ウェブ式典ごあいさつ

印刷用ページを表示する掲載日：2020年11月15日更新
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令和2年11月15日、富田林市制施行70周年記念式典を挙行し、令和2年度市表彰受賞者の皆さまを表彰させていただくとともに、多年にわたり市政にご貢献いただいております皆さまに、市制施行70周年記念感謝状を贈呈させていただく予定としておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でやむなく中止とさせていただきました。

つきましては、ささやかではございますが、「市制施行70周年記念ウェブ式典」と題し、式典で予定しておりました一部のプログラムを形を変えて実施し、公開してまいりますので、市民の皆様におかれましては、どうぞご覧いただき、受賞者皆さまのご功績を共に称えていただければ幸いです。

市長式辞

富田林市は、昭和25年4月1日に、市制を施行し、大阪府内で16番目、人口約3万人の都市として、誕生いたしました。本市は、豊かな自然、歴史、文化に彩られたまちです。市の北東平坦部は、南北に流れる石川をはさんで平野が広がり、古くからまちが開けたところで、特に「富田林寺内町」は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、歴史的に貴重な街並みが残されています。一方、市の南部は、雄大な金剛・葛城連峰を背景に緑豊かな丘陵と美しい田園風景が広がり、このエリアは特に農業が盛んで、大阪なすやきゅうりは大阪府下有数の生産量を誇っています。また、西部丘陵地域は、高度経済成長期には、大規模な住宅開発が行われ、この間、計画的にニュータウンが整備され、都市基盤を推進し、現在では、人口約11万余人を擁する、良質な生活環境を備えた都市へと発展してまいりました。

本市が今日の発展を遂げることができましたのも、諸先輩はじめ、議員各位、関係機関・団体は、もとより、市民の皆さま一人ひとりのご努力の賜物であり、心から敬意を表し、感謝とお礼を申し上げます。

近年、私たち自治体におきましては、人口減少・少子高齢化の進展に加え、相次ぐ自然災害の発生、更には社会構造の変化に伴い地域が様々な課題を抱える中、本年は、予想もしなかった新型コロナウイルス感染症の世界的な猛威に、生命が脅かされ、社会経済状況は、大きな打撃を受けました。そして、私たちの生活様式は一変し、今こそ、ウィズコロナ、アフターコロナの時代を見据えた、新たなまちづくりが求められています。今後、どんな困難が待ち受けようとも、決して立ち止まることなく、市民の皆さま、富田林を応援してくださる皆さまと心を一つにして、乗り越えてまいりたいと、決意を新たにするところです。

まちは、市民と行政の協働による創造物です。10年後、20年後、さらに100年後の富田林市が、「市民の皆さま誰一人取り残さない、一人ひとりが幸せを感じ、笑顔が溢れる麗のまち」としてさらに輝きを増し、発展していけるよう、全職員が力を合わせて、全身全霊をもって市政を推進してまいりますので、皆様方のご支援、ご協力を賜わりますよう、お願い申し上げます。

結びにあたりまして、これまで本市発展のため、ご尽力賜わりました皆様方に、重ねて感謝を申し上げますとともに、皆様方の今後益々のご健勝ご多幸を心より祈念申し上げまして、式辞といたします。

令和2年11月15日

富田林市長吉村善美