明後日は、令和4年6月に発生しました本市2歳女児死亡事案から3年の月日を迎えます。
この間、私をはじめ職員一人ひとりが本事案を重く受け止め、決して忘れることなく、二度とこのような痛ましい死亡事案を発生させないとの強い思いで、人員体制・アセスメント力・関係機関との情報ネットワークの強化をはじめ、大阪府下初となる見守りおむつ定期便事業、こども誰でも通園制度の試行的実施、地域の身近な相談窓口である地域子育て相談機関の設置など、本市のすべてのこどもと子育て世帯に寄りそった支援に全力で取り組んできました。
児童虐待相談対応に関する対策はしっかりとやっていく、これは当然でありますが、子育てしていく中でこどもや保護者を孤立させないこと。そのために、行政機関に求められる役割や連携について、市役所職員全員が意識を高め、こどもや保護者目線で向き合い関わっていくことが何より重要です。
今後も、子育て環境のさらなる整備や支援策の充実を通じ、市民に優しく寄り添う行政を実現していく所存です。
本事案を風化させず二度と痛ましい死亡事案が起こらないように引き続き市職員を始め関係機関が一丸となり、全力で再発防止等に努めてまいります。
令和7年6月27日
富田林市長 吉村善美