。トップページから「部活動」のページに入り、「家庭科部」をクリックしてください。すてきなフラワーアレンジメントの作品を紹介しています。私は・・・今日も、今日も、今日も午後から出張です。一日ゆっくり学校にいたいなあ。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月27日(水曜日)

 昨晩から荒れ模様のお天気。今日も悪天候が予想されましたが、曇り空ながらも雨も上がり、登下校に大きな影響が出ずによかったです。

 今日、朝読書の時間に2年生の各教室を回りました。みんな真剣に朝読書をしています。廊下には、一人ひとりの今年度の目標が掲示されていました。「テスト」の文字が目立ちます。やっぱりみんな成績が気になるよねえ。
メッセージ朝読書目標

 朝読書が終わると、どのクラスも代議員が前に出てきました。一昨日、私も気になった授業開始時のあいさつについて、2年代議員会で話し合ってくれたようです。改めて、なぜあいさつをするのか…というようなことを訴え、きちんとあいさつしようと呼びかけてくれました。自分たちの課題を、自分たちの力で改善していくという姿勢はとても大切だと感じました。さて、今日の授業では改善できたのでしょうか。今日は出張だったので見れませんでしたが、明日、様子を見に行かせてもらいます。
代議員たち

 一方、1年生は3年生が修学旅行で沖縄にもっていく「千羽鶴」の鶴を折り紙で折っていました。鶴の折り方を知らない子もいて、説明書きを読みながら悪戦苦闘している子もいました。えっ? 先生も??
鶴1鶴2

 被爆地や沖縄を訪れる修学旅行生たちが、祈りを込めて千羽鶴を折り、平和セレモニーのなかで作ってきた千羽鶴を奉納したりします。しかし、千羽鶴を折って平和を祈るという習慣は、もちろん日本だけの文化です。
 今、ウクライナで戦争が起きており、一日も早くウクライナに平和を訪れることを祈って、大量の千羽鶴がウクライナに送られているようですが…。正直、ウクライナにとってはありがた迷惑というか、平和を祈ってくれることはありがたいだろうけど、日本の文化を押し付けられても…というところがあるのかもしれません。ウクライナの人にとって本当に必要な支援や応援は何かを考えたとき、少なくともウクライナの人にとって「千羽鶴」は何の意味も持たないことを理解しないといけません。決して支援する側の基準で物事を考えてはいけないわけで、支援を必要としている人が、何を求めているのか、どんなサポートを必要としているのか、そういうことをしっかりと考えないと、決して自分が気持ちよくなるための支援活動であってはならないのです。

 本校でも毎年、千羽鶴を作成します。でも、生徒たちはどんな「思い」で鶴を折っているのだろう、そこは少し気になるところです。決して「形式」にならず、一つ一つの鶴にしっかりと平和への「思い」を込めて折り鶴を作って欲しいなあと思います。なんでもそうだけど、私は「思い」というものを大事にしたいなあと、常々思っているので…。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月26日(火曜日)

 どうもお天気は下り坂のようです。地域によっては午後から雷雨があるとも。「春雷」というやつですね。今日は懇談の最終日、学校にわざわざ足を運んでくださった保護者の方、ありがとうございました。明日からまた平常授業に戻ります。給食の確認、昼食の準備、よろしくお願いします。

 今日も午前中に出張があり、校内を回れたのは限られた時間だけでした。今日は3年生特集ということで…。
 授業を見て回りましたが、どのクラスも非常に落ち着いた雰囲気でした。3年A組は数学の授業。「多項の乗法」という単元。小さな声で「わかる?」と聞くと、小さな声で「わかります」。なんとも頼もしい。3年B組は理科の授業。班になって「細胞」の勉強をしているようです。よく手が挙がっていました。感心感心。3年C組は英語、4人の先生や大学生が教室にいました。私を入れれば5人。なんとも贅沢な授業です。ペアでの英会話もしっかりやっていました。
数学理科英語

 廊下には修学旅行関連の掲示物が。そして「受験コーナー」には高校や専門学校のポスターやパンフレットが並び始めました。まずはいろんな進路先に興味を持ってほしいです。そして、相変わらずきれいな下駄箱の上には素敵な詩が…。私が担任をしていたころからよく使っていた詩なので、おそらくずいぶんと昔に作られた詩だと思いますが、どんなに時代が変わっても大切なことは不変です。はきものを大切に扱う人は素敵です。最後に3年生の学年目標である「笑顔」の掲示物。何度見てもこちらまで笑顔になれます。
修学旅行掲示物進路ポスターはきもの笑顔

 これが、二中の顔である「3年生」の様子です。こんな3年生がいるから、二中は安心できます。ありがとう。

 ところで、ある記事からの受け売りですが、親としても考えさせられたので紹介します。

 アドラー心理学では、「精神的な自立」を確保することこそ、「幸せな人生を歩むこと」に他ならないと考える。

「自立」とは

  1. 保護者の保護から精神的に独立して
  2. 自分のことを信頼しながら
  3. 社会(他者)との適切で建設的な関係を構築して生きていくこと。

また、幸せであるために必要な3つの条件を以下のように考える。

  1. ありのままの自分を認めることができる人が(自己受容)
  2. 周囲の他者を信頼しながら(他者信頼)
  3. 自分を犠牲にすることなく、他者に貢献する(他者貢献)

子どもの自立と幸せを望む親が、最初にすべきことは何か。

それは、「子どもを褒めたり叱ったりという賞罰を繰り返しながら、親の期待する姿に近づくように、子どもを操作しようとする」といった子育ての価値観から一日も早く卒業すること。


 頭をハンマーで殴られた気分です。親の役割とは、「精神的に正しく自立させて、幸せな人生を歩ませる」、ただそれだけなんでしょうね。私も、なんだかんだと言いながら、我が子を「操作」しているんだと思います。そんな意識はなくても、子どもは感じているかもしれません。反省です。

 今日は「3年生」のページに富田林市奨学金説明会の案内をアップしています。必ず確認をお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月25日(月曜日)

 朝のうちは曇っていましたが、徐々に日が差し、昼前には真夏日に迫ろうかというぐらい気温が上がってきました。こういう時の運動部は熱中症が心配です。特に暑さにまだ体が慣れていないこの時期こそ、熱中症になりやすいですね。しっかりと水分補給をすることが大事です。本校では、2年前より熱中症対策として大塚製薬の自動販売機を設置しています。自由に購入してよいことになっていますので、もし水筒の水分がなくなったりしたときには遠慮なく購入してください。もちろん、保護者の方の購入もOkです。
自販機

