戦後80年の取り組み
戦後80年 過去を知り未来へつなぐ
令和7年(2025年)、日本のみならず、世界中の国々で多くの犠牲者を出した第二次世界大戦が終わり、80年の節目の年となります。
時とともに戦争を知る人たちが減り、いずれ戦争を知らない人たちだけになった時、またあの同じ過ちを繰り返さないために、今やらなければならないことがあります。
あのときに起きたこと。
私たちは知らなければなりません。
なぜ。どうすれば。
私たちは考えなければなりません。
戦争の恐ろしさ、大切な人を失う悲しみ。
私たちは想像しなければなりません。
戦争が人々に与えた苦しみ。
私たちは語り継がなければなりません。
過去を知り、未来へつなぐ。
戦争を経験した人たちと同じ時代を生きる者として。
これから戦争を知らない人たちだけになっても、あの戦争を忘れないために。
平和な未来を、なくさないために。
本市では、戦後80年のこの節目の年に、過去を知り未来へつなぐ取り組みとして、「平和を考える戦争展」の規模を拡大しての開催や、「親子平和の旅」の広島・長崎2都市への派遣、戦争体験者の映像制作、被爆樹木二世の受け入れなどを行いました。
まずは、知ることです。そして、考え、想像し、語り合い、平和への思いを未来へつなげましょう。
令和7年6月~8月
市民のみなさんによる折り鶴づくり
市内公共施設等に折り鶴コーナーを巡回設置し、市民のみなさんに平和への願いを込めた「折り鶴」を折っていただきました。
平和について知っていただくため、折り鶴コーナーには平和の折り鶴の説明パネルも設置しました。
市民のみなさんの平和への願いが込められた千羽鶴は、8月に実施した「親子平和の旅」で、広島と長崎へ派遣された親子に託されました。
<巡回設置した場所>
6月3日~20「多文化共生・人権プラザTONPAL」
⇒6月24日~7月11日「Topic」
⇒7月15日~31「かがりの郷」
⇒8月8日~10「平和を考える戦争展」
⇒8月16日「デコとん@エコールロゼ」
⇒8月19日~28「児童館」
↪ 折り鶴コーナー@TONPAL ↪ 折り鶴コーナー@エコールロゼ
令和7年6月下旬~7月初旬
小中学生の子どもたちによる折り鶴づくり
市内小中学校にて各校100羽ずつ折り鶴を折っていただき、まとめて千羽鶴を制作しました。
子どもたちの平和への願いが込められた千羽鶴は、8月に実施した「親子平和の旅」で、広島と長崎へ派遣された親子に託されました。
↪ 子どもたちの鶴をまとめて制作した千羽鶴(メッセージにも平和への思いがこもっています)
8月
「平和を考える戦争展」の開催(8月8~10日)
例年開催している「平和を考える戦争展」ですが、今年は戦後80年の取り組みとして、規模を拡大して開催しました。
(「平和を考える戦争展」の詳細についてはこちらをご覧ください。)
【展示室】
企画展示では、3つのテーマを取り上げ展示しました。
1.戦傷者~遺された身体で生きるということ~
入営から戦地での受傷・医療、内地での療養、社会復帰、そして現在まで。義肢や義眼などの実物資料も紹介し、戦傷者やその家族が体験された労苦を伝えました。
2.戦傷者とパラリンピック~社会復帰に向けて~
戦傷者の回復に端を発するパラリンピック。戦中・戦後、絵画や写真など、多彩な分野で活躍された髙橋春人氏のポスター作品や、戦傷者の練習風景を捉えた映像資料などを通して、戦傷者とパラリンピック、そして社会の歩みを振り返りました。
3.記憶の解凍~鮮やかによみがえる日々~
戦前・戦後の白黒写真を、写真提供者との対話を通して、AI技術によりカラー化した「記憶の解凍」プロジェクトの取組を紹介しました。
※その他にも、大阪大空襲や戦時下の富田林、市民の遺品(戦時下の生活用品や遺品などの現物資料)、リトル・ボーイの模型や広島と長崎の原爆被害の実相を伝える展示などを行いました。
↪ 1. 戦傷者~遺された身体で生きるということ~

↪ 2.戦傷者とパラリンピック~社会復帰に向けて~
↪ 3. 記憶の解凍~鮮やかによみがえる日々~

↪ 市民の遺品(戦時下の生活用品や遺品などの現物資料) ↪ リトル・ボーイの模型

↪ 市内小学生が描いた非核・平和ポスター
【小ホール】
戦争体験者をお招きし、戦時中に起こったことや暮らしぶり、爆撃・空襲体験などの貴重なお話をうかがいました。 また、戦争体験談の上映会なども行いました。


「親子平和の旅」の実施(広島:8月5日~6日、長崎:8月8日~9日)
次世代を担う若い人たちに戦争の悲惨さや核兵器の非人道性を伝え、非核平和の願いを広げることを目的に、毎年8月6日に開催される「広島平和記念式典」に、親子を市民代表として派遣しています。
今年は戦後80年、被爆後80年の節目の年ですので、長崎市へも親子を市民代表として派遣しました。
(「親子平和の旅」の詳細についてはこちらをご覧ください。

↪ 広島へ派遣した置田さん親子

↪ 長崎へ派遣した辻さん親子
11月
被爆樹木二世の受け入れと植樹(11月19日)
本市も加盟する平和首長会議より、被爆樹木二世クスノキの苗木2本を受け入れ、富田林市立第一中学校にて植樹式を開催しました。
植樹後、市長から平和のメッセージ、続いて生徒代表から平和への誓いの言葉が述べられ、参加者とともに平和への思いを共有しました。
また、第一中学校が、毎年、修学旅行で長崎市の平和公園や長崎原爆資料館を訪れていることや、クスノキが本市の木として制定されて今年で50年であることなどの縁もあり、被爆樹木二世のクスノキがさらに特別な意味を持つものとなりました。
このクスノキはこれから、学校や生徒、地域、そして市の平和のシンボルとして育ち、そのうちの1本は3年後に完成予定の市役所新庁舎へ移植後、市民に平和への思いを長く伝え続けることを期待しています。
(「被爆樹木二世の受け入れと植樹」の詳細についてはこちらをご覧ください。)
↪ 代表者による植樹 ↪ 参加者記念撮影
〜現在進行中の取り組み〜
「時をつなぐ平和絵本」(被ばく体験絵本)の作成<市立第二中学校>
被爆された方々の思いを受け継ぎ、後世に語り継ぐことを目的に、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを中学生が聞き取り、その光景を1冊の絵本として描く「時をつなぐ平和絵本」を実施しています。
今年は、7月16日(水)に、堺市より藤野守(ふじの まもる)さんをお招きして、被爆体験を聴く会が開催されました。
現在、第二中学校の生徒たちによって、絵本の作成が進められているところです。
完成した絵本は、市ウェブサイトでの公開や、学校や図書館などに配布し、みなさんにご覧いただきます。
(「時をつなぐ平和絵本」(被ばく体験絵本)の詳細についてはこちらをご覧ください。)
戦争体験者の映像制作
戦後80年が過ぎ、家族や地域など、私たちの身近なところで戦争体験者が少なくなっています。
あの悲惨な戦争を二度と繰り返さないためにも、次の世代に戦争体験を語り継いでいくことが重要で、戦中・戦後を生きた方の体験談を映像作品として記録・制作します。
現在は撮影を終え、編集作業に入っているところです。
完成した映像はDVDにし、小中学校へ配布するほか、本課にて貸し出しいたします。








