現在、市では新庁舎建設に向けて設計作業を行っています。
今回は、現時点(令和4年3月)で計画している整備の手順やスケジュール、新庁舎の特徴などについてお知らせします。
庁舎のコンパクト化を図り、建設費を抑制します
新庁舎建設では、デジタル化の推進やテレワークなどの業務改革を行うことで組織のコンパクト化を図ることや、建設中は仮庁舎を建てず、既存の公共施設を活用することで、建設コストを抑制します。
また、新庁舎の補完的施設として、市役所に隣接する消防庁舎の活用についても、併せて検討します。
すばるホールなどの公共施設への一時的な行政機能の移転
新庁舎建設中は、一部の部署をすばるホールなどの公共施設へ一時移転します。
すばるホール4階「銀河の間」「秀月の間」、3階「アルデバラン」は、建設期間中は利用できません。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いします。
移転先・移転対象部署
すばるホール
道路交通課、農とみどり推進課、住宅政策課、都市計画課、商工観光課、金剛地区再生室、下水道課、文化財課、農業委員会事務局
消防庁舎
市議会、議会事務局、総合事務室
市送配水管理センター
上下水道総務課、水道工務課
※「水道お客様センター」は新庁舎建設中および建設後も引き続き庁舎内に配置予定です。
南河内環境事業組合 資源再生センター
環境衛生課(ごみ収集部門のみ)
また、その他の部署については、現庁舎の南館へ集約するため、多くの部署で場所の変更があります。決まり次第、改めてお知らせします。
整備の手順と建設スケジュール
- 基本設計・実施設計の完了
※令和3年4月~令和5年2月頃
- すばるホール、消防庁舎、市送配水管理センターを改修
※令和4年10月~令和5年8月頃
- 一部部署がすばるホールなどへ移転
※令和5年7月~令和5年10月頃
- 残りの部署が現庁舎南館へ移転
※令和6年3月~令和6年5月頃
- 現庁舎北館を解体後、跡地に新庁舎を建設
※令和6年6月~令和8年12月頃
- 移転していた部署を新庁舎へ順次配置
※令和9年1月~令和9年8月頃
- 新庁舎で一部供用開始(新庁舎での執務スタート)
※令和9年4月頃
- 現庁舎南館を解体後、跡地に駐車場などを整備
※令和9年4月~令和10年6月頃
- 新庁舎で全面供用開始
※令和10年7月頃
新庁舎の概要(案)
- 北館、南館を含めた全面建て替えとし、また、現地建て替えとする。
- 免震構造、地上5階、地下1階(最上階(機械室など)を除く)
- 計画延べ面積は1万2365.6平方メートル(地下駐車場、屋根付き駐車(輪)場などを除く)
めざす新庁舎の特徴 ~5つの基本方針~
(1)わがまち富田林・まちづくりの核となる~市民が主役となり、誇りを持てる庁舎~
- 3カ所の市民交流スペースを配置し、それらの活用も含めた新たな市の拠点施設として、市の魅力を発信
(2)地域と市民を守る~災害に強く、安心安全な庁舎~
(3)すべての人にやさしい~分かりやすく、使いやすい庁舎~
- 市民生活に関する各種手続き関係を一元化し、「(仮称)市民総合窓口」を設置
- 主に福祉関係の相談について、プライバシーに配慮した相談窓口を設置
- ユニバーサルデザインを意識したトイレなどの設備やサインの整備
(4)自然環境に配慮する~環境と共生する庁舎~
- 省エネルギー機器の導入や、再生可能エネルギーを活用
(5)将来の変化に柔軟に対応できる~経済的で合理的な庁舎~
- 将来の財政負担を考え、できるだけコンパクトな庁舎
- 維持管理を考えたシンプルな形態、容易にレイアウト変更可能なフロアの構築
※写真はすべてイメージです。
概算での建設コスト
項目 |
事業費 |
本体工事費 |
約67.9億円 |
駐車場工事費 |
約1.1億円 |
付帯工事(外構工事など) |
約2.6億円 |
解体撤去工事費 |
約7.5億円 |
移転先改修工事費 |
約1.3億円 |
その他関連経費(調査・設計監理・移転・備品・建設支援事業) |
約11.4億円 |
計 |
約91.8億円 |
※財源については、地方債の発行と基金の活用を想定しています。
大規模災害への対応
新庁舎建設中の大規模災害に備え、業務継続計画(災害などの緊急事態に、被害や損害を最小限に抑えるための計画)を策定し、対応に当たります。