 この土日も部活動の練習や試合等が行われました。私も陸上の試合に参加しましたが、みんな本当によく頑張っています。また、日曜日には本校でボッチャの練習会が行われました。パラリンピックの選手らも参加する中で、本校3年生の「強化選手」も練習に加わりました。今日、その子に声をかけると、とてもいい経験になったとのこと。良かったですね。「(このような機会を設けてくれて)ありがとうございました」というお礼もちゃんと言えていました。ボッチャという競技が、この子を大きく成長させているのは言うまでもありません。
 一方、北海道の知床では遊覧船の事故で多くの乗員・乗客の安否が不明です。発見された11人(今日の朝現在)の方はすべてお亡くなりになっていました。乗客のなかには子どもさんも2名含まれるということなので、きっとご家族で旅行に来られていたのでしょう。大阪の方もおられるとのことです。苦しかったでしょう。冷たかったでしょう。子どもだけでも助けたかったことでしょう。考えただけで胸が苦しくなってしまいます。亡くなった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 さて、今日も午後からは懇談会ということで、授業は昼まで。今日も来客があったりで、気づけばあっという間に4時間の授業が終わっていました。今日、教室の窓から聞こえてきた生徒や先生の声で気になったことをひとつ。来客者をお見送りしたあと正門から戻ってくる途中、生徒の授業開始時の大きな声が聞こえてきました。「これから〇時間目の授業を始めます」「ウェー」、「お願いします」「〇△×$&#?」…元気なのはいいが、あいさつはきちんとしないと…と、思っていた矢先、教室の先生からも同じ注意が与えられていました。楽しく授業に臨もうとするのはたいへんよろしい、大きな声であいさつしようというのもたいへんよろしい。でも、返事やあいさつがきちんと言えないのはダメですよね。以後、「ハイ」「お願いします」というきちんとした大きな声が聞こえることを期待しています。写真は順に1年A組社会科、1年B組数学、1年C組英語、そして最後は3年C組の家庭科(沖縄国際通りの地図=沖縄料理のお店に入ろう)です。先生も言っていましたが、3日目の班行動で自由に昼食をとりますが、せっかく沖縄まで行って「マ〇ド〇ルド」はないですよね。おいしいものを食べてね。
授業1授業2授業3授業4

 さて、先週、プリントにてご案内させていただいた「授業参観と部活動懇談会」ですが、5月2日の月曜日に開催されます。この2年間、十分に参観していただけなかったり、部活動の懇談をもたせていただくことができませんでしたが、今年度は感染防止対策を施した上で実施させていただきます。ご多用と存じますが、ぜひ多くの保護者の方々にご出席いただきたいと強く願っています。どうぞよろしくお願いします。

授業参観と部活動懇談会・見学会のお知らせ(4月20日配布) [PDFファイル/564KB]

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月22日(金曜日)

 雲ひとつない「青空」。ジーッと「青空」を見ていると、「一週間お疲れ~」と語りかけてくれているようです。今日も昼前から夕方まで出張で、ほぼほぼ生徒の様子は見ることができませんでした。ゴールデンウィークごろまでは、出張や会議が多く、校内に一日いることがほとんどありません。今日も生徒の姿のあまりない内容になりますが、申し訳ありません。

 今日の朝も、代議員の元気なあいさつ運動からスタートしました。代議員も慣れてきたせいか、昨日より声も大きくなり、特に1年生の代議員の声がひときわ大きかったです。ただ、登校してくる生徒の様子を見ると、そういう大きな声やそういうノリのいい雰囲気が苦手な子もいて、手前で立ち止まってしまう子も…。そんなときには、気づいた先生が横について寄り添いながら一緒に歩いています。教師も数人一緒に立っていますので、ご安心ください。

 さて、昨日はとてもうれしいことがありました。ある生徒のおばあさまからお手紙を頂戴しました。校長日記を毎日読んでいること、学年閉鎖のときのオンライン朝礼をご家族みんなで見たことなどが綴られており、とてもうれしい気持ちになりました。オンライン朝礼を喜んでいただけたことは、学年にも報告させてもらいました。
 私は、「校長日記」を毎日更新するようになって今年で4年目になります。でも、よく言っていただけるほど「大変」とは思っていなくて、学校の様子や時には自分の家族のことを聞いてもらえることがうれしくて、毎日楽しんで書いています。時々、校内でお会いした保護者の方や地域の方に「読んでますよ」と言われるとすごくうれしい気持ちになり、励みにもなります。これからも、毎日毎日、ドラマチックで魅力いっぱいの第二中の様子をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 ところで、うちの柴犬「ふう太」がまたやってくれました。もう数日前になりますが、朝の散歩中、仲の悪い柴犬と遭遇したので、リードを引っ張って違う場所に移動しようとしました。リードを引っ張る私と後ずさりする「ふう太」との綱引き状態になりました。すると、ハーネスがすっぽりと首から抜けて、自由を手にした「ふう太」は、いきなり仲の悪い柴犬にけんかを挑み、結局、かまれて見事に撃沈。その後、捕まえるのにめちゃめちゃ苦労しましたが、なんとか取り押さえて確保。抱きかかえた私の服も血に染まるほどけがをしてしまい、その日の夕方、病院に連れて行きました。薬で傷みは亡くなったようですが、今は傷口をなめないようエリザベスカラーをつけられていてストレスが溜まっているようです。ほんまにほんまに手のかかる犬です。でも、相手の犬にけががなかっただけ幸いでした。よその「トイプードル」がやけにかわいく見えてしまう今日この頃です。

 今日は、「3年生」のページに進路通信をアップしています。さまざまな進路先について紹介するシリーズが始まっていて、今日は「高等学校について」です。一言で「高等学校」といっても今は非常に多様化しています。ぜひ1,2年生の保護者の方もお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月21日(木曜日)

 今日4月21日は「創造性とイノベーションの世界デー」らしく、ちょっと面白そうなので調べてみました。2002年4月21日に、世界50か国以上で「持続可能な開発の実施」と「問題解決における創造性とイノベーションの役割」などが始まて話し合われたことにちなんで、国連総会で記念日に指定された国際デーの一つなんだそうです。
「イノベーション」とは日本では「技術革新」とされることが多いものの、欧米では「新しい思いつきや手法の利用や使用」といった意味合いを持つ言葉とされています。まさに、これからの時代にふさわしい言葉だと思います。昔のやり方にいつまでもこだわっていれば、時代に取り残されてしまいます。学校現場においても、常に新しい思いつきや手法を取り入れていきたいと考えます。

