東奔西走（令和元年11月号）

「市民とともに、市民が幸せになる、市民本位の市政」をめざして、皆様方よりご信任をいただきまして、富田林市長に就任させていただき、7か月目になりました。富田林市に「生まれて良かった」、「暮らして良かった」、「長生きして良かった」と心から思っていただけるまちづくりを、皆様とご一緒に進めてまいりたいと思いますので、今後ともの、ご指導ご鞭撻を心より、お願い申し上げます。

今後、私の所感を『東奔西走』として、ウェブサイトに記載いたしますので、お読みくだされば幸いです。

市表彰式を開催しました　～市の発展にご貢献頂きました皆様に感謝申し上げます～

11月3日、「令和元年度富田林市表彰式」を開催し、有功賞（3名）、自治振興功労賞（12名、1団体）、教育文化功労賞（7名）、公安防災功労賞（2名）、産業振興功労賞（3名）、福祉衛生功労賞（10名、2団体）、善行賞（1名）の方々を表彰しました。

各分野における輝かしいご功績とご努力に対しまして、心から感謝を表します。

また、式典で市民憲章の朗読をしてくれたのは、藤陽中学校の生徒さんです。

「わたしたちの富田林市は、石川のほとりに、古い歴史と伝統を育んできました。この伝統の上に、ひとりひとりの知恵と創造をつみあげ、自然にめぐまれた近代的な都市にするため、みんなで市民憲章を守りましょう。」

凛とした朗読に感動し、富田林の未来に思いを馳せました。

来年、市制施行70周年を迎えます　～市民の皆様と一緒に、富田林の「理想の未来予想図」を描きます～

「まちは、市民と行政の協働による創造物」です。皆様のご活動から学ぶたびに、そう思います。就任早々、16小学校区の通学路安全点検もかねて、「子ども見守り隊」すべてに訪問いたしました。暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も、毎日毎日活動してくださる「子ども見守り隊」。「毎日ここ立って、もう15年になりますかな。」、「孫のような生徒に、元気をもらっているのは、こっちのほうですわ。」、「おはよう！」、「いってらっしゃい！」のお声は胸に残ります。お年寄りが孤立しないようにと活動される「配食ボランティア」。地域老人クラブのご活動。地域スポーツ活動。市民文化活動・・・。就任以来、できる限り参加させていただきましたが、「他思力」「他喜力」、「富田林愛」皆様の行動で富田林市は支えられていると痛感します。私は、皆様の熱い思いをカタチにするために、頑張ってまいります。

さて、来年は富田林市が市制施行して70周年という記念すべき年を迎えます。この70周年を、市の魅力を再発見、再認識し、ふるさとへの愛着を育み、若者やこどもへとつなぐ、理想の未来予想図を描くことができる年とするために、さまざまな企画を考えています。

先日、「来年秋、ＮＨＫ朝ドラは『おちょやん』」と報道されました。ヒロイン役は女優の杉咲花（すぎさきはな）さんで、主人公・千代のモデルは、喜劇女優浪花千栄子（1907～73年）さんです。貧しい家庭に生まれた千代が、道頓堀の芝居茶屋で奉公するうちに女優を志し、奮闘する姿が描かれる朝ドラだそうです。その浪花千栄子さんは、なんと、富田林市出身の方です。富田林市にとっては朗報です。富田林市には、この浪花千栄子さんはじめ、学者、文化人、経済界、スポーツ、芸能など、多方面で活躍されてきた方、そして、今、現役で活躍されている方が、たくさんおられます。その方々の功績と思いを共有しながら、富田林市民、若者が夢と希望を育める70周年にしたいと思います。