敬老の日を迎えるにあたり、皆様のご長寿を心よりお慶び申し上げます。
また、ご家族や社会のため、長年ご尽力いただいている皆様に心より敬意と感謝を表します。
さて、今年は戦後八十年という節目の年です。
今日の日本の平和と繁栄が、戦争で亡くなられた多くの方々の尊い想いと、ご遺族の皆様のご苦労の上に築かれていることを改めて深く胸に刻んでおります。
そして現在、ここ大阪の地では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに「大阪・関西万博」が開催されています。
万博のシンボルである大屋根リングの中には、世界中の国と地域が集まり「多様でありながら、ひとつ」という理念のもと、各国の文化や価値観を尊重することで 国際理解を深める場となっており、こうした取り組みは 恒久平和の実現に大きな役割を持つと感じています。
また、「いのち輝く未来社会」には、一人一人が自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できる社会をめざす思いが込められています。
皆様方が今日まで紡いでくださった歴史・経験・知恵はまさに「いのち輝く未来社会」を形成する大切な礎です。
本市といたしましても、これまでの皆様方の歩みを受け継ぎ、誰もが「富田林に生まれて良かった、暮らして良かった、長生きして良かった」と思えるよう活力ある地域づくりをさらに推進してまいりたいと考えております。
結びに 皆様のこれからも続く長い人生が、健康で、活力に満ち、そして何よりも幸せで笑顔あふれる日々となるようお祈り申し上げます。
令和7年9月1日
富田林市長 吉村善美