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岩手県大槌町との協定締結式

印刷用ページを表示する掲載日:2020年12月3日更新
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令和2年11月29日(日曜日)に、岩手県大槌町との連携協力に関する基本協定を締結しました。

富田林市と岩手県大槌町は、東日本大震災発災時の災害支援をはじめ、消防団同士の交流や、JA大阪南や市内ボランティアを中心とした「奇跡の復興米」栽培を通じた住民交流など、現在に至るまで関係を築いてきました。

このたびの基本協定締結により、さらに幅広い分野で連携協力し、互いの地域の発展並びに住民福祉の向上に取り組んでまいります。

本協定に関しては富田林市制施行70周年記念式典のなかで締結を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により記念式典を中止とさせていただいたことから、関係者のみの限られた参加者でオンラインにより実施いたしました。

また、協定締結後、初めての連携事業として、「子どもプログラム~つなごう未来に~富田林市と大槌町の絆」を開催しました。プログラムでは、本年8月大槌町へ「復興応援メッセージ」を届けるメッセンジャーとして派遣し、現地での交流・学習などを予定していた市内小学生を代表した4名の児童から、「大槌町への復興に向けた応援メッセージ」の朗読や、富田林少年少女合唱団の合唱が披露されました。また、大槌町長からは「大槌町の復旧・復興について」をテーマに講話をいただき、本市と大槌町との交流を深めました。

協定の内容

目的

富田林市と岩手県大槌町が、幅広い分野で連携協力することにより、互いの地域発展及び住民福祉の向上を図ります。

連携協定の概要

  1. 市及び町のPR・住民相互の交流に関すること
  2. 地域の活性化に関すること
  3. 防災に関すること
  4. その他本協定の目的に沿った取組に関すること 

協定締結式の様子

「富田林・大槌町の連携協力に関する基本協定オンライン締結式」

開式・挨拶・協定趣旨説明

締結式会式の様子
市きらめき創造館にて大槌町との協定オンライン締結式の開式
締結式でのあいさつの様子
吉村市長、平野町長の挨拶
締結式でのあいさつの様子
協定の趣旨についての説明

吉村市長挨拶

富田林市民を代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年、大槌町制施行130周年をむかえられ、そして、富田林市制施行70周年の本年、本日ここに、大槌町と本市との連携協力に関する基本協定を締結することとなりましたこと、本当にうれしく、また平野町長様はじめ大槌町の皆様に深く御礼申し上げる次第です。
2011年3月11日の東日本大震災の発災以降、本市においては、大槌町のカウンターパートとなった一自治体として、職員派遣や支援物資提供などの復興支援をはじめ、それらをきっかけとした消防団同士の交流や、2014年から始められた「大槌奇跡の復興米」の栽培を通じた住民交流などが積み重ねられてきました。
今回の基本協定締結は、この間、相互に紡いできた「絆」を大切に、今後さらに育みながら、大槌町と富田林市、それぞれの地域の発展と住民の暮らしの向上にむけて苦しい時には支え合い、励まし合い、うれしい時にはともに喜びながら歩んでいくことができるような、そのような新たなパートナーシップの時代のスタートにしたいと考えております。
私たち富田林市と富田林市民は、大槌町の皆様が、歯を食いしばって、復興への道のりを今なお歩んでおられることに、真摯に学び、尊敬し、連帯していきたいと思います。
そして今後、両自治体が、住民同士の架け橋となって、相互のまちのPRや住民同士の交流、水産物・農産物、産業面での交流、防災協力など、さまざまな連携協力活動を創造していきたいと思います。
大槌町と本市、ならびにその住民同士の「絆」がさらに強く結ばれ、未来の子ども達の世代にも継承されていくことを願い、私の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

