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5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib感染症)の定期予防接種

印刷用ページを表示する掲載日:2026年6月15日更新
<外部リンク>

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib感染症について

疾病について

  • ジフテリアについて
    ジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが、1999年であり稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。
    主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全、のどの偽膜による窒息等により、重篤な場合や亡くなってしまう場合があります。一般に10%程度の方が亡くなってしまうといわれ、特に5歳以下や40歳以上の年齢の場合は重くなりやすく、最大で20%の方が亡くなってしまうといわれています。
  • 破傷風について
    ​破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。破傷風菌は世界中どこにでも土の中に潜んでいます。以前は新生児の発生もみられましたが、近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。
    主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。
  • 百日せき
    百日咳菌によって発生します。名前のとおり激しい咳をともなう病気で、一歳以下の乳児、とくに生後6か月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。
    主に気道の分泌物によってうつり、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が致命的となることがあります。
    百日せきにかかった場合、一般に0.2%(月齢6か月以内の場合は0.6%)のお子さんが亡くなってしまうといわれています。また、肺炎になってしまうお子さんが5%程度(月齢6か月以内の場合は約12%)いるとされており、その他けいれんや脳炎を引き起こしてしまう場合もあります。
  • ポリオ(急性灰白髄炎)について
    ​脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する疾病です。名前のとおり子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。
    主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。永続的な後遺症を残すことがあり、特に成人では亡くなる確率も高いものとなっています。
    ​ポリオウイルスに感染した場合、弛緩性麻痺を起こす割合は1%以下とされていますが、麻痺性の急性灰白髄炎を発症した場合には、一般に2~5%のお子さんが亡くなってしまうといわれています。また、特に成人の場合は重くなりやすく、15~30%の方が亡くなってしまうといわれています。
  • Hib感染症について
    ​ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
    主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあり、これらを起こした方のうち3~6%が亡くなってしまうといわれています。また、特に髄膜炎の場合は、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。

予防について

予防接種

5種混合ワクチンは、ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hib感染症のすべてを予防するための不活化ワクチンです。

  • ジフテリアに対して、ワクチン接種により、罹患リスクを95%程度減らすことができると報告されています。
  • 百日せきの罹患(りかん)リスクを、ワクチン接種により、80~85%程度減らすことができると報告されています。
  • 破傷風に対して、ワクチン接種により、100%近い方が十分な抗体を獲得すると報告されています。
  • ポリオに対して、ワクチン接種により、99%の方が十分な抗体を獲得すると報告されています。
  • Hibによる髄膜炎や髄膜炎以外の侵襲性感染症を減少する効果が期待できます。Hibワクチンは我が国を含め世界の多くの国々で現在使用されており、その結果、Hibによる髄膜炎症例は激減しています。2008-2010年とHibワクチン定期接種化後の2014年を比較すると、インフルエンザ菌髄膜炎の5歳未満人口10万人あたり罹患率が、7.7から0.0に100%減少し、インフルエンザ菌による髄膜炎以外の侵襲性感染症の罹患率が5.1から0.5に90%減少しました。

その他の対策

  • ​破傷風について、けがをした場合には、土壌などに汚染された傷を洗浄しましょう。
  • 百日せきについて、飛沫予防策、接触予防策を行い、患者との濃厚接触を避けることが重要です。手洗いや咳エチケットが有効です。対策についての詳細は「感染症対策について」をご確認ください。

定期予防接種について

定期予防接種は、予防接種法に基づき実施する予防接種です。富田林市では、公費(無料)で受けられます。

こどもの予防接種は「A類疾病」に位置付けられ、対象者全員が受けるべき予防接種です。定期接種(A類疾病)の対象となっている病気は、皆さんが予防接種を受け免疫を持っているからこそ、感染者が少なく、感染が起こったとしても流行しない状態になっています。

接種回数及びスケジュールについて​

接種年齢:生後2か月〜7歳6か月未満

標準的接種スケジュール
  標準的な接種時期
初回接種 4〜8週間隔で3回
追加接種

初回接種終了後6〜18か月あけて1回

定期予防接種を受けるまでの流れ

こどもの予防接種」をご確認ください。

​予防接種の副反応について

予防接種により軽い副反応がみられることがあります。また、極めてまれですが重い副反応が報告されています。

  • 軽い副反応:発熱、発疹、接種部位の局所反応(発赤、腫脹、硬結など)、じんましん、リンパ節の腫脹、関節痛などがあります。これらの症状は特別な治療を必要とせず、普通は数日で自然に軽快します。
  • まれな重い副反応:アナフィラキシー(強いアレルギー反応)、ショック、免疫性血小板減少症、脳症、けいれんなどがあります。できるだけ早く医療機関を受診してください。​

健康被害救済制度について

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、極めてまれではあるものの、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。副反応による健康被害をなくすことはできないことから、予防接種法において、医療費や年金などの給付が受けられる制度が設けられています。
​※ワクチン接種による健康被害であったかどうかを個別に審査し、ワクチンの接種による健康被害と認められた場合に給付をします。

詳細は「健康被害救済制度について」をご確認ください。

関連リンク集

5種混合ワクチン(厚生労働省)<外部リンク>」<外部リンク>

ジフテリア(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」<外部リンク>

百日咳(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」<外部リンク>

破傷風(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」<外部リンク>

ポリオ(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」<外部リンク>

侵襲性インフルエンザ菌感染症(JIHS 国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト)<外部リンク>」<外部リンク>

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