市民の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、今日まで様々な形で多大なご協力をいただき、心より御礼申し上げます。お陰をもちまして、過去最大の感染拡大期となった第3波において、再度発せられた「緊急事態宣言」が昨日、2月28日をもって解除されました。
しかしながら、感染の再拡大「リバウンド」を生じさせないためには、今からの私たちの行動がとても大切です。自分自身や、大切な人の命を守るために、特にこれからの時期、歓送迎会、謝恩会、花見での宴会などは極力控えて下さい。そして、これまでと同様に「感染しない行動」「感染させない行動」として、マスクの着用、手洗いの徹底、不要不急の外出の自粛、「密集・密接・密閉」の場所を可能な限り避けていただくなど、基本的な感染防止対策の継続をお願いいたします。
さて、本市では、コロナの対策の切り札と期待されますワクチン接種について、富田林医師会をはじめ医療関係者の方々と協議を重ねていますが、現在の状況について、皆様に、お知らせいたします。
既に報道でもありますように、現在、医療従事者への接種が始まっており、4月以降は65歳以上の高齢者の方への接種が開始されます。
先般、ワクチンの出荷について国から発表がありました。出荷時期については4月以降、順次、都道府県に届けるとのことですが、当初は供給量が非常に少なくなるようです。今後の状況についても不確定な要素がありますが、本市では、現時点において、集団接種と高齢者施設などへの巡回接種を行う予定をしています。集団接種の会場は、「すばるホール」と「PL錬成会館」の二か所とし、本市と、河南町、太子町、千早赤阪村と合同で行います。
高齢者施設などに入所中の方については、医師会で巡回チームを編成し、各施設を回る「巡回接種」を予定しています。
なお、新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種は、強制ではありません。接種を受ける人の同意がある場合に限り接種を受けていただきます。
本日3月1日(月曜日)から、新型コロナワクチン接種の手続きに関するご相談をお受けするために、電話コールセンターを開設しました。
今後、ワクチンの供給状況に応じて接種を進めてまいりますが、不確定要素も多く、接種券や予診票の送付など詳細は決まり次第、改めてお知らせさせていただきますので、どうかご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。「ワクチンで、笑顔の日常、取り戻そう」を合言葉に、皆さまと心をひとつにして、コロナ禍を乗り越えていきたいと思います。
令和3年3月1日
富田林市長 𠮷村善美