 さて、今日は朝から代議員たちが下足室前に立ってくれて、「あいさつ運動」をしてくれました。元気の出る軽快なBGMが流れる中、代議員たちが登校する一人一人に声をかけていました。登校する生徒の中には、恥ずかしがって声を出せない子もいますが、少しずつ自然なあいさつができるようになるといいですね。それでは、そのあいさつ運動のようすです。
挨拶運動1挨拶運動2挨拶運動3挨拶運動4

 今日から懇談会ということで、授業は午前中で終わりです。部活動によれば、そのまま学校で昼食をとって活動に入る部もあれば、いったん下校して再登校で活動をする部もあります。顧問から指示が出ていると思いますので、部によればややこしい4日間となりますが、よろしくお願いします。

 なお、私は12時過ぎから出張に出かけます。かなり遅くまで会議があるようですので、この校長日記を午前中に書いています。今日はあまり生徒の様子を伝えられなくて、申し訳ありません。

 また、今日は、「学校からの連絡・方針等」のページにて、評価方法についての案内をアップしています。1年生には本日プリントでも配布しています。ぜひお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月20日(水曜日)

 4月20日、朝から好天に恵まれ清々しい一日でした。今日は部活動結成の日。1年生の様子を見ていれば、朝からどことなくうれしそうでした。「〇〇部に入ります」と元気に報告してくれる子もいました。小学校との違いを一番感じるのが、この部活動でしょう。部活動では、普段の授業や行事では学べないことをたくさん学ぶことができます。ぜひ、3年間、続けて欲しいですね。

 部活動と言えば、本校では2年前より部活動改革を行っています。それまでは、多くの部が夏は6時まで活動を行っていましたが、2年前より「二中クラブチーム」というものを立ち上げ、部活動としては5時までとし、それ以降については「クラブチーム」として、希望者のみの活動としています。学校の教育活動とは一線を画するため、独自にスポーツ保険にも加入しています。われわれの「働き方」について見なおす転機ともなりました。さらに、今、文部科学省は土日祝の部活動を地域のクラブチームや地域の人材を活用した活動に移行する方針を打ち出しています。それに伴い、中学体育連盟(中体連)主催の競技会においても、クラブチームの参加を認めるよう通達が来ています。
 さらに指導面においても、私たちの時代によく見られたスパルタ的な指導から、選手主体の部活動運営に切り替わり、私たち指導者も指示・命令型の「ティーチング」から、自主性を尊重し成長を促す「コーチング」へと意識を変えてきました。また、「水を飲むな」「根性を鍛えよ」「練習を休むな」から、水分補給や理論に基づく指導・支援、そして積極的な休養など、科学的な指導・支援に変わってきました。
 本校においても自主性を尊重した部活動を運営してまいりますので、何卒ご理解の上、ご協力をお願いします。

 さて、私は陸上競技部の部活動結成に参加させてもらいました。男女各キャプテンのしっかりした歓迎のあいさつのあと、1年生の初々しい自己紹介があり、先輩たちの大きな拍手で迎えられていました。一方、2年生3年生は、自己紹介のあと今シーズンの目標を宣言していました。おそらく、他のクラブでも同じような光景があったことでしょう。特に運動部は体が慣れるまでは多少きつく感じるかもしれませんが、次第に体が慣れてきます。おそらく、おうちでは保護者の方に頑張っていることを分かってもらいたいがために、「しんどい~」「きつい~」と言うと思いますが、そのときには「そう、良かったね~、頑張れ!」と励ましてあげてください。
部活動懇談

 最後に、今日の1年生の授業の様子です。だいぶ中学校の授業にも慣れてきた感じです。ご安心ください。順に1年A組のタブレットを活用した国語の授業、1年B組のモニターで世界の国々で使用されている世界地図を見ている社会科の授業、最後は黒板に直接スライドを投影し書き込んでいる数学の授業です。

1年国語社会科数学

 明日から懇談がスタートします。大変お忙しい中、時間を工面していただき、ありがとうございます。短い時間ではありますが、お子様の良い面をたくさん担任に伝えていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 今日、「修学旅行情報」として、宿泊場所である「ホテル浜比嘉島リゾート」と「パシフィックホテル沖縄」の感染症対策の取組みをアップしています。「3年生」のページから入っていただいてお読みください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月19日(火曜日)

 とても過ごしやすい気候になってきました。今日は4月19日、4月も下旬に差し掛かり、少しずつですが学校も落ち着きを取り戻しつつあります。といっても、あわただしかったのは教員だけ?…。

 さて、今日は3年生の「全国学力・学習状況調査」。国数理の3教科と、質問紙調査に臨みました。このテストは、国の教育施策の成果や課題を把握・分析し、今後の教育施策に生かしていくためのもので、全国の中学3年生と小学6年生を対象に統一日に行われます。解答用紙はすべてマークシートで、朝の準備の時点ですべての教科の解答用紙の名前や番号欄をすべて塗りつぶします。
メッセージマークシート

 そんな作業の様子を見ながら、教室をうろうろしていると3年生の全教室の窓に修学旅行の「表紙案」が飾られていることに気づきました。これから投票によって「クラスの表紙」が決定するんだろうけど、そのレベルの高さに驚いてしまいます。秀作が多くて、1つを選ぶことなんてできないぐらい、これもいい、あれもいい、どれもいい。廊下には、「春休みの絵日記」が掲示されていますが、失礼ながらその「絵日記」の絵と「しおり表紙」のギャップに戸惑っているのは私だけでしょうか。「絵日記」に描く絵と「表紙」では本気度が違うかあ。当然ですね。
表紙1表紙2

 いよいよ修学旅行が1か月後に迫ってきました。今日も1か月前ということで、沖縄県の修学旅行の宣伝活動をしている「沖縄県コンベンションビューロー」の担当者と電話でお話をしました。常に新しい情報を収集するために定期的に連絡を入れるようにしています。「感染者数ではご心配をかけていますが、4月以降修学旅行は順調に行われており、今日も数校が来てくれています」とのことでした。
 また、今日の放課後には3年生の保護者の方を対象に「修学旅行説明会」を開催いたしました。多くの保護者の方にお集まりいただき、ありがとうございました。72期生の子どもたちと一緒に修学旅行に行けることを心よりうれしく思っています。なお、ホームページ「3年生」のページに本日の説明会の資料と重要な連絡を記載していますので、本日欠席された方は必ずご確認ください

