小学校・中学校のみなさん、1学期も折り返しの6月、暦の上で、季節は夏になりました。緊急事態宣言の中ですが、学校の運動場や校庭から、元気よく走り回る、にぎやかで元気なみなさんの姿や声が聞こえてきます。一人に1台のタブレットを使った授業でも、みなさんが、楽しそうに、意欲的に取り組んでいる姿を見て、安心しています。1年前は、学校は臨時休業となり、行きたくても行けない状態が続いて、つらい思いをしましたね。当たり前に学校に来ることが出来て、当たり前に友達とも話が出来る、そんなことをあらためて、うれしく思います。きっと、みなさんが、日々、手洗いやマスクをし、感染対策をしっかりやってくれたおかげだと思っています。
この度、まだまだコロナウイルス感染症拡大がおさまらず、また再び、緊急事態宣言が延長されることになり、心を痛めているところです。
富田林市でも、お医者さんや看護師さんなどの医療関係者の方々の協力を得ながら、コロナウイルスに打ち勝つため、「ワクチンで、笑顔の日常取り戻そう」という合い言葉のもと、ワクチン接種が始まっています。多くの人にワクチン接種をしていただけるよう、市役所の職員も、みんなで力を合わせて取り組んでいます。
先日、ワクチン接種の会場に、みなさんからの励ましの、温かい思いを感じられる「寄せ書き」を頂きました。医療関係の方々、お世話をしている職員のみんなも、その「寄せ書き」に寄せられた小中学校のみんなの温かい励ましに元気づけられています。また、ワクチン接種にきていただいた市民の方からも、「待合で見た小中学生からのメッセージには感激しました」という声も頂きました。「チーム富田林」として、すべての市民が力を合わせて、この苦しい状態をのりきっていけたらと思います。
これからも、しばらくはこの状態が続きますが、みなさんも、自分や友達を思いやる気持ちを大切に、日々の感染対策も大切にしながら、「チーム富田林」として乗り切っていけたらと思います。また、困ったことあれば、どんなことでも、学校の先生に相談してくださいね。富田林市のわたしたちも、応援しています。
教職員のみなさん、感染拡大が鎮まらない中、引き続き緊急事態宣言が継続されることになりました。昨年度の教訓から、学校の臨時休校は回避され、学校教育活動は継続されることとなりましたが、様々な教育活動が制限されています。目に見えないウイルスとたたかうため、日々の感染対策もさることながら、「チーム学校」の英知を寄せ合いながら、心を一つにして、子どもたちと教育活動を進めていっていただていることに敬意と感謝を申し上げます。
みなさんの教育現場を支えるため、富田林市としてできる限りの支援をしていく所存です。この難局を「チーム富田林」として乗りきっていけたらと思っています。
令和3年6月1日
富田林市長 吉村善美
富田林市教育長 山口道彦