平野町長挨拶

本日、ここに富田林市と本協定を締結できましたこと大変うれしく思っております。また市政施行70周年を迎えられたこと、心よりお祝いいたします。
あの東日本大震災津波からまもなく10年を迎えようとしております。当町ではかつてないほどの甚大な被害を受け、当町の町長をはじめとする1286名の尊い命が奪われました。インフラは完全に破壊され、また庁舎も被災をし、あらゆるシステムが機能せず、資料も文書もなにも手元にないという厳しい現実が目の前に突き付けられました。想像を絶する緊急応急対応や、気が遠くなるような膨大な復旧復興関連業務に向き合い、終わりが見えない日々が続きました。被災者を支援しなければならない多くの職員が、家族を失い、家を失い、自らが被災者であるにもかかわらず、昼夜を問わず被災者支援に埋没していかなければならない、異常な、非常な状態でありました。
そのような中、富田林市の皆様からは震災直後より物資、及び給水支援、そして平成23~27年にかけては4名の職員を派遣いただき、復興の加速化に大きく貢献をいただきました。さらには平成28年台風10号の襲来時においても、土嚢や給水袋、ブルーシート等のご支援をいただいております。
また、当町の菊池妙さんが、平成23年10月に自宅の玄関先で発見した奇跡の復興米を、富田林市でも栽培されており、毎年、当町の給食センターに新米を寄贈いただいております。今年も11月26日の給食において、大槌学園、吉里吉里学園の児童生徒に奇跡の復興米が提供され、おいしくいただいたところでございます。このように富田林市の皆様方には、物心両面から心あたたまる多大なご支援をいただいており、感謝の念にたえません。
おかげさまをもちまして、当町の復興事業も、現在、最終段階を迎えております。昨年までに、自立再建の柱となる、土地区画整備事業や、防災集団移転促進事業による宅地整備、876区にもおよぶ、災害公営住宅の建築が完了し、本年3月には、応急仮設住宅の供用も終了しております。
この10年間、大槌町の復興は、各方面より多大なご支援とご協力をいただきながら、町民の皆様と一丸となって進めてまいりました。これからも皆様への感謝を忘れることなく、一日も早い復興まちづくりの完遂にむけ、ワンチーム大槌で取り組んでまいる所存であります。
結びに、今回の協定締結を契機に、両市町の絆をより一層強固なものとし、富田林市の皆さまの益々のご健勝と両市町のさらなる発展を祈念しまして締結式にあたっての挨拶とさせていただきます。

協定締結

協定書にサインをする市長
協定書に署名
協定書を見せ合う市長と町長
協定の締結

写真撮影

協定書を持っての記念撮影
画面越しに協定書を持っての記念撮影
モニター越しに握手をする市長と町長
画面越しに握手をする両市町長
モニター越しに握手をする市長と町長
大槌町のマスコットキャラクター「おおちゃん」を抱くとっぴーと一緒に記念撮影

「子どもプログラム~つなごう未来に~富田林市と大槌町の絆」

開式、挨拶

開会二部子どもプログラム開会の様子
子どもプログラムの開式
あいさつをする市長
市長、副市長、教育長の紹介

合唱 富田林市少年少女合唱団

ひょこりひょうたん島を歌う少年少女合唱団ひょこりひょうたん島を歌う少年少女合唱団ひょこりひょうたん島を歌う少年少女合唱団ひょこりひょうたん島を歌う少年少女合唱団ひょこりひょうたん島を歌う少年少女合唱団
富田林市少年少女合唱団の合唱

大槌町への応援メッセージ朗読

大槌町への応援メッセージを読む児童大槌町への応援メッセージを読む児童
「私は、毎年子ども会で奇跡の復興米の稲を育てています。また、大槌町を題材とした「にわか」にも参加しました。それらに関することで防災の大切さを学び、伝えていくことが大切だなと思いました。これからも大阪から応援しています。」

大槌町への応援メッセージを読む児童大槌町への応援メッセージを読む児童
「私は、今年5年生になるので復興米の田植えをする予定でした。震災で被災した大槌町で見つかった復興米のことをもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。みんなが笑顔になれるようなお米を作ります。」

大槌町への応援メッセージを読む児童大槌町への応援メッセージを読む児童
「僕はこの子どもプログラムを通じて、震災や復興に対して、もっと知識を深めて、それをみんなに伝えていきたいです。そして、震災復興の上で、僕たちにできることを考えていきたいです。一日も早く、大槌町に笑顔があふれますように。」

大槌町への応援メッセージを読む児童大槌町への応援メッセージを読む児童
「震災から今日まで、私が想像できない苦しい経験からの九年だったと思います。少しずつ、日常生活が普通に楽しく暮らせているのならば、私は嬉しいです。これからももっと良くなっていくと思うので、元気でいて下さい。大阪から応援しています。」

平野大槌町長講話「大槌町の復旧・復興について」

平野大槌町長の講話の様子平野大槌町長の講話の様子平野大槌町長の講話の様子
平野町長講話「大槌町の復旧・復興について」平野町長講話資料 [PDFファイル/7.69MB]
平野大槌町長の講話の様子平野大槌町長の講話の様子
吉村市長よりメッセージ

写真撮影

児童との集合写真
大槌町へメッセージを届けた児童4名との記念撮影
合唱団との集合写真
富田林市少年少女合唱団との記念撮影
全員での集合写真全員での集合写真集合写真撮影の様子
参加者全員での記念撮影

関連ページ

ウェブ式典ごあいさつ

令和二年度市表彰受賞者

市制施行70周年感謝状受賞者

姉妹都市等からのメッセージ

みなさんの声を聞かせてください

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