 ところで、先日、ロッテの佐々木投手が2試合連続の「完全試合」を目前にして、8回終了時に交代したことの是非が議論されています。「完全試合」なんて1試合達成するだけでもすごいことなのに、それを2試合連続なんてアメリカのメジャーリーグでも達成者のいない前人未到の大記録です。将来性のある佐々木投手の育成方針では1試合における投球数のめどは100球ということで、8回終了時点で102球を投げていたことが交代の理由だそうですが、監督もきっと批判覚悟の難しい選択だったことでしょう。監督が「先々を考えると限界だった」と判断し、交代させたのなら誰もとやかく言う筋合いではないと私は思っています。今、日本のスポーツ界では才能ある若者が次々に台頭しています。「未来を見据えた」育成方針というものに私は賛同します。そもそも、「2試合連続完全試合」なんて、のちのち彼には大きなプレッシャーとしてつきまとうに違いなく、達成できずによかったと私は思うほどです。何がその子にとって一番良いのか…正解は誰にもわからないと思うけど、そこを大事に考えられる大人でありたいと思います。

 私も長い教員生活の中で多くの失敗を繰り返してきました。何気ない一言で生徒を傷つけたこともあっただろうし、「生徒のため」と言いつつ、独りよがりや自己満足のために何かをやってきたこともあったことでしょう。こうしていったん「定年」を迎えると、不思議と謙虚にこれまでを振り返ることができるようになります。そんななかで、今、大切にしたいなあと思うことは、一人ひとりの「自分らしさ」。本校には294名の生徒が在籍し、総勢39名の教職員がいます。それらすべての人間が、「自分らしさ」を発揮し、まわりの人の「自分らしさ」をリスペクトする、そんな集団でありたいと思っています。穏やかな気分、ほっとできる空間、そんな安心できる居場所が人間には必要です。第二中がそんな場所になれたらいいなあと思います。

 明日は部活動結成。新入部員を迎え、令和4年度新体制がスタートします。できることなら、どの部活動にもまんべんなく入って欲しいなあ・・・。これこそ、大人の都合ですね。すみません。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月18日(月曜日)

 週末の休みで少しは疲れが取れましたか? 新しい一週間が始まりました。少しずつ心に余裕をもって、焦らずボチボチやっていきましょう。
 さて、今、私の家族は日曜日のNHK大河ドラマにはまっています。毎年見てきたわけではありませんが、今回の「鎌倉殿の13人」は脚本も面白そうなので最初から見ており、昨日で第15話。出演者たちがこの第15話は「神回だ」と言っていましたが、期待を裏切らない「神回」でした。頼朝の冷血さがいよいよ出始めてきました。やがては弟の義経ですら攻め滅ぼすわけですから、第15話はその序章のような気がしました。まだ15話ですのでまだ間に合います。見られていない人はぜひ…。

 今日の3時間目に、富田林市教育委員会の先生と各教室を回りました。相変わらずの落ち着いた授業態度、なおかつ活気のある授業に感心していただきました。テストなどもあったために、今日が「授業びらき」という教科も多かったようです。真新しい教科書に真新しいノートやファイル…やはり気持ちいいですね。担当する先生たちも新鮮な気持ちで授業に臨まれているようです。生徒たちも私たち教師も、今の「まっさらな気持ち」というものをずっと持ち続けていたいですね。順に1年英語・2年理科・2年数学・1年社会科の授業風景です。
授業1理科授業数学授業1年社会

 ところで、この度、プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」様の企画により、校区にある「株式会社 ケイ・エス分析センター」様よりバスケットボールを寄贈していただきました。ありがとうございました。さっそく、そのボールを使ってバスケットボール部が練習していますが、その話が富田林市のホームページで紹介されています。下記のアドレスをクリックしていただいて、ぜひお読みください。

https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/50/73288.html

 明日は15時45分から第一体育館にて3年生の修学旅行説明会を実施します。私の話から始まって、ツーリストの日本旅行からコロナ対応・コロナ関連保険・行程・費用などの説明があり、そのあと学年から実施要項の説明、スライドによる活動の紹介などを予定しています。授業参観を伴わない説明会のみの開催となりますが、真心こめて保護者の方をお迎えしたいと学年主任が申しておりますので、ぜひ多くの方にご参集いただきますようお願いします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

4月15日(金曜日)

 これまでが気温が高すぎたために、今日は肌寒く感じてしまいました。こんな時期が一番服装が難しいですね。

 今日、本校に新しい先生をお迎えすることができました。2年生所属で若草学級を担当していただく阪本先生です。今日の4時間目、2年生では臨時に学年集会が開かれ、紹介されました。阪本先生の自己紹介のあと、学年の代表者5名による「質問タイム」。「サッカーのポジションは?」「好きなサッカー選手は?」というまともな質問から、「最近風邪をひいたのはいつですか?」というような、それ聞いてどうなんの?というようなものまで、丁寧に答えていただきました。でも、「たい焼きを海に逃がしたいですか?」だの「サバの味噌煮はサバサバ切ったら味噌になりますか?」だの、ワールド全開の子もいて、大いに沸き、阪本先生を困らせていました。これが二中の2年生です。思い知りましたか? どうぞよろしくお願いします。
2年集会12年集会2

 1年生は少し慣れてきたせいか、心なしか表情も緩んできたようです。授業の態度もよく、お利口さんです。それでは授業の様子です。順に、1年A組国語、1年B組社会、1年C組英語の授業です。英語の授業では、ペアになってお互いに英語で質問しあっています。とても楽しそうでした。そして、給食の配膳の様子。今日は子どもの大好きなカレーの日。長蛇の列が出来上がっていました。列をとろうとしたら2人の子が「ピース」、せっかくなのでそれも載せちゃいます。
国語社会英語給食配膳

 3年生は、修学旅行の取り組みが本格化しています。今日は、修学旅行のクラス目標・スローガンなどを話し合って決めていたようです。修学旅行を楽しみにしながら、こういうことを決めていく時間も楽しいですね。もう修学旅行は始まっています。沖縄で何を学ぶのか、何を感じたいのか、クラスの仲間とどう過ごしたいのか、真剣に考えてください。
修学旅行1修学旅行2

 そんな3年生の下駄箱がこちら。
3年下駄箱

 3年生になっても、下駄箱の靴がきれいです。心が乱れてくると履き物にあらわれます。靴をきちんと入れなかったり、自分の場所以外のところに入れたり、かかとがつぶれていたり…。この時期の1年生の下駄箱がきれいなのは当たり前としても、3年生になってもその状態が保たれていることがとても素晴らしいと思っています。新しく来られた先生にも3年生の授業態度や素直さを褒めていただきました。二中の「顔」である3年生を褒めていただけて、とてもうれしく思っています。

