令和7年がスタートしました。あけましておめでとうございます。
今年は巳年です。巳は、生命力から「不老長寿」を象徴する動物とされ、「努力を重ね、物事を安定させていく」幸運の象徴とされております。
皆様にとりまして、幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。
さて、今年は、市長として、2期目の折り返しの年となります。
市民の皆様とお約束いたしました4本柱の政策を前へ前へと着実に進めてまいります。
特に、戦後80年、阪神淡路大震災から30年の節目の年となります。
平和の大切さや戦争体験、震災から得た教訓を次の世代に繋いでいく取組みや、地域福祉の推進、人権尊重へのまちづくりにしっかりと取り組んでまいります。
また、重点施策の「すべてのこどもをみんなで応援するまちづくり」の実現に向けては、富田林版「こどもまんなか社会」を一層推進し、こどもの権利条例の制定等、こども子育て支援の取組みを加速化させてまいります。
次に、市民協働のまちづくりについては、校区交流会議プログラムの発展や地域防災活動、文化芸術活動・市民スポーツの推進、並びに子ども食堂等への助成に加え、元気なまちづくりモデル事業の促進等、市民公益活動を積極的に応援してまいります。
また、市民皆様が富田林市に誇りや愛着をもっていただける取組みとして、本市の魅力であります豊かな自然、歴史、農業や産業をPRできるよう、アプリ等の運用を充実するとともに、文化芸術振興や市民スポーツの推進にも積極的に取り組んでまいります。
更に、皆様にご期待いただいておりますサバーファームのリニューアルオープンや金剛地区の再整備、新庁舎建設の本格化に向けて、直実に事業を進めてまいります。
次に、今年4月には、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪関西万博が開催されます。
ぜひ、こどもたちには、万博会場で国際社会の未来イメージを感じる体験をしてほしいと強く思っており、市独自でも無料招待の実施やこどもたちが安全に会場まで移動できる手法も検討しております。
併せて、万博には世界160か所の国と地域が参加し、2820万人の来場者が想定されております。
本市にとりましても観光誘客の最大のチャンスととらえ、大阪ウィーク等イベントへの積極参加や本市の魅力を満載にした観光ツアーのPRにも力を入れていきます。
まちは、市民と行政の協働による創造物です。富田林市は、もっともっと良いまちになります。
市民の皆様とともに力を合わせ、「人とまちがにぎわい、こどもたちをはじめすべての市民の笑顔があふれる、麗しの富田林」を創っていくために、かつての時代の成功体験に拠ることなく、一つひとつ未来に向かって、本年も粉骨砕身、フットワーク軽く、全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様のご支援とご協力を心からお願い申し上げまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。
令和7年1月6日
富田林市長 𠮷村善美