明日は、令和4年6月に発生しました本市2歳女児死亡事案から2年の月日を迎えます。
この間、私をはじめ職員一人ひとりが本事案を重く受け止め、決して忘れることなく、二度とこのような痛ましい死亡事案を発生させないとの強い思いで、人員体制・アセスメント力・関係機関との情報ネットワークの強化をはじめ、大阪府下では初となる「見守りおむつ定期便事業」など訪問型の支援にも全力で取り組んできました。
児童虐待相談対応に関する対策はしっかりとやっていく、これは当然でありますが、子育てしていく中でこどもや保護者を孤立させないこと。そのために、行政機関に求められる役割や連携について、市役所職員全員が意識を高め、こどもや保護者目線で向き合い関わっていくことが何より重要であると感じています。
本市では、こどもたちへの最善の利益という観点で、「こども誰でも通園制度」の試行的実施や「こどもの権利条例」の制定に向けた取組を開始するなど、こども・子育て支援施策の充実に向けて様々な事業に全力で取り組んでまいります。
本事案を風化させず二度と痛ましい死亡事案が起こらないように引き続き市一丸となり、全力で再発防止等に努めてまいります。
令和6年6月28日
富田林市長 吉村善美