 今日はあいにくのお天気。少し気分が悪くなって保健室に来室する子もいました。疲れが出始めるころです。この土・日、部活動やクラブもあるでしょうけど、時間をうまく使って体をしっかりと休めてください。生徒はもちろん、先生もです。今日は「3年生」のページで進路通信をアップしています。「卒業生からみんなへ」というテーマで先輩の言葉が紹介されています。1,2年生の時の反省などを語ってくれている子もいるようなので、3年生以外のお子様を持つ保護者の方にも見てもらいたい内容です。また「給食室より」のページも更新しています。ぜひお読みください。

 最後に今日、私の胸に突き刺さった名言はこちら。
名言1名言2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月14日(木曜日)

 天気予報ではぐずついた一日とのことでしたが、良いお天気に見舞われました。やっぱり晴れは気持ちいい。朝読書の時間に教室を回ると、みんな真剣に本を読んでいました。黒板に目をやると、担任からの素敵なメッセージが…。朝読書のあとは、担任の先生からその日一日の連絡やその日頑張って欲しいことなどの話があります。「今日も一日がんばるぞ」と、そんな気持ちで一日をスタートできたらいいですね。
メッセージ1メッセージ2メッセージ3メッセージ4

 今日から通常授業がスタートしました。1年生は中学校の授業をどう感じたでしょうか…。といっても、まだ始まったばかりなのでよくわからないかあ。でも、1時間ずつ先生が変わるのは新鮮だったのではないでしょうか。中学校では楽しいこともいっぱいありますが、やっぱり勉強は大事。小学校のように毎日宿題が出るわけではありませんので、自主的にドリルなどで復習するといいと思います。
 2,3年生は慣れた中学校での授業とは言え、新しい先生の授業を受けた時間もあったことでしょう。いい出会いができましたか。では、そんな授業の光景を紹介します。順に1年数学、1年男子体育、2年数学、1年女子体育です。
授業1年授業2年授業2年授業体育

 そして、今日の給食は「入学お祝い膳」。とってもおいしかったです。
給食1給食2

 ところで、昨日、遅くに家に帰ると、テーブルの上に中学2年生の娘が持って帰ってきた学校からのお便り類が置いてありました。学年通信にほけんだより、そして生徒会執行部の生徒が書いたと思われる生徒会通信。どの学校もお便り類はよく似ています。生徒の字で書かれた生徒会通信を何気なく読んでいると、前期生徒会執行部7名の名前と抱負が書かれていました。みんなしっかり抱負を述べています。そのまま読んでいくと、最後から3人目に娘と同じ「加藤〇〇」の名が…。同姓同名もあるものだ…えっ? まさか?  急いで2階にいた娘を呼んで確認したところ、生徒会執行部に立候補して信任されたとのこと。なんで言えへんの? 娘には関心を持っているつもりでも、学校でのことはわからないことばかり。できるだけ目立たないように目立たないように地味に生活しているとばかり思っていた娘が生徒会執行部ですって。わからないものですね。家での顔と学校での顔は違うのかもしれません。子どもは親の知らないところで、その子なりにチャレンジしているんだと思います。できることなら、そんな小さなチャレンジや小さな冒険に気づいてあげて、小さな声で「がんばれ」ってささやいてあげたいですね。もし、私が生徒会通信を見ていなかったら・・・多分、ずっと気づいてやれないままだったと思います。ちなみに「生徒会で何がしたいの?」と聞くと「生徒会の目安箱(意見箱)がほとんど活用されていないので、それを使ってどんな学校にしたいか、まずは生徒の意見を聞いてみたい」とのこと。さすが私の子です。すみません、私事で。

 今日は「警報発令時・大地震発生時の対応について」のプリントを配布しています。保存版になっていますので、冷蔵庫など、どこか目立つところに貼っておいてください。ホームページの「学校からの連絡・方針等」のページにもアップしています。また、3年生の修学旅行情報も更新していますので、「3年生」のページをご覧ください。私は、今日は午後から大阪市内に出張です。何時に帰れることやら・・・。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月13日(水曜日)

 今日は朝からどんよりとしたお天気。でも、昼前から気温はうなぎのぼりで、各地で今年一番の暑さを記録したようです。週も半ば、生徒たちは少しずつ新しい環境に慣れてきたようですが、それとともに緊張がほぐれどっと疲れが出始めるころでもあります。それは生徒だけでなく、我々教職員も同じ。体調を崩さないよう気をつけていきたいものです。

 今日は、各学年で学校生活のオリエンテーションや委員・係決めなどを行っていました。学校生活オリエンテーションでは、かつてなら印刷されたたくさんのプリントを先生が配布して、それをファイルに閉じて、そこから読み合わせという感じでしたが、今はすべてタブレットの「ロイロノート」に事前に入っています。生徒たちは、画面をスクロールしながら読んでいました。もちろん1年生も慣れたものです。あまりの進化に、なんか笑ってしまいます。
タブレット1タブレット2

 そして、クラスごとの委員・係決め。相変わらず積極的に立候補する生徒が多く、立候補者が前に出て演説を行って投票で決めているクラスも多数ありました。そのやる気、とってもいいですね。
委員決め委員決め2
 そんななか、1年生全員がおもむろに給食室棟裏の広場に集まってきました。生徒会執行部の「学年代表」2人を決めるのに、4人の立候補者があり、学年生徒全員の前で立会演説を行い、投票で決めるというのです。私も聞いていましたが、4人とも1年生は思えないほどしっかりしています。「私は、みんなの前に出たり、みんなをまとめたりすることが好きです」…私が60年間生きてきて一度も口にしたこともないようなセリフを堂々と述べていて、頼もしく感じました。「もし私が当選したら、落選した子の思いも背負って頑張るつもりです」。仮に自分が当選したとしても、落選した子に思いを馳せる、なかなかできることではありません。投票の結果はまだ聞いていませんが、誰になったとしてもきっと学年のために頑張ってくれることでしょう。
1年集会11年集会2

 そんな生徒の様子をゆっくり見たかったのですが、午前中は来客があったり、午後は出張があったりで、私も慌しい一日でした。特に出張先の会議では案件がたくさんあって、頭のなかがパンク状態です。4時過ぎに出張から帰ってくると、すでに部活動が始まっており、1年生が仮入部しているようです。今日の5時間目に部活動紹介があり、見ることができずに残念でしたが、しっかりとアピールできたんでしょうか。たくさんの1年生が来てくれた部、今日は少なかった部、いろいろあると思います。先輩たちも何人入ってくれるのか気になるところですね、1年生も、3年間続ける覚悟で、友達に左右されず、自分に合った部活動を決めて欲しいなあと思います。

