阪神・淡路大震災から28年目の日を迎えて

​本日、1月17日。多くの尊い命、住み慣れた街並みや暮らし、そして大切なものを一瞬にして奪い去った阪神・淡路大震災から28年目を迎えました。
富田林市民を代表して、お亡くなりになられた皆様並びにご家族に心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。

28年の歳月が流れ、震災を経験していない、知らない国民が増えていくなかで、復旧・復興のために、心をひとつに歯を食いしばって頑張ってこられた被災者の皆様の記憶や行動、経験を風化させてはなりません。
被災を免れた私たちこそが、富田林市民、そして次の世代に「生きていることの素晴らしさ」「思いやり・支え合いの心」「震災の教訓」などを語り継いでいくことが大切です。

昨今の集中豪雨などによる自然災害、近い将来、発生が予測される南海トラフ巨大地震、また、今なお闘いが続いております新型コロナウイルス感染症など、私たちの日常を脅かす災害と常に隣り合わせにあることを強く心に留め、助け合いと支え合いの富田林づくりを一層進め、防災・減災対策、さらには感染症対策に万全を期し、市民の皆様の命と健康を守ることに全力を尽くしてまいります。

阪神・淡路大震災から28年目の日を迎え、私の決意といたします。

令和5年1月17日　

富田林市長　𠮷村　善美