東奔西走（令和2年5月号）

4月7日発令されました「緊急事態宣言」が5月25日全国的に解除され、自粛要請が段階的に緩和されることになりました。この間、新型コロナウイルスによるまさに災害というべき事態の中、本市としても初の二交代制勤務のもと、職員一丸となって新型コロナウイルス対策に取り組んでまいりました。

そして、すべての市民の皆様のご努力とご協力によって、第1波の感染拡大を抑えることができ、心から御礼を申し上げます。また、感染リスクに立ち向かい、私たちの社会生活を守っていただいているエッセンシャルワーカーの皆様に敬意と感謝を申し上げる次第です。

さて、長引く自粛生活で健康や暮らし、生活への不安等を抱えておられる市民の皆様が大変多くおられることと思います。本市といたしましても、高齢者の皆さまや医療従事者・介護施設等へのマスク等の配布、水道基本料金の減免、学校再開後の小学校給食費支援、ゴミ出し支援、大学生支援、児童扶養手当受給世帯への1世帯5万円を支給するという市独自策を実施しています。また、自粛期間中、表面化しにくかった不安や課題、また未来への課題にしっかり向き合っていかなければならないと考えています。新たな支援策実施についても、今後の状況を注視しながら、鋭意検討しているところです。

今後、全国規模の第2波第3波の感染拡大の懸念もありますことから、市民の皆様には、感染防止の3つの基本（身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い）等にご留意いただき、「新たな生活様式」を実践していただくとともに、時節柄、熱中症にも十分ご注意いただきますようお願いいたします。

最後になりますが、日々市民の皆様や事業者様から寄せられますマスクや消毒液、応援メッセージを施したのぼり等々の支援物資のご寄贈に心から感謝を申し上げます。今後とも、すべての市民の皆さまとともに、1つの「チームとんだばやし」となって、危機を乗り越えてまいりたいと考えておりますので、引き続き皆さまのご理解とご協力を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。