 先ほど、私の家からメールがあり、ワンちゃんが脱走したとのこと。探し回ってもいない。結局、しばらくしたら駐車場に自ら戻ってきたようで事なきを得ましたが・・・今日は家に帰ったら叱ります。公私ともども気の休まることのない春です。
ふうた

 最後に恒例の名言コーナー。今日の私に突き刺さった名言はこちら。
名言1名言2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月12日(火曜日)

 今日もさわやかな朝を迎えました。早朝にワンちゃんを連れて散歩していると、桜の花はほぼ散っていましたが、代わってハナミズキの花が目立つようになってきました。私は、白や薄紅色のかわいらしい花をつけるハナミズキが好きで、ハナミズキを見ると思わず一青窈さんの「ハナミズキ」の歌を口ずさんでしまいます。もうすぐサツキやツツジも咲き始めることでしょう。まさに百花繚乱の季節です。

 朝の様子を見るために各教室を回ると、1年生のある子が机に伏せていました。「眠たい」ということで、「ちゃんと寝てる?」と聞くと「寝ていない」と即答。そういえば、入学式の時に教室で行ったアンケートに、「寝る時刻」というのがあって、見回ってみると「1時~2時」という子のなんて多いこと。「10時」「11時」という子が珍しいぐらいの状況に大変驚きました。7時に起きたとしても、睡眠時間5、6時間程度。中学1年生の発達段階を考えると、短すぎると思わざるを得ません。遅くまで起きている理由まで聞いていませんが、仮にスマホでSnsやYou tubeなどを遅くまで見ているとなると、これは考えものです。これから部活動等も始まり、活動量も増えてくる中で、しっかり睡眠をとるということはとても大事ですので、12時までには寝る習慣を身につけて欲しいものです。
 ちなみに私はというと、最近年のせいか、遅くまで起きられなくなってきました。夜は早く寝て、4時台には目を覚ましてしまいます。最近、睡眠の質を計測できるようなスマートウォッチを身につけて寝ていますが、深い眠りの時間がいつも短く、夜中に何度も目を覚まし、睡眠の得点は非常に低い日が続いています。「寝るのも体力がいる」というのを聞いたことがありますが、しっかり寝る体力もなくなってきたようです。

 さて、今日は2,3年生は実力テスト、1年生は「国・数」の確認テストが行われました。静まり返った教室で、生徒たちは真剣に問題に向き合っています。バタバタした日が続いていただけに、静かな時間が流れて、生徒も先生も少し落ち着いたのではないでしょうか。
 とはいえ、2教科でテストが終わった1年生の昼休みはもうパラダイス状態。みんな楽しそうにお友達としゃべったり、誰かが誰かをおんぶしたり、先生に話しかけに行ったり・・・とても楽しそう。そんなようすを廊下でほほえましく見ていたところ、一人の女子が私に話しかけてきました。「校長先生、私、入学式の話で感動して泣きました。まさか入学式の話で泣かされるとは思っていませんでした」と…。「注文に時間がかかるカフェ」の話がとても気に入ったらしく、「どうしてあの話をしようと思われたのですか」と質問を受けました。丁寧に答えてあげるととても喜んでくれました。「実は私も吃音を持っていて、とてもうれしかった」とのこと。たかが校長の話、されど校長の話ですね。響いてくれて、私こそとてもうれしいです。

 そのときでした。窓から廊下に蜂のような虫が入ってきて廊下はプチパニック。お話していた子には「また今度ゆっくりとお話ししようね」と言い残して、「蜂」のいるところへ。どうも「蜂」ではないようですが、蜂に似たかなり大きな虫でした。私はその時、1年生の給食の配膳のお手伝いでビニルの手袋をしていたので、それでつかんで外に逃がしました。正確に言うと、つかみ損ねたけど虫が勝手に外に逃げてくれました。すると、歓声と拍手の嵐。一躍ヒーローになってしまいました。教室や廊下にいる生徒たちに手を振って歓声にこたえていたら、子どもたちは潮が引いたようにさっと元の遊びに戻ってしまいました。意外とあっさりしていました。挙げていた手をそーっとおろしました。

 それでは今日の一年生の各クラスの様子です。順に、班の隊形で担任の先生の話を聞く1年A組、昼食前に黙食の指示を受ける1年B組、「友達ビンゴ」を楽しむ1年C組、最後は中学校での初めての給食の配膳の様子です。
1年A組1年B組1年C組給食1給食2給食3

 昨日は1年生とほとんど接する機会がなかったので、今日は1年生とお話ができてよかったです。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月11日(月曜日)

 春らしい天候になってきたと思いきや、もう初夏を感じさせる汗ばむ陽気。「ちょうどいい」というのがなくなってきた気がします。でも、私は寒いより、暑いぐらいが「ちょうどいい」。

 今日は2,3年生はお世話になった先生方との離別式。職員室での離別式の関係で、生徒登校は9時とさせていただきました。どの先生方も、改めて二中の良さを訴えてくれたとともに、二中生に熱いエールを送ってくださいました。先生の話を聞いて涙ぐむ生徒たちも・・・。そのピュアな心が本当に素敵です。今年度は10名もの先生方とお別れすることになり、とても寂しい気持ちでいっぱいです。ここにきてまだ2年しかたっていない私にとっては、もっともっと去られる先生方と一緒にお仕事をさせていただきたかったのですが、教員にとって転勤はつきものですから仕方がありません。去られる先生方の今後のご活躍をお祈りしたいと思います。

それでは、その離任式の様子をお届けします。写真は順に、中山先生、山口先生、中浦先生、近藤先生、渥美先生、前川先生です。
中山先生山口先生中浦先生近藤先生渥美先生前川先生

 なお、本日はご都合により浅香先生、和田先生、介助員の棚橋先生は欠席されました。くれぐれもみなさんによろしくとのことでした。直接、お別れをしたかった生徒たち、ごめんなさいね。合わせて10名の先生方、本当にありがとうございました。

 そして、2時間目は2年生が、3時間目は1年生と3年生が体育館で「学年びらき」を行いました。1年間お世話になる学年の先生方を前にして、生徒たちも気持ちを新たにしたようです。さて、この1年間で、学年としてどんな成長を見せてくれるやら・・・。心から楽しみです。
2年生2年生

