7月に入ってから、東京都・大阪府をはじめ全国的に新規感染者数が増加しています。大阪府内では、22日以降、100人を超える日や40代以上の占める割合も増加傾向にあり、重症化リスクの高い方への感染が懸念されるところです。
このような中、第2波の影響をできるだけ小さくおさえるためには、皆さまの行動が何よりも大切です。市民の皆さまにおかれては、これまで同様、こまめな手洗いや咳エチケットの徹底、3つの密(1.換気の悪い密閉空間、2.多数が集まる密集場所、3.間近で会話や発声をする密接場面)を避けるなど、感染症対策に努めていただきますよう、改めてお願い申し上げます。
本市におきましては、コロナ禍をともに乗り越える「富田林版応援施策」として、「未来につなぐ富田林市事業者応援金」、「キャッシュレス決済消費喚起事業」、「新生児給付金支給事業」、「市立中学校での給食無料チケット(仮)の配布」、「感染症対策備品の配備」などの実施を決定しました。
ワクチンや治療法が確立されていない現状では、新型コロナウイルスへの対応は長期に渡ることが予想されます。市民の皆さまお一人おひとりの行動が、ご自身、大切な人を守り、社会を守ることにつながります。
心をひとつにして、コロナをのりこえましょう。
内閣府は、全国自治体によるSDGsの達成に向けた取組を公募し、優れた取組を提案する都市を「SDGs未来都市」として毎年30事業程度選定し、その中でも特に先導的な取組について、「自治体SDGsモデル事業」として10事業程度選定されています。この度、富田林市の提案が採用されることになり、大変光栄に思っています。
本市の提案は、「健康」をテーマとした「富田林発!「商助」によるいのち輝く未来社会の実現プロジェクト」であります。新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が続いておりますが、地域で活躍されている市民・団体・学生や企業などの皆さまと一緒にプロジェクトを進め、SDGsの実現と、「ひと」と「まち」の「健康」に繋げてまいります。(例年ならば、首相官邸で安倍内閣総理大臣から選定証授与式が開催されていたそうですが、今年はコロナ禍で中止となりました)
今年度より「福祉なんでも相談」窓口を市庁舎内に設置し、市民の皆さまの様々な相談を受け止め、包括的な支援を横断的に行えるよう、体制を整えてまいりました。加えて、小学校区ごとに取り組まれている「校区交流会議」のさらなる発展を目指し、先日16名の「校区担当職員」を任命するとともに、推進担当員を配置しました。今後は、社会福祉協議会の皆さまと共に、増進型地域福祉のまちづくりの中心的な役割を担ってくれることと期待しています。
また、増進型地域福祉の推進を行財政改革の一環として捉え、市役所がこれからどうあるべきか、地域とどう向きあうべきかなど、様々な課題をほりさげ、10年後、20年後の富田林が目指すまちづくりを全庁的に進めてまいります。