 1年生は今日はどうでしたか。今日はほとんど1年生と接する機会がありませんでしたが、まだまだ緊張感いっぱいでしょうね。焦らず、少しずつ少しずつ中学校に慣れていってくださいね。保護者の方はいっぱい学校の話を聞いてあげてください。

 今日は、「1年生」と「3年生」のページを更新しています。「3年生」のページは「進路通信」をアップしていますが、「進路通信」は3年生のみならず、2年生や1年生の保護者の方にも目を通していただくとありがたいです。よろしくお願いします。なお、明日が5月分の給食申込の最終日になっています。申し込まれる方は、明日、忘れないようにお子様に持たせてください。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月8日(金曜日)

 素晴らしいお天気のもとで「開幕」した令和4年度です。朝から登校する2年生、3年生は、クラス分けがどうなるかが気になるらしく、朝からテンション高め。その横を、1年生が冷静に通り過ぎていく・・・。年度スタートのよくある光景です。
青空

 そして8時ちょうどに掲示板によるクラス発表。歓声?とも悲鳴?ともとれる声・声・声。その瞬間はいろんな思いが交錯しただろうけど、落ち着けばこの子たちはどういう気持ちを持つべきかは知っています。いつまでも感情を引きずることなく、新しい教室に向かう時にはいつものみんなに戻っています。そこがこの子たちの偉いところです。
3年クラス分け2年クラス分け

 今日はリモートによる始業式。2週間前の修了式の時にはうまくつながらず急きょ体育館に集めましたが、今日は少し時間がかかったものの「特設スタジオ」と各教室が無事につながりました。

 まずは私の話。実は今朝、中2の娘からは「パパ、長い話はいらんで~」とくぎを刺されましたが、まあそういうわけにもいかず、しっかりと話をさせてもらいました。要約すると、次の通りです。

「・・・1年生92名、2年生104名、3年生98名の合計294名は、富田林8中学校の中では3番目に小さな学校になってしまいましたが、人数は少なくても生徒のパワーは8中学で一番と思っています。
 さて、この春、東京都世田谷区に風変わりな喫茶店が、一日限り、しかも2時間限定でオープンしました。その名は「注文に時間がかかるカフェ」。そのお店の店員は、滑らかな発音が難しい「吃音(きつおん)」という発音障害を持つ4人の若者たち。これまで人と会話することに自信が持てていなかった若者に、少しでも自信を持ってもらおうと、やはり自身が吃音に悩んだ一人の女性が「たくさんの人に吃音への理解を深めて欲しい」と、このカフェを企画しました。約30人のお客さんが来られて、積極的に店員に話しかけてくれました。おかげで、店員たちは思う存分、おきゃさんと会話を楽しむことができました。店員を務めた若者たちは言います。「自分って、こんなにしゃべれたんだ」「これまでアルバイトから逃げてきたけど、これからは挑戦できそうな気がします」。そんな自信を持てるようになったのも、お客さんの理解や応援があったからです。
 私は第二中学校もそんな学校でありたいと思っています。お互いに違いを認め合い、ともに生きていく、そんな学校って素敵だなと思います。たとえ生まれつき体が弱くても、たとえ体にハンデを抱えていても、たとえ人と好みが違っても、たとえ自分の性に違和感を感じていても、たとえ運動や勉強が苦手でも、それは全部自分の個性、自分らしさと考えること。自分を決して否定せず、自分らしさを大切に生きていくこと。ありのままの自分を受け入れること。そして、そんな仲間を大切に思いやること。
 一人ひとりがそんな意識で生活すれば、自ずと素晴らしい学級・学年・学校ができるはずです。みなさんは、今日、新しい仲間や先生と出会いました。この出会いにワクワクしてください、新しい環境に身を置く自分にワクワクしてください。
 この1年が、皆さんにとって素晴らしい一年になりますように・・・。」

 
 そのあと、新転任の先生方を紹介しました。お一人ずつ、思いを熱く語っていただきました。とっても素敵な先生方をお迎えし、私もワクワクしてきます。新しい先生方の紹介は学校だよりにも掲載していますのでぜひご覧ください。写真は順に谷口先生・高城先生・佐古先生・麻野先生・林田先生・川勝先生・橋本先生・中西先生、特別介助員(看護士)の今井先生です。
谷口高城佐古朝の林だ川勝橋本中西今井

 始業式の後は、50分の「学級びらき」。きっと担任の先生たちは「こんなクラスにしたい」という思いを語られたことでしょう。副担任の先生方も入って、たくさんの配布物を配られていました。緊張して、バタバタして、笑って、しゃべって…50分があっという間に過ぎ去ったようです。素敵な出会いの日になってくれたことでしょう。
黒板メッセージ1特活

 昨日もお願いしましたが、本日、多くの配布物がありますので必ず目を通してください。また、5月分の給食申込日が来週の月・火曜日に変更されています。お間違えのないようにお願いします。今日は、新しいクラスのこと、新しい先生のこと、いっぱい話を聞いてあげてください。

 最後に今日も生徒たちのメッセージが心に響きました。
メッセージ1メッセージ2

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月7日(木曜日)

 予想最高気温22度という4月下旬並みの暖かい一日で、半そででもいけそうでした。桜も入学式が終わるのを待ってくれていたかのように散り始めていて、あざやかな新緑が目立つようになってきました。春本番の気持ちのいい一日ですね。

 今日は入学式と始業式の中日ということで、会議等は入っていなくて、1年生の学年集団はさっそく5月に行われる宿泊学習の下見に朝から出かけました。仕事とはいえ、こんないいお天気の鉢伏高原はさぞかし気持ちいいでしょうね。トイレ休憩に立ち寄るサービスエリアから宿舎、活動場所などをつぶさに回って、生徒の安全等を確かめながら、写真にも収めてくるようです。その写真はおそらく「宿泊学習説明会」で紹介させていただくことになると思いますので、1年生の保護者の方は楽しみにしていてください。
 また、今日は久しぶりに、多くの部が活動を再開しました。「二中坊やの住み処」である芝生広場には吹奏楽部が陣取り、気持ちよさそうに演奏の練習をしていました。校長室にいると、とても心地よいBGMになっていました。
吹奏楽部

 また、運動場ではテニス部やサッカー部、陸上部が汗を流していました。1年間の中でももっとも気持ちよく練習できる季節。思わず、私まで体を動かしたくなりました(動きませんけど)。
サッカー部陸上部

 あすは、1学期の始業式。2年生、3年生は、クラス分けや担任が気になるところでしょうけど、みんなで「いい出会い」をしてほしいですね。いいスタートをしようとしているまわりの生徒たちが、不快な気持ちになってしまうような発言、たとえば「こんなクラス嫌や」「違う担任の先生が良かった」「あの子と一緒が良かった」などは、本人にとってもマイナスです。その発言を聞いて、「あの子と仲良くしよう」とは思いにくいですよね。ぜひ「いいスタートを切るための心の持ち方」をご家庭でも助言していただくとありがたいです。私の話の原稿も出来上がりました。明日もリモートになりますが、3学年全員と向き合えることを楽しみにしています。
メッセージ1メッセージ2

 明日は、一度のたくさんのプリント類が配布されます。まちがいなく1年で一番配布物の多い日です。年度当初の大事な提出書類も含まれていますので、ご面倒ですが必ず目を通すようにしていただき、提出書類については期限内に提出の方、よろしくお願いしたします。また、明日は生徒たちは午前中に下校となります。プリントの確認も含め、できれば少しお時間をとっていただき、お子様のいろいろな話を聞いていただけるとありがたいです。

 さあ、いよいよ始まります。明日も素敵な日になりますように・・・。本年度もよろしくお願いいたします。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月6日(水曜日)

 今日、4月6日は令和4年度の入学式の日。午前中は、旧1年生の生徒たちが準備に来てくれました。テキパキと動いてくれたので、とても早く準備ができました。
準備1準備2メッセージ1メッセージ2メッセージ3メッセージ4

 そして、いよいよ入学式。12時30分ぐらいから、少しずつ真新しい制服に身を包んだ新入生が保護者の方と一緒に登校し始めました。なんと初々しいこと。こちらまで自然と表情がほころんでいきます。在校生代表で新入生を迎える生徒会執行部の中には新2年生もいましたが、その子たちを見ると改めて中学生は1年間で大きく成長することを実感します。
 緊張感あふれる入学式において、私は「自分らしさ」を発揮しよう、そして「自分らしさ」を発揮している子を応援しようと式辞の中で言わせてもらいました。
 新入生代表による「誓いの言葉」も力強く素晴らしかった。その思いを一人一人が忘れず、3年間この第二中学校で成長して欲しいと願っています。保護者の皆さん、改めましてお子様のご入学おめでとうございます。3年間、いろいろなことがあるかと思いますが、精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いします。
 それでは、入学式と学級開きでのようすです。
入学式1入学式2入学式3学級1学級2学級3

 ああ、なんて素敵な日だ!
 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月5日(火曜日)

 久しぶりに朝から好天に恵まれました。青空のもとで桜がきれいに映えています。そして、掲示物の素敵なメッセージが目に留まりました。
桜1桜2桜3桜4パンジー笑顔の花

 今日は、午後から本校で「エピペン講習会」を行いました。食物アレルギーを持った子が、その原因となるアレルギー物質(たとえば卵や牛乳など)を口にしてしまったときに、アナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあります。そのときに太ももあたりに打つ医薬品が「エピペン」で、医療機関へ搬送されるまでの症状悪化防止に役立ちます。うちの娘も卵アレルギーをもっていたために、この「エピペン」を常時携帯していました。針を打つということで躊躇してしまいがちになりますが、傷みはほとんど感じないということなので「その時にはためらわず打ってください」と小学校の先生方にもお願いしていました。万が一のために、その子が「エピペン」をカバンのどこに入れているかも確認しておく必要があります。いざという時に備えて、教員で正しく対応できるように講習会をもったわけですが、普段は遊び心満載の本校の教員たちも、このときばかりは真剣な表情で養護教諭の説明に耳を傾けていました。

 今日も、生徒たちを迎えるための会議や準備に忙しい一日でした。そして明日はいよいよ入学式です。明日の午前中は在校生と教職員で会場準備を行い、午後からの入学式に備えます。幸い、明日も快晴という予報です。きっと素敵な一日となることでしょう。新入生も緊張するだろうけど、我々教職員も緊張しています。いい出会いができますように・・・。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

4月4日(月曜日)

桜が満開のもと、令和4年度がスタートしています。本年度も、伝統ある第二中学校の校長を務めさせていただくことになりました加藤です。本校3年目になります。どうぞよろしくお願いいたします。
桜

 この春の異動によって、9名の教職員が本校を去られ、新たに10名の教職員をお迎えすることになりました。4月1日にはそのうちの7名の先生方との新しい出会いがありました。また、今日は1名の職員の方をお迎えすることができました。教職員の顔触れは大きく変わることになりますが、新たな先生や職員の方々と一緒にお仕事できることにワクワク感しかありません。本年度の本校のモットーは「不易流行」。「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を重ねているものを取り入れていく」という意味ですが、本校のこれまでの伝統や文化を大切にしながらも、変化する時代の中でどんどん新しいことにもチャレンジしていきたいと考えています。そういう意味では、この度、本校に転入されてきた方々の、これまでの教職経験・人生経験は、本校にとって大きな新たな財産となることでしょう。
 くわしい紹介等は8日の学校だよりやホームページ等でお知らせしますが、令和4年度の新体制にご期待ください。

 さて、前回の校長日記が3月24日の修了式の日。あれから10日ほどが経過したわけですが、国際情勢にしてもコロナにおいても、あまり好転はしていないようです。「どうせ無駄なんでしょ?」、これを「学習性無力感」と言うんだそうです。どんなに思いを持ってもどんなに頑張っても報われない。そのうち、しだいに「どうせ・・・」と思ってしまう。これまで多くの人が平和を願い、コロナ禍のなかで我慢し、頑張ってきました。でも、それがそろそろ報われていかないと、「無力感」しか残らなくなります。しだいに、願うことや頑張ることをやめてしまい、張り詰めていて糸が一気に切れてしまうのではないかと考えると、怖い気がします。令和4年度が、やってきたことが決して無駄ではなかったと実感できる1年になって欲しいし、そうなるように努力していきたいと思います。

 ところで、今、入学生たちはどんな気持ちで生活しているのでしょう。緊張、不安、期待・・・いろいろな思いが交錯していることでしょうね。子どもたちは意外と早く新しい環境に慣れたりするものですが、そういう子どもたちばかりではありません。「中1ギャップ」といって、中学校に入って環境が変わった途端に心身を崩してしまう子もいます。子どもたちがスムーズに中学校生活に移行するためにも、我々教職員一同、笑顔で新入生をお迎えしたいと考えています。新入生の保護者の方もあまり気を張りすぎないでくださいね。

 私たちは、入学式・1学期始業式まで、会議や準備でバタバタすることになります。このバタバタ感だけは、39度目の春も全く変わりません。心地よいバタバタ感ですけど・・・。
 早く、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

 今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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